【インターンシップ】【開催報告】実習プログラム研究会

 

「実習プログラム研究会」をオンラインにて開催いたしました。
ご参加いただきましたみなさま、誠にありがとうございました。

インターンシップ事例報告では、社会状況の変化や学生の要望に応じて柔軟に対応いただいた事例や、オンラインを活用した他受入先との合同企画を紹介いただき、大変参考になったというお声をたくさんいただいております。

今後も「オール京都」で取り組むインターンシップ・プログラムの発展を目指し、受入先様および大学と協同して取り組みを進めてまいります。

なお、2022年度インターンシップ受入れのご登録は随時受付ております。
受入れについてのご質問、実習プログラムについてのご相談等がございましたら、ご遠慮なく事務局までお問い合わせください。
今後も変わらぬご協力を賜りますようお願い申し上げます。 

受入企業・団体の皆様へ | インターンシップ | 公益財団法人 大学コンソーシアム京都 (consortiumkyoto-internship.jp)

 


公益財団法人 大学コンソーシアム京都 インターンシップ事業推進室
TEL 075-353-9106
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

 

 

 

 

2021年度インターンシップ・プログラム「長期プロジェクトコース」プロジェクト・プレゼンテーションを開催しました

 

大学コンソーシアム京都インターンシップ・プログラム「長期プロジェクトコース」では、6月中旬から約5カ月間、受入先から提示されたテーマ・課題にチームで取り組みました。

11月6日(土)に行われた講義最終日のプロジェクト・プレゼンテーションでは、8つのプロジェクトから活動の集大成が報告され、他プロジェクトの経験を全体で共有しました。

振り返りのコメントタイムでは、受入先様および担当コーディネーターから熱いメッセージをいただき、最終講義にふさわしい時間となりました。

受講生のみなさんには、この貴重なプロジェクト経験から得た自信と気づきを残りの大学生活に活かしてくれることを期待しています。

受入先のみなさまには、学生の成長のためにさまざまなご尽力とご協力をいただき感謝申し上げます。
学生の活動成果が受入先様にとっても有意義なものとなりましたら、幸いに存じます。

日 時 202111月6日(土)13時00分~1750
プロジェクト
参加企業
団体

株式会社インサイトハウス/株式会社デイアライブ/関西巻取箔工業株式会社/株式会社大槻シール印刷/一般社団法人KOKIN/
有限責任事業組合まちとしごと総合研究所/株式会社みらいもりやま21

 

 


  

 

 

お問い合わせ先

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 インターンシップ事業推進室
TEL 075-353-9106 FAX 075-353-9101
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※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

令和3年度学まちコラボ事業 学まちNEWS!

令和3年度 学まちコラボ事業の取組をご紹介します。

大学・学生と地域が『コラボ』して京都のまちづくりや地域の活性化に取り組む企画・事業を募集し、助成支援を行う“学まちコラボ事業”。
今年度採択団体の取組をお知らせします!!

【活動紹介】京都女子大学、龍谷大学等 崇仁皮革産業持続可能化プロジェクト

12月12日(日)、「第2弾!皮革ワークショップ」を見学してきました。

「崇仁皮革産業持続可能化プロジェクト」は、京都女子大学、龍谷大学等のメンバーからなる団体で、崇仁学区の市民交流の活性化や、皮革産業を持続可能にすることを目的とした活動を行っています。彼らの出会いは2年前。みやこKAMADOKIプログラムというSDGsを達成するためのネットワーク形成を目的とした実践型プログラムに参加し、崇仁地区が守ってきた伝統産業の「皮革」を持続可能にしたいという思いを広く知ってもらおうと「崇仁ブランド」を立ち上げること、そして、「崇仁ブランド」を持続可能にするために京都市立芸術大学と協力するという企画を提案。プログラムが終わってからもメンバー独自で企画を実行すべく取組を続け、学まちコラボに応募したそうです。

この日は、皮革ワークショップの第2弾‼「世界に1つ。自分だけのオリジナルしおり&スマホ立てを作ろう!」。革を使用したしおりとスマホ立てを作ります。参加者は小学生から大学生まで7名でした。
作業にとりかかる前に、まずは、崇仁地域における皮革産業の歴史について、メンバーがスライドを使って説明しました。
ワークショップに先立っては、皮革産業について知るために革工場への見学も実施したそうで、そこで見てきた「皮」から「革」への工程などについてのレクチャーもありました。「工場に入ると動物のにおいがしていた」という感想が印象的でした。

講義が終わり、いよいよ作業にとりかかります!まずは、革選びから。
会場には、大きさをわかりやすくするために、動物一頭からとれた革がそのままのサイズで持ちこまれていました。この日使うものは豚革と牛革だそうです。なめし方や染料などにより仕上がりの色や表面の模様、さわり心地も様々です。参加者は4種類から好みのものを選びます。どれにもそれぞれの良さがあり、なかなか決められません。メンバーや講師から、それぞれの革の特徴を教えてもらったり、作りたいもののイメージを相談してアドバイスをもらい、ようやく決められたようです。

それではスマホ立てです!選んだ革を型紙にそって切り、プラスチックのスマホ立てに革用ボンドで貼ります。外側は貼りやすいようですが、内側は苦戦。革の厚みで、思うように入り込んでくれません。試作を2回したというメンバーが参加者から呼ばれ、サポートに回ります。頼もしいですね♪ なんとか貼り終えたら乾かします!

