仁和寺×立命館大学『政策科学特別実習1「京都の世界遺産 仁和寺」』


ここでは、仁和寺×立命館大学『政策科学特別実習1「京都の世界遺産仁和寺」』(担当:桜井政成先生)の授業の様子や受講生の活動をレポートしていきます。

仁和寺見学・調査計画

8月4日(月)、仁和寺を舞台に活動を展開する立命館大学の桜井先生の本格的な授業が仁和寺境内でスタートしました。
桜井先生の授業テーマは、地域活性化の一手法である「Asset-Based Community Development(アセット・ベースド・コミュニティ・ディベロップメント」(ABCD)を活用し、仁和寺の魅力・価値がグローバル・ローカルに高まり、新たな「ご縁」を生み出せる企画を実施する可能性を探ること。「ABCD」とは、地域に存在する資源をもとに地域を活性化し発展させることで、ここでの「資源」とは、その地域に存在する文化財や自然・景観などはもちろんのこと、その地域に存在する学校や病院や企業、また多様な地域住民や住民間のつながりなど、あらゆるもの地域活性・発展のためのものを「資源」ととらえます。
授業では、学生が1,100年以上の歴史を持つ仁和寺の「強み」を理解し、また、周辺に存在する学校や宿泊施設、店舗、交通機関等の地域資源を理解することで、新たな企画の提案を考えていきます。さらには、そのアイデアに基づいた試験的な取り組みを実現することも目指していきます。
授業初日の午前10時に仁和寺へ集合した学生たちは自己紹介を行い、桜井先生から授業概要やスケジュールの説明を受けた後、仁和寺の僧侶で財務部管財課の金崎義真課長ご案内のもと、境内の見学を行いました。
金崎課長からは、仁和寺の境内にある建造物や文化財についての紹介をはじめ、文化財を維持していくための工夫や苦労について、また、仁和寺に関する多様な観点から話題提供をいただきました。この日はとても暑かったのですが、金崎課長も丁寧にご説明頂き、また学生達も熱心にご案内を聞いていました。

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午後からは、桜井先生による「ABCDアプローチ」に関するレクチャーを受けた後、午前の見学や仁和寺からの話題提供をふまえ、「仁和寺の魅力、資源、興味深い点」について、模造紙とポストイットを用いたワークショップを行いました。わきあいあいとした雰囲気でワークは進み、学生からは、文化的価値、自然、土地、関連施設、地域住民の方など、多数の意見を出し合いました。また、次回の授業で行う発展的な調査に向けて、何を調査対象とするかについて話し合い、その結果、観光客を調査するチームと周辺施設・地域に調査するチームに分かれて調査を行うこととなりました。各チームは、それぞれに次回の調査計画を立てて、今回の授業は終了となりました。

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次回は9月17日〜18日に仁和寺での合宿授業を行い、翌19日には、合宿のまとめ作業とJR京都駅前での観光客調査を行う予定です。

京都学生祭典 「京炎 そでふれ!」がギネス世界記録™を達成しました!

【世界への挑戦in伏見】「京炎 そでふれ!」でギネス世界記録™を達成!

学生が企画から運営までを行い,京都の大学,経済界,地域,行政がオール京都で支援する京都学生祭典事業の学生実行委員会が、本年10月に開催予定の京都学生祭典本祭に先駆けたプレイベントとして、伏見地域の7商店街、京都国際学生映画祭と連携し、盛大な地域交流イベントを開催しました。

京都学生祭典のオリジナルの創作おどりである「京炎 そでふれ!」が誕生して10年が経ち、学生おどり手も毎年1,000人を超えるようになりました。そこで,11年目の今年、京炎 そでふれ!スペシャルバージョンを一堂に踊る人数の多さ(Largest Comtemporary Dance)でギネス世界記録™へ挑戦し、見事認定されました。
学生たちの熱い想いで京都の地域を盛り上げようと企画された今回の大規模なプレイベントは、多数の来場者の皆様にお越しいただき、盛況のうちに終了いたしました。ご来場くださいました皆様、並びに多方面にてご支援くださいましたすべての皆様に御礼申し上げ、開催のご報告とさせていただきます。
※ギネス世界記録™はギネスワールドリミテッドの登録商標です。

プレイベント開催概要

日 時

2015822日(10:00-19:30

場 所

京都市伏見区 伏見桃山・中書島エリア

 主 催

 京都国際学生映画祭
・F7プロジェクト
伏見大手筋商店街/納屋町商店街/竜馬通り商店街/油掛商店会/伏見風呂屋町商店街/中書島柳町繁栄会/中書島繁栄会)

 ▼イベント内容はこちら!

開催実績

総来場者数

23,390名企画参加述べ数※実行委員会調べ)

実行委員数

86名(18大学)

協 力

・ぴあぴあコミュニティサポート
・向島学生センター(留学生)
・京都留学生PRチーム(留学生)

ギネス世界記録™挑戦企画

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記録タイトル

最大のコンテンポラリーダンス
「Largest Comtemporary Dance」

挑戦者数 

639名(16大学1高等学校1中学校2団体

認定記録

616名(全挑戦者639名のうち23名失格)

これまでの記録

554名
※2012年5月にインドのムンバイでテレンス・ルイス・コンテンポラリー・ダンス・カンパニーによって打ち立てられた記録

認定ルール 

・事前にダンスの振り付けを提出し、ギネスワールドレコーズの承認を受けること。
・記録の数としてカウントされるのは、その振り付けにそってダンスをした人のみ。
※物真似をしている程度では数に含まれません。

レポート

京都学生祭典のプレイベント史上、最大規模となった今回の企画は、伏見地域の7商店街をはじめ関係各位の強力なサポートのおかげで無事終了し、学生たちの希望に満ちた熱い想いと挑戦は、「ギネス世界記録™認定」という最高の形で幕を閉じました。
学生たちは「京都の魅力発信」と「地域の活性化」を目標に、日々様々な交流活動をしています。「京炎 そでふれ!」というおどりを通じたこうした交流が、「学生のまち京都」の魅力となって全世界へ発信されること、そして何より、京都学生祭典が地域に根付き、京都のまちをより一層活性化できるようなそんな団体を目指して、今後も新たな取り組みを模索していきたいと考えます。
京都学生祭典の集大成は毎年10月に行われる本祭です。このイベントの成功でよりパワーアップした本祭にどうぞご期待ください!

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本祭告知

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お問い合わせ

京都学生祭典実行委員会
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下ルキャンパスプラザ京都内(月曜日休館)
Tel:075-353-9432   Fax:075-353-9431
E-mail:saiten13th-ml■consortium.or.jp(■を@に変えて送信してください)
京都学生祭典公式Webサイト:http://www.kyoto-gakuseisaiten.com/

 

醍醐寺×龍谷大学『コミュニティマネジメント特論:世界遺産と学ぶ課題発見・解決過程』


ここでは、醍醐寺×龍谷大学『コミュニティマネジメント特論:世界遺産と学ぶ課題発見・解決過程』(担当:笠井賢紀先生)の授業の様子や受講生の活動をレポートしていきます。

なお、笠井先生は本科目「コミュニティマネジメント特論」の特設Facebookページを開設されています。各回の詳細な授業レポート等も公開されておりますので、こちらもぜひご参照ください。
「コミュニティマネジメント特論」特設Facebookページ

醍醐寺万灯会への参加

8月5日(水)に実施された醍醐寺の万灯会には、取材や見学のため、ほぼ全員の受講生が参加しました。
万灯会は、灯籠や提燈を灯してお盆を控え各家の先祖の供養や命の尊さへ祈りをささげる、醍醐寺全山を挙げて行われる行事です。この行事には醍醐寺に縁のある方や地域住民の方が多く訪れます。

