研究進んでます!~未来の京都創造研究事業 調査・研究の現場から~

 2014年度の「未来の京都創造研究事業」で採択された調査・研究テーマは、それぞれ未知の成果を目指して取り組まれています。その現場の様子を紹介いたします!


未来の京都創造研究事業 2014年度の調査・研究テーマについて 詳細はこちらから


 

レポート公開

市営住宅での臨地調査を実施-
自由課題1「京都市郊外の市営住宅とその周辺住宅地における空間構成と変遷について」

 この調査・研究テーマでは、京都市すまいまちづくり課と連携し、市内に99団地もある市営住宅のうち郊外の市営住宅とその周辺地域の関係性について、①団地と接する建物の外観、②団地内のオープンスペースの使われかた、③敷地境界の状況から明らかにしようとしています。調査結果は今後の市営住宅の整備・再編の際に活かされることが想定されています。

 9月17日、研究代表者である京都工芸繊維大学大学院博士課程の政木哲也さんが、山科区内の市営住宅での3回目の臨地調査を行いました。(過去2回は山科区と伏見区にて8月に実施)

植栽の高さや奥行まできちんと測ります。

植栽の高さや奥行まできちんと測ります。

左が研究代表者の政木さん、右が協力者の稲垣さん。

左が研究代表者の政木さん、右が協力者の稲垣さん。













 市営住宅とその周辺地域がどのような関係性をもつのかを明らかにするために、現地の市営住宅敷地と道路や臨地との境界の状況を写真に収め、寸法や隣接する道路幅まで丁寧に記録していきます。
敷地内のオープンスペースの様子や、敷地外への出入口の状況も確認していきます。

市営住宅と臨地との境界である、入口がどういう姿かも重要です。

市営住宅と臨地との境界である、入口がどういう姿かも重要です。

丁寧に図に落としていきます。

丁寧に図に落としていきます。














 複数の市営住宅でのこうした調査結果や市営住宅の変遷に関する資料を分析し、市営住宅周辺の地域環境にどのような特性がみられるかを読み解くことで、将来の市営住宅ストックの集約化などの検討に役立つものとなります。こういう調査結果は、実はこれまでにありそうなかったのですね。

 

未来づくりの実験は茶室から-
指定課題②「都心部地域での交流の場づくり」

 この調査・研究テーマでは、都心部に蓄積されてきた地域資源の魅力を活かした「交流の場づくり」を通して「地域の価値」の再発見と創造を推進する商業者・事業者と市民の育成及びネットワーク形成を図る実証研究を行います。

 8月27日の夜、京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科の西村雅信先生の研究グループが京都市商業振興課と連携して行っている「交流の場づくりによる商業者・市民の育成とネットワーク形成にかかわる実証実験」で、まちなかの商業活性化に向けた新たな交流の場が設けられました。

ダンボールで茶室をつくっていきます。

ダンボールで茶室をつくっていきます。

語り合いの内容を共有しています。

語り合いの内容を共有しています。




 

いろいろなアイデアが飛び出しました。

いろいろなアイデアが飛び出しました。

 築100年を超える町家の中にダンボールで茶室をつくる驚きの仕掛けとともに行われた「フューチャーセッション」では、参加された地域の商業者など多彩な属性の皆様が、目を輝かせながらまちなかの未来づくりに必要なアイデアを出し合われました。

 これらを基に、商業者・事業者や市民、アーティストなどさまざまな主体がつながり、創造する『場』を生み出していくのだそうです。数年後には、まちなかが今とは全く違った姿になっているかもしれませんね。




 


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お問い合わせ

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 シンクタンク事業 担当
TEL 075-708-5803 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

第11回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラムを開催しました!

