2022年度 第25回京都国際学生映画祭

事業概要

 京都国際学生映画祭は、京都を中心とする関西圏の大学生が主体となり企画・運営を行う日本最大規模の国際学生映画祭です。学生が制作した自主映画を世界各地より集め、実行委員が審査をし、上映する機会を学生が作り出し、未来の映画を担う人材・才能の発掘を目的としています。
 京都は、歴史的に見ても日本映画黎明期の文化遺産を現在も継承する「映画のまち」であり、京都市の人口の1割を学生が占める「大学のまち・学生のまち」でもあります。本映画祭では、多くの可能性に満ちた世界の作品の中から映画に新たな領域を加え得る才能を発掘・紹介することで、国際交流や相互理解の場を創出し、京都の活性化をめざしています。

開催概要

第25回京都国際学生映画祭

日  程:
2023年2月3日(金)~2月5日(日) 京都文化博物館フィルムシアター
2023年2月10日(金)~2月19日(日) オンライン開催
共  催:
京都文化博物館
企画運営:
第25回京都国際学生映画祭実行委員会
運営支援:
京都国際学生映画祭企画検討委員会
助  成:
芸術文化振興基金、一般財団法人NISSHA財団
後  援:
京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、国際交流基金、
NPO法人映像産業振興機構、協同組合日本映画監督協会、公益財団法人ユニジャパン、
朝日新聞京都総局、京都新聞、NHK京都放送局、KBS京都、α-STATIONエフエム京都、
一般社団法人日本映画製作者連盟
協  賛:
キングレコード株式会社、株式会社シネマトゥデイ、株式会社ディレクターズ・ユニブ、
NANLITE JAPAN、株式会社フェローズ、立命館大学大学院 映像研究科、
株式会社グランマーブル、ノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』、株式会社元気な事務所、
UPLINK京都、株式会社おいかぜ、株式会社ヤマコー、京都府生活協同組合連合会

開催プログラム

【タイムテーブル】

【オンライン開催 配信プログラム】

パッケージ1
¥1,000
入選作品 パッケージ2
¥1,000
入選作品 入選作品
パッケージ1
+
パッケージ2
(16)
+
特別企画
(6)

¥1,500

サカナ島胃袋三腸目 Other Half
Restless Is the Night Where No One Lives
The things we hoped last summer Fatjona
Lunchbox Jitterbug
The Falling Angels SHELTER
THE OPPONENT ただいま
The Woman with the Dog The Seine’s Tears
帰る Identibye
特別企画 特別企画
Yellow Kid 金魚の一生
Under the Sun EDMOND
Episodic memory レスポールが重た過ぎたんだろ

【コンペティション入選作品(全16作品)】

【プログラムA】

『The Falling Angels』YU CHE WU
台湾/2021年/44min
National Taiwan University of Arts
『Other Half』Lina Kalcheva
イギリス/2021年/14min
National Film and Television School (UK)
『The Seine’s Tears』
Yanis Belaid, Eliott Benard, Nicolas Mayeur,
Etienne Moulin, Hadrien Pinot, Lisa Vicente,
Philippine Singer , Alice Letailleur
フランス/2021年/9min
Pôle 3D
『Fatjona』Steve Bache
ドイツ/2022年/28min
Filmakademie Baden-Wüerttemberg,Germany

【プログラムB】

『サカナ島胃袋三腸目』若林 萌
日本/2022年/17min
東京藝術大学大学院
『The things we hoped last summer』
Park Jongwoo
韓国/2022年/ 35min
Korea National University of Arts
『SHELTER』Kim Eunkyung
韓国/2022年/ 25min
Korea National University of Arts
『Jitterbug』Su Sion
韓国/2022年/ 24min
Korea National University of Arts

【プログラムC】

『Identibye』Sajjad ShahHatami
イラン/2021年/15min
Azad university
『帰る』徐逸文
日本/2021年/26min
京都市立芸術大学
『THE OPPONENT』FEDERICO RUSSOTTO
イタリア/2021年/17min
CENTRO SPERIMENTALE DI CINEMATOGRAFIA
『The Woman with the Dog』Jo Yukyeong
韓国/2021年/ 29min
Chung-ang University