万灯会に参加した受講生は、地域と深いつながりを持った醍醐寺の一面を目に見る形で発見することができ、今後の調査活動に向けて参考になる貴重な時間を過ごしました。
また、この万灯会への参加に併せて「醍醐寺の外」を担当しているチームは、醍醐小学校の校長先生にインタビューを行いました。このインタビューは、事前に醍醐寺の職員の方を通じて校長先生にアポイントメントを取り、入念な準備のもと行われたものです。醍醐小学校の児童も灯篭を奉納するなど、毎年多くの児童が万灯会に参加しています。インタビューを通じて、醍醐寺と醍醐小学校とは、その歴史において深いつながりがあること、また、企業とも協力して東日本大震災の被災地の小学校への支援活動や被災地の小学校の児童との交流を行っていることなどがわかりました。

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受講生たちはインタビューを通じて、これまで発見できなかった醍醐寺の姿を発見し、課題解決につなげていきます。

合宿振り返り・夏休みに向けての活動計画

7月9日(木)、7月23日(木)には、合宿の振り返りと主に夏休み中の活動計画について授業が行われました。
笠井先生からは、醍醐寺や本科目での調査対象となる関係施設等への訪問時のアポイントメントの取り方や、「シビックプライド」(その街に暮らす方や関係のある方が、その街に対して感じる愛着)についてレクチャーが行われました。
今後の活動も3チームに分かれて行うことになり、それぞれのチームが「醍醐寺の中」、「醍醐寺の周縁」、「醍醐寺の外」を担当することになりました。「醍醐寺の中」を担当するチームは、醍醐寺の僧の方や職員の方、境内にある売店などの課題解決に取り組みます。「醍醐寺の周縁」を担当するチームは、醍醐寺と他団体が協力して実施している「てらこやプロジェクト」や「醍醐市(だいごいち)」について調査を行います。「醍醐寺の外」を担当するチームや、地域住民へのインタビューや、近隣の小中学校を通じて行っている醍醐寺の地域貢献の取り組みなどについて、調査を行います。

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早速、8月5日(水)に実施される醍醐寺の行事「万灯会」へ参加する計画を立てるなど、非常に積極的な姿勢が見受けられました。

合宿

6月20日(土)、21日(日)、醍醐寺で合宿授業を行いました。今回の合宿の目的は、「課題発見の糸口を見つける」こと。PBLは、”Project / Problem Based Learning”の略で、主にグループでの学習を通じて、課題を発見し、解決策を提案するスタイルの学習方法。この課題発見の方法については、予め、ある程度テーマを設定する場合もあるのですが、笠井先生の授業では、学生が醍醐寺の方と協同して、この合宿を通じて一から課題を発見することを目指しております。ですので、この合宿が実質的なスタートとなります。

合宿は6月20日(土)13:00スタート。醍醐寺で合宿授業を行うに当たって、また課題の発見のために、より深く醍醐寺についての理解を深めるため、「醍醐寺の状況と目指す方向」をテーマに、醍醐寺総務部長の仲田順英師による講義が行われた。仲田師からは、醍醐寺は開創以来、開祖の聖宝上人の「縁」、「自然」、「命」を重んじる心と、それらに対する感謝や祈りを大切にしており、これまでも室町時代の応仁の乱や明治維新の際の廃仏毀釈など数々の困難を、醍醐寺を信仰する人や地域の人々、時にはその時代の権力者との協力によって乗り越えてきており、現在もその「心」と「祈り」を基礎においた運営を行っていることについてお話いただきました。
続いて、笠井先生による講義が行われ、PBLでの学びについては、現場での学習だけでなく、座学や事前調査等による知識の蓄えも必要であること(現場での発見や気づきを課題解決につなげるためには、座学によって得られた知識や知恵による裏付けが必要であること)や、また、醍醐寺の礎となっている縁・自然・命を重んじる「心」や「祈り」を、常に念頭に置いて活動することの重要性についてお話がありました。

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その後は、学生と醍醐寺の関係者がグループに分かれ、アイスブレイクを行った後、醍醐寺関係者と一緒に醍醐寺を「まちあるき」を行い、夜には、醍醐寺の僧の方から、醍醐寺の文化財や地域社会との繋がりや貢献の在り方などについて講義を受けたりと、文字通り醍醐寺と一体になった授業が行われました。
また、この日の最後には、醍醐寺てらこやプロジェクトに携わる高橋稔氏から、ご自身が醍醐寺と協力して運営しているプロジェクトでのご経験やアドバイスについて、お話いただきました。
翌日には、グループで前日の活動で気づいた課題やアイデアを共有するブレーンストーミングを行い、その後、それらをグループ間で課題を共有しつつアイデアを拡大するワールドカフェを行い、最後に合宿の成果をグループごとに発表しました。

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写経法要や朝のお勤めにも参加するなど、非常に濃密な合宿授業を行った笠井先生のクラスの学生たちはどのような課題の糸口を見つけることができたのでしょうか。今回発見した課題の糸口を具体化しどのような解決策を提示するのか、これからの展開に要注目です。

合宿準備

6月11日(木)、第12回の授業が行われました。
笠井先生のクラスは、6月20日(土)から21日(日)にかけて、醍醐寺での合宿を行います。前回の6月4日(木)と今回の授業では、合宿に向けた準備を行いました。
毎回の授業と同様にチェックインに続いて、笠井先生から合宿での活動内容やスケジュール、留意点についての説明が行われました。
引き続き笠井先生が講義を行った後、学生たちは3つのグループに分かれ、合宿に向けての準備に取り掛かりました。

このグループでの活動は先週の授業から始まっており、合宿も同じメンバーで活動します。また、今回は醍醐寺から3名の方がお越しになられていましたので、それぞれグループに加わってワークに参加しました。
合宿では、アイスブレイクやまちあるき、課題に対するアイデア出しのブレーンストーミングといった活動を行いますが、それぞれの活動で具体的にどのようなことを取り組むかについては、先生ではなく各グループの学生が主体となって企画します。
このグループでワークを行うのは2度目ということもあって、非常に活発な議論が行われました。gasshukujunbi

合宿ではどのような課題を見つけることができるのか、プロジェクトは一つの大きな山場を迎えつつあります。

「まちあるき」体験

5月14日(水)、第7回の授業が行われました。笠井先生の授業では毎回、授業の最初と最後に「チェックイン」と「チェックアウト」を実施しています。学生が一人30秒ずつ、名前(あだ名)と「授業への意気込み」や「授業の振り返り」を話します。このチェックイン・チェックアウトには、仲間意識の醸成や、プレゼンテーションを行う際などの時間の感覚をつかむなどの効果があるようです。今回のチェックインは、「カタルタ」というカードを使って行いました。

今回の授業のメインは、「まちあるき」。
「まちあるき」とは、その名の通り街中を散策するのですが、ただ普通に歩くのではなく、何かを発見しようと意識しながら歩きます。今後の授業で醍醐寺を舞台に「まちあるき」を行うのですが、今回はそれ備えた予行演習で、京都駅周辺をまちあるきします。
まず笠井先生が、テーマを設定することの重要性や、発見するものが行政や地域等が意図的に目立たせているもの(史跡案内や観光案内図等)でなくてもよいこと、知識があるほうが多様な発見ができるなど、「まちあるき」のポイントについてレクチャーを行いました。その後、3名~4名でグループを作り、10分の作戦タイム。先ほどの先生のアドバイスをもとにガイドマップを見ながら歩く地域やテーマ設定、役割分担などを議論。


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そして、いよいよ40分間の「まちあるき」に出発です。
あるチームは、テーマを「街の雰囲気」と設定し、また「思いついたことは発言する」というルールを作り、京都駅の周りを一周。駅の東西南北での景観の違いや、それぞれで聞こえてくる音の特徴などを発見しました。終了後は、チーム毎にまちあるきの報告が行われ、実際にまちを散策してみて、テーマを持って歩くことで見えてくるものがたくさんあったこと、地元(京都)出身ではない学生ならではの発見もありました。

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学生たちには、今回の経験を生かして、醍醐寺での「まちあるき」で学生ならではの視点で醍醐寺や地域の資源となる新たな発見が生まれることを、期待しています。

