東寺×京都市立芸術大学『保存科学入門『東寺』絵巻を作る』


ここでは、東寺×京都市立芸大学『保存科学入門「東寺」絵巻を作る』(担当:宇野茂男先生)の授業の様子や受講生の活動をレポートしていきます。

東寺絵巻の制作

7月22日(水)、いよいよ絵巻の制作を開始しました。
これまでは、キャンパスプラザ京都や東寺で授業が行われていましたが、今回はアトリエのある京都市立芸術大学で行われました。授業では、最初に宇野先生より日本画で使う筆の種類やそれぞれの筆での描き方、墨や絵の具の使い方などのレクチャーが行われたあと、実際に絵巻の制作に入りました。

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東寺での調査やインタビューを重ねた結果、絵巻には「蓮華門」、「三鈷の松」、「五重塔」の3つをテーマに絵巻を描くことになりました。
受講生は3つのチームに分かれ、それぞれのテーマを担当します。チームは、京都市立芸術大学の学生と単位互換の他大学の学生がペアになっており、芸大生と単位互換の学生が協力しながら担当部分の絵を完成させていきます。
「蓮華門」では、弘法大師空海が東寺から高野山に旅立つためにその門を通った際に起こったとされる伝説を描きます。
「三鈷の松」では、弘法大師空海が唐に修行に行っていた際に、密教の繁栄を願って唐での砂浜で海に向かって投げた三鈷(密教の儀式で使われる仏具)が、雲を突き抜け海を渡り、帰国後、天皇より与えられた東寺の松に掛かっていたとされる伝説を描きます。
「五重塔」では、その1200年という長い歴史の中で焼失と再建が繰り返された五重塔の、焼失と再建の様子を描きます。
今回初めて日本画を制作する学生もいる中、チームで意見交換やデッサンの確認を行ったり、宇野先生にアドバイスを仰ぎながら作業が進められました。

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夏休み中は、学生は自主学習でそれぞれの担当の部分の制作を進め、9月上旬をめどに下絵を完成させ、その内容について東寺の関係者の方を打ち合わせを持つ予定です。

2回目の東寺インタビュー

6月10日(水)には、2度目の東寺でのインタビューに挑みました。授業での東寺訪問は、前回インタビューを行った5月13日(水)から1か月ぶりの訪問です。

本プロジェクトも後半に差し掛かっており、蓮華門や五重塔、空海上人など、絵巻に描く題材も固まってきました。今回は、絵巻のストーリー作りや実際に絵に描くために必要な情報(それぞれの史実やエピソード等)を収集するため、東寺に関する資料や文書等に詳しい東寺・文化財保護課の新見課長にインタビューを行いました。インタビューでは、トレーニングでの学習や前回の経験、また事前準備の成果もあってか、学生たちは活発に質問を行っていました。また、メインの題材だけではなく、それぞれのエピソードが発生した時代の東寺周辺の街並みや風景、季節感など、絵巻に描かれる細かい部分の確認といった芸術大学の学生ならではの質問もありました。

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また、学生たちが事前に調査してきた情報には、史実によるものと伝説的なものとが混じっておりましたが、史実とそうでないものを理解し、情報を整理したうえで、絵巻のストーリーを立てていくことが重要だというアドバイスもいただきました。

インタビュー・トレーニング~東寺でインタビューに挑戦

インタビュー・トレーニング

5月9日(土)は、上賀茂神社を舞台に授業を展開している京都産業大学の若松先生のクラスと合同で、元NHKアナウンサーの森 吉弘氏を講師にお招きし、インタビュートレーニングを行いました。舞台となる世界遺産への理解を深めるために、また課題の発見や解決策の仮説を立証するプロセスにおいて、世界遺産の関係者や地域の方々へのインタビューは非常に重要です。宇野先生のクラスは、翌週5月13日(水)の授業で、東寺でのインタビューを予定しています。
森氏曰く、アナウンサーの数ある仕事のうち、インタビューはもっとも難しい仕事の一つであるとのこと。90分の限られた時間の中、インタビューを行う際の心構えや、必要な事前準備、また、初心者でも活用できるインタビューでのテクニックなどについて、ご自身のご経験を交えながら、わかりやすく解説いただきました。
森氏の熱意あふれる講義に、学生たちは真剣に耳を傾け、メモを取っていました。