乾かしている間にしおり作りにとりかかります!!
選んだ革をお好みの形に切り、ひもを通す穴をあけます。……と、ここで見慣れない道具の登場です!「ハトメ抜き」といい、これを革に押し当て上から「木槌タイコ」というハンマーで叩きます。恐る恐るの人や、思い切りよく叩く人、性格が出るのでしょうか(笑)? 見ているだけでも楽しいです。位置が上過ぎて貫通しちゃった……というアクシデントもありましたが、それも味ですね!!世界に1つしかない自分のしおり、愛着がわきます♪

穴をあけたら次は色を付けます。今回は黄・紫・赤の3色から好きな色を選びます。植物染料を使うそうで、順番にキハダ・ログウッド・アカネ。それぞれ煮だし、その間に革を水に浸して着色しやすくしておきます。煮だってくると、それぞれの染料のにおいもしてきて「美味しそう~」という声も聞こえてきました(笑)。アカネは小豆のようなにおいがするそうです。なるほど、色も近いからでしょうか?会話も盛り上がって楽しそうです。煮だした染料の中にしおりを投入し、しばらく煮て色付けします。

さて、その間にスマホ立ての乾き具合を見てみましょう!時間の使い方も工夫されていますね、お見事です。乾いていたら革の周りを切って整えます。切り終えたら、お好みで、はんだごてを使って文字やイラストなどを入れることもできるそうです。仕上がりは写真でお楽しみください♪

そうしているうちに、しおりにも色が付いてきたようですね。取り出して、ミョウバンを溶かした媒染液に入れ、色を定着させます。「お~!イイ色!!」こちらも仕上がりは写真でどうぞ♪

完成した自分の作品を見て、みんな満足そうな様子でした。慣れない作業も多かったようで、自然と近くの人と相談したり、大学生は小学生を気にかけたりと、交流が生まれていました。​

【活動紹介】京都市立芸術大学、京都精華大学、成安造形大学 BORDER!実行委員会

12月5日(日)、「アートフェスティバルBORDER!2021」に行ってきました。

BORDER!実行委員会」は、京都市立芸術大学、京都精華大学、成安造形大学など、関西の美術系大学生を中心メンバーとした団体です。アーティストを志す一助となればとの思いで、次世代を担う若手アーティストに発表の機会を創出しようと、アートフェスティバルを企画、運営、実施しています。

BORDER」とは「境界線」という意味。芸術とそうではないもの、それもひとつの境界線。「自分にはできない」という見えない一線。ジャンルという境界線。この名前には、そんな様々な境界線を飛び越えて、素敵な出会いが生まれるようにという思いが込められています。

2018、19年にはみやこめっせで、ライブペイントやフード、アートのマルシェを開催。2020年にはオンラインでのweb展覧会と、京都市京セラ美術館前でライブペイントを行いました。
今年は新型コロナウイルスの影響も懸念されましたが、昨年の実施後アンケートでの「他の出展者を見に来た人にも見てもらえる」「出展場所が隣になった人との出会いを楽しめる」などの対面開催を求める声や、美術館の閉館などでアーティストの発表機会や人々のアートに触れる機会が失われていることを踏まえ、リアルでの開催を決めました。いつもどおり買物にきた人の目にも留まればいいなと、偶然の出会いにも期待をこめ、ゼスト御池で実施しました。

テーマは「りんこねくしょん」。リンク、コネクト、リンカーネイション、をぎゅっとくっつけてつくった言葉だそうです。つなぐ・つながる。そして、その輪が無限に連鎖して広がっていく様子をイメージしています。

さて、会場の様子のご紹介です。3つの広場それぞれで、ライブペイント、マルシェ、ワークショップ・画材屋ブースが開催されました。
まず、ライブペイント会場です。4名の学生がイベント実施5時間のうちにそれぞれの作品を完成させるそうで、MCの開催アナウンスと同時に幅約1m×高さ約2mの大きなキャンバスに向かい、描き始めます!会場近くを通った人々も迫力ある様子に足をとめ、見入っておられました。

ずっと観ていたいところではありますが、つづいてはマルシェ会場です!33組の作家さんが手づくりのアクセサリーやお財布、鞄、器、絵画、イラストなどを展示・販売しています。「かわいい♪」と言って購入される方や、「これはどうやって描いてるんですか?」と興味津々な様子で作家さんに話しかけている方もいらっしゃいました。作品に込められた思いや、その作品をつくる経緯なども聞くことができるので、購入された方のなかには特別感を味わえた方も多いのではないでしょうか。

最後に、ワークショップ・画材屋ブース会場です。こちらでは「実際にアートに触れてもらおう!」と学生自らが企画したワークショップが開催されていたり、作品制作に欠かせない画材を扱う画材屋さんが出展され、体験もできるようになっています。
ワークショップでは「マーブリング」という、水にカラーインクや絵の具を垂らしてできた水面の模様を木片や紙などに写し取る技法で作品を作ります。企画した学生にお話を伺うと、マーブリングとは偶然できる模様や色彩などを利用して表現する技法(モダンテクニックというそうです!)の1つで、普段あまりアートに関わらない人にも気軽に楽しんでもらえるように、また、このイベント自体にも言えるように、偶然の出会いを楽しんでもらいたいとの思いからこの技法を使うことを決めたそうです。木片を2つ選んで「1つは自分用に、もう1つは展示用に」と、見る人にも楽しんでもらう工夫もされています。子どもより大人の方が時間をかけてじっくり作っていかれると言われていました。企画としては大成功ですね♪

ひと回りしたのでライブペイント会場に戻ってみましょう!作品は着々と完成に近づいています!!まだ完成ではないですが、様子は写真でお楽しみください。

この取組を発案された画箋堂さんにもお話を伺いました。「自分たちだけで商売を長く続けていると、やはり同じことをやりがちになるので、新しい風を入れたい!と学生さんに声をかけました。実際やってみて、学生さんの若いパワーを感じるし、発想から刺激を受けることも多いです。今後もずっと続けていき、だんだんと裾野が広がっていけばいいと思っています。」

BORDER!2021」は125日のみの開催でしたが、HPもすごく魅力的なのでぜひご覧ください♪今回出展されたアーティストさんのインタビュー記事もたくさん載っています。また、過去には、珍しい横スクロール仕様のものもあります。今回イベントへは行けなかった方も、ぜひアートに触れてみてください!

