事業概要
大学コンソーシアム京都では、大学教職員のFDに対する意識を高め、大学教育の改善に資することを目的として、1995年から①FD活動の普及、②大学教育、授業改善に関する実践・研究報告、人的交流の場の提供、③京都におけるFD活動の情報発信をテーマに、毎年FDフォーラムを開催しています。全国から多数の大学教職員や教育関係者等に参加いただいている大規模FDイベントです。
開催概要
第29回FDフォーラム
- メインテーマ
- DX・AI時代の高等教育のゆくえ
- 日 時
- 2024年2月23日(金・祝)・24日(土)
- 会 場
- キャンパスプラザ京都 または オンライン(Zoom)
- 主 催
- 公益財団法人 大学コンソーシアム京都
第29回FDフォーラムリーフレットはこちらからダウンロードいただけます
スケジュール
日程 | 時間 | 内容 |
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2月23日(金・祝) | 10:00~12:00 | 第1分科会~第4分科会 |
14:00~16:00 | シンポジウム | |
16:30~18:00 | ポスターセッション ※情報交換会は同会場で行います(~18:30) |
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2月24日(土) | 10:00~12:00 | 第5分科会~第8分科会 |
14:00~16:00 | 第9分科会~第12分科会 |
シンポジウム
シンポジウムの詳細はこちらからご覧いただけます。
シンポジウム
2月23日(金・祝)14:00~16:00
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学びの連続体へのまなざし
~生成系AIへの耐性・代替不可能性を求めて~ 定員 対面:230名(加盟校優先定員:140名)
オンライン:1000名(加盟校優先定員:600名)
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教える(Teaching)から学ぶ(learning)へのパラダイム転換を指摘したBarrとTaggによる論文が公開された1995年、大学コンソーシアム京都では東京大学出版会による『知の技法』を手がかりに第1回のFDフォーラムを開催した。あれから約30年、生成系AIの台頭により、改めて学びの場のあり方への問い直しが必要とされている。短期大学と四年制大学、初等教育・中等教育から高等教育へ、さらには教養教育と専門教育、学部と大学院、大学と地域など、学びのコミュニティにおけるいくつかの連続体に関心を向け、生成系AIと共生という観点でのAI耐性を携えつつ、AIでは代替不可能な学びの場の担い手像に迫る。
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分科会
全分科会の概要はこちらからご覧いただけます。
※複数の分科会にお申込みいただけますが、開催時間が重なっている分科会にはお申込みいただけません。
※オンライン参加の方は、リーフレットに掲載している各分科会概要の「オンライン参加補足」を必ずご確認ください。
日程 | 時間 | 分科会 | 分科会タイトル | 定員 (加盟校 優先定員) |
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2月23日(金・祝) | 10:00~ 12:00 |
第1分科会 | 身構えないで学べる授業環境の構築を目指して | 対面80(50) オンライン270(160) |
第2分科会 | 大学教育の起爆剤?!アカデミックDX | 対面80(50) オンライン270(160) |
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第3分科会 | 大学教育におけるAIの活用ならびにその弊害 | 対面140(80) オンライン270(160) |
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第4分科会 | 大学における自校教育の効果と課題 | 対面24(14) オンライン270(160) |
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2月24日(土) | 10:00~ 12:00 |
第5分科会 | ことばの教育はいかに変わる”べき”か | 対面80(50) オンライン270(160) |
第6分科会 | 「ケア」に直面する学生を支えるために | オンライン270(160) | ||
第7分科会 | 大学授業でICTでALしよう! | 対面140(80) オンライン270(160) |
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第8分科会 | 生成AIと人類の未来: 技術、教育、魂、共存の可能性 | オンライン270(160) | ||
14:00~ 16:00 |
第9分科会 | 授業評価アンケートの自由記述の自動分類とその応用 | 対面30(18) | |
第10分科会 | どないします?これからのキャリア教育と就職支援 | 対面32(20) オンライン270(160) | ||
