2018年度 第21回京都国際学生映画祭

事業概要

 京都国際学生映画祭は、京都を中心とする関西圏の大学生が主体となり企画・運営を行う日本最大の国際学生映画祭で、今年度で第21回を数えます。学生が制作した自主映画を世界各地より集め、実行委員が審査をし、上映する機会を学生が作り出し、未来の映画人を担う人材・才能の発掘を目的としています。
 京都は、歴史的に見ても日本映画黎明期の文化遺産を現在も継承する「映画のまち」であり、京都市の人口の1割を学生が占める「大学のまち・学生のまち」でもあります。本映画祭では、多くの可能性に満ちた世界の作品の中から映画に新たな領域を加え得る才能を発掘・紹介することで、国際交流や相互理解の場を創出し、京都の活性化をめざしています。

開催概要

タイトル画像

コンセプト『不易流行・四海兄弟(ふえきりゅうこう・しかいけいてい)』

20年の伝統をもつ日本最大の国際学生映画祭として、国内作家や海外作家の交流の場を創出し、未来に羽ばたく才能の発掘につなげる。
また、可能性に満ちた多くの作品のさらなる魅力を伝えられるよう実行委員の育成にも注力し、第21回という新たな幕開けにふさわしい映画祭を目指す。

第21回京都国際学生映画祭

◆◆ 公式Webサイトはこちら ◆◆

日程:
2018年11月27日(火)~12月2日(日) ※最終日に授賞式
会場:
京都文化博物館フィルムシアター (京都市中京区三条高倉)
料金:
  1DAY パス ALL DAY パス
一般 1,000円 2,000円
学生(高校生以上) 800円 1,800円
中学生以下 無料 無料
主  催:
公益財団法人 大学コンソーシアム京都
共  催:
京都文化博物館
企画運営:
第21回京都国際学生映画祭実行委員会
運営支援:
京都国際学生映画祭企画検討委員会
助  成:
芸術文化振興基金 / 一般財団法人ニッシャ印刷文化振興財団
後  援:
京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、
国際交流基金、NPO法人映像産業振興機構、シネアスト・オーガニゼーション大阪、
協同組合日本映画監督協会、公益財団法人ユニジャパン、朝日新聞京都総局
京都新聞、NHK京都放送局、KBS京都、α-STATIONエフエム京都
協  賛:
株式会社元気な事務所、株式会社ディレクターズ・ユニブ、京越株式会社、
J:COM京都みやびじょん、立命館大学大学院 映像研究科、村田機械株式会社、
株式会社ミラノ工務店、京都府生活協同組合連合会
物品協賛:
株式会社ヤマコー

開催プログラム

第21回京都国際学生映画祭トレーラー

タイムテーブル

タイムテーブル

コンペティション入選上映作品(全11か国16作品)

プログラムA

『The Net』 『Mascarpone』
『The Net』Hae-guen Jeon
韓国 / 32min /
The University of Suwon
『Mascarpone』Jonas Riemer
ドイツ / 14min / Film University Babelsberg KONRAD WOLF
『The Unbeaked』 『Little Red Riding Hood』
『The Unbeaked』Hugo GLAVIER
フランス / 4min /
L’école Estienne
『Little Red Riding Hood』
Lynn Oona Baur  ドイツ /
8min / Hamburg Media School

プログラムB

『ケアンの首達』 『ENDLING 』
『ケアンの首達』副島しのぶ
日本 / 7min / 東京藝術大学 
『ENDLING 』Alex Schaad
ドイツ / 30min / University of Television and Film, Munich
『10』  『AAMIR』
 『10』Paula Konjušić
クロアチア / 8min / Academy of Fine Arts Zagreb(ALU)
 『AAMIR』VIKA Evdokimenko
アメリカ / 16min /
New York University

プログラムC

『The Place of Oblivion』 『Fundamental』
『The Place of Oblivion』
Fernanda Tovar  メキシコ / 18min
/ Centro de Capacitación Cinematográfica
『Fundamental』Shih-Chieh Chiu
台湾 / 7min /
國立台灣藝術大學 (National Taiwan University of Arts)
『Facing Mecca』 『Overrun』
『Facing Mecca』Jan-Eric Mack
スイス / 27min /
Zurich University of the Arts
『Overrun』
Pierre Ropars, Antonin Derory,
Diane Thirault, Jérémie Cottard,
Matthieu Druaud, Adrien Zumbihl 
フランス / 8min /
Supinfocom Rubika