去る9月13日(土)14日(日)、岩手県・盛岡市のいわて県民情報交流センター アイーナにおいて、「大学間連携と地域活性化への取り組み」をテーマとして、第11回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラムを開催いたしました。

 少子高齢化や過疎化への対応や東日本大震災からの復興などの地域課題の解決が、地域発のグローバルスタンダードへと展開する可能性があるという観点と展望を持ち、大学が地域で果たす役割に目をむけ、地域の諸課題を解決する先進的な取り組みについて学び・考察しようと、全国各地より117の高等教育機関・行政等から280名の方々にご参加いただき、大学が連携することで生まれた成果や、これからの大学と地域連携のあり方について議論が繰り広げられました。

 なお、次回フォーラムは2015年9月に石川県 金沢工業大学にて、開催予定です。ぜひご参加をご検討ください。


  ▽シンポジウム                ▽高等教育政策の動向(解説)
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  ▽分科会(全4分科会)             ▽ポスターセッション(出展24団体)     
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企画概要

日  時 2014年9月13日(土)12:00~20:15 、14日(日) 9:30~11:30
会  場 いわて県民情報交流センター アイーナ
テ ー マ 大学間連携と地域活性化への取り組み
主  催 全国大学コンソーシアム協議会
共  催 いわて高等教育コンソーシアム


プログラム

第1日目:2014年9月13日(土)

時 間 内 容
12:00~13:00 ■受付
12:00~17:00 ■ポスターセッション
12:00~13:00 ■ポスターセッション コアタイム
12:15~12:45 ■全国大学コンソーシアム協議会 総会(対象:コンソ組織のみ)
13:00~13:15 ■挨拶

 ・協議会代表者挨拶   赤松 徹眞
(全国大学コンソーシアム協議会 代表幹事、龍谷大学 学長)

 ・開催地代表者挨拶    堺 茂樹 (岩手大学 学長)
 ・来賓挨拶        達増 拓也氏  (岩手県知事) 
13:15~16:00 ■シンポジウム
 【テーマ】
  大学間連携と地域活性化への取り組み
 【パネラー】
  松本 長彦氏(愛媛大学 理事・副学長)
   小田 隆治氏(山形大学 地域教育文化学部 副学部長)
  岡田 豊基氏(神戸学院大学 学長)
  小沢 喜仁氏(福島大学 副学長(地域連携担当))
 【コーディネーター】
  大森 不二雄氏 (首都大学東京 大学教育センター 教授)
16:00~16:10 ■ポスターセッション企業ブースPRタイム
16:00~17:00 ■ポスターセッション コアタイム
17:00~17:40 ■高等教育政策の動向(解説)
 里見 朋香氏 (文部科学省 高等教育局 大学振興課 課長)
17:40~18:15 ■会場移動および情報交換会受付
18:15~20:15 ■情報交換会

第2日目:2014年9月14日(日)

時 間 内 容
9:00~9:30 ■受付
9:30~11:30 ■第1分科会:参加人数 33名
コンソーシアムと企業との連携~ICカードとキャンパスリポーターによる地域の活性化
■第2分科会:参加人数 37名
未内定卒業生20%12万人の防止策、インターンシップについて
■第3分科会:参加人数 39名
国際交流とコンソーシアム
■第4分科会:参加人数 54名
復興と連携

ワークショップ:いわてで「大学コンソを語ろう!」

 大学コンソーシアムの活動に関わる方の意見交換と交流を目的としたワークショップ いわてで「大学コンソを語ろう!」(公式プログラム外)も同時開催いたしました。各組織の運営や活動方法など熱くグループ議論が行われ、大変ご好評いただきました。

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お問合せ先

全国大学コンソーシアム協議会 事務局(大学コンソーシアム京都内)
TEL 075-353-9100 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※営業時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

第17回京都国際学生映画祭 京丹後フィルムコミッション連携企画を開催!

京丹後フィルムコミッション

京丹後フィルムコミッションとは映像制作のロケ地誘致や映像制作支援などを通じた観光まちづくりを目的に京丹後市で2013年に発足したプロジェクトです。
京都国際学生映画祭では京丹後市と連携し、8月20日(水)、21日(木)の2日間にわたって京丹後市民の方々や現地の高校生を対象とした上映会を開催しました。
今年の当映画祭コンセプトである「飛び出す映画祭」をテーマに、当映画祭の実行委員が京丹後市に学生映画を届けに行きました。

企画概要

京丹後フィルムコミッション連携企画(夏)