第1回授業~醍醐寺初訪問

4月16日(水)、醍醐寺を舞台に活動する、龍谷大学の笠井先生の授業がスタートしました。この科目は、今年度開講する京都世界遺産PBL科目の中でも唯一の通年科目(4単位)で30回の授業が行わる京都世界遺産PBL科目の中でも最も授業回数が多い科目です。

今回は、授業の初回ということで年間の授業スケジュールの説明や、この科目で学ぶにあたっての姿勢などについて先生から説明が行われたあと、受講生同士による自己紹介が行われました。初回とは思えないほどの盛り上がりで、非常に和気あいあいとした雰囲気で授業が進められました。

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 18日(土)には、醍醐寺で第2回、第3回の授業が行われました。授業で初訪問となる醍醐寺では、まず、弥勒堂でのお勤めに参加しました。その後、醍醐寺の仲田順英師からのお言葉をいただき、醍醐寺の関係者にご案内いただき、境内の見学を行いました。授業終了後も受講生全員が自主的に境内を見学するなど、早くも醍醐寺への愛着が湧いているようでした。

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二条城×同志社大学『世界遺産PBL講座~O2Oマーケティングによる地域活性化』


ここでは、二条城×同志社大学『世界遺産PBL講座~O2Oマーケティングによる地域活性化』(担当:多田実先生)の授業の様子や受講生の活動をレポートしていきます。

二条城及びその周辺でのフィールドワーク

7月12日(日)の授業では、二条城とその周辺地域でのフィールドワーク及び、二条城の職員へのインタビューを行いました。
多田先生のクラスでは、調査、分析、クラウドファンディングの検討等のマーケティング戦略を担当する「チームM」が2グループ、SNS等を活用した広報戦略を担当する「チームA」、動画を制作し、YouTubeでの公開を目指す「チームY」の4チームで活動しております。今回のワークもこの4つのチームに分かれて活動しました。
当日は13時に集合し、まず、チームごとに1時間半ほど二条城周辺のフィールドワークを行いました。

チームAは、二条城に隣接する神泉苑を調査しました。神泉苑では、その歴史や文化財に関する調査、二条城との関係などを確認しました。
チームYでは、二条城の周りを調査し、周辺に小中学校があることから、周辺地域の児童・生徒に向けて、二条城の良さや興味を持ってもらうアプローチも効果的ではないかなどの意見が出ました。
チームMの2チームは、二条城周辺のお店の調査を行い、うち1チームは三条商店街を見てまわりました。三条商店街では、観光客よりも地元住民に重きを置いたお店が多いことなどの発見がありました。

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周辺地域でフィールドワークの後は、引き続きチームに分かれて、約90分間二条城内のフィールドワークを行いました。城内のフィールドワークでは、案内パンフレットは多言語対応している中で、設置されている立て看板は日本語のみのものが多く、これを多言語かすることによって、より二条城の魅力を伝えられるのではないかといった発見や、歴史的意義のある二条城に合うキャッチコピー考案の有用性など多くの発見や気づきがありました。

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フィールドワーク終了後は、京都市文化市民局元離宮二条城事務所の後藤玉樹課長にインタビューを行いました。インタビューでは、これまで二条城で行われてきたイベントや、文化財である故の制限事項や苦労などについて質問が行われました。また、具体的な企画案についても意見交換を行うなど、学生が主体となった活発なやり取りが行われました。

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今後は夏休みの自主活動を経て、提案の具体化を図っていきます。

ゲスト講師:河尻亨一氏による講義

河尻亨一氏(銀河ライター主宰/東北芸術工科大学客員教授)をゲスト講師に招いて、広告・プロモーションに関する講義が行われました。
河尻亨一氏は、広告クリエイティブ専門の編集者です。多田先生のクラスは、オンラインを活用したプロモーションによる二条城への観光客誘致やイベントの活性化をテーマにしているため、今後のプロモーションの企画を練るにあたって、非常に参考になる講義を行っていただきました。

河尻氏は、毎年、フランス・カンヌで開催される、広告、コミュニケーション、プロモーションに関するコンペティションの祭典「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」を取材されております。今年も6月下旬に開催され、そこでの取材された内容も交えて、昨今のプロモーションの潮流や、企画する際のヒントについてお話をいただきました。講義の中では、実際にカンヌライオンズの受賞作品を紹介しながら、その中でどのようにO2Oという手法が活用されているかなど、具体的な事例も交えた解説もありました。
河尻氏からは、O2Oを活用したプロモーションでは、「強い共感をもたらす、シンプルでかつ骨太なアイデアとストーリー」が重要であること、「O2Oはすでに日常生活に取り入れられている(「O=O」状態になっている)ので、それほど難しく考える必要がないこと」など、今後プロジェクトを進めていくうえでの重要な示唆もいただきました。

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河尻氏の講義のあとは、グループに分かれ、講義で感じたことや学んだことを共有して深め、グループごとに質疑応答が行われました。質疑応答では、「ゆるキャラ」の活用の是非などについての意見交換も行われました。

次回の7月12日(日)の授業では、二条城を訪れ、フィールドワークやインタビューに挑戦します。

 

二条城についての学習

6月11日(木)、二条城を舞台に活動を展開する同志社大学の多田先生の授業が行われました。多田先生のクラスの初回授業は、5月30日(土)の他クラスと合同の開講式・全体オリエンテーションだったため、単独で行う授業は今回が初めてでした。
多田先生の授業のテーマは、「O2Oマーケティングの手法から地域活性化の『仕掛け』を作り出す」こと。O2Oとは、Online to Offlineの略で、ソーシャルメディアなどオンライン上(Web上)でのプロモーションを活用して、それに関連する商品やサービスを販売・提供する実在の店舗等(オフライン)に消費者を誘導するマーケティング手法のことを指します。

二条城は、1603年の徳川家康による築城以来の20年間に渡る本格修理事業の真っ最中で、修理費用の一部を寄付や様々なイベント事業での収益で賄うことを目指しています。O2Oの手法を用いて、いかに二条城への関心を高めて来場者や各種イベントへの参加者を増やし、修理費に充てる収益を得ることができる提案を行うことが、本クラスが挑む課題の一つです。

今回の授業では、二条城についての理解を深めるため、元離宮二条城事務所の梅林課長を講師に迎え講義が行われました。梅林課長からは、二条城の歴史や場内にある文化財の紹介、国内外からの二条城の評価などご紹介いただいた後、二条城が取り組んでいる「世界遺産・二条城MICEプラン」ご説明いただきました。MICEとは、「Meeting」、「Incentive」、「Convention」、「Exhibition / Event」の頭文字からなる造語です。歴史的価値の高い世界遺産・二条城をMICEの会場として提供することで、二条城や京都の魅力や文化財の価値を広く発信し、併せて収益の獲得を目指しています。これまでに実施してきたイベントや、イベント実施に当たって生じる文化財であるがゆえの苦労などについてお話いただきました。

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講義の後は、4グループに分かれてグループワークを実施。講義の内容をグループで深めるとともに、梅林課長への質問事項やMICEの可能性についての意見交換等が行われました。

東寺×京都市立芸術大学『保存科学入門『東寺』絵巻を作る』


ここでは、東寺×京都市立芸大学『保存科学入門「東寺」絵巻を作る』(担当:宇野茂男先生)の授業の様子や受講生の活動をレポートしていきます。

東寺絵巻の制作

7月22日(水)、いよいよ絵巻の制作を開始しました。
これまでは、キャンパスプラザ京都や東寺で授業が行われていましたが、今回はアトリエのある京都市立芸術大学で行われました。授業では、最初に宇野先生より日本画で使う筆の種類やそれぞれの筆での描き方、墨や絵の具の使い方などのレクチャーが行われたあと、実際に絵巻の制作に入りました。