プログラムD

『At her own pace』 『Love Me, Fear Me』
『At her own pace』Yeo-ul Han
韓国 / 26min /Sejong University
『Love Me, Fear Me』
Veronica Solomon ドイツ / 6min
/ Filmuniversität Babelsberg
KONRAD WOLF
『Flower Found!』 『LIKE A GOOD KID』
『Flower Found!』Jorn Leeuwerink
オランダ / 6min / HKU University of the Arts Utrecht
『LIKE A GOOD KID』Vazirdaftari
イラン / 20min /
Tehran University of Dramatic Arts

企画プログラム上映作品

① 「JAPAN FOCUS」(11/27 上映)

『一文字拳 序章 -最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い-』
『一文字拳 序章 -最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い-』
中元雄 66min
≪あらすじ≫
3年ぶりに日本に帰国した世界最強の武術家、一文字ユウタ。 ひょんなことから漫画家志望の男シラハタ、借金まみれのクラタと出会う。 意気投合する3人の前に、謎の殺人空手使いの出現! 一文字は命を賭けた壮絶な戦いへ身を投じることになるのであった…。

②「二宮健監督特集上映企画」(12/1上映)

『小村は何故、真顔で涙を流したのか』
『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY-リミット・オブ・スリーピング ビューティー-』
『小村は何故、真顔で涙を流したのか』
2014年 /  62min
『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY
-リミット・オブ・スリーピング ビューティー-』
©2017  kingRecords
アークフィルムズ / 89min
≪あらすじ≫
バイトリーダーの小村は、同棲中の彼女がいるのに、バイト先の可愛い後輩に恋をした。
≪あらすじ≫
観る者を縦横無尽の世界に引き込み、その視線をはずさせない力強い映像で綴る。そして、オリジナル脚本と緻密な映像で見せる高揚感に満ちた世界観は、絶望の先に見える新世界を予感させる。映像美にあふれており、観る人の記憶に強く残る商業デビュー作品。

最終審査員

二宮 健(映画監督) 二宮 健(映画監督)
1991 年、大阪府出身。2015 年に大阪芸術大学の卒業制作作品として発表された『SLUM-POLIS』が国内外の映画祭で話題を呼び、全国で劇場公開される。2017 年、『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY』で、商業映画デビューを果たす。待望の新作『チワワちゃん』(19)が公開された。映画上映イベント「SHINPA」主宰。
廣瀬 純(龍谷大学経営学部教授、映画批評家) 廣瀬 純(龍谷大学経営学部教授、映画批評家)
2004 年から龍谷大学でフランス語、フランス文明、映画を教える。日本語、フランス語、スペイン語、イタリア語、英語で著述活動を行う。『シネキャピタル』、『シネマの大義』など著作多数。『シネキャピタル』はスペイン語及びフランス語でも刊行されている。
和田 淳(アニメーション作家) 和田 淳(アニメーション作家)
1980 年兵庫県生。大阪教育大学、イメージフォーラム付属映像研究所、東京藝術大学大学院で映像を学ぶ。2002 年頃からアニメーションを制作しはじめ、「間」と「気持ちいい動き」を大きなテーマに制作を続けている。『グレートラビット』(12)がベルリン国際映画祭短編部門で銀熊賞を受賞する。現在、大手前大学准教授、大阪教育大学、京都精華大学非常勤講師。

※順不同

応募受付結果

応募は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました!

≪第21回京都国際学生映画祭コンペティション作品募集要項はコチラ≫

開催年度 国内 海外
2018年度 98作品 490作品 588作品
2017年度 129作品 356作品 485作品
2016年度 168作品 371作品 539作品
2015年度 123作品 94作品 217作品
2014年度 163作品 187作品 350作品
2013年度 212作品 145作品 357作品