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インタビュートレーニング終了後には、次回の授業にむけて、トレーニングの内容を踏まえての作戦会議が行われました。インタビュー当日までに必要な準備の洗い出しや、当日の役割分担などについて話し合いました。
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東寺でのインタビュー

5月13日(水)には、絵巻に描く題材に関するヒントを得るために、東寺を訪れ、砂原総務部長にインタビューを行いました。東寺には1,200年の歴史があり、重要な文化財や国宝、また弘法大師をはじめとする東寺にゆかりある偉人のエピソードなど、題材になりうるものが多数あります。その中でどれを絵巻に描くのか、今回のインタビューでは、学生が事前に東寺について調査し、気になっていることや興味を持ったことについて砂原部長にインタビューを行い、知識を深めていきました。学生たちは、東寺にある門の名前の由来やそれぞれのルーツについて、仏像について、弘法大師の生涯について、弘法市など現在も残っている行事についてなど、多岐のテーマに関するインタビューを行いました。
インタビューを行った学生は、「聞きたかったことはある程度聞けたが、思っていた以上に多くの情報をいただき、まとめていくのが難しい。今回お話いただいたエピソードをまとめながら、絵巻に描く題材を絞っていきたい。」と話していました。

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インタビュー終了後は、前回の東寺訪問の際に見学できなかった場所を砂原部長の案内のもと、見学を行いました。

 

第1回授業~東寺初訪問

この授業は他の世界遺産PBL科目の先陣を切って、4月15日(水)にスタートしました。本科目のテーマは、「日本画の伝統表現を使い、後世に伝えたいオリジナルの記録を制作する」。そのテーマの通り、担当の宇野先生からは、絵巻などをはじめとする伝統的な日本画の特徴について説明が行われました。

現在の記録媒体は、写真の場合は色褪による劣化や、デジタル機器の場合は技術進歩により、レコードなど逆に再生できなくなるといったデメリットがある一方、伝統的な技術を以て作成された絵巻などは、素材の優れた性質により、数百年の時を経て鮮やかに現存している点、また『異時同図』や『誇張・擬人化』など独特の手法を用いて、当時の出来事を効果的にわかりやすく伝えられることができている点などが説明されました。

授業の後半では、芸術大学ならではの、学生がイラストを作成して自己紹介や授業に対する意気込み等の発表が行われました。

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4月22日(水)は実際に東寺を訪問し、東寺の砂原総務部長のご案内のもと境内の見学を行いました。1,200年の歴史を持つ東寺の貴重な文化財や、平安時代の書家で三蹟としても有名な小野道風ゆかりの柳とその逸話について丁寧にご説明いただき、学生にとっても非常に濃密な授業となりました。

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お問い合わせ先

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 単位互換事業 担当
TEL 075-353-9120 FAX 075-353-9121
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

 

第20回FDフォーラム報告集の公開について


2015年2月28日(土)~3月1日(日)に「学修支援を問う~何のために、何をどこまでやるべきか~」をテーマに開催いたしました「第20回FDフォーラム」の報告集データをPDFファイルで公開しております。
各シンポジウム、分科会、ポスターセッション毎にPDFファイルを公開しておりますので、ダウンロードの上、閲覧してください。

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■1日目/2015年2月28日(土)
 開会挨拶 
 シンポジウム  学修支援を問う~何のために、何をどこまでやるべきか~

■2日目/2015年3月1日(日)
 第1分科会  大学教育における「対話」の可能性
 第2分科会  キャリア教育再考!~今こそホンネで語り合おう~
 第3分科会  学生FDと大学マネジメント
 第4分科会  障がい学生支援FDの背景、現状および課題
 第5分科会  反転授業により学生の能動的な学びへの転換をはかる
 第6分科会  自校教育を通した「建学の精神」の具現化
 第7分科会  大学の英語教育の課題と対策
 第8分科会  時代が求める新たな教養教育~「活用」と「探究」をキーワードとした教職協働~
 第9分科会  学び合うコミュニティをつくる~学修支援とピア・サポート~
第10分科会  知識と思考のクラウド化にどう対応するか
第11分科会  全学的FD推進組織の現状と課題
第12分科会  小規模大学における学修支援
第13分科会  大学図書館からの学習支援の工夫~連携を視座に~
第14分科会  モチベーションクライシスと向き合う
ポスターセッション