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東寺での調査やインタビューを重ねた結果、絵巻には「蓮華門」、「三鈷の松」、「五重塔」の3つをテーマに絵巻を描くことになりました。
受講生は3つのチームに分かれ、それぞれのテーマを担当します。チームは、京都市立芸術大学の学生と単位互換の他大学の学生がペアになっており、芸大生と単位互換の学生が協力しながら担当部分の絵を完成させていきます。
「蓮華門」では、弘法大師空海が東寺から高野山に旅立つためにその門を通った際に起こったとされる伝説を描きます。
「三鈷の松」では、弘法大師空海が唐に修行に行っていた際に、密教の繁栄を願って唐での砂浜で海に向かって投げた三鈷(密教の儀式で使われる仏具)が、雲を突き抜け海を渡り、帰国後、天皇より与えられた東寺の松に掛かっていたとされる伝説を描きます。
「五重塔」では、その1200年という長い歴史の中で焼失と再建が繰り返された五重塔の、焼失と再建の様子を描きます。
今回初めて日本画を制作する学生もいる中、チームで意見交換やデッサンの確認を行ったり、宇野先生にアドバイスを仰ぎながら作業が進められました。

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夏休み中は、学生は自主学習でそれぞれの担当の部分の制作を進め、9月上旬をめどに下絵を完成させ、その内容について東寺の関係者の方を打ち合わせを持つ予定です。

2回目の東寺インタビュー

6月10日(水)には、2度目の東寺でのインタビューに挑みました。授業での東寺訪問は、前回インタビューを行った5月13日(水)から1か月ぶりの訪問です。

本プロジェクトも後半に差し掛かっており、蓮華門や五重塔、空海上人など、絵巻に描く題材も固まってきました。今回は、絵巻のストーリー作りや実際に絵に描くために必要な情報(それぞれの史実やエピソード等)を収集するため、東寺に関する資料や文書等に詳しい東寺・文化財保護課の新見課長にインタビューを行いました。インタビューでは、トレーニングでの学習や前回の経験、また事前準備の成果もあってか、学生たちは活発に質問を行っていました。また、メインの題材だけではなく、それぞれのエピソードが発生した時代の東寺周辺の街並みや風景、季節感など、絵巻に描かれる細かい部分の確認といった芸術大学の学生ならではの質問もありました。

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また、学生たちが事前に調査してきた情報には、史実によるものと伝説的なものとが混じっておりましたが、史実とそうでないものを理解し、情報を整理したうえで、絵巻のストーリーを立てていくことが重要だというアドバイスもいただきました。

インタビュー・トレーニング~東寺でインタビューに挑戦

インタビュー・トレーニング

5月9日(土)は、上賀茂神社を舞台に授業を展開している京都産業大学の若松先生のクラスと合同で、元NHKアナウンサーの森 吉弘氏を講師にお招きし、インタビュートレーニングを行いました。舞台となる世界遺産への理解を深めるために、また課題の発見や解決策の仮説を立証するプロセスにおいて、世界遺産の関係者や地域の方々へのインタビューは非常に重要です。宇野先生のクラスは、翌週5月13日(水)の授業で、東寺でのインタビューを予定しています。
森氏曰く、アナウンサーの数ある仕事のうち、インタビューはもっとも難しい仕事の一つであるとのこと。90分の限られた時間の中、インタビューを行う際の心構えや、必要な事前準備、また、初心者でも活用できるインタビューでのテクニックなどについて、ご自身のご経験を交えながら、わかりやすく解説いただきました。
森氏の熱意あふれる講義に、学生たちは真剣に耳を傾け、メモを取っていました。

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インタビュートレーニング終了後には、次回の授業にむけて、トレーニングの内容を踏まえての作戦会議が行われました。インタビュー当日までに必要な準備の洗い出しや、当日の役割分担などについて話し合いました。
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東寺でのインタビュー

5月13日(水)には、絵巻に描く題材に関するヒントを得るために、東寺を訪れ、砂原総務部長にインタビューを行いました。東寺には1,200年の歴史があり、重要な文化財や国宝、また弘法大師をはじめとする東寺にゆかりある偉人のエピソードなど、題材になりうるものが多数あります。その中でどれを絵巻に描くのか、今回のインタビューでは、学生が事前に東寺について調査し、気になっていることや興味を持ったことについて砂原部長にインタビューを行い、知識を深めていきました。学生たちは、東寺にある門の名前の由来やそれぞれのルーツについて、仏像について、弘法大師の生涯について、弘法市など現在も残っている行事についてなど、多岐のテーマに関するインタビューを行いました。
インタビューを行った学生は、「聞きたかったことはある程度聞けたが、思っていた以上に多くの情報をいただき、まとめていくのが難しい。今回お話いただいたエピソードをまとめながら、絵巻に描く題材を絞っていきたい。」と話していました。

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インタビュー終了後は、前回の東寺訪問の際に見学できなかった場所を砂原部長の案内のもと、見学を行いました。

 

第1回授業~東寺初訪問

この授業は他の世界遺産PBL科目の先陣を切って、4月15日(水)にスタートしました。本科目のテーマは、「日本画の伝統表現を使い、後世に伝えたいオリジナルの記録を制作する」。そのテーマの通り、担当の宇野先生からは、絵巻などをはじめとする伝統的な日本画の特徴について説明が行われました。

現在の記録媒体は、写真の場合は色褪による劣化や、デジタル機器の場合は技術進歩により、レコードなど逆に再生できなくなるといったデメリットがある一方、伝統的な技術を以て作成された絵巻などは、素材の優れた性質により、数百年の時を経て鮮やかに現存している点、また『異時同図』や『誇張・擬人化』など独特の手法を用いて、当時の出来事を効果的にわかりやすく伝えられることができている点などが説明されました。

授業の後半では、芸術大学ならではの、学生がイラストを作成して自己紹介や授業に対する意気込み等の発表が行われました。

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4月22日(水)は実際に東寺を訪問し、東寺の砂原総務部長のご案内のもと境内の見学を行いました。1,200年の歴史を持つ東寺の貴重な文化財や、平安時代の書家で三蹟としても有名な小野道風ゆかりの柳とその逸話について丁寧にご説明いただき、学生にとっても非常に濃密な授業となりました。

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お問い合わせ先

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 単位互換事業 担当
TEL 075-353-9120 FAX 075-353-9121
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

 

第20回FDフォーラム報告集の公開について


2015年2月28日(土)~3月1日(日)に「学修支援を問う~何のために、何をどこまでやるべきか~」をテーマに開催いたしました「第20回FDフォーラム」の報告集データをPDFファイルで公開しております。
各シンポジウム、分科会、ポスターセッション毎にPDFファイルを公開しておりますので、ダウンロードの上、閲覧してください。

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■1日目/2015年2月28日(土)
 開会挨拶 
 シンポジウム  学修支援を問う~何のために、何をどこまでやるべきか~

■2日目/2015年3月1日(日)
 第1分科会  大学教育における「対話」の可能性
 第2分科会  キャリア教育再考!~今こそホンネで語り合おう~
 第3分科会  学生FDと大学マネジメント
 第4分科会  障がい学生支援FDの背景、現状および課題
 第5分科会  反転授業により学生の能動的な学びへの転換をはかる
 第6分科会  自校教育を通した「建学の精神」の具現化
 第7分科会  大学の英語教育の課題と対策
 第8分科会  時代が求める新たな教養教育~「活用」と「探究」をキーワードとした教職協働~
 第9分科会  学び合うコミュニティをつくる~学修支援とピア・サポート~
第10分科会  知識と思考のクラウド化にどう対応するか
第11分科会  全学的FD推進組織の現状と課題
第12分科会  小規模大学における学修支援
第13分科会  大学図書館からの学習支援の工夫~連携を視座に~
第14分科会  モチベーションクライシスと向き合う
ポスターセッション

お問い合わせ先

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 FD事業 担当
TEL 075-353-9163 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)
















「ガールズキャリアトーク in Kyoto」実施報告

趣旨

これからの時代、様々な状況に置かれた女性が自らの希望を実現して輝くことにより、「女性の力」が十分に発揮され日本の社会が発展していくことが期待されていますが、高校や大学ではまだまだ男性モデルのキャリア教育が中心となっており、女子生徒や女子学生に対して、妊娠・出産など女性特有のキャリアトランジションに焦点を当てたキャリア教育が十分に行われているとは言い難いのが現状です。
そこで、京都高大連携研究協議会では、女子生徒と女子学生が実際に社会に出て活躍する女性から、多様なキャリア経験を聞いて対話することにより、女性としての自分の人生を長期的な視点で見つめ、これからの進路選択やキャリアプランニングに役立ててもらうことを目的として、「ガールズキャリアトーク in Kyoto」を開催しました。 