BORDER!2021のHPはこちらから!! ⇒ https://borderfes.art/

【活動紹介】佛教大学 わくわく研究室

12月1日(水)、「子ども科学教室」のオンライン科学教室用の動画撮影を見学してきました。

「わくわく研究室」は佛教大学教育学部平田ゼミ(理科教育)の学生からなる団体です。今年度のメンバーは13名。2016年度から、ゼミの社会貢献活動の一環として子ども向け科学の普及促進を目指し、学生自らが「子ども科学教室」を企画・運営しています。2019年度までは北野商店街を中心に、ゼスト御池や学生祭典(@平安神宮)で、主に小学生を対象とした科学実験教室を実施してきました。2020年度はコロナ禍の影響で実施できませんでしたが、今年度は新たに、より大学に近い楽只児童館を拠点に活動しています。

7月は児童館で子ども科学教室を実施できましたが、8月は緊急事態宣言の発令により、予定していた2回は中止となりました。まだまだコロナ禍の影響が落ち着かないため、オンラインでの科学教室をやってみよう!ということで、この日はそのための動画撮影を行いました。

撮影会場に着くと、白衣でビシッと決めた学生11名が迎えてくれました。

今回のテーマは「おうちで出来る科学実験!!」。2つの実験動画を撮影するそうです。何を使って撮影するかいろいろ検討した結果、あとで編集しやすいのはスマホ!ということで、スマホで撮影開始です。

まずは、クラックビー玉作り!ガスコンロに乗せたお鍋の中にビー玉を入れ、中火~強火で10分ほどビー玉を転がしながらひたすら熱します。熱し終わったら、ビー玉を取り出して氷水へ!勢いよく入れるとビー玉自体が割れてしまうので、そぉっと入れるのがポイントだそう。こちらも10分ほど冷やします。ビー玉の中に綺麗にヒビが入りました。
ガスコンロの代わりにオーブントースターでも試してみたそうですが、均等に熱が入りづらかったり、熱さの加減が足りなかったりで、ガスコンロの方が上手くできるとのことです。

つづいて、割れないシャボン玉作り!シャボン玉をさわるのって夢でしたよね~♪ 今日はそれがかなうかも!? 2パターンのシャボン玉液でチャレンジです。

まずは、台所用洗剤・洗濯のり・砂糖。
それぞれの材料をビーカーで量り、よく混ぜ合わせ、すこし寝かせます。
いよいよシャボン玉を飛ばしてみます!……と、シャボン玉を待ち構える人の手に軍手が!!
軍手の表面には繊維が浮きだっていて、それがクッションのような役割をしてくれるため、シャボン玉が割れにくくなるそうです。なるほど、重要なグッズの1つなのですね。
「いくよー!」のかけ声でシャボン玉が飛ばされ、受け取ります。「おーっ!!」みごとに軍手の上で跳ね上がります♪ 成功ですね!

さて次は、市販のシャボン玉液にヒアルロン酸入り化粧水を投入です。
こちらはなかなか苦戦しているようです。すぐに割れてしまうので、ヒアルロン酸入り化粧水を足して微調整します。受け取る側も軍手をはめた手の平を上や下にひっくり返しながら一生懸命協力しますが、この実験とは趣旨が違っているような気も……(笑)

実験結果には少し苦戦しましたが、撮影は無事に終了です!このあと、動画を編集し、実験の説明(音声)を入れていくとのことです。

ちなみに今回は「おうちで出来る!」がテーマでしたが、オンラインのメリットを活かして「理科室だからできる!!」普段の子ども科学教室ではできないダイナミックな実験も撮影して、見るだけで楽しんでもらえる実験動画も作りたいと計画を練っているようです。そちらも楽しみです♪

【活動紹介】大谷大学 And House

11月4日(木)、「中川学区の暮らし再発見―お茶によるビールプロジェクト」のビール瓶へのラベル貼りを見学してきました。

And House」は大谷大学社会学部コミュニティデザイン学科 志藤ゼミの学生を中心とした団体です。2015年から過疎・高齢化が進む京都市北区中川地域をフィールドに、交通面の不便さや生活福祉の課題について考えることをはじめ、地域づくりを学ぶ活動をしています。
そのなかで気づいた「中川ならでは」の多くの美しい自然や文化、人々の魅力ある歴史的な暮らしを多くの人に知ってもらい、関心を持ってもらいたい!と始めた試みの一つが、「中川学区の暮らし再発見―お茶によるビールプロジェクト」です。
日本にお茶が伝えられた時の姿のまま地域で代々育てられ、山仕事の合間に飲まれ続けてきた「まんま茶」を使ったクラフトビール「まんまビーア!」の製造を通して、地元とのつながりをさらに深め、また、中川に魅力を感じた人とのつながりも広げていこうと活動を進めています。

この日は、「まんまビーア!」の製造過程の一つである「ラベル貼り」をゼミ生一同で行いました。
まずは先生から簡単な説明を受けます。「商品なので綺麗に貼るように!ミスしたら中身が入った状態で買い取ってもらうから!!」「それなら喜んで買いまーす()。」という学生も。そう、この日はまだビールは入っていない状態でした。試飲できることを少しだけ期待していましたが、残念(笑)。

10月23日に学生数人(コロナ禍のため参加人数は制限)でお茶摘みに行き、茶葉を作り、その茶葉が連携団体NPO法人HEROESが運営する西陣麦酒で醸造されて、まもなく完成するそうです。販売は12月上旬の予定。楽しみです♪西陣麦酒のオンラインストアからも購入できるそうです!