 日程 2014年8月20日(水)・21日(木)
 場所 京丹後市三重公民会館・京都府立網野高等学校
 主催 京丹後フィルムコミッション
 参加者 実行委員7名・一般来場者20名・網野高校2年生30名 

 

内容・実施報告

1日目

1日目は京丹後市の三重・森本地区にて、本映画祭で過去に入選した4本の学生映画の上映を行いました。
また、上映会後には地域の皆さんとバーベキューをしながら懇親し、上映作品のことや普段の学生生活について話しながら、深い交流をはかることができました。
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2日目

2日目は京都府立網野高等学校へ向かいました。網野高校企画経営科の2年生約30人を前に過去入選作品を2本上映し、実行委員が普段どんな活動を行っているか、各部署の役割、映画祭を運営する上での苦労などについても話しました。
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高校生との交流会後には京丹後市役所の方に、映画やドラマの撮影が盛んに行われている「立岩」などの観光地へ連れて行って頂き、京丹後の自然や歴史を存分に味わうことができました!
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2日間を終えて

今回の活動では、日頃、劇場で映画を観る機会の少ない方々に映画を届けることができ、上映を通じて地域の皆さんとの交流や意見交換をすることができました。この企画は11月に開催される本祭や12月の「京丹後フィルムウィーク2014」の事前PRのためのイベントではありましたが、地域の皆さんとの交流の中で、私たち自身も映画上映の在り方を考え直すきっかけとなり、また、地域活性ついて学ぶ機会にもなりました。
今年度はプレイベントを複数回予定しています。こうした活動を重ねながら、11月の本祭に向け、ご来場いただく皆様に気持ちよく鑑賞いただくことで、学生映画の面白さがより広く認知される映画祭を目指していきたいと思います。
※翌日、京都新聞(京丹後地域版)にイベントの様子を取り上げていただきました。


 

企画に関するお問い合わせ

京都国際学生映画祭実行委員会
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下ル  キャンパスプラザ京都6F
TEL:075-353-9430 FAX:075-353-9101
MAIL:info.2014アットkisfvf.com
twitter:@kisfvf
Web: http://www.kisfvf.com


 

英語スキルアップ研修「Active Learning in the Classroom」 を開催しました!

英語スキルアップ研修「Active Learning in the Classroom」実施報告

さる7月26日、日本英語検定協会アドバイザーの西川美香子先生を講師にお迎えし、加盟大学教員を対象とした英語スキルアップ研修「Active Learning in the Classroom」を開催しました。
この研修は、2013年度から大学コンソーシアム京都が実施している「大学教職員英語スキルアップ研修」の一環としての企画で、教員を対象に「授業」に焦点をあてた内容で開催し、5大学から11名の参加を得ました。 
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研修では、アイスブレイクに続いて、アクティブラーニング(アクティブラーニングとは「能動的な学習」のことで、授業者が一方的に知識伝達を行う講義スタイルではなく、課題研究やPBL(project/problem based learning)、ディスカッション、プレゼンテーションなど、能動的な学習を取り入れた授業形態のことを指します)について理解を深めるとともに、英語を用いた授業でよく使われるフレーズを学びました。授業の中で用いられる指示語やアクティブラーニングを導入する際に便利な言い回しなどには様々な表現があり、参加された教員の方々が、授業のなかでより自然に使える表現を選んで活用していただきたいとの提案がありました。
続いて、グループでのディスカッションやワークショップの手法を体験しながら、効果的なディスカッションを設計するための方策、アクティブラーニングを用いた授業における有効なフィードバックや評価の方法について、相互に事例を共有しながら検討し、その成果としてグループプレゼンテーションを行いました。 

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今回の研修では、専門分野や授業規模の違いによって、日々の授業運営の状況が異なるため、共通する有効な方策を導き出すことが難しい点や、子供の頃から人前で発表することに慣れていない日本の学生達のモチベーションをいかに高めるかなどの課題についても発言がありました。 しかし、分野を越えて授業における工夫を情報交換したり、ディスカッションを通じて授業改善のあり方について具体的に検討するなど、長時間のワークショップにもかかわらず、参加者全員が、大変積極的に研修に取り組まれました。
大学コンソーシアム京都として、教員のみを対象とした英語スキルアップ研修を実施するのは今回初めてでしたが、参加者からのご意見や要望等も考慮しつつ、今後もニーズの高い研修プログラムを提供していきたいと考えています。


 

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 国際連携事業 担当
TEL 075-353-9164 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※営業時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

英語スキルアップ研修「English Voice Training」を開催しました!