実施概要

日程 2015年2月14日(土)
場所 キャンパスプラザ京都2階ホール
主催 京都高大連携研究協議会(京都府教育委員会・京都市教育委員会・京都府私立中学高等学校連合会・京都商工会議所・大学コンソーシアム京都)
共催 高等学校コンソーシアム京都
コーディネーター 京都工芸繊維大学アドミッションセンター准教授 山本以和子氏
講師 キャリアカウンセラー 澤田和美氏
参加者 高校生 25名(1年生10名、2年生13名、3年生2名)
府立:洛北高等学校 
市立:洛陽工業高等学校、西京高等学校、日吉ケ丘高等学校
私立:ノートルダム女学院高等学校、同志社女子高等学校
大学生 14名(1年生3名、2年生7名、3年生4名)
京都工芸繊維大学、京都華頂大学、京都女子大学、同志社大学、立命館大学
社会人 10名(順不同)
株式会社島津製作所 小賀陽子さん、羽田工房 羽田登喜さん、
大澤医院 大澤さおりさん、K建築設計事務所 山田敬子さん、株式会社石田大成社 樋口美香さん、
京都市教育委員会 太山陽子さん、オムロン株式会社 染川里美さん、京都第二赤十字病院/京都橘大学看護各部 角地直子さん、
京都中央信用金庫 米田美由紀さん、立命館大学 山本美奈さん

 実施報告

今年度で3回目を迎えた本企画では、今回はじめてキャリアカウンセラーの先生を講師にお招きし、現在の女性の社会進出を取り巻く状況から女性の働き方(正社員とそれ以外、職種紹介など)について講演いただき、高校生や大学生に自分のライフプランをイメージして、自分らしい生き方を選択することの大切さを教えていただきました。その後、様々な職種から集まっていただいた10名の社会人女性の方を、2名ずつ5グループに分け、高校生と大学生は好きなグループに入ってそれぞれ10名ほどでグループ懇談を実施しました。まず、社会人の方に対話をリードしていただき、現在の職務内容や職場の雰囲気を始め高校生の時に考えていた進路や夢の実現に向けてどんな努力をされてきたかなど具体的なエピソードをお話しいただきました。どのグループの大学生も、積極的に社会人に質問を投げかけたり自分の意見を述べて、活発にやりとりをしていました。また、最初は遠慮がちだった高校生も、企画後半になるにつれ次第に打ち解け、社会人の方や大学生に質問をしたり聞き取ったことを熱心にメモしている姿が印象的でした。

  2014ガールズ講演  2014ガールズ講演2 

 2014ガールズグループワーク1  2014ガールズグループワーク2

開催後のアンケート結果をみると、「今無駄だと思っていることも後々自分のためになることもあるとわかった」「今、目の前にあることを全力で取り組むことが大事だと教えてもらえた」「まだやりたいことが見つからなくてもこれから先、何かのきっかけでやりたいことが見つかると勇気づけてもらった」など、社会人の皆さんからいろいろなアドバイスを受けて、それぞれ新たな気づきや発見があったことが伺えました。また、「やりたいことをつき進めていくべき」「どんな選択をしても良いことが必ずある」「女性には女性なりの強みがいっぱいある!」など、キャリアに対する前向きな意見が多くみられ、将来に対する不安も少し払拭していただけたように思います。今後、高校生や大学生が自分の将来を見通して歩むべき道を選択し、その選択に責任を持って、その実現に向けて、一所懸命取り組んでいってもらうことを期待しています。

アドバイザーになっていただいた講師及び社会人ゲストのみなさん

アドバイザーになっていただいた講師及び社会人ゲストのみなさん

前列左から米本さん、澤田講師、小賀さん、染川さん、羽田さん、大澤さん
後列左:山田さん、4人目樋口さん、5人目太山さん、6人目山本さん、8人目角地さん
後列右:山本コーディネーター

当日タイムスケジュール

13:30-14:10 ◆講演
テーマ:「未来のわたしを考える」
講 師:澤田和美氏(キャリアカウンセラー)
・社会での女性をとりまく状況や女性特有のキャリアトランジションを専門家の視点でアドバイス
14:10-15:45  ◆社会人ゲストと高校生・大学生を交えたグループ懇談
 若者の素朴な疑問に対して、様々な分野で働く女性が実体験にもとづいてアドバイス
15:45-16:00  ◆まとめ・アンケート記入

 お問い合わせ先

公益財団法人大学コンソーシアム京都 高大連携・インターンシップ事業部
電話:075-353-9153 FAX:075-353-9101 
〒600-8216  京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜 9:00~17:00(年末年始を除く)



平成26年度学まちコラボ事業 学まちNEWS!

平成26年度学まちコラボ事業 採択団体の活動をご紹介します。

今年度本事業に採択された団体は16団体。認定後、各団体が地域の方々と協力し、京都市内各地で様々な活動を繰り広げています。その取り組み紹介や企画の開催情報をお知らせします。

学まちコラボ事業がテレビで紹介されます!!

このたび、学まちコラボ事業の取組が、京都放送(KBS京都)の京都市市政特別番組の中でご紹介いただけることになりました。

今回のテーマは 市民力を結集せよ!「京都市民によるまちづくり」 です。
京都市では、魅力あふれるまちの実現に向け、京都ならではの「地域力」「市民力」を生かしたまちづくり活動がさまざまな場所で行われています。
その取組のひとつとして『学まちコラボ事業』が取り上げられ、事業内容はもちろん、いくつか今年度採択事業団体の活動が紹介されます。

関係者の方はもちろん、来年度の応募に向けて検討を考えられている方、ちょっと気になる方など、
放送は以下のとおりです。ぜひご覧ください。


KBS京都まちこさんとテレビ
3/28(土)19:00~19:30




≪KBS京都 3/28(土)番組表≫
http://www.kbs-kyoto.co.jp/now_on_air/tv.htm?p=3

2015.3.25

平成26年度認定事業報告会・平成27年度事業募集説明会を開催します!!

今年度の活動も残すところあとわずかとなりました。各事業団体の活動については、これまで個々に情報発信を行い、奨励事業を含めた16団体の活動を応援してきましたが、このたびその集大成として、各団体がこれまでの活動を振り返り、取組成果の発表を行う報告会を開催します!!

学生による認定事業の報告から、大学と地域の新たな連携の可能性や地域活性化のヒントを見つけませんか?

また当日は同時に来年度の募集説明会を行うほか、学まちコラボ事業に関わって得た学びをざっくばらんに語り合う場として、1日限定オープンの学まち交流カフェ(意見交換会・交流会)も開催します。

どなたでも、どの時間からでもご参加いただけますので、ぜひご来場ください。

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日時:2015329日(日)
      10:00~17:15
会場:キャンパスプラザ京都
             5階第1講義室/2階ホール
スケジュール:【PDFリンク】


※詳しくはこちら↓
https://www.consortium.or.jp/seisaku/7581

2015.3.18 

音もだち大作戦!~0歳からの音楽ワークショップ~
(京都芸大生有志によるニコニコファミリーコンサート実行委員会)

京都市立芸術大学の在校生・卒業生有志によって立ち上げられたグループ「京都芸大生有志によるニコニコファミリーコンサート実行委員会」の新着情報が届きましたのでご紹介します。

「京都芸大生有志によるニコニコファミリーコンサート実行委員会」では今年度、下京区にあるフレンドリーハウス西八条を中心に、親子向けの演奏会に加え、楽器や歌作りのワークショップ、おもちゃの楽器を使ったワークショップなど、親子が一緒になって取り組み、親たちがくつろぎ繋がり合えるような場がつくられてきました。

今回はその集大成として、3月15日(日)13:00~八条幼稚園 園内ホール(http://www.hachijo.ed.jp/)において研究発表会が開催されます。