【プログラムD】

『ただいま』劉波
日本/2022年/48min
武蔵野美術大学
『Where No One Lives』Li Anne Liew
アメリカ/2022年/19min
Chapman University
『Restless Is the Night』
Xiaoxue Meng, Yuehan Tan
中国・アメリカ/2022年/4min
University of Southern California
『Lunchbox』OH Han-wool
韓国/2021年/19min
Sungkyunkwan University

Special program

企画①「「堀越謙三氏に学ぶ映画の裏側」 (2/3上映)

ゲスト:堀越謙三氏
上映作品:『イエローキッド』 監督・脚本:真利子哲也 2009年/日本/111min

企画② FF3 三学生映画祭コラボ企画 (2/3上映)

『Episodic memory』 (東京学生映画祭 実写短編部門グランプリ受賞作品)
監督・脚本:鈴木理利子 2022 年/日本/ 22min41Sec

『レスポールが重た過ぎたんだろ』(関西学生映画祭 グランプリ受賞作品)
監督: 金子信弦 2022年 /日本 / 15min

企画③「早川千絵監督上映企画」 (2/4上映)

ゲスト:早川千絵監督
『ナイアガラ』
2014年 / 日本 / 27min

企画④「犬童一心監督上映企画」

ゲスト:犬童一心監督
『金魚の一生』
1997年 / 日本 / 18min

企画⑤ 海外過去入選作品上映企画(2/5上映)

『EDMOND』 (第19 回京都国際学生映画祭アニメーション部門グランプリ受賞作品)
監督・脚本:Nina Gantz
2015 年/ UK / 9min

『Under the Sun』(第19 回京都国際学生映画祭入選作品)
編集・脚本:QIU Yang
2015 年/ Australia /19min

企画⑥ 李闘士男監督上映企画 (2/5 上映)

『お父さんのバックドロップ』
ゲスト:李闘士男監督
2004年 / 日本 / 98min

第18回大会学生実行委員メンバー

最終審査員

犬童一心
(映画監督)
早川千絵
(映画監督)
李闘士男
(映画監督)

チケット情報

ALL DAY パス 1DAY パス
一般 3,000円 1,500円
学生 2,000円 1,000円
高校生 1,000円 500円
中学生以下 無料 無料

※京都文化博物館友の会会員は会員証の提示でプログラムA~Dは無料でご鑑賞いただけます。
(ただし、特別企画については、それぞれ1,000円のチケット料金が必要となります)。
※学生(高校生以上)の方は学生証をご提示ください。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者手帳、戦傷病者手帳のご提示で、入場料が無料になります(等級・都道府県は問いません)。また、障害者1名につき介護者1名の入場料が無料になります。※チケットをご提示いただければ、会場2階・3階総合展示室の常設展も鑑賞できます。

作品応募受付結果

開催年度 国内 海外
2022年度 160作品 221作品 381作品
2021年度 172作品 143作品 315作品
2020年度 100作品 272作品 372作品
2019年度 101作品 176作品 277作品
2018年度 98作品 490作品 588作品
2017年度 129作品 356作品 485作品
2016年度 168作品 371作品 539作品
2015年度 123作品 94作品 217作品
2014年度 163作品 187作品 350作品

実施報告

未来の映画界を担う若き才能を発掘する第25回京都国際学生映画祭。2023年2月3日(金)から2月5日(日)の3日間にわたり京都文化博物館フィルムシアターにて開催しました。また、2022年2月10日(金)から2月19日(日)の10日間にわたり動画共有サイト「Vimeo」で配信いたしました。
今年度のコンペティションには、世界中から381作品の応募があり、その中から学生実行委員が厳選した16作品を上映いたしました。
最終日の2月5日(日)の授賞式には、入選監督と最終審査員の犬童一心氏、李闘士男氏をゲストとしてお招きし、早川千絵氏からはビデオメッセージにて、グランプリと準グランプリ、各最終審査員賞、実行委員賞を発表いたしました。
授賞式では最終審査員から講評を頂き、映画を通じた国際交流や相互理解の場を創出することができました。
受賞作品は以下のとおりです。若手監督の今後のご活躍を祈念いたします。
映画祭が無事、すべてのプログラムを終えましたこと、ご来場いただいた方、またご支援・ご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