お問い合わせ先

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 FD事業 担当
TEL 075-353-9163 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)
















「ガールズキャリアトーク in Kyoto」実施報告

趣旨

これからの時代、様々な状況に置かれた女性が自らの希望を実現して輝くことにより、「女性の力」が十分に発揮され日本の社会が発展していくことが期待されていますが、高校や大学ではまだまだ男性モデルのキャリア教育が中心となっており、女子生徒や女子学生に対して、妊娠・出産など女性特有のキャリアトランジションに焦点を当てたキャリア教育が十分に行われているとは言い難いのが現状です。
そこで、京都高大連携研究協議会では、女子生徒と女子学生が実際に社会に出て活躍する女性から、多様なキャリア経験を聞いて対話することにより、女性としての自分の人生を長期的な視点で見つめ、これからの進路選択やキャリアプランニングに役立ててもらうことを目的として、「ガールズキャリアトーク in Kyoto」を開催しました。 

実施概要

日程 2015年2月14日(土)
場所 キャンパスプラザ京都2階ホール
主催 京都高大連携研究協議会(京都府教育委員会・京都市教育委員会・京都府私立中学高等学校連合会・京都商工会議所・大学コンソーシアム京都)
共催 高等学校コンソーシアム京都
コーディネーター 京都工芸繊維大学アドミッションセンター准教授 山本以和子氏
講師 キャリアカウンセラー 澤田和美氏
参加者 高校生 25名(1年生10名、2年生13名、3年生2名)
府立:洛北高等学校 
市立:洛陽工業高等学校、西京高等学校、日吉ケ丘高等学校
私立:ノートルダム女学院高等学校、同志社女子高等学校
大学生 14名(1年生3名、2年生7名、3年生4名)
京都工芸繊維大学、京都華頂大学、京都女子大学、同志社大学、立命館大学
社会人 10名(順不同)
株式会社島津製作所 小賀陽子さん、羽田工房 羽田登喜さん、
大澤医院 大澤さおりさん、K建築設計事務所 山田敬子さん、株式会社石田大成社 樋口美香さん、
京都市教育委員会 太山陽子さん、オムロン株式会社 染川里美さん、京都第二赤十字病院/京都橘大学看護各部 角地直子さん、
京都中央信用金庫 米田美由紀さん、立命館大学 山本美奈さん

 実施報告

今年度で3回目を迎えた本企画では、今回はじめてキャリアカウンセラーの先生を講師にお招きし、現在の女性の社会進出を取り巻く状況から女性の働き方(正社員とそれ以外、職種紹介など)について講演いただき、高校生や大学生に自分のライフプランをイメージして、自分らしい生き方を選択することの大切さを教えていただきました。その後、様々な職種から集まっていただいた10名の社会人女性の方を、2名ずつ5グループに分け、高校生と大学生は好きなグループに入ってそれぞれ10名ほどでグループ懇談を実施しました。まず、社会人の方に対話をリードしていただき、現在の職務内容や職場の雰囲気を始め高校生の時に考えていた進路や夢の実現に向けてどんな努力をされてきたかなど具体的なエピソードをお話しいただきました。どのグループの大学生も、積極的に社会人に質問を投げかけたり自分の意見を述べて、活発にやりとりをしていました。また、最初は遠慮がちだった高校生も、企画後半になるにつれ次第に打ち解け、社会人の方や大学生に質問をしたり聞き取ったことを熱心にメモしている姿が印象的でした。

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開催後のアンケート結果をみると、「今無駄だと思っていることも後々自分のためになることもあるとわかった」「今、目の前にあることを全力で取り組むことが大事だと教えてもらえた」「まだやりたいことが見つからなくてもこれから先、何かのきっかけでやりたいことが見つかると勇気づけてもらった」など、社会人の皆さんからいろいろなアドバイスを受けて、それぞれ新たな気づきや発見があったことが伺えました。また、「やりたいことをつき進めていくべき」「どんな選択をしても良いことが必ずある」「女性には女性なりの強みがいっぱいある!」など、キャリアに対する前向きな意見が多くみられ、将来に対する不安も少し払拭していただけたように思います。今後、高校生や大学生が自分の将来を見通して歩むべき道を選択し、その選択に責任を持って、その実現に向けて、一所懸命取り組んでいってもらうことを期待しています。

