令和6年度 学まちコラボ事業 取組紹介

令和6年度 学まちコラボ事業の取組をご紹介します。

大学・学生と地域が『コラボ』して京都のまちづくりや地域の活性化に取り組む企画・事業を募集し、助成支援を行う“学まちコラボ事業”。
今年度採択団体の取組をお知らせします!!

 

【活動紹介】京都女子大学、京都大学、龍谷大学 『学生団体K-Bond』
8/16日(金)、「学生団体K-Bond」が関わる夏の伝統行事「京北盆踊りフェスタ2024」が開催され、見学してきました!

「学生団体K-Bond」は、今年で活動3年目。                                              
京都女子大学、龍谷大学、京都大学の学生からなる団体です。

京北地域の急速な少子高齢化に伴い、盆踊りの担い手が減少し消滅の危機に瀕している状況に着目し、地元住民の方と協働して地域の活性化や盆踊りの保存活動、若者層をターゲットとした若者視点で京北盆踊りの魅力を発信しています。                                                今回見学した「京北盆踊りフェスタ」は、京北の文化のひとつである盆踊りを継承していくため、毎年816日に開催されています。「浄瑠璃くずし」といわれる丹波音頭をはじめ、山国・弓削・周山・宇津の里音頭といった各地域の風景や特徴が唄われる音頭で踊ります。
今年は、K-Bondの呼びかけで学生や社会人が1213名ほど、また学まちコラボの交流会で知り合ったという他の採択団体のメンバーも「京北盆踊りフェスタ」に参加されていました。
会場である旧京北第一小学校体育館は、老若男女問わずたくさんの方が参加され、久々に見る夏祭りの風景でした!

学生団体K-Bondのメンバーである中野さんに「地域の方との交流」について伺うと、
「定期的に京北地域へ足を運び、盆踊りの練習や地域の集まり・イベントにも積極的に参加させてもらい、地域の方に協力してもらえることも多く、楽しく活動をしています。また、地域と継続的に関わることで、多面的な視点で地域の課題等を捉えることができ、自分たちが関われることはまだまだあるのではないかと思っています」とのことでした。

盆踊りのシーズンが終わると、盆踊りや歌の練習はもちろん、YouTubeの配信や盆踊りのアーカイブ化など、デジタルの面から京北の盆踊りを紹介されるということです。

引き続き、京北の盆踊りの魅力を伝えるために地域の方と一緒に活動を頑張ってください!!!



【活動紹介】立命館大学 『カモシネマ19実行委員会』
8/24日(土)、鴨川の葵公園で「カモシネマ19」が開催され、見学してきました!

「カモシネマ実行委員会」は、鴨川の河川敷で清掃活動と野外映画上映会を行う団体です。
地域住民や京都府民、若者に鴨川の長期的な美化・保全意識をもってもらうことを目的とし、鴨川の魅力を伝え、守るきっかけをつくる活動を続け、今年で19年目を迎えます。
立命館大学広告研究会の有志により設立され、現在40名ほど在籍しています。

「カモシネマ」と言えば、昨年は映画上映前に大雨、一昨年はイベント開催前に大雨と‘雨’がつきもので、今年も夕方頃から雲行きが怪しくなり、今にも雨が降りそうな状況で稲光や雷が鳴る中、何とか雨に降られることなく無事に終了しました。

野外映画上映会前には、以下の2つのイベントを開催。
① 小さなお子様向けイベント「かもがわであそぼ」
他大学のサークルに依頼し、子どもたちが楽しめるブースや鴨川について学べるブースなど様々なブースが出展し、50名ほど参加されました。

② 鴨川の清掃活動「クリーンハイク」
今年は大学生にフォーカスして募集活動を実施し、30名ほどの学生(大学職員や大学院生の方も数名含む)が、鴨川のボランティア団体の方たちと一緒に清掃活動に参加されました。

19時10分~「野外映画上映会」を実施。
今年は、劇団ヨーロッパ企画制作の『リバー、流れないでよ』が上映されました。
冬の貴船を舞台とした映画であり、京都が舞台であること、カモシネマメンバーでの人気が高かったこと、昨年に「リバー、流れないでよ」の監督や脚本の方たちと縁があったこともあり、この映画に決定したということです。
また、暑い中で気分だけでも涼しくなってほしいというリーダー苅部さんの強い思いもありました。
上映前に続々と観客の方が来られ、準備されたシートは、あっという間に埋まる盛況ぶりでした!小さなお子さまを連れた家族連れや老夫婦の姿もありました。(約300名の来場があったということです!)
スクリーンに映し出される真冬の貴船は、より一層の涼しさを感じることができました。

今回の取材を通して、カモシネマメンバー全員が協力し合いながら運営を進めていく姿がとても印象的で、その裏に、鴨川のボランティア団体をはじめ、京都府、京都市、地域の飲食店などたくさんの応援があることを知りました。そして皆さまが温かく見守っている姿も印象的でした。

これからも、鴨川の保全活動や魅力を伝える活動を頑張ってください!

 

 

 

 

 

 



【活動紹介】 京都市立芸術大学、京都精華大学、龍谷大学
 『BORDER! 実行委員会』

11/24(日)、BORDER!実行委員会開催のイベント「BORDER!アートフェスティバル2024」を見学してきました!

BORDER!実行委員会」は、京都市立芸術大学を中心に関西の美術系大学生で構成されており、アートフェスティバルを開催するための企画、運営、実施を行っています。

会場は、上京区の「出町桝形商店街」。                                                                            当日は、小雨が降ったり止んだりの寒い一日でしたが、商店街の中はアーケードで屋根もあり、寒さを感じることなくイベントを楽しむことができました!                            これまで、イベントは野外開催が多く天気の心配がありましたが、今年は屋根のある場所、そしてレコードや古本など芸術関連のお店もあるということで「出町枡形商店街」に決めたそうです。(リーダー塚原さん)

近くには、豆大福で有名なお店や商店街の中にも鯖寿司の有名なお店などがあり、人通りの多い商店街ということですが、この日は、あまり見ることのないアート作品に、老若男女問わず、地元の方や観光客の方などたくさんの方がイベントを楽しんでおられました。

今年のイベントテーマは、「まどま」。「窓」からのぞくアートの「間」。                                                             イベントのメインとして「出町枡形商店街✕BORDER!アートフェスティバル」による当日限りのスタンプラリーを開催。商店街のお店をモチーフにした手作りスタンプがお店の前に置いてあり、全部集めると商店街で使える商品券やイベントグッズが当たるなど楽しい企画になっていました。                                                            手作りのイベントグッズは、クオリティが高く、子どもも喜ぶかわいいグッズばかりでした!