第11分科会 | 学習指導要領が変わると大学教育も変わる? | 対面140(80) オンライン270(160) | ||
第12分科会 | “人・AI新世”の時代の学びとその支援 | オンライン270(160) |
ポスターセッション
大学コンソーシアム京都加盟校の教職員・学生が実施する、特色ある教育に関する取り組みを発表します。
ポスターセッションは、対面のみでの開催となります。
発表ポスターの概要は、随時更新いたします。
日程 | 時間 | 大学名 | テーマ |
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2月23日(金・祝) | 16:30~ 18:00 |
京都産業大学 | グローバルコモンズ学生ボランティアスタッフ「LINK」実践報告 ~学生主導の語学イベントを通じた学生スタッフの経験と学び~ |
京都産業大学 | 学生ファシリテータの考えから調べる活動意義 | ||
京都華頂大学・ 華頂短期大学 |
初年次教育における課題と今後の展望 -大学生活スタートブック改訂に向けてー | ||
京都薬科大学 | Excelオンラインを用いた初年次基礎科学実習における実習支援の取り組み | ||
京都文教大学 | 高校生の自己分析と進路選択に寄り添う新たな入試前プログラム 「進路探求プログラム」の意義と課題 |
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京都外国語大学・ 京都外国語短期大学 |
京都外国語大学コミュニティ通訳の取り組みと今後の課題 | ||
京都ノートルダム 女子大学 |
授業ツールという観点で見るメタバースの可能性~高大連携授業やオンデマンド授業における実践事例 | ||
大谷大学 | ハイブリッド授業(オンライン&教室)とワークショップ型授業の試み ―zoom とボランティア講師を体験して― |
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京都女子大学 | 司書課程の学びを活かしたローカルウィキペディア記事の執筆 -主体的に選択し、客観的に記述する- |
情報(名刺)交換会
日程:2月23日(金・祝)16:30~18:30
ポスターセッションと同会場で情報(名刺)交換会を開催いたします。 シンポジウム・分科会にお申込みいただいた方はどなたでもご参加いただけます。 事前のお申込みは不要です。是非お気軽にご参加ください。
実施報告
第29回FDフォーラム 報告集 【詳しくはこちらから】
第29回FDフォーラムは、2024年2月23日(金・祝)、24日(土)の2日間にわたり、「DX・AI時代の高等教育のゆくえ」をメインテーマに、対面とオンライン併用で開催しました。
大学コンソーシアム京都主催のFDフォーラムは、高等教育の質向上と、京都からのFD活動の情報発信を目的に1995年より開催し、今年度で29回目となります。
今回は、生成AIを効果的に利活用する時代、何よりコロナ禍でのオンライン授業の展開をはじめとしたDXの経験への学び直しが重要、という問題提起を行い、学びの場(大学と地域)、学校の種別(初等・中等・高等教育、短期大学と大学、学部・修士・博士、など)、それぞれの連続性をいかに担保して学習環境をデザインできるかについて、各大学の取組みや実践が報告されました。
2日間を通して、12の多様なテーマの分科会、シンポジウム、ポスター発表および情報交換会を開催しました。
全国から468名の大学教職員や教育関係者等が集い、成果報告や実践を共有し、活発な意見交換を行いました。
初日に開催されたポスターセッションでは、大学コンソーシアム京都加盟校から計9件の教育実践事例の発表が行われました。発表者42名を含む134名が参加し、活発な質疑応答が繰り広げられました。また、同会場で情報交換会を同時開催し、参加者同士の交流の場となりました。
各方面から多彩な報告者を迎え、12の分科会を開催しました。今年度は、前年度までのオンライン中心の開催から、対面とオンライン併用での開催に切り替え、参加者との活発な議論を交えながら、2日間にわたって充実した企画を展開することができました。チャット機能や、質問フォームを活用し、登壇者とオンライン参加者との有意義な交流が行われました。
シンポジウムは、「学びの連続体へのまなざし~生成系AIへの耐性・代替不可能性を求めて~」と題し、今村正治氏(佐賀女子短期大学 学長)、上田紀行氏(東京工業大学 副学長)、堀江未来氏(立命館大学 グローバル教養学部 教授/立命館小学校 校長)の3名にご登壇いただきました(コーディネーター:山口洋典氏(立命館大学 共通教育推進機構 教授))。多岐にわたる観点からの報告の後、全体討議では、コーディネーターによる進行のもと、可能な限りのコメントや質問に応答され、白熱の2時間となりました。
ポスターセッションの会場には、分科会の登壇者の参加も見られ、同会場で情報交換会を同時開催し、発表者だけでなくフォーラム参加者同士の交流を深めました。
お問い合わせ先
公益財団法人 大学コンソーシアム京都 FDフォーラム事務局
TEL:075-353-9163 FAX:075-353-9101
E-mail:fdf■consortium.or.jp(■を@に変えてください)
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜 9:00~17:00(年末年始を除く)