アドバイザーになっていただいた講師及び社会人ゲストのみなさん

アドバイザーになっていただいた講師及び社会人ゲストのみなさん

前列左から米本さん、澤田講師、小賀さん、染川さん、羽田さん、大澤さん
後列左:山田さん、4人目樋口さん、5人目太山さん、6人目山本さん、8人目角地さん
後列右:山本コーディネーター

当日タイムスケジュール

13:30-14:10 ◆講演
テーマ:「未来のわたしを考える」
講 師:澤田和美氏(キャリアカウンセラー)
・社会での女性をとりまく状況や女性特有のキャリアトランジションを専門家の視点でアドバイス
14:10-15:45  ◆社会人ゲストと高校生・大学生を交えたグループ懇談
 若者の素朴な疑問に対して、様々な分野で働く女性が実体験にもとづいてアドバイス
15:45-16:00  ◆まとめ・アンケート記入

 お問い合わせ先

公益財団法人大学コンソーシアム京都 高大連携・インターンシップ事業部
電話:075-353-9153 FAX:075-353-9101 
〒600-8216  京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜 9:00~17:00(年末年始を除く)



平成26年度学まちコラボ事業 学まちNEWS!

平成26年度学まちコラボ事業 採択団体の活動をご紹介します。

今年度本事業に採択された団体は16団体。認定後、各団体が地域の方々と協力し、京都市内各地で様々な活動を繰り広げています。その取り組み紹介や企画の開催情報をお知らせします。

学まちコラボ事業がテレビで紹介されます!!

このたび、学まちコラボ事業の取組が、京都放送(KBS京都)の京都市市政特別番組の中でご紹介いただけることになりました。

今回のテーマは 市民力を結集せよ!「京都市民によるまちづくり」 です。
京都市では、魅力あふれるまちの実現に向け、京都ならではの「地域力」「市民力」を生かしたまちづくり活動がさまざまな場所で行われています。
その取組のひとつとして『学まちコラボ事業』が取り上げられ、事業内容はもちろん、いくつか今年度採択事業団体の活動が紹介されます。

関係者の方はもちろん、来年度の応募に向けて検討を考えられている方、ちょっと気になる方など、
放送は以下のとおりです。ぜひご覧ください。


KBS京都まちこさんとテレビ
3/28(土)19:00~19:30




≪KBS京都 3/28(土)番組表≫
http://www.kbs-kyoto.co.jp/now_on_air/tv.htm?p=3

2015.3.25

平成26年度認定事業報告会・平成27年度事業募集説明会を開催します!!

今年度の活動も残すところあとわずかとなりました。各事業団体の活動については、これまで個々に情報発信を行い、奨励事業を含めた16団体の活動を応援してきましたが、このたびその集大成として、各団体がこれまでの活動を振り返り、取組成果の発表を行う報告会を開催します!!

学生による認定事業の報告から、大学と地域の新たな連携の可能性や地域活性化のヒントを見つけませんか?

また当日は同時に来年度の募集説明会を行うほか、学まちコラボ事業に関わって得た学びをざっくばらんに語り合う場として、1日限定オープンの学まち交流カフェ(意見交換会・交流会)も開催します。

どなたでも、どの時間からでもご参加いただけますので、ぜひご来場ください。

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日時:2015329日(日)
      10:00~17:15
会場:キャンパスプラザ京都
             5階第1講義室/2階ホール
スケジュール:【PDFリンク】


※詳しくはこちら↓
https://www.consortium.or.jp/seisaku/7581

2015.3.18 

音もだち大作戦!~0歳からの音楽ワークショップ~
(京都芸大生有志によるニコニコファミリーコンサート実行委員会)

京都市立芸術大学の在校生・卒業生有志によって立ち上げられたグループ「京都芸大生有志によるニコニコファミリーコンサート実行委員会」の新着情報が届きましたのでご紹介します。

「京都芸大生有志によるニコニコファミリーコンサート実行委員会」では今年度、下京区にあるフレンドリーハウス西八条を中心に、親子向けの演奏会に加え、楽器や歌作りのワークショップ、おもちゃの楽器を使ったワークショップなど、親子が一緒になって取り組み、親たちがくつろぎ繋がり合えるような場がつくられてきました。

今回はその集大成として、3月15日(日)13:00~八条幼稚園 園内ホール(http://www.hachijo.ed.jp/)において研究発表会が開催されます。