取材を通して、BORDER!実行委員会が、商店街の方々と連携を図ってイベントを実施していることがよく分かりました。当日は、商店街の方々も学生さんと一緒に活き活きと仕事をされており、商店街の活性化にも大きく貢献していたのではないかと思います。

近年、商店街の衰退化が問題となっていますが、商店街と学生がコラボして商店街の活性化や地域活性化に繋がる取り組みがこれからも増えていったら…と思います。

イベントは終了しましたが、毎年イベントのホームページが素敵なので、ご覧ください! 

     https://borderfes.art/

 

令和6年度 学まちコラボ事業 取組紹介

令和6年度 学まちコラボ事業の取組をご紹介します。

大学・学生と地域が『コラボ』して京都のまちづくりや地域の活性化に取り組む企画・事業を募集し、助成支援を行う“学まちコラボ事業”。
今年度採択団体の取組をお知らせします!!

 

【活動紹介】京都女子大学、京都大学、龍谷大学 『学生団体K-Bond』
8/16日(金)、「学生団体K-Bond」が関わる夏の伝統行事「京北盆踊りフェスタ2024」が開催され、見学してきました!

「学生団体K-Bond」は、今年で活動3年目。                                              
京都女子大学、龍谷大学、京都大学の学生からなる団体です。

京北地域の急速な少子高齢化に伴い、盆踊りの担い手が減少し消滅の危機に瀕している状況に着目し、地元住民の方と協働して地域の活性化や盆踊りの保存活動、若者層をターゲットとした若者視点で京北盆踊りの魅力を発信しています。                                                今回見学した「京北盆踊りフェスタ」は、京北の文化のひとつである盆踊りを継承していくため、毎年816日に開催されています。「浄瑠璃くずし」といわれる丹波音頭をはじめ、山国・弓削・周山・宇津の里音頭といった各地域の風景や特徴が唄われる音頭で踊ります。
今年は、K-Bondの呼びかけで学生や社会人が1213名ほど、また学まちコラボの交流会で知り合ったという他の採択団体のメンバーも「京北盆踊りフェスタ」に参加されていました。
会場である旧京北第一小学校体育館は、老若男女問わずたくさんの方が参加され、久々に見る夏祭りの風景でした!

学生団体K-Bondのメンバーである中野さんに「地域の方との交流」について伺うと、
「定期的に京北地域へ足を運び、盆踊りの練習や地域の集まり・イベントにも積極的に参加させてもらい、地域の方に協力してもらえることも多く、楽しく活動をしています。また、地域と継続的に関わることで、多面的な視点で地域の課題等を捉えることができ、自分たちが関われることはまだまだあるのではないかと思っています」とのことでした。

盆踊りのシーズンが終わると、盆踊りや歌の練習はもちろん、YouTubeの配信や盆踊りのアーカイブ化など、デジタルの面から京北の盆踊りを紹介されるということです。

引き続き、京北の盆踊りの魅力を伝えるために地域の方と一緒に活動を頑張ってください!!!



【活動紹介】立命館大学 『カモシネマ19実行委員会』
8/24日(土)、鴨川の葵公園で「カモシネマ19」が開催され、見学してきました!

「カモシネマ実行委員会」は、鴨川の河川敷で清掃活動と野外映画上映会を行う団体です。
地域住民や京都府民、若者に鴨川の長期的な美化・保全意識をもってもらうことを目的とし、鴨川の魅力を伝え、守るきっかけをつくる活動を続け、今年で19年目を迎えます。
立命館大学広告研究会の有志により設立され、現在40名ほど在籍しています。

「カモシネマ」と言えば、昨年は映画上映前に大雨、一昨年はイベント開催前に大雨と‘雨’がつきもので、今年も夕方頃から雲行きが怪しくなり、今にも雨が降りそうな状況で稲光や雷が鳴る中、何とか雨に降られることなく無事に終了しました。

野外映画上映会前には、以下の2つのイベントを開催。
① 小さなお子様向けイベント「かもがわであそぼ」
他大学のサークルに依頼し、子どもたちが楽しめるブースや鴨川について学べるブースなど様々なブースが出展し、50名ほど参加されました。

② 鴨川の清掃活動「クリーンハイク」
今年は大学生にフォーカスして募集活動を実施し、30名ほどの学生(大学職員や大学院生の方も数名含む)が、鴨川のボランティア団体の方たちと一緒に清掃活動に参加されました。

19時10分~「野外映画上映会」を実施。
今年は、劇団ヨーロッパ企画制作の『リバー、流れないでよ』が上映されました。
冬の貴船を舞台とした映画であり、京都が舞台であること、カモシネマメンバーでの人気が高かったこと、昨年に「リバー、流れないでよ」の監督や脚本の方たちと縁があったこともあり、この映画に決定したということです。
また、暑い中で気分だけでも涼しくなってほしいというリーダー苅部さんの強い思いもありました。
上映前に続々と観客の方が来られ、準備されたシートは、あっという間に埋まる盛況ぶりでした!小さなお子さまを連れた家族連れや老夫婦の姿もありました。(約300名の来場があったということです!)
スクリーンに映し出される真冬の貴船は、より一層の涼しさを感じることができました。

今回の取材を通して、カモシネマメンバー全員が協力し合いながら運営を進めていく姿がとても印象的で、その裏に、鴨川のボランティア団体をはじめ、京都府、京都市、地域の飲食店などたくさんの応援があることを知りました。そして皆さまが温かく見守っている姿も印象的でした。

これからも、鴨川の保全活動や魅力を伝える活動を頑張ってください!

 

 

 

 

 

 

令和6年度 学まちコラボ事業 取組紹介

令和6年度 学まちコラボ事業の取組をご紹介します。

大学・学生と地域が『コラボ』して京都のまちづくりや地域の活性化に取り組む企画・事業を募集し、助成支援を行う“学まちコラボ事業”。
今年度採択団体の取組をお知らせします!!

 

【活動紹介】京都女子大学、京都大学、龍谷大学 『学生団体K-Bond』
8/16日(金)、「学生団体K-Bond」が関わる夏の伝統行事「京北盆踊りフェスタ2024」が開催され、見学してきました!