実施報告

未来の映画界を担う若き才能を発掘する第21回京都国際学生映画祭。11月27日(火)から京都文化博物館フィルムシアターで開催し、12月2日(日)盛況裡に閉幕いたしました。
今年度のコンペティション(実写部門・アニメーション部門)には、33の国と地域から588作品という過去最多の応募があり、学生実行委員が厳選した16作品を上映いたしました。
最終日の12月2日(日)の授賞式には、入選監督と最終審査員の二宮健氏、廣瀨純氏、和田淳氏をゲストとしてお招きし、実写部門とアニメーション部門のグランプリと各最終審査員賞、観客賞を発表いたしました。
授賞式ではグランプリ2作品の上映を行った後、最終審査員から講評を頂き、映画を通じた国際交流や相互理解の場を創出することが出来ました。
受賞作品は以下のとおりです。若手監督の今後のご活躍を祈念いたします。
映画祭が無事、すべてのプログラムを終えましたこと、ご来場いただいた方、またご支援・ご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

コンペティション部門結果発表

グランプリ

実写部門グランプリ Grand-Prix for Live-action Film

『Mascarpone』

『Mascarpone』Jonas Riemer
ドイツ/2018 年/14min/Film University Babelsberg KONRAD WOLF

≪あらすじ≫ 夢見がちな映写技師、フランシスは自動車事故に遭ったせいで、無慈悲なギャングとして知られるマスカルポーネと関わることになってしまう。突如としてギャング映画の登場人物となってしまった彼は、飼い犬ファルファーレを人質に取られ、銀行強盗の見張り役になるよう脅される。だが強盗は失敗し、フランシスは愛犬を助け、この機にスター女優ビビアンのハートを射止めようとする。


アニメーション部門グランプリ Grand-Prix for Animated Film

『Flower Found! / Bloem?』Jorn Leeuwerink
オランダ/2017 年/6min/HKU University of the Arts Utrecht

≪あらすじ≫ ねずみ君は大変悲しんでいる。森の中にある赤い花が咲いていたのであるが、突然消えたのである。そこで鳥さんはねずみ君を花探しに連れて行った。しばらくして森の動物たちもそこに加わった。そしてついに一行は「花」を見つけるのだが、事態は急速にねずみ君の手に負えなくなっていく。

最終審査員賞

King二宮健賞 The Final Judge, Ken Ninomiya Award

『Overrun』アニメーション部門
Pierre Ropars, Antonin Derory, Diane Thirault, Jérémie Cottard, Matthieu Druaud, Adrien Zumbihl
フランス/2017年/8min/Supinfocom Rubika

≪あらすじ≫ オーバーラン、それは真っ暗な冷たい世界に迷い込んだ一匹のアリの物語である。見るからに危険で不穏だが、魅力あふれる世界を旅し、脱出しようとするこの一匹のアリをカメラは追う。

King
廣瀨純賞 The Final Judge, Jun Hirose Award 

『The Place of Oblivion/ El rincón del mundo a donde va lo que se olvida』
実写部門 Fernanda Tovar
メキシコ/2018 年/18min/Centro de Capacitación Cinematográfica

≪あらすじ≫ アウラ、フアン、エバリストはサンアントニオ・デル・ケレルという古びた村で暮らしている。そこはとうに忘れ去られており、帰ってくる者は誰もいない。少女アウラはこの村を離れて、どこか別の場所で自分の望む人生を探すつもりだ。しかしその前に、父と祖父が忘却に飲み込まれてしまわないよう、彼らを説得して一緒に村を出ようと試みる。

King

和田淳賞 The Final Judge, Atsushi Wada Award

『LIKE A GOOD KID』 実写部門 Arian Vazirdaftari
イラン/2018年/20min/Tehran University of Dramatic Arts

≪あらすじ≫ 24歳のサラは、6歳のマティンの面倒を彼の母が働きに出ている間見ることになっていた。朝、マティンはサラに、前日の晩から続いている彼と母親とのけんかについての話をするのだが、これがきっかけで、その日二人はその後の人生を変える一連の出来事を経験することになる。

観客賞

※観客賞は、本祭開催期間に作品をご覧になったお客様のアンケートを集計し、各部門1作品ずつ選びます。


観客賞  Audience Award

『Little Red Riding Hood / Rotkäppchen』 実写部門 Lynn Oona Baur
ドイツ/2017 年/8min/Hamburg Media School

≪あらすじ≫ 2032 年。10 歳のルイーザと母親のアンナは全体主義国家と化したドイツに住んでいた。ルイーザも参加して行われた学校での演劇が粗暴なプロパガンダ活動へと変わったとき、アンナは自分の娘を守る必要性を認識した。しかし、それはおそらく手遅れであった。


観客賞  Audience Award

『Flower Found! / Bloem?』Jorn Leeuwerink (オランダ)
※Jorn Leeuwerink 監督はアニメーション部門のブランプリも受賞しました。