当日は活動報告だけでなく、これまでに行ってきたワークショップを実際に体験できるコーナーもあります。入場無料、一部だけのご参加も大歓迎ですので、お気軽にご参加ください。

150315京都市芸ワクワクファミリーコンサート表  150315京都市芸ワクワクファミリーコンサート裏













2015.3.10

京都銭湯芸術祭2015

今年度、「京都の銭湯にはまだ見ぬ魅力が隠れている…!」と、歴史と文化の都・京都において、銭湯を舞台にした新しく誕生したのが京都銭湯芸術祭実行委員会の企画する京都銭湯芸術祭です。

2014年度の活動は2014年9月27日(土)~10月26日(日)の期間中、京都市北区・上京区にある銭湯8店舗において、さまざまなアーティストによる作品展示を行うほか、「湯沸し会議」と題したイベント&ワークショップを何度も開催し、京都に数多くある銭湯とアーティストの力を各銭湯の特色に沿った作品を作り展示することでつなぎ、入湯者の増加と交流が行われました。
(※2014年度の活動はこちらを参考にご覧ください⇒京都銭湯芸術祭2014報告資料

そしてまた来年度は京都市中京区・左京区・東山区の銭湯に会場を移して、芸術と銭湯の関係や可能性を追求し、発信していくため、「京都銭湯芸術祭2015」が開催されます。今回は、8店舗の銭湯以外にも、同時期に開催される「PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015」の会場の一つである堀川団地の一室を改装し、新たな試みが企画されています。

開催期間や会場については下記のとおり。

<開催期間> 2015年4月18日(土)~2015年5月17日(日)
※定休日・営業時間は各銭湯により異なります。 
<会  場>



京都市中京区、左京区、東山区の銭湯まちこ入浴中
中京区/玉の湯、錦湯
左京区/東雲湯、東山湯温泉、平安湯
東山区/新シ湯、大黒湯〈山城町〉、旭湯
堀川団地〈上長者町団地〉
<入  湯  料> 各銭湯大人430円、小学生150円、小学生未満60円
※入浴料金のみで作品を鑑賞していただけます。


京都銭湯芸術祭実行委員会では、既に1月23日より、出展アーティストやボランティアスタッフの募集も行われています。

今年度の様子や来年度の新しい情報を確認したい方は以下のURLよりご確認ください。
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「京都銭湯芸術祭」
HP:http://www.kyotosentoartfes.com/
Facebook:https://www.facebook.com/kyotosentoartfes
Twitter:https://twitter.com/kyotosentoart
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2015.2.19

エコしかクッキング(京✿しかミーツ)

右京区京北地域の森林保護と農作物被害の減少を目的として活動を行う、京都光華女子大学短期大学部ライフデザイン学科「京✿しかミーツ」から新着情報が届きましたのでご紹介します。

「京✿しかミーツ」では、これまでにも様々な活動が行われてきましたが、今回開催される企画は環境セミナーと料理講習会です。

環境セミナーでは、女猟師の鹿取さんをお招きし、「美山町での鹿害とそれへの取り組み」テーマに、環境問題を考えます。

また料理講習会では、鹿肉料理研究家の「愛deer料理教室」代表林先生をお招きし、実際に鹿肉を使ってお料理をします。今回のメニューは鹿肉と野菜を使ったヘルシーでおいしいレシピで、『もも肉の照り焼きバーガー』と『鹿つみれスープ』です。

深刻化するしか被害の現状を学ぶとともに、実際に調理をして食することで鹿肉を身近に感じ、環境問題について考える機会としませんか?

環境問題に関心がある方、鹿肉に興味がある方など、ぜひご参加ください。


エコしかクッキング 


 日時:2015年1月18日(日) 14:00~16:00
 会場:京都光華女子大学6号館1F 第2食物実習室
 申込:事前申込が必要です。
                ( 締切1月9日(金))
 
申込書はこちらからダウンロードできます

   →【申込書PDF】





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「京✿しかミーツ」のこれまでの取り組み紹介や情報など、詳細はこちらをご覧ください。
京都光華女子大学内HP ブログ:http://www.koka.ac.jp/manabooo/category/year2014/shika2014/
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2014.12.25

中京まちづくりフリーペーパー「マチビト来たる。」

中京のまちを元気にしようと活動しているまちづくりびと(マチビト)の活動や、中京区役所のまちづくりの計画を載せた広報紙「マチビト来たる。」のVol.9号(2014年11月発行)に、このたび学まちコラボ事業の取組が紹介され、今年度採択団体のひとつ、京都光華女子大学 光華三条ガールズのみなさんが取り組まれる「京都三条会商店街寺子屋事業」の取組が掲載されましたのでご案内します。

三条会商店街に活動拠点とする「寺子屋」をつくり、学生と子どもたちが一緒になって商店街のアーケードを彩るビックアート作りや絵本の読み聴かせ、季節にあわせてたさまざまなイベントなど、盛り沢山に活動する光華三条ガールズのみなさんの様子が紹介されています。

「マチビト来たる。」は中京区内の配布協力店舗・施設及び中京区役所、市政案内所、中京青少年活動センター等において無料配布されているほか、中京区役所ホームページからダウンロードすることも可能です。
ぜひご覧ください。

マチビト来たる。_Vol9






中京区役所HP
【広報資料】中京まちづくりフリーペーパー「マチビト来たる。」
第9号の発行について
http://www.city.kyoto.lg.jp/nakagyo/page/0000175303.html

2014.12.23

ふしみ・ふかくさコミュニティアーカイブ

龍谷大学深草町家キャンパスにおいて、ふしみ・ふかくさコミュニティアーカイブプロジェクトと町家シネマプロジェクト(伏見区民事業)との共催で開催される『深草町家シネマ』の案内が届きましたのでご紹介いたします。

ふしみ・ふかくさコミュニティアーカイブプロジェクトでは、昭和の町並みや暮らしが市井の視点から記録された郷土資料(劣化の進む8ミリフィルム)を貴重な地域資源として注目し、伏見区深草地域において、これまでフィルムの収集に取り組まれてきました。そして地域住民の方々から寄せられ、選定されたフィルムがデジタル化され、このたび第8回目として公開されます。

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当日は伏見区住民のみなさんの「昭和のくらしとたび」を振り返り、フィルム鑑賞を通じて地域住民の方々と学生との交流の機会とし、地域コミュニティの形成を図ります。

貴重な地域資源とともに、地域の方々とのおしゃべりを楽しみませんか?
ご興味をお持ちの方はぜひご参加ください。

2014.12.16

地域と大学の共生プロジェクト

京都経済短大の学生グループが活動を展開する「地域と大学の共生プロジェクト」の報告が届きましたのでご紹介します。

「地域と大学の共生プロジェクト」では、地域と大学(学生)がコラボし、高齢者の「居場所づくり」や人と人との「繋がりづくり」を目的とした取り組みが継続的に行われています。

そのひとつに毎週金曜には、高齢化が進む洛西ニュータウンの住民の方々と「食事会」を開催し、そこに学生が参加し地域住民の方々と交流が行われています。

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またその他にも、メンバーの留学生が担当する「中国語講座」や2ヵ月に1回の「わくわくサロンセミナー」を開催し、高齢化に伴う諸課題の解決に向けた「仕組みづくり」に取り組まれています。

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10月18日(土)に開催された「第7回わくわくサロンセミナー」では、メンバーが会場の準備や後片付け、さらには受付やセミナーの司会等を担当し、地域住民の方々から「とても楽しいセミナーだった」との声がたくさん寄せられました。

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2014.10.31

女子大生が考える鹿肉の普及活動(京✿しかミーツ)

 京都光華女子大学ライフデザイン学科の学生が集まり、右京区京北地域の森林保護と農作物被害の減少を目的として、鹿肉料理の普及活動を行う「京✿しかミーツ」の新着情報が届きましたのでご紹介します。