「学生団体K-Bond」は、今年で活動3年目。                                              
京都女子大学、龍谷大学、京都大学の学生からなる団体です。

京北地域の急速な少子高齢化に伴い、盆踊りの担い手が減少し消滅の危機に瀕している状況に着目し、地元住民の方と協働して地域の活性化や盆踊りの保存活動、若者層をターゲットとした若者視点で京北盆踊りの魅力を発信しています。                                                今回見学した「京北盆踊りフェスタ」は、京北の文化のひとつである盆踊りを継承していくため、毎年816日に開催されています。「浄瑠璃くずし」といわれる丹波音頭をはじめ、山国・弓削・周山・宇津の里音頭といった各地域の風景や特徴が唄われる音頭で踊ります。
今年は、K-Bondの呼びかけで学生や社会人が1213名ほど、また学まちコラボの交流会で知り合ったという他の採択団体のメンバーも「京北盆踊りフェスタ」に参加されていました。
会場である旧京北第一小学校体育館は、老若男女問わずたくさんの方が参加され、久々に見る夏祭りの風景でした!

学生団体K-Bondのメンバーである中野さんに「地域の方との交流」について伺うと、
「定期的に京北地域へ足を運び、盆踊りの練習や地域の集まり・イベントにも積極的に参加させてもらい、地域の方に協力してもらえることも多く、楽しく活動をしています。また、地域と継続的に関わることで、多面的な視点で地域の課題等を捉えることができ、自分たちが関われることはまだまだあるのではないかと思っています」とのことでした。

盆踊りのシーズンが終わると、盆踊りや歌の練習はもちろん、YouTubeの配信や盆踊りのアーカイブ化など、デジタルの面から京北の盆踊りを紹介されるということです。

引き続き、京北の盆踊りの魅力を伝えるために地域の方と一緒に活動を頑張ってください!!!

令和5年度「学まちコラボ事業」成果報告会を開催します!!

京都市と大学コンソーシアム京都が、大学・学生と地域が連携して実施する地域活性化に向けた取組を支援する「学まちコラボ事業(大学地域連携創造・支援事業)」において、このたび、令和5年度「学まちコラボ事業」成果報告会を開催します。

報告会では今年度採択された11団体が、これまでの活動を振り返り、取組の成果を発表します。
地域の風習や文化の継承による地域振興など、学生による認定事業の報告から、大学と地域の新たな連携の可能性や地域活性化のヒントを見つけませんか?

採択団体の事業概要はこちらをご覧ください↓↓↓
令和5年度学まちコラボ事業 採択団体 

 

令和5年度「学まちコラボ事業」成果報告会

日 時 令和6年3月20日(水・祝日) 13:00~18:00(終了予定)
会 場 キャンパスプラザ京都2階 ホール
当日の流れ

13:00~ 開会、令和5年度 採択団体による成果発表                 
     ※1発表につき@15分(質疑・入替含む)11事業
16:20~ 意見交換・交流会 (※参加は、採択団体のみとなります
17:20~ 表彰式・講評
18:00  閉会(予定)


※詳しいスケジュールはこちらをご覧ください↓↓↓
 令和5年度学まちコラボ事業 成果報告会報告会 スケジュール  

 

参加について

・要申込
以下の「お申込みはこちら」フォームからお申し込みください。

参加費 無料


●案内チラシはこちら
 ⇒成果報告会案内チラシ  

●学まちコラボ事業の内容について詳しくはこちら
 ⇒https://www.consortium.or.jp/project/chiiki/gakumachi

 

令和6年3月1日(金)~3月16日(土)の期間で参加申し込みを受け付けております。
参加をご希望の方は、以下のお申込みフォームからお申込みください。
 

 

お問合せ・お申し込み先

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 学まちコラボ事業担当
TEL :075-353-9130 FAX: 075-353-9101
MAIL:gakumachi-admin-ml■consortium.or.jp
(■を@に変更して送信してください)
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00

令和5年度学まちコラボ事業 学まちNEWS!

令和5年度 学まちコラボ事業の取組をご紹介します。

大学・学生と地域が『コラボ』して京都のまちづくりや地域の活性化に取り組む企画・事業を募集し、助成支援を行う“学まちコラボ事業”。
今年度採択団体の取組をお知らせします!!

【活動紹介】 同志社大学、立命館大学等 京都学生演劇祭実行委員会

9月10日(日)、「京都学生演劇祭2023」を見学してきました!

昨年と同じ左京区養正地区で開催され、京都学生演劇祭の象徴である「蛹」に見立てられた野外特設舞台が行き交う人々の目をひいていました。

京都学生演劇祭は、9/9(土)~16(土)まで(間に1日休みあり)長期間開催され、参加団体は9団体と大規模なイベントになっています。昨年も幅広い客層の方が演劇を見に来られていましたが、この地での開催が2年目となった今年は、場所の定着やイベントの周知度も相まって観客席は座れないほどの超満員でした。

そんな大規模なイベントの企画運営は、すべて学生が主体となってすすめられています。                                              今回は、京都学生演劇祭実行委員会の委員長に「演劇祭を学生が主体となって行うことの魅力」などを、京都学生広報部員が記事にしてくれています。

ぜひ、インタビュー記事をご覧ください!!!

 京都学生広報部 コトカレ https://kotocollege.jp/archives/30303

 

【活動紹介】大谷大学 大谷大学And House

10月18日(水)、「大谷大学And House」の活動を見学してきました!

主な活動地域は、京都市北区の北部にある中川学区。                                      中川学区は北山杉の産地ですが、近年高齢化の進行により伝統的な林業の継承が難しくなりつつあり、活気が失われつつあることから、そこに学生が関わって地域の活性化に取り組んでいます。取り組みの一つとして、クラフトビール「京都・中川まんまビーア!」の製造・販売をしています。

ビールに使用される「まんま茶」は、中川学区で栽培されてきたお茶ですが、古いタイプのお茶に近い系統と言われ、少し苦みのある味わい深いお茶ということです。                                                 住民の方と一緒にまんま茶を製造し、その後のビール製造・販売は福祉事業所の協力を経て、ネットや店頭で販売されます。
今回は、大谷大学に「まんまビーア」の瓶にラベルを貼る作業を見学してきました。                        この作業に至るまでには、まんま茶のお茶摘み、選別、蒸す・煎るという作業工程があり、その後、醸造の依頼をされるということです。大谷大学And Houseの出原さんによると、お茶の煎り方によっても味が変わるので、毎年の出来を一定するのに苦労するということでした。

200本ほどの瓶にラベル(長いラベルでした!)を一つ一つ貼る作業は、根気のいる大変な作業ですが、みんなで協力して次々にラベルが貼られた瓶ができていくのを見て、チームワークの良さを感じました。                                自分たちで作り上げた物が商品になり、店頭で売られるという喜びは、大きいと思います。

ビールの購入を通じて、茶葉の対価が中川地域で行う地域福祉活動に還元されるということです。大谷大学And Houseでは、毎月中川地域に出向いてクイズや脳トレなど住民の方との交流を図る活動もされています。

今年も「まんまビーア」の販売が楽しみです! 味は、最初にふわっとお茶の味が広がり、ビールの苦みが少ないということです。女性にも飲みやすそうですね。

  ※大谷大学And Houseの活動・まんまビーアについては、下記のインスタグラムでご確認ください!!!

  https://www.instagram.com/otaniandhouse/

 

 

           

【活動紹介】京都精華大学 「街と人と音楽と」ゼミ

10/21(土)「街と人と音楽と」ゼミがワークショップを開催する 【一乗寺フェス 秋まつり】を見学してきました! 