教室には600本のビール瓶とラベルが運びこまれ、3回生のリーダーが班分けなどの指示を出します。今年で第3弾なので、3回生はラベル貼りも3回目。上回生には1回生に教えるという役目もあります!
瓶には縦に線が入っており、ラベルはその線に合わせると貼りやすいのだそう。ラベルの位置は高すぎても低すぎてもダメ。もちろん途中で空気が入ってもダメ。かなりの集中力を要するそうで、皆の顔は真剣そのもの。貼り終わったら班内で見せ合って確認します。
テキパキと1回生に教えながら作業している2回生に話を聞くと、「(1回生は)スポンジのように吸収してくれる♪」と満足げな様子。それを聞いた1回生は照れながらも嬉しそうに笑っていました。こうして代々引き継がれていくのですね。
3回生の中でもベテラン組は検品に回り、職人並みの早さで出来をチェック。OKや貼り直しの指示を出していきます。頼もしい限りです。
次期リーダーにもお話を伺いました。コロナ禍でイベントへの参加人数が限られるなか、それでも楽しく積極的に参加していたら自然とリーダーをすることになったとのこと。「地域の人と関わると、自分の知らないことが聞けて楽しい!」と話してくれました。茶葉作りの作業をしながら、お茶の歴史や子どものころのこと(昔は地域全体で一緒に作業をしていた)を懐かしみながら話していただいたそうです。
彼の出身も林業が盛んな地域らしく、似たところもあるとのこと。故郷を感じて落ち着くのかもしれないですね。

団体としては他にも、地域の高齢者施設での演奏会などもしているそうですが、現在はコロナ禍の影響により実施できていないそうです。
話を聞いていると、自分たちにできることを続け、つながりを途絶えさせないということは本当に大事なことだと改めて感じました。ゼミの学生は340人。持っている思いはそれぞれかもしれませんが、みんなで一つのことに取り組むこと、関わることの大切さを感じさせてくれたラベル貼りでした。

【活動紹介】京都橘大学 醍醐味eets会

1023日(土)、梅小路公園で開催された「醍醐味eets」を見学してきました。 

「醍醐味eets 」は、少子高齢化が進む醍醐地域において、市民や事業者、学生・生徒・児童など様々な主体の連携・関係性を深めること、また、イベントを通じて醍醐地域内を巡り、あらためて地域の魅力を感じてもらうことを目的とした事業です。
2019年度から伏見区醍醐地域の複数会場を舞台に、近隣の小中高校や大学のクラブ・サークルなどの生徒や学生を中心に、吹奏楽や軽音楽、和太鼓、アカペラ、ダンス、バトンなど、日頃の活動の成果を披露するステージイベントを開催しています。

2019年度はパセオ・ダイゴロー、辰巳浴場、MOMOテラス、2020年度は京都市醍醐交流会館ホールなどで開催していましたが、今年度は、現在も続くコロナ禍の影響で、屋外での開催を検討。醍醐地域内での開催を試みるも、イベント規模や設営、予算の面などからやむを得ず断念し、ようやく梅小路公園での開催が決定した後にも、緊急事態宣言により延期を余儀なくされました。

そうして迎えた当日。天候にも恵まれ、直前で参加できなくなった団体はあったものの、無事、全プログラムを終えることができました。
昨年度はコロナ禍の影響で中止になってしまったオープニングパレードも実施でき、高校生の元気あふれる笑顔とキレのあるマーチングバンドに観客一同魅了されました。
発表ステージでは、GReeeeNの「キセキ」をはじめ「シング・シング・シング」、「ルパン三世のテーマ」など、幅広い世代で楽しめる曲が演奏され、中には映画「タイタニック」の名シーンを演じながら曲紹介する団体も!!会場を大いに盛り上げました。

コロナ禍の影響で思うように練習できなかったり、発表の機会が減った団体も多かったようですが、パフォーマンス後のインタビューでは、「限られた時間の中で協力・集中して、効率よく練習した」、「久しぶりに多くの人の前で披露できて嬉しい」、「開放感を感じる」など、開催を喜ぶ声が聞こえました。
イベント全体の運営や受付、ステージ進行が学生中心に行われていたことも、頼もしく、微笑ましい限りです。
フィナーレでは、全参加団体有志による合同パフォーマンスも行われたようで、参加者、お客さんともに一体感を感じられたのではないでしょうか!

今年度は醍醐地域外での開催となりましたが、来場された方は、この開催で醍醐味eetsを知られたことも何かの縁!!今後、醍醐地域で開催される際にも、ぜひ足を運んでみてください♪

 

【開催報告】第18回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラムについて

全国大学コンソーシアム研究交流フォーラムは、高等教育の発展に資するべく、各大学コンソーシアムの取り組みや研究成果等の情報交換を目的とし、今年で18回目を迎えました。
今年度は「大学コンソーシアムの再考と再興~ニューノーマル時代に大学コンソーシアムが切り拓く可能性とは~」をメインテーマに、初の全面オンライン(Zoom)開催となりました。
昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症の感染拡大という事態において、全国から476名の大学教職員や教育関係者等が参加し、基調講演および分科会における事例報告や意見交換を通じて、あらためて「各大学コンソーシアム」の在り方について、情報交換の場となりました。