去る7月19日(土)、TLL言語研究所の竹村 和浩氏を講師に迎え、大学教員・職員対象 FD/SD 第1回英語スキルアップセミナー「English Voice Training」を開催し、多くの加盟大学・短期大学から合計60名の方にご参加いただきました。このクラスは昨年度も実施し、大変好評でした。

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セミナーでは、英語の発音や言語としての特性について理解した上でVoice Trainingを行うことが効果的であるとのことから、午前中は、英語と日本語の比較も行いながら、英語の子音と母音の特徴についての説明や、発音方法の違い(英語は息の言語であるのに対し、日本語は声 の言語であること)、アクセントの違い(英語は強弱でアクセントをつけるのに対し、日本語は音の高低でつけること)などについて、映像教材なども交えながら理論レクチャーが行われました。

午後からは、午前の理論講義の内容を踏まえながら実際に発音練習を行いました。発音練習は、発音記号の特徴ごとに体系的に行われ、発音時の口や舌の動きのメカニズムについてホワイトボートを用いた図説が行われるなど、非常に実践的かつ楽しいトレーニングとなりました。

発音練習終了後には、英語でプレゼンテーションを行う上での基本知識やノウハウ、効果的な英語の学習方法等についてレクチャーを行っていただきました。

アンケートでは、「日ごろ分からなかったことが解消できた。」、「英語能力のレベルに関係なく受講できたことが良かった。」、「目に見える実践的な練習が良かった。」等の感想が寄せられました。



グローバル化に対応したSD研修プログラム
第1回「大学教員・職員対象 FD/SD 英語スキルアップ研修」
「English Voice Training」
 [詳しくはこちらから]


公益財団法人 大学コンソーシアム京都 国際連携事業 担当
TEL 075-353-9164 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※営業時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)






2014年度学まちコラボ事業 採択団体決定!

さる6月29日(日)に、学まちコラボ事業「公開プレゼンテーション審査(二次審査)」が実施されました。「学まちコラボ事業」とは、魅力ある地域づくりや地域の課題解決に向けて、大学と地域との連携による取組に支援金を交付する事業です。
当日のプレゼンテーションでは、一次審査を通過した21団体から、学生の視点で計画された事業についての発表が行われました。
審査の結果、16事業(うち1事業は奨励事業)が支援事業として採択され、7月9日(水)京都市役所にて開催された認定式において、門川京都市長から各事業の代表者へ認定証が授与されました。支援事業の認定を受けた各団体の代表者から、事業実施に向けての決意表明があり、今後京都市内各地において、学生団体と地域が「コラボ」した支援事業の展開が期待されます。


<公開プレゼンテーションの様子>

懸命に練り上げた事業計画を発表しました!   和装でのアピールもありました…
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審査委員からの鋭い質問にも答えます!     最後に京都市大学政策担当課長からの講評です!
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<認定式の様子>

門川京都市長から認定証の授与
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緊張感漂う決意表明でした!!
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地域の活性化目指して頑張ります!!
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【支援事業】15事業