一乗寺と言えば、

・「ラーメン」というイメージが強すぎて、他の魅力が伝わっていない。

・昔からの住民と、新しく引っ越してこられた住民との間に温度差がある。

という課題が、一乗寺の商店主を対象としたアンケートより浮上。                                                        そのような課題解決や地域交流を活性化させたい!という思いにプラスして、音楽表現を専攻する学生が多い「街と人と音楽と」ゼミの強みを活かし、音楽に触れてもらうことで地域の交流を促進したいという思いから、ワークショップを開催することになったということです。

当日はさわやかな秋晴れとなり、会場となった一乗寺公園は朝からたくさんの人でにぎわっていました。屋台や縁日コーナー、ステージイベントやワークショップイベントなど盛りだくさんの内容で、小さな子供を連れたファミリー層が多く来られていました。後の主催者発表では、3,000人程度の来場者数があったということです。 

「街と人と音楽と」ゼミのワークショップ「みんなでたのしく つくってわくわく 音あそび」では、4種の楽器(ヘアピンで作るカリンバ、ストローで作る笛、筒の中にビーズを入れて作るブレスレット、紙筒と風船でつくる太鼓)を作ってもらい、その楽器で音遊びを楽しむという内容になっており、楽器を楽しむ親子連れで大盛況でした。                                              楽器で子供たちが怪我や誤飲をしないように、また作りやすいように飽きないように材料の素材や形・大きさ等、何度も試作を繰り返されたということです。そんな努力もあり、当日は代表の小川さんにインタビューをしている時も次々に子供たちがワークショップを訪れてきて、その都度インタビューを中断するほどの盛況ぶりでした。

「街と人と音楽と」ゼミは、ワークショップの開催以外にも一乗寺のゴミ拾い活動にも参加されています。そこで地域の方との交流も深めているということでした。

今後も、一乗寺の活性化のために活動を頑張ってください!!!

                                                    

 

【活動紹介】京都市立芸術大学、京都精華大学 BORDER!実行委員会

1125日(土)アートフェスティバル「BORDER!2023」に行ってきました!

今年の会場は、立誠ガーデンヒューリック京都(旧京都市立高倉小学校)。                                   四条の高瀬川近くで開催されました。

BORDER!実行委員会」は、関西の美術系大学生を中心にメンバーが構成されており、市民がアートに触れるきっかけを作ること、及び若手アーティストの育成を主な目的としてアートフェスティバルの企画・運営・実施を行っています。

今年のライブペイントは、昨年の設置数の倍となり見応えあるものになっていました。また、久しぶりにキッチンカーが配置され、飲食スペースも準備されており、学生さんが中心のマルシェも多くの人でにぎわっていました。                                             ライブペイントの描き手は、京都府内の美術大学の学生さんに依頼されたそうです!4時間で自身の身長以上のキャンバスに絵を完成させていく様子は本当に圧巻でした。                                                               当日の朝は、天候に恵まれず雨が降ったり止んだりの繰り返しで、ライブイベントの中止も考えられたそうですが、何とか決行され、描き手の皆さんもレインコートを着て頑張って絵を描かれていました。素敵だと感じた絵に投げ銭ができるように、絵の前にビンが置かれているのが印象的でした。

参加型アートでは、コロナ禍で使用した廃棄予定のアクリル板を集めてキャンバスとして再利用されたそうです。大きめのアクリル板には、子供たちが楽しそうに絵を描いていて、子ども連れの家族が多く見られました。アクリル板の周りには、個性あふれる動物たちのダンボールアート作品が展示されており、BORDER!チームが中心となって北大路イオンモールで行ったイベントで作成されたものだそうです。

ホームページのデザインや会場案内のポスターなどもセンスあるものが多く、さすがクリエイターグループだと感じました。                 

これからも、芸術を身近に感じられるイベントが開催されるのを楽しみにしています!

BORDER!の活動については、以下のサイトでご確認ください。

https://borderfes.art/

 

 

【活動紹介】龍谷大学、花園大学、京都女子大学等 都ライト実行委員会

129日(土)、上京区の上七軒・大黒町エリアにて、伝統的な技術や文化を未来に残すことを目的とした京町家のライトアップイベント「都ライト」が開催され見学してきました!昨年に引き続き2度目の取材となります。

 「都ライト」は、今年度で活動年数が19年目となり、実行委員メンバーは京都と大阪の大学生15名で構成されています。メンバーを集めるのに苦戦している団体が多い中で、どのようにメンバーを募集されているのか代表の大宅さんに聞いてみると、SNSのそれぞれの特性を分析し上手く使い分けをしながら募集に活用されているとの回答でした。そこまで綿密に分析されているとは知らず、取材を通してイベントの取り組み姿勢を深く知ることができました。

 実際のイベントでは、コロナの規制が緩和されたこともあり、地域のお店とコラボしてイベント限定の「都ライトオリジナルケーキ」の販売や、地域の子どもたちと一緒に作成した牛乳パック行燈の展示、写真ラリーイベントなど、老若男女問わず誰もが楽しめるイベントが実施されており、昨年と比べてファミリー層が多かったのが印象的でした。他にも、都ライトのメンバーが町家を連想させる音について考え、実際に地域で子どもたちの声や織機の音などを収録し、音楽に取り入れられたということです。イベント会場では、ライトアップに合ったリラクゼーション効果のある音楽が流れていました。 

また、今年度からイベントの実行委員がすぐ分かるようにお揃いのジャンパーを着ておられました。地域住民の方や参加者の方が声をかけやすいようにという配慮や、チームの団結力なども感じることができました。

お店や地域の方の協力のもと、学生だけでこれだけの大規模なイベントを実施していることに毎年感心させられます。素敵なライトアップとともに温かさも感じられるほっこりとしたイベントでした。SNS映えする写真もたくさん撮れます!

 今年度の開催は終わりましたが、ぜひ以下のサイトで「都ライト」の活動をご覧ください!