当日は活動報告だけでなく、これまでに行ってきたワークショップを実際に体験できるコーナーもあります。入場無料、一部だけのご参加も大歓迎ですので、お気軽にご参加ください。

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2015.3.10

京都銭湯芸術祭2015

今年度、「京都の銭湯にはまだ見ぬ魅力が隠れている…!」と、歴史と文化の都・京都において、銭湯を舞台にした新しく誕生したのが京都銭湯芸術祭実行委員会の企画する京都銭湯芸術祭です。

2014年度の活動は2014年9月27日(土)~10月26日(日)の期間中、京都市北区・上京区にある銭湯8店舗において、さまざまなアーティストによる作品展示を行うほか、「湯沸し会議」と題したイベント&ワークショップを何度も開催し、京都に数多くある銭湯とアーティストの力を各銭湯の特色に沿った作品を作り展示することでつなぎ、入湯者の増加と交流が行われました。
(※2014年度の活動はこちらを参考にご覧ください⇒京都銭湯芸術祭2014報告資料

そしてまた来年度は京都市中京区・左京区・東山区の銭湯に会場を移して、芸術と銭湯の関係や可能性を追求し、発信していくため、「京都銭湯芸術祭2015」が開催されます。今回は、8店舗の銭湯以外にも、同時期に開催される「PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015」の会場の一つである堀川団地の一室を改装し、新たな試みが企画されています。

開催期間や会場については下記のとおり。

<開催期間> 2015年4月18日(土)~2015年5月17日(日)
※定休日・営業時間は各銭湯により異なります。 
<会  場>



京都市中京区、左京区、東山区の銭湯まちこ入浴中
中京区/玉の湯、錦湯
左京区/東雲湯、東山湯温泉、平安湯
東山区/新シ湯、大黒湯〈山城町〉、旭湯
堀川団地〈上長者町団地〉
<入  湯  料> 各銭湯大人430円、小学生150円、小学生未満60円
※入浴料金のみで作品を鑑賞していただけます。


京都銭湯芸術祭実行委員会では、既に1月23日より、出展アーティストやボランティアスタッフの募集も行われています。

今年度の様子や来年度の新しい情報を確認したい方は以下のURLよりご確認ください。
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「京都銭湯芸術祭」
HP:http://www.kyotosentoartfes.com/
Facebook:https://www.facebook.com/kyotosentoartfes
Twitter:https://twitter.com/kyotosentoart
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2015.2.19

エコしかクッキング(京✿しかミーツ)

右京区京北地域の森林保護と農作物被害の減少を目的として活動を行う、京都光華女子大学短期大学部ライフデザイン学科「京✿しかミーツ」から新着情報が届きましたのでご紹介します。

「京✿しかミーツ」では、これまでにも様々な活動が行われてきましたが、今回開催される企画は環境セミナーと料理講習会です。

環境セミナーでは、女猟師の鹿取さんをお招きし、「美山町での鹿害とそれへの取り組み」テーマに、環境問題を考えます。

また料理講習会では、鹿肉料理研究家の「愛deer料理教室」代表林先生をお招きし、実際に鹿肉を使ってお料理をします。今回のメニューは鹿肉と野菜を使ったヘルシーでおいしいレシピで、『もも肉の照り焼きバーガー』と『鹿つみれスープ』です。

深刻化するしか被害の現状を学ぶとともに、実際に調理をして食することで鹿肉を身近に感じ、環境問題について考える機会としませんか?

環境問題に関心がある方、鹿肉に興味がある方など、ぜひご参加ください。


エコしかクッキング 


 日時:2015年1月18日(日) 14:00~16:00
 会場:京都光華女子大学6号館1F 第2食物実習室
 申込:事前申込が必要です。
                ( 締切1月9日(金))
 
申込書はこちらからダウンロードできます

   →【申込書PDF】





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「京✿しかミーツ」のこれまでの取り組み紹介や情報など、詳細はこちらをご覧ください。
京都光華女子大学内HP ブログ:http://www.koka.ac.jp/manabooo/category/year2014/shika2014/
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2014.12.25