事業名【支援金額】団体名
【関連大学名/活動行政区】
事業概要
ふしみ・ふかくさコミュニティアーカイブ
【300,000円】
ふしみ・ふかくさコミュニティアーカイブプロジェクト
【龍谷大学/伏見区】
地域の「記録」や「記憶」を知的財産としてアーカイブしていこうという動きが、全国で活発化してきている。伏見区においてもその機運は高く、とりわけ、「昭和」の町並みや暮らしへの関心が強い。本事業の目的は、学生と地域住民が主体となって、昭和の町並みや暮らしぶりが市井の視点から記録された資料(劣化の進む8ミリフィルム)を、郷土資料として収集・デジタル化・公開するとともに、その活用方法を検討することである。
音もだち大作戦!
~0歳からの音楽ワークショップ~
【109,100円】
京都市立芸大生有志によるニコニコファミリーコンサート実行委員会
京都市立芸術大学/下京区
下京区にあるフレンドリーハウス西八条は0~3歳の児童とその親を対象とした教育施設である。小さな子を持つ親子は様々な理由で社会から孤立してしまう傾向にある。当施設はそういった親子たちが集える空間を作ることで、子育ての負担を緩和させ、より良い子育て環境を整備しようとしている。私たちはそこで親子を対象とした音楽ワークショップを持続的に行い、親たちがくつろぎ繋がり合えるような場を作り出したいと思う。
梅津学区ひとつなぎ大作戦
~住み手と町をつなぎ町と学区をつなぐ
【300,000円】
梅津自治会連合会(担当:梅津まちづくり委員会)+立命館大学乾ゼミ
【立命館大学/右京区】
①新しく地域に引っ越して来られた方や自治会未加入の方にたいして、梅津学区の地域活動の魅力を伝え、地域の窓口を発信する(「(仮)梅津の地域活動歳時記」「(仮)梅津の地域活動・地域組織ナビ」の作成・配布)。
②あわせて、新しい方を対象に町内単位で顔合わせの機会をつくり、地域活動に参加しやすい雰囲気をつくる(「(仮)ようこそ梅津へ・ようこそ○○町へ」)。
③上記活動と呼応して、新住民が参加しやすい、参加したくなるイベントを、より積極的に展開する。
地域の魅力的な生活文化空間発見×
茶の湯のもてなし発信プロジェクト
【300,000円】
花園大学茶道部和敬會 有志
【花園大学/東山区】
①茶道に取組んでいる学生が地域住民と一緒に、地域の中にある歴史や自然と共生している人々の生活文化を発見する。
②発見した場所の魅力を引き立てるような茶の湯を考え、地域のおもてなしの空間として茶席を提供する。
③発見した場所と茶の湯を組み合わせたポスターを作成し、地域の隠れた文化的な空間として、ポスター及びこれをまとめた冊子の形で発信する。
嵐山アートプロジェクト
【300,000円】
京都嵯峨芸術大学芸術学部デザイン学科観光デザイン系
【京都嵯峨芸術大学/右京区】
嵐山の中心である嵐電嵐山駅構内の施設を活用して、芸大ならではのアート作品の展示を行い、駅を美術館にするプロジェクトを展開する。京都・嵐山が伝統と歴史だけではなく、先端の文化芸術を育む地であることを表現する。絵画、版画、彫刻、染色などの一寸やんごとなき学生作品が駅を芸術空間に変革し、将来には駅から地域にアートが広がる契機としたい。
京北宇津ふれあい学びあい
【300,000円】
京都精華大学京北宇津宝さがし会
【京都精華大学/右京区】
本事業の目的は宇津地域の活性化と学生の豊かな学びの育成にある。宇津地域は豊かな自然と歴史に恵まれながら過疎化が進む。1)地域の宝さがし(地域の文化・歴史・ライフスタイルに関するヒアリング調査、北山杉・鮎など地域産業の調査など)、2)地域と学生との交流イベント(子どもフラメンコ教室、唐臼での餅つき、北山杉産業に学ぶ筏づくりなど)を軸に、交流と学びを通じた地域活性化のシナリオを提示する。
都ライト’14
【250,000円】
都ライト実行委員会
同志社大学、京都産業大学、 立命館大学、京都府立大学、 龍谷大学、京都造形芸術大学、 京都外国語大学、関西外国語大学/上京区、伏見区
都ライトは町家の中から格子越しにこぼれる「暮らしの灯り」を、家の中からライトを使って表現した「夜のライトアップイベント」を主とし、会場となるそれぞれの町の特色を活かした併設イベントも行っている。
今年度は町家の魅力をより大勢の方と共有するために、「客層の多様化」「新たな地域での実施」「イベント参加の促進」「イベントの拡充」の4つの指針を掲げ、事業に取り組む。
たがやせ、キャンパス!@深草町家
【200,000円】