 ・http://miyako-light.anewal.net/

 ・https://www.instagram.com/miyako.light/

 ・https://twitter.com/i/flow/login?redirect_after_login=%2Fmiyako_light

 

令和4年度学まちコラボ事業 学まちNEWS!

令和4年度 学まちコラボ事業の取組をご紹介します。

大学・学生と地域が『コラボ』して京都のまちづくりや地域の活性化に取り組む企画・事業を募集し、助成支援を行う“学まちコラボ事業”。
今年度採択団体の取組をお知らせします!!

【活動紹介】立命館大学 カモシネマ17実行委員会

821日(日)、「カモシネマ17」を見学してきました!

 今回は、コロナ禍の影響で3年ぶりの開催。                                                       インスタグラム・ツイッター・ブログでのSNS発信、路上やイベントでのビラ配布等、積極的に広報活動をされていました。当初の開催日であった20日(土)が雨で翌日に延期となり、21日(日)も、日中雨が強く降った時間帯もありましたが、滞りもなく無事に開催されました。 

「カモシネマ」は、20年前、京都のシンボル鴨川の環境保全に関心を持った立命館大学の学生によって立ち上げられた事業で、現在メンバーは35名。学生のまち京都で、同世代の若者の美化意識向上への働きかけとして、毎年夏に清掃活動や野外映画上映会を開催されています。そこから人と人、人と映画、人と鴨川をつなぐイベントとして、今年で17年目を迎えます。 

当日は、15時半から「ピカカモ」と呼ばれる清掃活動が、雨のため少し時間をずらして行われました。また同時間から、事業初の試みとなる「古本交換会」も実施されました。参加者が本を持ち寄り、新たな古本と交換しようという企画。捨てられてしまう本を減らすことで、SDGsの取り組みの一環にもなり、会場には小説から絵本や図鑑、昔の雑誌まで様々なジャンルの本が並んでいました。本の中には、交換者へのメッセージが挟んでいるものもあり、受け取った人の気持ちが温かくなるようなそんな企画でした。他には、子供やそのご家族を対象としたクイズ形式の企画もあり、老若男女問わず参加できるイベントとなっていました。

 今年の上映作品は『音楽』。                                                             「音楽への初期衝動」を巧みに映像化したアニメーション映画です。                                            数多くある映画作品の中で、『音楽』が選ばれた理由について実行委員の方に聞いたところ、コロナ禍で、文化や芸術に触れたり交流したりする機会がなくなりつつある中、映画を通して「文化」の大切さを改めて感じた作品であり、そんな作品をこのカモシネマで上映したいという思いで決めました、とのことでした。

日が落ちても気温があまり下がらず暑かったですが、上映時間が近づくにつれて、続々と鑑賞される方が来られ、また鴨川を散歩されている方が足をとめてスクリーンを見られる姿も多くありました。 

今後は、年に一度のイベントだけではなく、日常的にできるイベントを考えているとのことでした。                              今後の活動にも期待しています!

【活動紹介】京都大学、立命館大学等 京都学生演劇祭実行委員会

915日(木)、「京都学生演劇祭2022」を見学してきました!

今年度は、99日(金)~19日(月)まで開催され、出演団体は11団体、実行委員は10名と大規模な演劇祭となっています。土日は満席になることもあるとのことで、取材当日もたくさんの観客が入っておられました。

会場は、出町柳駅徒歩5分くらいの場所にある「養正児童公園」。                                             到着するとすぐに大きな白い野外特設舞台が目に入ってきました。シンボルでもある野外特設舞台は、ホームページ上で見て想像していたよりも大きく、頑丈に建てられており、側面は白と青色でペイントされた木の柱で覆われていました。大きく頑丈な中にも何かほっこりと感じるものがあり、繭をイメージして作られたということにも納得です。                                                                    準備中の野外特設舞台の中も見学させていただきましたが、とても広く、舞台と観客席の距離感がちょうど良い感じでした。取材をしている間も、それぞれの担当者が黙々と開演に向けて準備をされている姿がとても印象的でした。

実行委員の岡田さんによると、昨年度からコロナの影響で会場を屋内から野外の「養正児童公園」に移したとのことです。                                                  地域住民の方と定期的にミーティングを開催し、少しずつ交流の場が増えたことや、コロナで演劇を見てもらう機会を失っていた学生さんたちに場所を提供することができたことをお話いただきました。もちろん野外ならではの天候の問題や、虫よけ対策などの苦労もあるようですが、地域の方々に見守られ、演劇関係のプロの方々と学生さんが協力して、素晴らしい舞台を作り上げたということがよく分かりました。 

公園内には、グッズの販売やお菓子を景品とした射的コーナーがあり、また演劇祭を盛り上げるために毎日作成された「毎日チラシ」の展示コーナーがありました。たくさん飾られたチラシの中から、気に入ったチラシにシールを貼るなど、演劇が始まるまでの待ち時間を楽しむ工夫がされていました。 

公園内を楽しんでいるうちに開演時間となり、実行委員の方々のご厚意で、演劇を観させていただきました。                          初めて観る学生団体の演劇は、一言で言うと圧巻でした!感情豊かな表現力に見入ってしまい、時には考えさせられ、あっという間の45分でした。公園のすぐ近くを電車が走っており、そこを上手く演劇の中に取り入れておられるところも魅力でした。 

最終日には、観客賞と審査員賞の2つの賞が発表され、観客の採点が一番高い団体は、来年開催される全国学生演劇祭への出場権を得られるとのことです。ここから、未来の舞台俳優が生まれることにも期待したいです。 

短時間の取材でしたが、実行委員の方の熱い思いや演劇祭の魅力、苦労した点、また今後に向けての思いを色々と聞くことができ、観劇させていただいたことで、京都学生演劇祭の魅力を堪能できました。                                                          今後の活動も楽しみです!

 

【活動紹介】京都精華大学、京都市立芸術大学、成安造形大学、嵯峨美術大学 BORDER!実行委員会

11月26日(土)、「アートフェスティバルBORDER!2022」を梅小路公園に見学してきました!