中京まちづくりフリーペーパー「マチビト来たる。」

中京のまちを元気にしようと活動しているまちづくりびと(マチビト)の活動や、中京区役所のまちづくりの計画を載せた広報紙「マチビト来たる。」のVol.9号(2014年11月発行)に、このたび学まちコラボ事業の取組が紹介され、今年度採択団体のひとつ、京都光華女子大学 光華三条ガールズのみなさんが取り組まれる「京都三条会商店街寺子屋事業」の取組が掲載されましたのでご案内します。

三条会商店街に活動拠点とする「寺子屋」をつくり、学生と子どもたちが一緒になって商店街のアーケードを彩るビックアート作りや絵本の読み聴かせ、季節にあわせてたさまざまなイベントなど、盛り沢山に活動する光華三条ガールズのみなさんの様子が紹介されています。

「マチビト来たる。」は中京区内の配布協力店舗・施設及び中京区役所、市政案内所、中京青少年活動センター等において無料配布されているほか、中京区役所ホームページからダウンロードすることも可能です。
ぜひご覧ください。

マチビト来たる。_Vol9






中京区役所HP
【広報資料】中京まちづくりフリーペーパー「マチビト来たる。」
第9号の発行について
http://www.city.kyoto.lg.jp/nakagyo/page/0000175303.html

2014.12.23

ふしみ・ふかくさコミュニティアーカイブ

龍谷大学深草町家キャンパスにおいて、ふしみ・ふかくさコミュニティアーカイブプロジェクトと町家シネマプロジェクト(伏見区民事業)との共催で開催される『深草町家シネマ』の案内が届きましたのでご紹介いたします。

ふしみ・ふかくさコミュニティアーカイブプロジェクトでは、昭和の町並みや暮らしが市井の視点から記録された郷土資料(劣化の進む8ミリフィルム)を貴重な地域資源として注目し、伏見区深草地域において、これまでフィルムの収集に取り組まれてきました。そして地域住民の方々から寄せられ、選定されたフィルムがデジタル化され、このたび第8回目として公開されます。

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当日は伏見区住民のみなさんの「昭和のくらしとたび」を振り返り、フィルム鑑賞を通じて地域住民の方々と学生との交流の機会とし、地域コミュニティの形成を図ります。

貴重な地域資源とともに、地域の方々とのおしゃべりを楽しみませんか?
ご興味をお持ちの方はぜひご参加ください。

2014.12.16

地域と大学の共生プロジェクト

京都経済短大の学生グループが活動を展開する「地域と大学の共生プロジェクト」の報告が届きましたのでご紹介します。

「地域と大学の共生プロジェクト」では、地域と大学(学生)がコラボし、高齢者の「居場所づくり」や人と人との「繋がりづくり」を目的とした取り組みが継続的に行われています。

そのひとつに毎週金曜には、高齢化が進む洛西ニュータウンの住民の方々と「食事会」を開催し、そこに学生が参加し地域住民の方々と交流が行われています。

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またその他にも、メンバーの留学生が担当する「中国語講座」や2ヵ月に1回の「わくわくサロンセミナー」を開催し、高齢化に伴う諸課題の解決に向けた「仕組みづくり」に取り組まれています。

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10月18日(土)に開催された「第7回わくわくサロンセミナー」では、メンバーが会場の準備や後片付け、さらには受付やセミナーの司会等を担当し、地域住民の方々から「とても楽しいセミナーだった」との声がたくさん寄せられました。

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2014.10.31

女子大生が考える鹿肉の普及活動(京✿しかミーツ)

 京都光華女子大学ライフデザイン学科の学生が集まり、右京区京北地域の森林保護と農作物被害の減少を目的として、鹿肉料理の普及活動を行う「京✿しかミーツ」の新着情報が届きましたのでご紹介します。

「京✿しかミーツ」では環境問題の勉強会や現地視察も行いながら、右京区を中心とした様々な場所での出店に向け、レシピ開発を中心に活動が行われています。

9月14日(日)には、京都市立梅津小学校にて行われた北梅津敬老福祉ふれあいまつりにおいて、これまで試作を重ねて商品化した「しかっちエッグ」が販売されました。また次回は10月25日(土)に開催される右京区民ふれあいフェスティバル2014への参加が決定しており、活動パネルの紹介や鹿の角を用いたわなげゲームの出店が行われます。鹿肉に興味のある方はぜひご参加ください!
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「京✿しかミーツ」のこれまでの取り組み紹介や情報など、詳細はこちらをご覧ください。
京都光華女子大学内HP ブログ:http://www.koka.ac.jp/manabooo/294/
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2014.10.7