特定非営利活動法人 深草・龍谷町家コミュニティ(学生団体京まちや七彩コミュニティ)
【龍谷大学/伏見区】
龍谷大学深草・町家キャンパスは地域コミュニティの一員として地域に参画し、活動を展開する地域連携拠点としての役割を持っている。この町家キャンパスを拠点とし活動する「京まちや七彩コミュニティ」の学生が主体的に地域社会と接点を持ち、コミュニティ農園事業を通して地域交流を促進するものである。
 当事業では、「食・農」を通じた「伏見の魅力の再発見」、「郷土愛の普及」、「伝統的な生活の知恵・営みの継承」をテーマに、学生・地域社会が相互に地域活動・社会教育を通して成長すること、地域に内発的な活力・基盤を創出することを目指す。
京都三条会商店街寺子屋事業
【300,000円】
京都光華女子大学 光華三条ガールズ
【京都光華女子大学/中京区】
京都光華女子大学では、三条会商店街振興組合様と協力し「光華こどもひろば」など地域住民との交流を実施してきた。昨年度、地域住民が集う年間イベントの「七夕夜市」、「屋台村」などに関連するプレイベントを寺子屋事業として実施し、地域コミュニティの活性化を目指した。そして冬には、天井を飾るBIGアートを地域の方と作成し好評を得た。今年度は、その活動の継続・発展を目指す。
嵐山と桂川を“いかだ”でつなぐ
プロジェクト2014
【300,000円】
京都大学環境デザイン学研究室 「嵐山景観きりこみ隊」
【京都大学/右京区、西京区】
幅広い年代の嵐山地域の人々と共に、学びの場を提供することで嵐山の伝統的文化に対する理解を深め、かつて嵐山地域に存在した伝統的営みである、間伐材や薪などの伐り出し、川流しを復元模写し、伐り出した間伐材を様々に利用し、ひいては、嵐山地域の伝統的文化の地域貢献への可能性の模索を通して、「山・川・人のつながり」の回復を目指していく。
地域と大学の共生プロジェクト
【263,000円】
京都経済短期大学・地域と大学の共生プロジェクト
京都経済短期大学/西京区
京都経済短期大学の学生が、地域のNPO(特定非営利活動法人・洛西福祉ネットワーク)と連携し、洛西ニュータウンが抱える諸問題(主として高齢化に伴う問題を中心として)の解決を目指した各種事業に取り組むもの。具体的には独居老人の方々のための「食事会」や、高齢化をテーマとした各種セミナーの実施を学生が中心となって企画・運営するもの。
人をつなげる豊園縁側プロジェクト
【260,180円】
人をつなげる豊園縁側プロジェクト実行委員
【龍谷大学/下京区】
 下京区の豊園学区で世代間交流を目的とした3つの事業に取り組む。1つ目は高齢者から地域の現状・魅力についての聞き取り調査。2つ目は、地域の高齢者や子供たちに参加してもらう写真展。3つ目は、写真展に参加し、地域活性に興味を持つ若い世代を対象に行うワークショップ。
 これらの結果として、この事業では地域内につながりを深めるだけでなく、将来を担う若い世代が運営側として地域活動を行っていくことを目指す。
なんやかんや大原野!
魅力発信事業プロジェクト
【300,000円】
なんやかんや大原野
京都市立芸術大学/西京区
大原野地域の農家有志グループと京都市立芸大が協力し、ひわわり畑をツールとして地域住民にも参加いただき地域活性化に向けた各種取組を実施する。あわせて、情報発信も充実させるとともに、地域ブランドに向けたパッケージデザイン等を検討、制作する。
女子大生の考える鹿肉普及活動
【300,000円】
京✿しかミーツ
【京都光華女子大学/右京区】
右京区京北地域の森林保護と農作物被害の減少を目的として、ライフデザイン学科の学生が集まり鹿肉料理の普及活動を行っている。駆除された鹿をおいしくいただこうという鹿肉料理研究会であるが、鹿肉料理を普及することだけを目的とした会ではなく、鹿をどうして食べなければいけないのかを考えている。環境問題の勉強会や現地視察を重ね、レシピ開発を中心に活動する。
記憶と記録のことおこし
~陶器人形の復活~
【300,000円】
京都造形芸術大学 近代産業遺産アート再生プロジェクト 「まか通Ⅷ」
【京都造形芸術大学/東山区】
陶器が盛んなまち、東山区五条坂近郊。
かつてこの地域で作られていた「陶器人形」を、40年の時を経てこの度復活させる。
地域の方と陶器人形を制作していくワークショップを展開しながら、陶器まつり本番に展示する作品を制作。
陶器まつりをより盛り上げることを意識しながら、住民間の世代を超えたコミュニティーを構築し、8月実施に向けて開始していく。