「京✿しかミーツ」では環境問題の勉強会や現地視察も行いながら、右京区を中心とした様々な場所での出店に向け、レシピ開発を中心に活動が行われています。

9月14日(日)には、京都市立梅津小学校にて行われた北梅津敬老福祉ふれあいまつりにおいて、これまで試作を重ねて商品化した「しかっちエッグ」が販売されました。また次回は10月25日(土)に開催される右京区民ふれあいフェスティバル2014への参加が決定しており、活動パネルの紹介や鹿の角を用いたわなげゲームの出店が行われます。鹿肉に興味のある方はぜひご参加ください!
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「京✿しかミーツ」のこれまでの取り組み紹介や情報など、詳細はこちらをご覧ください。
京都光華女子大学内HP ブログ:http://www.koka.ac.jp/manabooo/294/
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2014.10.7

嵐山アートプロジェクト2014 “嵐山、ジャックしてみた。”

京都嵯峨芸術大学芸術学部デザイン学科観光デザイン系の学生が中心となり企画する「嵐山アートプロジェクト」の新着情報が届きましたのでご紹介します。

「嵐山アートプロジェクト」では9月13日(土)~23日(火)の10日間、通称“嵐電”の名称で知られる京福電気鉄道をジャックし、嵐山駅や電車内を学生らが制作した芸術作品で彩りことで、まるで美術館のようにするプロジェクトが展開されました。
また期間限定で、来場者をモデルにしたクロッキーイベントや日本画と洋画の作品が飾られたミュージアム電車の展示を行うなど、様々な取り組みが行われ、芸術に気軽に触れてもらうことで、京都・嵐山が伝統と歴史だけではなく、先端の文化芸術を育む地であることを表現した企画となりました。


当日の様子は大学や京都新聞のHPにも掲載されていますので、ぜひご覧ください。
●京都嵯峨芸術大学
http://www.kyoto-saga.ac.jp/web_magazine/saganikki

●京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20140913000018
嵐山アートプロジェクト








2014.9.30

「京まちや七彩コミュニティ」×「都ライト」

9月6日(土)今年度学まちコラボ事業採択団体である龍谷大学学生団体「京まちや七彩コミュニティ」と「都ライト」がコラボし、龍谷大学深草町家キャンパスにおいて開催されたイベントに参加してきました。

今回の企画は昨年度も認定事業だった2つの団体が昨年度の報告会で出会い、その後交流を深め、実現したものです。

当日は大雨にも関わらず、お化け屋敷を楽しみに訪れる親子連れの姿がたくさん見られました。参加者は自分でデザインし作成した行灯を持ち、暗闇にかくれたおばけを探しに町家を探検。参加者からは楽しかった!また訪れたい!との感想も多く寄せられました。

また会場では、「都ライト」による写真展や“まちのステキなもので町家を照らそう!!”と、参加者にあなたのまちのステキな場所や人、お店、ものなどを聞くコーナーを設けるなど、様々な企画が行われました。

この企画開催により、「京まちや七彩コミュニティ」にとっては、主となる取り組みであるコミュニティ農園事業について地域とのつながりをさらに深めて活動するきっかけに、また「都ライト」についても、11月7・8・9日と本番を迎えるこれから活動を知ってもらう機会となり、それぞれの今後の取り組みが期待されます!!

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「京まちや七彩コミュニティ」および「都ライト」のこれまでとこれからの活動について、詳細はこちらをご覧ください!!
→「京まちや七彩コミュニティ」http://f-machiya.jimdo.com/
→「都ライト」http://miyako-light.anewal.net/
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2014.9.24

京都銭湯芸術祭2014

京都造形芸術大学・立命館大学・同志社大学の学生等で構成された京都銭湯芸術祭実行委員会が企画する「京都銭湯芸術祭2014」の新着情報が届きましたのでご紹介します。

「京都銭湯芸術祭」は京都に数多くある銭湯とアーティストの力をつなぎ、銭湯の活性化を目指し開催されるもので、銭湯とアーティスト、芸術祭実行委員会が連携して、各銭湯の特色に沿った作品を作り、これらの作品をきっかけに入湯者の増加と交流を図ります。

9月27日(土)~10月26日(日)の期間中は作品展示以外にもまた、シンポジウムやワークショップが開催されるなど盛り沢山の内容です。イベントに参加するもよし、お風呂に入るもよし、ぷらっと銭湯へいかがですか?

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「京都銭湯芸術祭2014」の詳細はこちらをご覧ください。
HP:http://www.kyotosentoartfes.com/
Facebook:https://www.facebook.com/kyotosentoartfes
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2014.9.9

京都造形芸術大学 近代産業遺産アート再生プロジェクト「まか通Ⅷ」

8月30日(土)京都造形芸術大学の学生プロジェクトチームが活動する団体、「まか通」のイベントに参加してきました。今回、東山区の若宮八幡宮で行われたのは、「鍾馗祭」という祭礼です。

ここでは、6月のワークショップで作製された24体の新しい鍾馗さんが並べられ、鍾馗神社の御神体と共にお祓いの儀式が執り行われました。
またその後、今年の目玉!として「鍾馗舞」という、鍾馗と病魔の鬼が戦う様子を表現した舞が本殿前で披露されました。

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祭礼のあとには、「また来年もお願いします」と言って、各自作製した鍾馗さんを学生たちから受け取り、持ち帰る地域の参加者の姿がたくさん見受けられました。

「まか通」の活動は今年で10年目。これまでの活動の積み重ねが実を結び、これからもさらに学生と地域がつながり、根付いていくために学生たちは日々頑張っています。

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京都造形芸術大学 近代産業遺産アート再生プロジェクト「まか通Ⅷ」のこれまでとこれからの活動について、詳細はこちらをご覧ください!!
http://maka2log.blog43.fc2.com/
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2014.9.4



公益財団法人 大学コンソーシアム京都 学まちコラボ事業 担当
TEL 075-353-9130 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)


 

研究進んでます!~未来の京都創造研究事業 調査・研究の現場から~


 2014年度の「未来の京都創造研究事業」で採択された調査・研究テーマは、それぞれ未知の成果を目指して取り組まれています。その現場の様子を紹介いたします!


未来の京都創造研究事業 2014年度の調査・研究テーマについて 詳細はこちらから


 

京都企業と外国人留学生のラフな懇談会を実施-
指定課題3「外国人留学生の大学卒業後の就業に関する動向の分析と自治体、企業及び大学における支援方策に関する研究」

  研究もいよいよ佳境に入った2月3日の夜、研究を実施している立命館大学キャリアセンター 石原一彦先生の研究グループが、就職活動前の外国人留学生と京都企業との相互理解を深めるためのラフな懇談会を実施しました。

京都企業から会社の概要の説明がありました。

 京都企業7社と外国人留学生25人が参加したこの懇談会では、グループに分かれて、「企業が外国人留学生を採用する理由と外国人留学生が働きたい企業とは」をテーマにして語り合いました。
 ラフな雰囲気の中、京都企業からは外国人留学生に対してバイタリティや海外展開に向けた架け橋としての役割を期待する声があがり、また、外国人留学生からは、文化の違いに基づくコミュニケーションや、日本の企業文化への不安など、率直な声があがりました。


 

京都企業が期待することや外国人留学生が気になることを語り合いました。

 この懇談会やアンケート調査などの結果を通して、外国人留学生及び京都企業の能力開発プログラムや京都市による外国人留学生の就業環境の整備方策についての提案をまとめられる予定です。


最後にそれぞれのグループでの意見を全体で共有しました。








 京都企業、京都の大学や京都市のメリットとなる研究成果に、大学コンソーシアム京都もたいへん期待しています!  
  