嵐山アートプロジェクト2014 “嵐山、ジャックしてみた。”

京都嵯峨芸術大学芸術学部デザイン学科観光デザイン系の学生が中心となり企画する「嵐山アートプロジェクト」の新着情報が届きましたのでご紹介します。

「嵐山アートプロジェクト」では9月13日(土)~23日(火)の10日間、通称“嵐電”の名称で知られる京福電気鉄道をジャックし、嵐山駅や電車内を学生らが制作した芸術作品で彩りことで、まるで美術館のようにするプロジェクトが展開されました。
また期間限定で、来場者をモデルにしたクロッキーイベントや日本画と洋画の作品が飾られたミュージアム電車の展示を行うなど、様々な取り組みが行われ、芸術に気軽に触れてもらうことで、京都・嵐山が伝統と歴史だけではなく、先端の文化芸術を育む地であることを表現した企画となりました。


当日の様子は大学や京都新聞のHPにも掲載されていますので、ぜひご覧ください。
●京都嵯峨芸術大学
http://www.kyoto-saga.ac.jp/web_magazine/saganikki

●京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20140913000018
嵐山アートプロジェクト








2014.9.30

「京まちや七彩コミュニティ」×「都ライト」

9月6日(土)今年度学まちコラボ事業採択団体である龍谷大学学生団体「京まちや七彩コミュニティ」と「都ライト」がコラボし、龍谷大学深草町家キャンパスにおいて開催されたイベントに参加してきました。

今回の企画は昨年度も認定事業だった2つの団体が昨年度の報告会で出会い、その後交流を深め、実現したものです。

当日は大雨にも関わらず、お化け屋敷を楽しみに訪れる親子連れの姿がたくさん見られました。参加者は自分でデザインし作成した行灯を持ち、暗闇にかくれたおばけを探しに町家を探検。参加者からは楽しかった!また訪れたい!との感想も多く寄せられました。

また会場では、「都ライト」による写真展や“まちのステキなもので町家を照らそう!!”と、参加者にあなたのまちのステキな場所や人、お店、ものなどを聞くコーナーを設けるなど、様々な企画が行われました。

この企画開催により、「京まちや七彩コミュニティ」にとっては、主となる取り組みであるコミュニティ農園事業について地域とのつながりをさらに深めて活動するきっかけに、また「都ライト」についても、11月7・8・9日と本番を迎えるこれから活動を知ってもらう機会となり、それぞれの今後の取り組みが期待されます!!

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「京まちや七彩コミュニティ」および「都ライト」のこれまでとこれからの活動について、詳細はこちらをご覧ください!!
→「京まちや七彩コミュニティ」http://f-machiya.jimdo.com/
→「都ライト」http://miyako-light.anewal.net/
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2014.9.24

京都銭湯芸術祭2014

京都造形芸術大学・立命館大学・同志社大学の学生等で構成された京都銭湯芸術祭実行委員会が企画する「京都銭湯芸術祭2014」の新着情報が届きましたのでご紹介します。

「京都銭湯芸術祭」は京都に数多くある銭湯とアーティストの力をつなぎ、銭湯の活性化を目指し開催されるもので、銭湯とアーティスト、芸術祭実行委員会が連携して、各銭湯の特色に沿った作品を作り、これらの作品をきっかけに入湯者の増加と交流を図ります。

9月27日(土)~10月26日(日)の期間中は作品展示以外にもまた、シンポジウムやワークショップが開催されるなど盛り沢山の内容です。イベントに参加するもよし、お風呂に入るもよし、ぷらっと銭湯へいかがですか?

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「京都銭湯芸術祭2014」の詳細はこちらをご覧ください。
HP:http://www.kyotosentoartfes.com/
Facebook:https://www.facebook.com/kyotosentoartfes
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2014.9.9

京都造形芸術大学 近代産業遺産アート再生プロジェクト「まか通Ⅷ」

8月30日(土)京都造形芸術大学の学生プロジェクトチームが活動する団体、「まか通」のイベントに参加してきました。今回、東山区の若宮八幡宮で行われたのは、「鍾馗祭」という祭礼です。