 【第1部】 基調講演 「マネジメント改革による大学運営の再考と再興」では、大石 利光 氏(学校法人大阪電気通信大学 理事長・学長)にご登壇いただきました。

 

【第1部】 シンポジウム「「産・官・学におけるそれぞれの連携取組の現状と今後求められること」では、基調講演に引き続き、大石 利光 氏(学校法人大阪電気通信大学 理事長・学長)、矢田 昌己 氏(大阪府政策企画部企画室推進課 課長)東 潤一 氏(大阪商工会議所 産業部 ライフサイエンス・スポーツ産業振興担当課長)にご登壇いただきました。(コーディネーター:久 隆浩 氏(近畿大学 総合社会学部 教授))

 

【ポスターセッション】のオンライン発表では、全国大学コンソーシアム協議会 加盟10団体の発表が行われました。各コンソーシアム組織の取り組みについて、参加者から多くの質問や感想が出され、出展者と参加者とが積極的に交流する場面が見られました。

 

【分科会】では、「大学コンソーシアムにおけるFDSD 事業の検証と今後に向けて~大学改革の中で今後求められるFDSD を考える~」(第1分科会:特定非営利活動法人 南大阪地域大学コンソーシアム担当)や、「大学コンソーシアム発のインターンシップ ~京都の事例から~」(第2分科会:公益財団法人 大学コンソーシアム京都担当)、「10 年後の姿から見るキャリア教育の在り方~コロナ禍の新しい教育実践を未来に繋げる~」(第3分科会:特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪担当)、「大学コンソーシアムの活動・組織の再考~ニューノーマル時代の大学・地域の発展のためのより良い連携の在り方と組織のかたちを考える~ 第3弾」(第4分科会:全国大学コンソーシアム協議会 運営委員会担当)など、大学教育関係者の関心が高い多様なテーマを扱った4分科会を実施し、実践事例報告や参加者との意見交換等を展開しました。

▽第1分科会                ▽第2分科会

△第3分科会                △第4分科会

 

次回、第19回のフォーラムは、202210月に八王子にて開催いたします。詳細は決定次第、大学コンソーシアム京都のホームページにてご案内する予定です。

 

【インターンシップ】【開催報告】実習経験交流会(ビジネスコース/パブリックコース)

 

ビジネスコース/パブリックコースの事後学習として、「実習経験交流会」を開催いたしました。
ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

さまざまな受入先で実習を終えた受講生が集い、経験を共有できることが、大学コンソーシアム京都インターンシップ・プログラムの醍醐味です。
受講生のみなさんがひと夏の経験で得た気づき、反省からの成長が画面上からでも大変伝わってまいりました。
この貴重な経験を今後の大学生活にぜひ活かしてください。

今年度は多くの制限のあるなか、学生の成長のためプログラムをご準備いただきました受入先様には、改めて感謝申し上げます。

今後も「オール京都」で取り組むインターンシップ・プログラムの発展を目指し、取り組みを進めてまいります。

大学コンソーシアム京都インターンシップ・プログラム ポータルサイト

【報告】第18回高大連携教育フォーラム報告集を公開しました。

 
 2020年12月5日(土)、6日(日)に開催しました第18回高大連携教育フォーラム「『教育の接続』としての入試改革~高校教育の指導と評価が変わる―高校・大学は入試と教育にどう向き合うか~」の報告集が完成いたしました。下記の各項目をクリックすると、PDFにてご覧いただけます。全ページ一括の報告集についても、下記よりPDFにてご覧いただけます。
 なお、今回は無料オンライン開催のため、冊子による報告集の発送は行っておりません。

 次回第19回高大連携教育フォーラムは、2021年12月4日(土)に開催予定です。詳細については、決まり次第お知らせいたします。

第1部

開会挨拶  
趣旨説明 「教育の接続」としての入試改革Ⅱ
~高校教育の指導と評価が変わる―高校・大学は入試と教育にどう向き合うか~
事例報告① 生徒の主体性を掘り起こす仕掛け作り
~今、輝きの瞬間(とき)~
事例報告② 資質・能力の育成に向けた10年の授業研究の歩み
~PISA型学力と探究力の育成をめざして~
事例報告③ 千葉大学の高大連携・接続教育改革の歴史
~グローバル理系人材育成力強化を目指して~
パネルディスカッション 高校・大学は入試と教育にどう向き合うか

第2部 分科会

第1分科会【国 語】 論理的思考力・判断力・表現力を育成する授業の創造
~教科の枠を超える論理力~
第2分科会【地歴・公民】 地歴・公民科の学びを通じて育成したい資質・能力
第3分科会【数 学】 数学的な見方・考え方を働かせるということ
第4分科会【探 究】 学習者自らの問いづくりによる探究学習のデザインと実践
特別分科会①【アドミッション専門人材開発】 第4回アドミッション・スペシャリスト能力開発研修会(京都会場)
特別分科会②【高大社連携キャリア教育】 高大社連携フューチャーセッション成果報告
~実行委員会方式となり何が変わったか~

その他

参加者アンケート結果

※全ページ一括の報告集は、こちらからご覧いただけます。
 第18回高大連携教育フォーラム報告集

お問合せ

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 教育開発事業部 高大連携事業担当
TEL 075-353-9153 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※営業時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

【インターンシップ】【開催報告】受入先実習プログラム研究会

 

「受入先実習プログラム研究会」をオンラインにて開催いたしました。
ご参加いただきましたみなさま、誠にありがとうございました。

コロナ禍でのインターンシップ事例報告では、受入先と大学からリアルな報告が行われ、大変参考になったというお声をたくさんいただいております。

今後も「オール京都」で取り組むインターンシップ・プログラムの発展を目指し、受入先と大学が協同して取り組みを進めてまいります。

なお、2021年度インターンシップ受入先のご登録は随時受付ております。実習プログラムについて不明点やご相談がございましたら、ご遠慮なく事務局までお問い合わせください。
今後も変わらぬご協力を賜りますようお願い申し上げます。 

受入企業・団体の皆様へ | インターンシップ | 公益財団法人 大学コンソーシアム京都 (consortiumkyoto-internship.jp)

 

 

京都学生広報部 「合格祈願絵馬プロジェクト」奉納式を執り行いました!