  

京町家の庭の現地調査を実施-
継続課題「住宅庭の環境およびその減少が生物相に与える影響」

  研究を実施している京都大学大学院農学研究科 柴田昌三先生のゼミの新野彬子さんと3人のメンバーが、西陣地域の築100年を超える京町家の庭の現地調査を行っています。

京町家の庭の植生を丹念に調査しています。

 
 
 京町家及び古い住宅庭の分布と、特に鳥類の生物相の関係を明らかにしようとするために、上京区桃薗学区での庭を持つ住宅の住民へのアンケート調査の一環として、新野さんを中心に、住民への聞き取りと併せて、実際に京町家の庭を調査しています。

 

 12月4日(木)、小雨の中での調査。
庭の植物や飛来する鳥の種類、庭のお手入れの状況などについて、丹念に聞き取りし、図に落としていきます。  
 

庭の様子を図に落としていきます。

飛来する鳥の種類など、庭のご主人にお話を伺います。

飛来する鳥の種類など、庭のご主人にお話を伺います。









 


 現地を見なければ分からないことがあり、見ることで新しい展開が生まれる、と精力的に取り組む新野さん。京町家の庭の空間的な分布と生息する生き物に着目したこの研究には前例がなく、成果が楽しみです。

 

中京マチビトCaféとのコラボ企画を実施-
指定課題2「都心部地域での交流の場づくり」

ダンボールの茶室。中で語り合うとこれまで思いつかなかったアイデアが出るかも・・・


 11月27日(木)の夜、京都工芸繊維大学 西村雅信先生の研究グループと京都市商業振興課の協働により「商いをテーマにした京まちなかでの交流の場づくり」を目指す「茶論案庵(さろんあんあん)プロジェクト」の一環として、中京マチビトCaféとのコラボイベントが中京区の新風館で開催されました。

 中京のまちを愛し、何かしたい!と思っている「マチビト」と、商い人「アキナイビト」が入り交りあい、ほんもののカフェを会場に、紙ナプキンに京まちなかの商いの未来づくりに向けた思いを書きとめるという仕掛けの中で、熱く語り合う場となりました。 

京まちなかの商いの未来について、語り合うテーマを参加者のみなさまから募集。

それぞれのテーブルでは、熱の入った議論が交わされました。






参加者のみなさまが思いを書きとめました。

参加者のみなさまから飛び出したアイデアが、京まちなかの商いの未来を紡ぎだしていく糸となっていくような場づくりに向け、茶論案庵プロジェクトの更なる試行は続いていきます。








 

市営住宅での臨地調査を実施-
自由課題1「京都市郊外の市営住宅とその周辺住宅地における空間構成と変遷について」

 この調査・研究テーマでは、京都市すまいまちづくり課と連携し、市内に99団地もある市営住宅のうち郊外の市営住宅とその周辺地域の関係性について、①団地と接する建物の外観、②団地内のオープンスペースの使われかた、③敷地境界の状況から明らかにしようとしています。調査結果は今後の市営住宅の整備・再編の際に活かされることが想定されています。

 9月17日(水)、研究代表者である京都工芸繊維大学大学院博士課程の政木哲也さんが、山科区内の市営住宅での3回目の臨地調査を行いました。(過去2回は山科区と伏見区にて8月に実施)

植栽の高さや奥行まできちんと測ります。

植栽の高さや奥行まできちんと測ります。

左が研究代表者の政木さん、右が協力者の稲垣さん。

左が研究代表者の政木さん、右が協力者の稲垣さん。













 市営住宅とその周辺地域がどのような関係性をもつのかを明らかにするために、現地の市営住宅敷地と道路や臨地との境界の状況を写真に収め、寸法や隣接する道路幅まで丁寧に記録していきます。
敷地内のオープンスペースの様子や、敷地外への出入口の状況も確認していきます。

市営住宅と臨地との境界である、入口がどういう姿かも重要です。

市営住宅と臨地との境界である、入口がどういう姿かも重要です。

丁寧に図に落としていきます。

丁寧に図に落としていきます。














 複数の市営住宅でのこうした調査結果や市営住宅の変遷に関する資料を分析し、市営住宅周辺の地域環境にどのような特性がみられるかを読み解くことで、将来の市営住宅ストックの集約化などの検討に役立つものとなります。こういう調査結果は、実はこれまでにありそうなかったのですね。

 

未来づくりの実験は茶室から-
指定課題2「都心部地域での交流の場づくり」

 この調査・研究テーマでは、都心部に蓄積されてきた地域資源の魅力を活かした「交流の場づくり」を通して「地域の価値」の再発見と創造を推進する商業者・事業者と市民の育成及びネットワーク形成を図る実証研究を行います。

 8月27日(水)の夜、京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科の西村雅信先生の研究グループが京都市商業振興課と連携して行っている「交流の場づくりによる商業者・市民の育成とネットワーク形成にかかわる実証実験」で、まちなかの商業活性化に向けた新たな交流の場が設けられました。

ダンボールで茶室をつくっていきます。

ダンボールで茶室をつくっていきます。

語り合いの内容を共有しています。

語り合いの内容を共有しています。




 

いろいろなアイデアが飛び出しました。

いろいろなアイデアが飛び出しました。

 
 築100年を超える町家の中にダンボールで茶室をつくる驚きの仕掛けとともに行われた「フューチャーセッション」では、参加された地域の商業者など多彩な属性の皆様が、目を輝かせながらまちなかの未来づくりに必要なアイデアを出し合われました。

 これらを基に、商業者・事業者や市民、アーティストなどさまざまな主体がつながり、創造する『場』を生み出していくのだそうです。数年後には、まちなかが今とは全く違った姿になっているかもしれませんね。



未来の京都創造研究事業 2014年度の調査・研究テーマについて 詳細はこちらから



お問い合わせ

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 シンクタンク事業 担当
TEL 075-708-5803 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

京都の大学「学び」フォーラム2014 を開催しました!

 京都の大学「学び」フォーラム2014 開催結果報告


10月26日(日)に、同志社大学 今出川キャンパス 良心館で、学びフォーラム2014を開催しました。京都にある29の大学・短期大学が、主に高校生や保護者の方を対象に、模擬講義や体験型講座、大学別ブースにおいて、京都の大学の「学びの魅力」を発信しました。当日は、天候にも恵まれ、高校生や保護者の方などを合わせ、1,985名の方にご来場いただきました。

実施概要

日   時 2014年10月26日(日)9:30~15:40
 (授業開始10:00~、1~4限)
会   場 同志社大学 今出川キャンパス 良心館
参加大学数  29大学・短期大学
 参 加 者 数  全体参加人数:1,985名
(高校生1,522名/保護者・教員374名/不明89名)
*京都北部地域からのバス参加者 513名含む(13校・バス13台)
主   催 京都高大連携研究協議会(京都府教育委員会・京都市教育委員会・京都府私立中学高等学校連合会・京都商工会議所・大学コンソーシアム京都)
後   援 文部科学省/全国高等学校進路指導協議会/日本私立中学高等学校連合会/公益財団法人 日本進路指導協会/京都府/京都市/兵庫県教育委員会/奈良県教育委員会/和歌山県教育委員会/滋賀県教育委員会/滋賀県私立中学高等学校連合会/大阪市教育委員会/大阪私立中学校高等学校連合会
協 賛 団 体   大学生協logo_yoko_c_moji      _共立ロゴ

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企画内容の様子

様々な分野の模擬講義(31講座)や体験型講座(13講座)、現役大学生と交流できる学生企画「キャンパストーク」などが行われました。大学別ブースでは、大学生活の小さな疑問から、具体的な入学方法までを相談する方々で賑わいました。

入口

来場風景模擬講義 原先生 模擬講座の様子

ルーセントプラザ

受付風景体験型 京都造形 体験型講座の様子

大学別ブース2

大学別ブースの様子キャンパストーク 大学生とキャンパストーク



  
         





  
          








◇その他の講座
保護者向け講座、文章表現UP講座、数学講座、高校生キャリア講座キャンパスライフ紹介・相談コーナー、高校教員向け講座が行われました。


         只今、来年度に向けて より充実した企画を検討中です。
         2015年の学びフォーラムへも、ぜひご参加ください!!


                                                     京都の大学「学び」フォーラム2014について
詳細はこちらから

お問い合わせ先


公益財団法人 大学コンソーシアム京都 学びフォーラム 担当
TEL: 075-353-9153 E-mail: manabiforum@consortium.or.jp
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)