大学コンソーシアム京都の使命

理事長挨拶

小原理事長

 京都は、数多くの大学・短期大学が集積する「大学のまち・学生のまち」です。その特性を活かし、京都市と大学、産業界を中心とした産学公の連携により、1994年に全国初の大学連携組織である「京都・大学センター」が設立されました。以来、単位互換事業やインターンシップ事業などの基幹的取組に加え、京都世界遺産PBL科目や地域連携事業など、全国に先駆けた取組を実施しています。2010年には公益財団法人に移行し、設立から30年が経過した現在、46の大学・短期大学に加え、地方自治体・経済団体が参画する全国最大規模のコンソーシアム組織に発展しています。

 コロナ禍を経た昨今、デジタル技術の飛躍的な進歩、Society5.0時代の進展、グローバル化のさらなる進行、18歳人口の減少など、私たちを取り巻く社会環境はかつてないスピードで目まぐるしく変化しています。こうした中、大学・短期大学には、働く世代を対象とする「リカレント教育」の推進や留学生の受入れの拡充、地域との連携推進拠点として人生100年時代における「生涯にわたる学びの場」の創出などに大きな期待が寄せられています。各大学・短期大学が、それぞれの「個性」と「特色」を活かした多様で柔軟な取組を展開するとともに、京都地域の魅力向上のため、大学間連携組織として大学コンソーシアム京都が果たすべき役割はコロナ禍前に比べより重要になっています。

 これからも、大学コンソーシアム京都では、加盟校・加盟団体、学生及び市民の皆様のニーズを的確に捉え、「大学間連携・地域振興の核となるプラットフォーム」の実現を目指し、「大学のまち京都・学生のまち京都」の発展に資する事業を推進します。

公益財団法人 大学コンソーシアム京都
理事長   小原 克博

財団が目指すもの

  • 京都地域の大学間連携と相互協力を図り、加盟大学・短期大学の教育・学術研究水準向上とその成果の地域社会、産業界への還元をします。
  • 地域社会、行政及び産業界との連携を促進し、地域の発展と活性化に努め、京都地域を中心とした高等教育の発展と社会をリードする人材を育成します。

設立趣意

京都は大学が多数集積しており、歴史的にも大学都市として発展し、学術研究・文化芸術活動等を通じて、大学と地域社会及び産業界の繋がりや大学相互の結びつきが育まれている。

学術の進展、技術革新による産業構造の変化、国際化・情報化の進展等によって社会が大きく変化を遂げつつある今日、大学はあらためてその存在意義を問われている。大学教育に対する社会の期待や学生ニーズの多様化にさらに対応していくためには、大学、地域社会及び産業界との連携や大学相互の結びつきをより一層深めていくことが必要である。

このような中にあって、財団法人大学コンソ-シアム京都は、大学、地域社会及び産業界との協力による大学教育改善のための調査研究、情報発信交流、社会人教育に関する企画調整事業等を行い、これらを通じて大学と地域社会及び産業界の連携を強めるとともに大学相互の結びつきを深め、教育研究のさらなる向上とその成果の地域社会・産業界への還元を図る。

本財団は、このような活動を通して、我が国の学術研究と高等教育の発展に寄与するものである。

財団法人設立認可/1998年3月19日 主務官庁/文部科学省 基本財産/1億円
公益財団法人移行/2010年7月1日 主務官庁/内閣府

参考 沿革

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