BORDER!実行委員会」は、関西の美術系大学生を中心にメンバー構成されており、市民がアートに触れるきっかけを作ること、及び若手アーティストの育成を主な目的としてアートフェスティバルの企画・運営・実施を行っています。

今年度のテーマは、“イチミリヨリミチ”                                                         ほんの“1ミリ寄り道するだけで、アートの世界を楽しめるイベントを目指し、例年のマルシェ、ライブイベント、ワークショップに加え、初の野外開催、ステージパフォーマンスでさらに広いアートをお届けします。

当日は、曇り空のお天気でしたが、木々の紅葉が美しく、過ごしやすい季節ということもあり、公園には様々な目的を持った方たちがたくさんおられました。実行委員の岡崎さんによると、昨年はゼスト御池での開催だったため、電車の利用者が主だったが、今年は初の野外開催で人通りがだいぶ変わり、老若男女問わず幅広い方に見ていただけるのが嬉しいとのことでした。                                                        実際に、たまたま通りかかった市民の方や観光客の方が足をとめて熱心にライブペイントやマルシェを見ておられ、幅広い年齢層に興味を持ってもらえるきっかけになったのではないかと思います。                                                             一方で、メイン企画であるマルシェには約30組ほどの出展作家が揃いましたが、広い敷地があるにも関わらず出展者数が昨年とほぼ同数であったため、今後の課題としたいということでした。

今回のイベントでは、フードロスの削減という点でSDGsを意識した取り組みも実施されました。                               廃棄される野菜や果物を基に絵具を作り、アート作品を作成するワークショップが事前に開催され、作品が展示されていました。優しい色合いが絵をほっこり見せてくれました。

今後の活動については、レポートが掲載されるとのことです。                                               毎年、ホームページも魅力的なので、そちらもぜひご覧ください!                      今回イベントに行けなかった方も、ぜひアートに触れてみてください! 

   BORDER!2022のHPはこちらから → https://borderfes.art/

 

【活動紹介】同志社女子大学、龍谷大学、同志社大学、立命館大学、京都大学他 都ライト実行委員会

12月10日(土)、「都ライト’22」を見学してきました!

都ライトは、2005年から京都市下京区界隈(今年度は、上七軒と浄福寺通大黒町)で開催されている、京町家のライトアップイベントです。                                        今年度のコンセプトは、「人を結ぶ、町家を照らす再興の光」。                                              人と人の結びつきが薄れ、街の活気が以前と比べて弱くなっていく中で、再び街に活気を戻し、人の繋がりを取り戻していきたいという思いが込められています。

会場には、町家の内側からライトが灯る「暮らしの灯り」が表現されていました。「ライトアップ」と聞いて連想する煌びやかな光とは異なり、格子から漏れるほんわかした灯りが京町家の趣をより一層引き立てていました。

コロナ禍で集客を目的とした企画の立案やPR活動を自粛したり、メンバーが入れ替わったり… …。環境が変化していく中で、どのように活動を継続してきたのかについて、実行委員の三橋さんにお話を伺いました。

「イベントの実施にあたり、これまで地域の方との繋がりを大事にしてきました。皆さまのご支援・ご協力のおかげで、長年続けることができています。地域と共生しないとイベント自体の実施も難しいので感謝の気持ちでいっぱいです。                                               一方で、私たちが伝えたい「暮らしの灯り」の魅力が十分に伝えきれず、「目立たない」「分かりにくい」という声もいただいています。                                        新型コロナウイルス感染症の状況を見ながらにはなりますが、今後は併設イベント等も実施して、もう少しアピールしていきたいです。」

三橋さんからはPR力を強化する等の課題が述べられましたが、イベント当日は、都ライト実行委員会のOB・OGと地域の方が久しぶりの再会に喜び合う姿や、イベントに合わせて営業時間を延長されているお店に参加者が足を運ぶ様子など、心温まる場面を数多く目にすることができました。これも、18年にわたり地域の方との繋がりを大切にし続けてきた皆さんだからこそ実現した「地域との共生」の形ではないでしょうか。

今後はイベントの報告書を作成し、地域の方にお礼まわりをされるとのことです。                                             来年はどのようなイベントになるのか、楽しみにしています!

 

 

令和4年度学まちコラボ事業 学まちNEWS!

令和4年度 学まちコラボ事業の取組をご紹介します。

大学・学生と地域が『コラボ』して京都のまちづくりや地域の活性化に取り組む企画・事業を募集し、助成支援を行う“学まちコラボ事業”。
今年度採択団体の取組をお知らせします!!

【活動紹介】立命館大学 カモシネマ17実行委員会

821日(日)、「カモシネマ17」を見学してきました!

 今回は、コロナ禍の影響で3年ぶりの開催。                                                       インスタグラム・ツイッター・ブログでのSNS発信、路上やイベントでのビラ配布等、積極的に広報活動をされていました。当初の開催日であった20日(土)が雨で翌日に延期となり、21日(日)も、日中雨が強く降った時間帯もありましたが、滞りもなく無事に開催されました。 

「カモシネマ」は、20年前、京都のシンボル鴨川の環境保全に関心を持った立命館大学の学生によって立ち上げられた事業で、現在メンバーは35名。学生のまち京都で、同世代の若者の美化意識向上への働きかけとして、毎年夏に清掃活動や野外映画上映会を開催されています。そこから人と人、人と映画、人と鴨川をつなぐイベントとして、今年で17年目を迎えます。 

当日は、15時半から「ピカカモ」と呼ばれる清掃活動が、雨のため少し時間をずらして行われました。また同時間から、事業初の試みとなる「古本交換会」も実施されました。参加者が本を持ち寄り、新たな古本と交換しようという企画。捨てられてしまう本を減らすことで、SDGsの取り組みの一環にもなり、会場には小説から絵本や図鑑、昔の雑誌まで様々なジャンルの本が並んでいました。本の中には、交換者へのメッセージが挟んでいるものもあり、受け取った人の気持ちが温かくなるようなそんな企画でした。他には、子供やそのご家族を対象としたクイズ形式の企画もあり、老若男女問わず参加できるイベントとなっていました。

 今年の上映作品は『音楽』。                                                             「音楽への初期衝動」を巧みに映像化したアニメーション映画です。                                            数多くある映画作品の中で、『音楽』が選ばれた理由について実行委員の方に聞いたところ、コロナ禍で、文化や芸術に触れたり交流したりする機会がなくなりつつある中、映画を通して「文化」の大切さを改めて感じた作品であり、そんな作品をこのカモシネマで上映したいという思いで決めました、とのことでした。

日が落ちても気温があまり下がらず暑かったですが、上映時間が近づくにつれて、続々と鑑賞される方が来られ、また鴨川を散歩されている方が足をとめてスクリーンを見られる姿も多くありました。 

今後は、年に一度のイベントだけではなく、日常的にできるイベントを考えているとのことでした。                              今後の活動にも期待しています!

 

【活動紹介】京都大学、立命館大学等 京都学生演劇祭実行委員会

915日(木)、「京都学生演劇祭2022」を見学してきました!