 京都学生広報部がコロナ禍で不安を抱える全国の受験生を応援するために進めてきた「合格祈願絵馬プロジェクト」。
2021年1月15日(金)13:00から全国天満宮総本社である北野天満宮にて奉納式を執り行い、全国の受験生の想いを奉納しました。


  2020年11月5日(木)から2021年1月4日(月)までの期間で募った、京都の大学生活に向けた願い事は109件。全国から集まりました。集まった願い事は京都学生広報部員が描いた大絵馬(京都市内産木材『みやこ杣木』を使用)に吊るし、部員からの応援メッセージも添えて、北野天満宮にて合格祈願、心願成就のご祈祷をしていただきました。

 

当日は暖かな春の陽気で、北野天満宮にはあちこちで梅の花のつぼみが開き始めており、「受験生の願いを天神さま(菅原道真)に届けることができた」そう思える奉納式となりました。

  京都学生広報部一同、受験生の皆様がベストを尽くせることを心からお祈りしています!

お問い合わせ先

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 京都学生広報部 担当
TEL 075-353-9130 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

【インターンシップ】【開催報告】企業・団体様向け説明会 ~オンライン実習の導入について~

 

「企業・団体様向けインターンシップ・プログラム説明会 ~オンライン実習の導入について~」を実施いたしました。
ご参加いただきましたみなさま、誠にありがとうございました。

コロナ禍でオンライン実習を実施した企業・団体様からのメリットと課題は、今後のインターンシップを検討するにあたり大変参考になったとのお声をいただき、ご協力いただきました皆様に大変感謝申し上げます。
不慣れな状況に試行錯誤しながらも「まずやってみる」というお言葉が印象的でした。

今後も「オール京都」で取り組む、受入先と学生、双方により満足度の高いインターンシップ・プログラムの実施を目指し、受入先様同士のつながりが持てる企画を準備して参ります。
また、実習プログラム作成などにあたり、不明点やご相談がございましたら、お気軽に事務局までお問い合わせください。
今後も変わらぬご協力を賜りますようお願い申し上げます。  

 

【開催報告】大学コンソーシアム京都&国連大学SDG企業戦略フォーラム共催「企業が取り組むSDGs」

大学コンソーシアム京都と国連大学SDG企業戦略フォーラムによる共催企画「企業が取り組むSDGs」を開催いたします。
国連で採択された2030年に達成すべき世界の目標であるSDGs(持続可能な開発目標)に基づき、国内企業においてもSDGsの達成に向けた活動を展開しています。
学生の間でもSDGsへの関心が非常に高まっていることから、このたび、学生を対象に、国内有企業のSDGsの取組みを共有するためのオンラインセミナー(全3回)を開催します。

 

\\ SDG企業戦略フォーラムとは? //
「企業の経営層、戦略部門へのSDGsの浸透を通じて持続可能な社会の実現を目指すとともに
企業の長期的・持続的成長に寄与する」ことを目標に2017年に設立された
日本に本部のある唯一の国連機関である国連大学と日本を代表する企業約20社とのパートナーシップ。
2020年には京都市とSDGsの社会実装化で連携。

開催概要

【開催形式】Zoomウェビナーによるオンラインセミナー         
【対  象】大学院生、大学生、短大生(学部・学科問わず)
【主  催】公益財団法人 大学コンソーシアム京都
      国連大学SDG業戦略フォーラム
【定  員】各回500 名(参加費無料・先着順・事前登録制)

プログラム

第1回 
10/7(水)

終了いたしました。たくさんのお申込み、ありがとうございました。

申込期間  9/16(水)-10/5(月)

①オリエンテーション
②「国連大学のSDGsへの取組み、SDG企業戦略フォーラムについて」
 沖 大幹(国連大学上級副学長、SDG企業戦略フォーラム座長)
③SDGs取組事例(1)
 日本たばこ産業株式会社(JT)
④ディスカッション・質疑応答
 日本たばこ産業株式会社(JT)
 沖 大幹(国連大学上級副学長、SDG企業戦略フォーラム座長)

第2回 
11/6(金)

終了いたしました。たくさんのお申込み、ありがとうございました。

申込期間  9/16(水)-11/4(水)

①オリエンテーション
SDGs取組事例(2)
 ライオン株式会社
SDGs取組事例(3)
 UCCホールディングス株式会社
ディスカッション・質疑応答
 ライオン株式会社
 UCCホールディングス株式会社
 北島 隆次(SDG企業戦略フォーラム事務局長、弁護士)

第3回 
12/8(火)

終了いたしました。たくさんのお申込み、ありがとうございました。

申込期間  9/16(水)-12/4(金)

①オリエンテーション
SDGs取組事例(4)
 トヨタ自動車株式会社
ディスカッション・質疑応答
 トヨタ自動車株式会社
   仲谷 善雄(学校法人立命館 総長、立命館大学 学長 )
   白石 克孝(龍谷大学 副学長、政策学部 政策学科 教授)
   沖 大幹(国連大学上級副学長、SDG企業戦略フォーラム座長)

第1回セミナー登壇者プロフィール

向井 芳昌(日本たばこ産業株式会社 サステナビリティマネジメント部部長)