コンペティション部門結果発表

グランプリ
Grand-Prix

『Lunchbox』

『Lunchbox』OH Han-wool
韓国/2021 年/19min/ 実写/Sungkyunkwan University

≪あらすじ≫弟から「お弁当が欲しい」と電話がかかってきた姉。目が見えないので料理をしたことがない姉は、弟のために初めてお弁当作りに挑戦する。



準グランプリ
Semi Grand-Prix

『The Seine’s Tears』
Yanis Belaid, Eliott Benard, Nicolas Mayeur, Etienne Moulin, Hadrien Pinot,
Lisa Vicente, Philippine Singer, Alice Letailleur
フランス/2021年/9min/アニメーション/Pôle 3D

≪あらすじ≫1961年10月17日、アルジェリア人の労働者たちが、彼らに出された。警察による強制的な夜間外出禁止令に反対するため、街頭でデモを起こす。



最終審査員賞

犬童一心賞 The Final Judge, Isshin Inudo Award

『The things we hoped last summer』 Park Jongwoo
韓国/2022 年/35min/ 実写/Korea National University of Arts

≪あらすじ≫焼却場のある村に住む子供たちは、どこからともなくやってくるビー玉を集め始める。彼らはできるだけだくさんのビー玉を集めれば、願い事が叶うと考えるようになる。しかし、その願いは彼らを思いがけない結末へと導いてしまう。また、子どもたちの親もその長く暗い夜の闇に飲み込まれていく。


早川千絵賞 The Final Judge, Chie Hayakawa Award

『The Falling Angels』 YU CHE WU
台湾/2021 年/44min/実写/National Taiwan University of Arts

≪あらすじ≫ある静かな夏の日、キャンパスの3 つの場所に、心に傷を抱えた10 代の若者たちがいた。彼らのかかえる重苦しさがそれぞれに交錯する。泣き叫んでも、虐げられた者たちの運命は変えられない。


李闘士男賞 The Final Judge, Toshio Lee Award

『THE OPPONENT』 FEDERICO RUSSOTTO
イタリア/2021 年/17min/ 実写/CENTRO SPERIMENTALE DI CINEMATOGRAFIA

≪あらすじ≫アウレリアーノとシモーネは、まるで別の惑星に住んでいるかのように関わらない。二人はほとんど話をすることもなく、フェンシングだけが彼らの言葉となり、その一突きで、お互いの才能と忠誠心を試そうとする。


実行委員賞 KISFVF executive committee Award

『サカナ島胃袋三腸目』若林 萌
日本/2022 年/17min/ アニメーション/東京藝術大学大学院

≪あらすじ≫魚の腹の奥底に暮らす、豚、魚、オタマジャクシの三人家族の物語。ある日突然、漂着した果実を皮切りに彼らの暮らしは一変する。


作品名 監督 作品情報
『ただいま』 劉波 武蔵野美術大学
日本/2022 年/48min/ 実写
『帰る』 徐逸文 京都市立芸術大学
日本/2021 年/26min/ 実写
『Other Half』 Lina Kalcheva National Film and Television School (UK)
イギリス/2021 年/14min/ アニメーション
『Fatjona』 Steve Bache Filmakademie Baden-Wüerttemberg, Germany
ドイツ/2022 年/28min/ 実写
『Identibye』 Sajjad ShahHatami Azad university
イラン/2021 年/15min/ 実写
『Restless Is the Night』 Xiaoxue Meng
Yuehan Tan
University of Southern California
中国 アメリカ/2022 年/4min/アニメーション
『Jitterbug』 Su Sion Korea National University of Arts
韓国/2022 年/24min/ 実写
『SHELTER』 Kim Eunkyung Korea National University of Arts
韓国/2022 年/25min/ 実写
『Where No One Lives』 Li Anne Liew Chapman University
アメリカ/2022 年/19min/ 実写
『The Woman with the Dog』 Jo Yukyeong Chung-ang University
韓国/2021 年/29min/ 実写