今年度は、99日(金)~19日(月)まで開催され、出演団体は11団体、実行委員は10名と大規模な演劇祭となっています。土日は満席になることもあるとのことで、取材当日もたくさんの観客が入っておられました。

会場は、出町柳駅徒歩5分くらいの場所にある「養正児童公園」。                                             到着するとすぐに大きな白い野外特設舞台が目に入ってきました。シンボルでもある野外特設舞台は、ホームページ上で見て想像していたよりも大きく、頑丈に建てられており、側面は白と青色でペイントされた木の柱で覆われていました。大きく頑丈な中にも何かほっこりと感じるものがあり、繭をイメージして作られたということにも納得です。                                                                    準備中の野外特設舞台の中も見学させていただきましたが、とても広く、舞台と観客席の距離感がちょうど良い感じでした。取材をしている間も、それぞれの担当者が黙々と開演に向けて準備をされている姿がとても印象的でした。

実行委員の岡田さんによると、昨年度からコロナの影響で会場を屋内から野外の「養正児童公園」に移したとのことです。                                                  地域住民の方と定期的にミーティングを開催し、少しずつ交流の場が増えたことや、コロナで演劇を見てもらう機会を失っていた学生さんたちに場所を提供することができたことをお話いただきました。もちろん野外ならではの天候の問題や、虫よけ対策などの苦労もあるようですが、地域の方々に見守られ、演劇関係のプロの方々と学生さんが協力して、素晴らしい舞台を作り上げたということがよく分かりました。 

公園内には、グッズの販売やお菓子を景品とした射的コーナーがあり、また演劇祭を盛り上げるために毎日作成された「毎日チラシ」の展示コーナーがありました。たくさん飾られたチラシの中から、気に入ったチラシにシールを貼るなど、演劇が始まるまでの待ち時間を楽しむ工夫がされていました。 

公園内を楽しんでいるうちに開演時間となり、実行委員の方々のご厚意で、演劇を観させていただきました。                          初めて観る学生団体の演劇は、一言で言うと圧巻でした!感情豊かな表現力に見入ってしまい、時には考えさせられ、あっという間の45分でした。公園のすぐ近くを電車が走っており、そこを上手く演劇の中に取り入れておられるところも魅力でした。 

最終日には、観客賞と審査員賞の2つの賞が発表され、観客の採点が一番高い団体は、来年開催される全国学生演劇祭への出場権を得られるとのことです。ここから、未来の舞台俳優が生まれることにも期待したいです。 

短時間の取材でしたが、実行委員の方の熱い思いや演劇祭の魅力、苦労した点、また今後に向けての思いを色々と聞くことができ、観劇させていただいたことで、京都学生演劇祭の魅力を堪能できました。                                                          今後の活動も楽しみです!

 

【活動紹介】京都精華大学、京都市立芸術大学、成安造形大学、嵯峨美術大学 BORDER!実行委員会

11月26日(土)、「アートフェスティバルBORDER!2022」を梅小路公園に見学してきました!

BORDER!実行委員会」は、関西の美術系大学生を中心にメンバー構成されており、市民がアートに触れるきっかけを作ること、及び若手アーティストの育成を主な目的としてアートフェスティバルの企画・運営・実施を行っています。

今年度のテーマは、“イチミリヨリミチ”                                                         ほんの“1ミリ寄り道するだけで、アートの世界を楽しめるイベントを目指し、例年のマルシェ、ライブイベント、ワークショップに加え、初の野外開催、ステージパフォーマンスでさらに広いアートをお届けします。

当日は、曇り空のお天気でしたが、木々の紅葉が美しく、過ごしやすい季節ということもあり、公園には様々な目的を持った方たちがたくさんおられました。実行委員の岡崎さんによると、昨年はゼスト御池での開催だったため、電車の利用者が主だったが、今年は初の野外開催で人通りがだいぶ変わり、老若男女問わず幅広い方に見ていただけるのが嬉しいとのことでした。                                                        実際に、たまたま通りかかった市民の方や観光客の方が足をとめて熱心にライブペイントやマルシェを見ておられ、幅広い年齢層に興味を持ってもらえるきっかけになったのではないかと思います。                                                             一方で、メイン企画であるマルシェには約30組ほどの出展作家が揃いましたが、広い敷地があるにも関わらず出展者数が昨年とほぼ同数であったため、今後の課題としたいということでした。

今回のイベントでは、フードロスの削減という点でSDGsを意識した取り組みも実施されました。                               廃棄される野菜や果物を基に絵具を作り、アート作品を作成するワークショップが事前に開催され、作品が展示されていました。優しい色合いが絵をほっこり見せてくれました。

今後の活動については、レポートが掲載されるとのことです。                                               毎年、ホームページも魅力的なので、そちらもぜひご覧ください!                      今回イベントに行けなかった方も、ぜひアートに触れてみてください! 

   BORDER!2022のHPはこちらから → https://borderfes.art/

 

 

 

 

令和4年度学まちコラボ事業 学まちNEWS!

令和4年度 学まちコラボ事業の取組をご紹介します。

大学・学生と地域が『コラボ』して京都のまちづくりや地域の活性化に取り組む企画・事業を募集し、助成支援を行う“学まちコラボ事業”。
今年度採択団体の取組をお知らせします!!

【活動紹介】立命館大学 カモシネマ17実行委員会

821日(日)、「カモシネマ17」を見学してきました!

 今回は、コロナ禍の影響で3年ぶりの開催。                                                       インスタグラム・ツイッター・ブログでのSNS発信、路上やイベントでのビラ配布等、積極的に広報活動をされていました。当初の開催日であった20日(土)が雨で翌日に延期となり、21日(日)も、日中雨が強く降った時間帯もありましたが、滞りもなく無事に開催されました。 

「カモシネマ」は、20年前、京都のシンボル鴨川の環境保全に関心を持った立命館大学の学生によって立ち上げられた事業で、現在メンバーは35名。学生のまち京都で、同世代の若者の美化意識向上への働きかけとして、毎年夏に清掃活動や野外映画上映会を開催されています。そこから人と人、人と映画、人と鴨川をつなぐイベントとして、今年で17年目を迎えます。 

当日は、15時半から「ピカカモ」と呼ばれる清掃活動が、雨のため少し時間をずらして行われました。また同時間から、事業初の試みとなる「古本交換会」も実施されました。参加者が本を持ち寄り、新たな古本と交換しようという企画。捨てられてしまう本を減らすことで、SDGsの取り組みの一環にもなり、会場には小説から絵本や図鑑、昔の雑誌まで様々なジャンルの本が並んでいました。本の中には、交換者へのメッセージが挟んでいるものもあり、受け取った人の気持ちが温かくなるようなそんな企画でした。他には、子供やそのご家族を対象としたクイズ形式の企画もあり、老若男女問わず参加できるイベントとなっていました。

 今年の上映作品は『音楽』。                                                             「音楽への初期衝動」を巧みに映像化したアニメーション映画です。                                            数多くある映画作品の中で、『音楽』が選ばれた理由について実行委員の方に聞いたところ、コロナ禍で、文化や芸術に触れたり交流したりする機会がなくなりつつある中、映画を通して「文化」の大切さを改めて感じた作品であり、そんな作品をこのカモシネマで上映したいという思いで決めました、とのことでした。

日が落ちても気温があまり下がらず暑かったですが、上映時間が近づくにつれて、続々と鑑賞される方が来られ、また鴨川を散歩されている方が足をとめてスクリーンを見られる姿も多くありました。 

今後は、年に一度のイベントだけではなく、日常的にできるイベントを考えているとのことでした。                              今後の活動にも期待しています!