京都府生まれ。1992年京都大学文学部卒業後、JTへ入社。IR広報部次長、監査部部長、飲料事業部企画部長、経営企画部部長などを経て、現在に至る。

沖 大幹(国際連合大学上級副学長、国際連合事務次長補)

東京大学工学部卒業、博士(工学、1993年、東京大学)、気象予報士。東京大学生産技術研究所助手、文部科学省大学共同利用機関・総合地球環境学研究所助教授などを経て、2006年東京大学教授。2016年10月より現職。クロスアポイントメントで東京大学総長特別参与・大学院工学系研究科・社会基盤学専攻・教授も務める。地球規模の水文学および世界の水資源の持続可能性を研究。気候変動に関わる政府間パネル(IPCC)第5次報告書統括執筆責任者、国土審議会委員ほかを務めた。2020年10月より、ローマクラブ正会員、日本学術会議会員。生態学琵琶湖賞、日経地球環境技術賞、日本学士院学術奨励賞など表彰多数。水文学部門で日本人初のアメリカ地球物理学連合(AGU)フェロー(2014年)。書籍に『SDGsの基礎』(共著)、『水の未来 ─ グローバルリスクと日本 』(岩波新書)、『水危機 ほんとうの話』(新潮選書)、『水の世界地図第2版』(監訳)、『東大教授』(新潮新書)など。

第2回セミナー登壇者プロフィール

小和田 みどり(ライオン株式会社  CSV推進部長)

ライオン株式会社入社
   販売店営業担当(西友・イトーヨーカドーなど)
   商品開発(ヘアケア・ヘアメイク担当)
   宣伝部(新聞・雑誌・TVスポット担当)
2008年10月 パーソナルケアを開発・販売する子会社
        「株式会社イシュア」を立上げ代表取締役就任
2015年  1月 ライオン株式会社 宣伝部長
2017年10月 宣伝部からコミュニケーションデザイン部へ
2020年 1月 CSV推進部長 

関根 理恵(UCCホールディングス株式会社 サステナビリティ推進室 課長 )

1989年 UCC上島珈琲株式会社に入社。環境担当、CSR担当を経て、2020年1月からUCCホールディングス株式会社 サステナビリティ推進室に着任。UCCコーヒーアドバイザー

北島 隆次(SDG企業戦略フォーラム事務局長、TMI総合法律事務所パートナー弁護士)

1994年東京大学教養学部卒業後、レンゴー㈱、デロイトトーマツコンサルティング㈱(㈱トーマツ環境品質研究所)を経て、2010年東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻を修了し、2012年弁護士登録。2013年TMI総合法律事務所入所(現職)。専門は環境法、FinTech、スタートアップ、危機管理。環境省委員等を歴任。2017年沖大幹国連大学上級副学長と共にSDG企業戦略フォーラムを立ち上げ。2020年より国連大学SDG大学連携プラットフォーム事務局長を兼務。

第3回セミナー登壇者プロフィール

大塚 友美(トヨタ自動車株式会社   Deputy Chief Sustainability Officer)

1992年トヨタ自動車㈱入社。初代ヴィッツ等国内向け商品の企画、ダイバーシティプロジェクト等の人事施策企画・推進、海外営業部門にて収益・人事管理、未来のモビリティのコンセプト企画、GAZOORacing Company(モータースポーツ・スポーツカー)統括等複数分野を経験。途中、ダートマス大学タック・スクール・オブ・ビジネスにてMBA取得。2020年2月よりDeputy Chief Sustainability Officer(新設)としてサステナビリティへの取り組みを担当。

仲谷 善雄(学校法人立命館 総長、立命館大学 学長)

1981年3月大阪大学人間科学部卒業
1981年4月三菱電機(株)入社
1989年学術博士(神戸大学)
1991年より1年間、スタンフォード大学で客員研究員
2004年4月立命館大学情報理工学部教授
2014年情報理工学部長・情報理工学研究科長
2018年学校法人立命館副総長(研究・学術情報・国際連携・男女共同参画担当)
2018年学校法人立命館最高情報責任者
2019年より現職
専門分野は人工知能(AI)、ヒューマンインターフェース、認知工学、思い出工学、性感工学など

白石 克孝(龍谷大学 副学長、政策学部 政策学科 教授)

名古屋大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得、修士(法学)。名古屋大学法学部助手を経て、1988年龍谷大学法学部助教授、2000年法学部教授、2011年4月から政策学部教授として現在に至る。2019年4月より副学長に就任。現在、研究、社会貢献・SDGs、国際教育・国際交流、情報システム事業等を担当。2019年6月に設立した龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンターのセンター長も兼務。

沖 大幹(国際連合大学上級副学長、国際連合事務次長補)

東京大学工学部卒業、博士(工学、1993年、東京大学)、気象予報士。東京大学生産技術研究所助手、文部科学省大学共同利用機関・総合地球環境学研究所助教授などを経て、2006年東京大学教授。2016年10月より現職。クロスアポイントメントで東京大学総長特別参与・大学院工学系研究科・社会基盤学専攻・教授も務める。地球規模の水文学および世界の水資源の持続可能性を研究。気候変動に関わる政府間パネル(IPCC)第5次報告書統括執筆責任者、国土審議会委員ほかを務めた。2020年10月より、ローマクラブ正会員、日本学術会議会員。生態学琵琶湖賞、日経地球環境技術賞、日本学士院学術奨励賞など表彰多数。水文学部門で日本人初のアメリカ地球物理学連合(AGU)フェロー(2014年)。書籍に『SDGsの基礎』(共著)、『水の未来 ─ グローバルリスクと日本 』(岩波新書)、『水危機 ほんとうの話』(新潮選書)、『水の世界地図第2版』(監訳)、『東大教授』(新潮新書)など。