プレイベント・連携企画

【プレイベント】

京都国際映画祭2022にて 昨年度グランプリ作品上映 2022.10.14(Fri)
ヒューリックホール京都にて昨年度グランプリ作品『Intermezzo』が上映されました。上映後には実行委員登壇させていただき、学生映画や映画祭の魅力をお話したり、最終審査員の発表を行ったりと盛り沢山の内容でした。

プレイベント in 京都国際マンガミュージアム 2022.12.11(Sun)
漫画家古屋兎丸氏と映画プロデューサー田中勇也氏をゲストにお迎えし、第1部では、昨年度本映画祭入選のアニメーション作品や古屋氏原作の映画『ライチ☆光クラブ』を上映しました。第2部では「学生と映画と漫画」をテーマにトークショーを行いました。

SHINPA vol.14、Vol.15 2022.12.10(Sat)、2023.1.29(Sun)
今年度も映画上映企画「SHINPA」に参加させていただき、SHINPA vol.14 ではLOFT9 Shibuyaにて、SHINPA vol.15では京都みなみ会館にて、昨年度の入選作品と監督からのビデオメッセージが上映されました。上映後には実行委員が登壇し、第25 回京都国際学生映画祭の魅力を発信しました。

UPLINK京都×KISFVF 2023.1.22(Sun)
第24回京都国際学生映画祭最終審査員賞(矢田部吉彦賞)受賞作品『難若者』をお迎えして、同作品を上映しました。また、UPLINK京都のギャラリーにて本映画祭のPRを行いました。

【連携企画】

<DOKUSO映画館>
本映画祭過去上映作品である、川崎たろう監督の『ドーナツ・ホール』、三代明也監督の『難若者』など、計7作品を上映していただきました。

<U-NEXT>
様々な方に学生映画を観ていただきたい、また本映画祭の存在を幅広い層に周知するというコンセプトのもと、過去の入選作品を配信しています。

<京都大学医学部附属病院 映像配信>
昨年度に引き続き、京都国際学生映画祭では過去入選作品を京都大学医学部附属病院の各病床モニターから入院患者の方に視聴していただけるよう配信しています。

特設サイト

Twitterロゴ プレゼンテーション1
@kisfvf official website

実行委員会

実行委員会募集

京都国際映画祭映画祭実行委員会は映画祭を盛り上げてくれる学生を募集しています。
本映画祭では、国内・海外問わず様々な作品が寄せられます。そして、実行委員会は作品の募集から審査、映画祭の運営まで学生主体で行っています。広報活動や協賛依頼といった一連の活動から、映画祭運営のノウハウを学ぶことができます。
実行委員会には学年問わず色々な大学や学部の学生が参加していますので交友関係も広がります。初心者でも先輩実行委員や大学コンソーシアム京都職員が活動をサポートしますのでお気軽にお問い合わせください。

 

活動場所 キャンパスプラザ京都(6階事務室、5階共同研究室、オンライン)
活動頻度 毎週1回程度の全体ミーティング部署会議、作品鑑賞、研修等(月による)
参加大学
(実績)
京都大学、京都工芸繊維大学、京都外国語大学、京都看護大学、嵯峨美術大学、
京都産業大学、京都女子大学、京都情報大学院大学、京都造形芸術大学、
京都薬科大学、成安造形大学、同志社女子大学、同志社大学、佛教大学、
立命館大学、龍谷大学、大阪大学、大阪音楽大学、大阪商業大学、神戸大学、関西大学、
群馬大学、長野県立大学、学習院大学、東京大学大学院 等
主  催 公益財団法人  大学コンソーシアム京都

お問い合わせ

第25回京都国際学生映画祭実行委員会
 〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下ル キャンパスプラザ京都内
TEL:075-353-9189(火曜~土曜 9:00~17:00)  FAX:075-353-9101
E-MAIL:info-kisfvf-ml■consortium.or.jp(■を@に変えてお送りください)
HP:http://www.kisfvf.com/

 

 

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