【奨励事業】※採択審査においては次点となったが,学生と地域の連携深化を期待できる事業とし,その取組を奨励するもの
事業名【支援金額】団体名
【関連大学名/活動行政区】
事業概要
京都銭湯芸術祭
【100,000円】
京都銭湯芸術祭実行委員会
【立命館大学、京都造形芸術大学、同志社大学/北区、上京区】
京都に数多くある銭湯とアーティストの力をつなぎ、銭湯の活性化を目指す京都銭湯芸術祭を開催する。銭湯とアーティスト、芸術祭実行委員会が連携して、各銭湯の特色に沿った作品を作り上げ、これらの作品をきっかけとして入湯者の増加と交流を図る。アーティストが地域の銭湯と密着して作品制作を行うことにより、銭湯の常連客やアートに興味のある人など、色々な目的の違うお客さん同士のコミュニケーションを生み出す。


公益財団法人 大学コンソーシアム京都 学まちコラボ事業 担当
TEL 075-353-9130 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※営業時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)




第1回「SDワークショップ研修2014」を開催しました!

さる6月21日(土)、京都大学 基礎物理学研究所 事務長 永井あつ子氏を話題提供者にお迎えして第1回「SDワークショップ研修2014」として、「“時間” という財産を考えてみる。~仕事が倖せのひとつであるために~」ワークショップを開催し、様々な大学から合計13名の方にご参加いただきました。

「“時間”という財産を考えてみる。~仕事が倖せのひとつである
●当日スケジュール
・話題提供
・質疑・意見交換
・アイスブレイク(腕相撲大会)
・3グループに分かれてのグループ討議
・参加者による発表

話題提供では、近年の社会情勢の変化に伴う大学への期待が高まりを受けて、年々大学職員の業務量が増加し、職場環境が厳しくなってきている一方、数年後には、高齢化社会のあおりを受け、親の介護によって労働時間を制限される働き盛りの30~40代の職員が増えるとの予測が紹介されました。今後、出産や育児、介護と仕事の両立など、「多様な働き方」の職員が増加する時代を迎えるに当り、それぞれの職員がお互いの状況を理解した上で、限られた労働時間で効率よく業務に携わる環境を構築することや、各自が高いモチベーションを維持し、生産性を上げ、仕事の時間を「倖せ」にすることの重要性についてお話いただいきました。

グループ討議では、話題提供を受け、仕事が倖せな時間となるための条件についてグループごとの意見をまとめました。
そのまとめの中で、参加者自身が「苦痛な時間」を「倖せな時間」に変える方法を捜し、その結果見出した「倖せな仕事の時間」が、自分自身の生活(人生)においてどのような位置にあるかについて考えるという課題が与えられました。「日々の業務のなかで、時間的・精神的余裕がなくなり悪循環に陥っている。」、「効率よく仕事を進めたい。」、「日常をもっと充実させたい。」、といった問題意識を持つ参加者の方々からは、「色々な大学の方と意見交換することができた。」「充実した有益な時間を過ごすことができた。」「今日の話を今後の仕事につなげたい。」等の前向きな感想が寄せられました。



第1回「SDワークショップ研修2014」
「“時間” という財産を考えてみる。~仕事が倖せのひとつであるために~」 [詳しくはこちらから


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