申込方法

各回にある申込フォームを開き、必要事項を記入し、登録してください。
 ※Zoom(アプリケーション)をお使いのスマホ・タブレットなどにダウンロード(無料)してください。

入力完了後、受講のためのURLとパスコードが届きますので、受講当日まで大切に保管してください。
受講当日は30分前から受付を開始します。指定のURLとパスコードを使ってアクセスしてください。
 ※受講にはインターネットの環境が必要です。

注意事項

◎セミナーの映像・音声等を許可なくスクリーンショットや写真・動画・音声で記録すること、またそれらを第三者に共有・公開することを固くお断りします。
◎登録された個人情報は、参加企業に提供する場合があります。

実施報告

第1回「企業が取り組むSDGs」

2020年10月7日(水)に国連大学SDG企業戦略フォーラムとの共催事業である「企業が取り組むSDGs」第1回オンラインセミナーを実施しました。
第1回は、SDG企業戦略フォーラムの北島隆次事務局長のオリエンテーションを皮切りに沖大幹国連大学上級副学長による「国連大学のSDGsへの取組み、SDG企業戦略フォーラムについて」と題した講義、続いて日本たばこ産業株式会社(JT)の向井芳昌サステナビリティマネジメント部長によるJTのSDGsへの取組内容の発表が行われました。
沖上級副学長による講義では、日本ではあまり直面することのない「水」問題の観点から、SDGsの取組事例について説明されました。また、SDG企業戦略フォーラムの目的である「企業の経営層、戦略部門へのSDGsの浸透を通じて持続可能な社会の実現を目指すとともに企業の長期的・持続的成長に寄与する」を達成するための具体的な目標や、学生の就職活動に関わるSDGsの目標など、多岐に亘る説明がありました。
向井部長による発表では、JTの全体像の説明後、JTグループ共通として基盤としている「人権の尊重」「環境負荷の軽減と社会的責任の発揮」「良質なガバナンスと事業規範の実行」について、それぞれ具体的な説明がありました。また、健康リスクの低いたばこの開発に係る話など、JTを知るうえで興味深い内容の発表が行われました。
発表後、聴講者との質疑応答を交えながら、沖上級副学長と向井部長のディスカッションが行われ、参加学生からも満足度の高いアンケート結果を得られました。



 

2回「企業が取り組むSDGs

 2020116日(金)に国連大学SDG企業戦略フォーラムとの共催事業である「企業が取り組むSDGs」第2回オンラインセミナーを実施しました。
今回はライオン株式会社、続いてUCCホールディングス株式会社のSDGs取組事例の発表が行われました。
ライオン株式会社 CSV推進部長 和田みどり氏の発表では、昨年制定した脱炭素社会や循環型社会の実現に向けた長期環境目標「LION Eco Challenge 2050」について説明があり、特長的な活動として「ハブラシ・リサイクルプログラム」等の紹介がありました。
続いてのUCCホールディングス株式会社サステナビリティ推進室課長 関根理恵氏の発表では「UCCグループのサステナブルアクション」と題して、主たる活動のうちユニークな取組である「生産国との協働」と「コーヒーの価値創造」について説明がありました。
どちらの発表に対しても視聴者の学生から多く質問が有り、関心の高さが伺えました。学生からの質問内容をもとに登壇者とのディスカッションが行われ、質問については時間内で可能な限り講演者に回答していただき、取組への理解を深めました。
セミナー終了後に実施のアンケート結果においても高い満足度が示され、登壇者、視聴者ともに有意義な時間を過ごすことができました。

 

第3回「企業が取り組むSDGs

2020年12月8日(火)に国連大学SDG企業戦略フォーラムとの共催事業である「企業が取り組むSDGs」第3回オンラインセミナーを実施しました。
今回はトヨタ自動車株式会社のSDGs取組事例の発表が行われた後、京都の大学の教員、国連大学上級副学長を交えてのディスカッションが行われました。
トヨタ自動車株式会社Deputy Chief Sustainability Officer 大塚友美氏の発表では、「社会の可能性に変える」をビジョンとし、その先の「幸せを量産する」ことをミッションとして、取組が行われていることの紹介がなされました。

具体的には、「もしものときに電力を供給する移動発電機としてクルマの電気を役立てる」ことや「牽引型のモバイルトイレの共同開発」など自動車会社ならではの取組の紹介がありました。また、インドの公立学校約200校にトイレを設置した取組では、トイレの設置に加え、子どもたちに手洗いや、次の人のためにトイレをきれいに使う習慣を身につけてもらうことや、トイレの設置で女性や子どもが安全にトイレに行けるだけでなく、トイレ掃除を自ら行うことを習慣化することで、社会の階層意識をなくす(トイレ掃除は身分の低い人の仕事という意識を変革)きっかけにするといった取組の紹介がありました。

発表後、大塚友美氏に立命館大学長の仲谷善雄氏、龍谷大学副学長の白石克孝氏を交え、国連大学上級副学長の沖大幹氏がモデレータを務める4名でのディスカッションが行われました。トヨタ自動車株式会社の取組内容を踏まえた意見交換や企業、大学におけるそれぞれのSDGsへの接し方の表明など、また、視聴者からの鋭い質問やそれへの回答などによって、SDGsへの取組に資する活発な議論がなされました。セミナー終了後に実施したアンケート結果においても高い満足度が示され、登壇者、視聴者ともに有意義な時間を過ごすことができました。

お問い合わせ先

 公益財団法人 大学コンソーシアム京都
TEL 075-353-9100 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内

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