プレイベント・連携企画

プレイベント

シネマトレイン 9月8日(Sat)

京阪ホールディングさんと共催で、プレイベント「シネマトレイン」を開催しました。京阪電車を貸し切り、始点・中之島駅から終点・出町柳駅までの車内で、過去入選作品を上映させていただきました。電車の中で映画を見るという普段はできない経験を楽しんでいただくことができました。

プレ企画

ロケ地発見フォトコンテストin出町柳

最優秀賞(小林様) 京阪賞(traintrain01様) kisfvf賞(traintrain01様)
最優秀賞(小林様) 京阪賞
(traintrain01様)
kisfvf賞
(traintrain01様)

数々の作品の舞台となっている出町柳。「映画のワンシーンとして使いたくなるような場所や物」をテーマに、ツイッターやインスタグラムなどのSNS上で#映画る出町柳 #京都国際学生映画祭のハッシュタグで写真を募集しました。

トロフィーデザインコンテスト

今年もトロフィーのデザインを学生に公募する試みをいたしました。

実写部門
アニメーション部門
実写部門 アニメーション部門

制作者:神前帆香さん(大手前栄養製菓学院専門学校1回生)

制作者よりコメント

【実写部門】
映画とわかりやすいようにまずカチンコをベースに置き、奥に京都をイメージして五重塔を描きました。京都府の花はしだれ桜ということだったので、アニメーション部門との共通点として周りに散らしました。
【アニメーション部門】
ベースは映画のフィルム、京都モチーフは鳥居です。実写部門と対比させるように配置しました。実物では白く印刷されるということで、白のみで映えるようにデザインを考えるのが大変でした。

連携事業

カモシネマ14 招待上映 8月18 日(Sat)

毎年夏に野外での映画上映をされているカモシネマにて招待上映をさせていただきました。当日は第20 回の入選作品、小光監督の「here AND there」を上映しました。
鴨川の河川敷での上映ということもあり来場者の方々には人と人とのつながりや自然にふれながら映画鑑賞を楽しんでいただくことができました。

京都学生祭典ブース出展 10 月7 日(Sun)

第16 回京都学生祭典にてブースを出展させていただきました。 当日は子供から大人まで幅広い世代の方々に目を止めていただくことができ、映画祭の存在を知っていただくことが出来ました。

京都国際映画祭 招待上映 10 月13 日(Sat)

京都国際映画祭の企画の1 つとして、イオンシネマ京都桂川にて招待上映させていただきました。 本映画祭の過去入選作品2 作品を上映するとともに、トークイベントを実施し実行委員も第21 回映画祭に向けよい経験となりました。

特設サイト

Twitterロゴ プレゼンテーション1
@kisfvf official website

実行委員会

第21回の京都国際映画祭映画祭に参加しませんか?現在、映画祭を盛り上げてくれる学生を募集しています。
映画祭では、国内・海外問わず様々な作品が寄せられます。そして、実行委員会は作品の募集から審査、映画祭の企画まで学生主体で行っています。広報活動や協賛依頼といった一連の活動から、映画祭運営のノウハウを学ぶことができます。
実行委員会には学年問わず色々な大学や学部の学生が参加していますので交友関係も広がります。初心者でも先輩実行委員や大学コンソーシアム京都職員が活動をサポートしますのでお気軽にお問い合わせください。

活動場所 キャンパスプラザ京都(6階事務室、5階共同研究室)
活動頻度 毎週1~2回程度の全体ミーティング部署会議、作品鑑賞、研修等(月による)
部署紹介 本祭部、広報部 等
参加大学
(実績)
京都大学、京都工芸繊維大学、京都外国語大学、京都看護大学、嵯峨美術大学、
京都産業大学、京都女子大学、京都情報大学院大学、京都造形芸術大学、
京都薬科大学、成安造形大学、同志社女子大学、同志社大学、佛教大学、
立命館大学、龍谷大学、神戸大学、関西大学 等
主  催 公益財団法人  大学コンソーシアム京都
 

お問い合わせ

第21回京都国際学生映画祭実行委員会
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下ル キャンパスプラザ京都内
TEL:075-353-9430(月曜休) FAX:075-353-9101
E-MAIL:info■kisfvf.com(■を@に変えてお送りください)
HP:http://www.kisfvf.com/

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