【活動紹介】京都大学、立命館大学等 京都学生演劇祭実行委員会

915日(木)、「京都学生演劇祭2022」を見学してきました!

今年度は、99日(金)~19日(月)まで開催され、出演団体は11団体、実行委員は10名と大規模な演劇祭となっています。土日は満席になることもあるとのことで、取材当日もたくさんの観客が入っておられました。

会場は、出町柳駅徒歩5分くらいの場所にある「養正児童公園」。                                             到着するとすぐに大きな白い野外特設舞台が目に入ってきました。シンボルでもある野外特設舞台は、ホームページ上で見て想像していたよりも大きく、頑丈に建てられており、側面は白と青色でペイントされた木の柱で覆われていました。大きく頑丈な中にも何かほっこりと感じるものがあり、繭をイメージして作られたということにも納得です。                                                                    準備中の野外特設舞台の中も見学させていただきましたが、とても広く、舞台と観客席の距離感がちょうど良い感じでした。取材をしている間も、それぞれの担当者が黙々と開演に向けて準備をされている姿がとても印象的でした。

実行委員の岡田さんによると、昨年度からコロナの影響で会場を屋内から野外の「養正児童公園」に移したとのことです。                                                  地域住民の方と定期的にミーティングを開催し、少しずつ交流の場が増えたことや、コロナで演劇を見てもらう機会を失っていた学生さんたちに場所を提供することができたことをお話いただきました。もちろん野外ならではの天候の問題や、虫よけ対策などの苦労もあるようですが、地域の方々に見守られ、演劇関係のプロの方々と学生さんが協力して、素晴らしい舞台を作り上げたということがよく分かりました。 

公園内には、グッズの販売やお菓子を景品とした射的コーナーがあり、また演劇祭を盛り上げるために毎日作成された「毎日チラシ」の展示コーナーがありました。たくさん飾られたチラシの中から、気に入ったチラシにシールを貼るなど、演劇が始まるまでの待ち時間を楽しむ工夫がされていました。 

公園内を楽しんでいるうちに開演時間となり、実行委員の方々のご厚意で、演劇を観させていただきました。                          初めて観る学生団体の演劇は、一言で言うと圧巻でした!感情豊かな表現力に見入ってしまい、時には考えさせられ、あっという間の45分でした。公園のすぐ近くを電車が走っており、そこを上手く演劇の中に取り入れておられるところも魅力でした。 

最終日には、観客賞と審査員賞の2つの賞が発表され、観客の採点が一番高い団体は、来年開催される全国学生演劇祭への出場権を得られるとのことです。ここから、未来の舞台俳優が生まれることにも期待したいです。 

短時間の取材でしたが、実行委員の方の熱い思いや演劇祭の魅力、苦労した点、また今後に向けての思いを色々と聞くことができ、観劇させていただいたことで、京都学生演劇祭の魅力を堪能できました。                                                          今後の活動も楽しみです!

 

 

 

 

 

 

令和4年度学まちコラボ事業 学まちNEWS!

令和4年度 学まちコラボ事業の取組をご紹介します。

大学・学生と地域が『コラボ』して京都のまちづくりや地域の活性化に取り組む企画・事業を募集し、助成支援を行う“学まちコラボ事業”。
今年度採択団体の取組をお知らせします!!

【活動紹介】立命館大学 カモシネマ17実行委員会

821日(日)、「カモシネマ17」を見学してきました!

 今回は、コロナ禍の影響で3年ぶりの開催。                                                       インスタグラム・ツイッター・ブログでのSNS発信、路上やイベントでのビラ配布等、積極的に広報活動をされていました。当初の開催日であった20日(土)が雨で翌日に延期となり、21日(日)も、日中雨が強く降った時間帯もありましたが、滞りもなく無事に開催されました。 

「カモシネマ」は、20年前、京都のシンボル鴨川の環境保全に関心を持った立命館大学の学生によって立ち上げられた事業で、現在メンバーは35名。学生のまち京都で、同世代の若者の美化意識向上への働きかけとして、毎年夏に清掃活動や野外映画上映会を開催されています。そこから人と人、人と映画、人と鴨川をつなぐイベントとして、今年で17年目を迎えます。 

当日は、15時半から「ピカカモ」と呼ばれる清掃活動が、雨のため少し時間をずらして行われました。また同時間から、事業初の試みとなる「古本交換会」も実施されました。参加者が本を持ち寄り、新たな古本と交換しようという企画。捨てられてしまう本を減らすことで、SDGsの取り組みの一環にもなり、会場には小説から絵本や図鑑、昔の雑誌まで様々なジャンルの本が並んでいました。本の中には、交換者へのメッセージが挟んでいるものもあり、受け取った人の気持ちが温かくなるようなそんな企画でした。他には、子供やそのご家族を対象としたクイズ形式の企画もあり、老若男女問わず参加できるイベントとなっていました。

 今年の上映作品は『音楽』。                                                             「音楽への初期衝動」を巧みに映像化したアニメーション映画です。                                            数多くある映画作品の中で、『音楽』が選ばれた理由について実行委員の方に聞いたところ、コロナ禍で、文化や芸術に触れたり交流したりする機会がなくなりつつある中、映画を通して「文化」の大切さを改めて感じた作品であり、そんな作品をこのカモシネマで上映したいという思いで決めました、とのことでした。

日が落ちても気温があまり下がらず暑かったですが、上映時間が近づくにつれて、続々と鑑賞される方が来られ、また鴨川を散歩されている方が足をとめてスクリーンを見られる姿も多くありました。 

今後は、年に一度のイベントだけではなく、日常的にできるイベントを考えているとのことでした。                              今後の活動にも期待しています!