ここでは、6月のワークショップで作製された24体の新しい鍾馗さんが並べられ、鍾馗神社の御神体と共にお祓いの儀式が執り行われました。
またその後、今年の目玉!として「鍾馗舞」という、鍾馗と病魔の鬼が戦う様子を表現した舞が本殿前で披露されました。

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祭礼のあとには、「また来年もお願いします」と言って、各自作製した鍾馗さんを学生たちから受け取り、持ち帰る地域の参加者の姿がたくさん見受けられました。

「まか通」の活動は今年で10年目。これまでの活動の積み重ねが実を結び、これからもさらに学生と地域がつながり、根付いていくために学生たちは日々頑張っています。

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京都造形芸術大学 近代産業遺産アート再生プロジェクト「まか通Ⅷ」のこれまでとこれからの活動について、詳細はこちらをご覧ください!!
http://maka2log.blog43.fc2.com/
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2014.9.4



公益財団法人 大学コンソーシアム京都 学まちコラボ事業 担当
TEL 075-353-9130 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)


 

研究進んでます!~未来の京都創造研究事業 調査・研究の現場から~


 2014年度の「未来の京都創造研究事業」で採択された調査・研究テーマは、それぞれ未知の成果を目指して取り組まれています。その現場の様子を紹介いたします!


未来の京都創造研究事業 2014年度の調査・研究テーマについて 詳細はこちらから


 

京都企業と外国人留学生のラフな懇談会を実施-
指定課題3「外国人留学生の大学卒業後の就業に関する動向の分析と自治体、企業及び大学における支援方策に関する研究」

  研究もいよいよ佳境に入った2月3日の夜、研究を実施している立命館大学キャリアセンター 石原一彦先生の研究グループが、就職活動前の外国人留学生と京都企業との相互理解を深めるためのラフな懇談会を実施しました。

京都企業から会社の概要の説明がありました。

 京都企業7社と外国人留学生25人が参加したこの懇談会では、グループに分かれて、「企業が外国人留学生を採用する理由と外国人留学生が働きたい企業とは」をテーマにして語り合いました。
 ラフな雰囲気の中、京都企業からは外国人留学生に対してバイタリティや海外展開に向けた架け橋としての役割を期待する声があがり、また、外国人留学生からは、文化の違いに基づくコミュニケーションや、日本の企業文化への不安など、率直な声があがりました。


 

京都企業が期待することや外国人留学生が気になることを語り合いました。

 この懇談会やアンケート調査などの結果を通して、外国人留学生及び京都企業の能力開発プログラムや京都市による外国人留学生の就業環境の整備方策についての提案をまとめられる予定です。


最後にそれぞれのグループでの意見を全体で共有しました。








 京都企業、京都の大学や京都市のメリットとなる研究成果に、大学コンソーシアム京都もたいへん期待しています!  
  


  

京町家の庭の現地調査を実施-
継続課題「住宅庭の環境およびその減少が生物相に与える影響」

  研究を実施している京都大学大学院農学研究科 柴田昌三先生のゼミの新野彬子さんと3人のメンバーが、西陣地域の築100年を超える京町家の庭の現地調査を行っています。

京町家の庭の植生を丹念に調査しています。

 
 
 京町家及び古い住宅庭の分布と、特に鳥類の生物相の関係を明らかにしようとするために、上京区桃薗学区での庭を持つ住宅の住民へのアンケート調査の一環として、新野さんを中心に、住民への聞き取りと併せて、実際に京町家の庭を調査しています。

 

 12月4日(木)、小雨の中での調査。
庭の植物や飛来する鳥の種類、庭のお手入れの状況などについて、丹念に聞き取りし、図に落としていきます。  
 

庭の様子を図に落としていきます。

飛来する鳥の種類など、庭のご主人にお話を伺います。

飛来する鳥の種類など、庭のご主人にお話を伺います。









 


 現地を見なければ分からないことがあり、見ることで新しい展開が生まれる、と精力的に取り組む新野さん。京町家の庭の空間的な分布と生息する生き物に着目したこの研究には前例がなく、成果が楽しみです。

 

中京マチビトCaféとのコラボ企画を実施-
指定課題2「都心部地域での交流の場づくり」

ダンボールの茶室。中で語り合うとこれまで思いつかなかったアイデアが出るかも・・・


 11月27日(木)の夜、京都工芸繊維大学 西村雅信先生の研究グループと京都市商業振興課の協働により「商いをテーマにした京まちなかでの交流の場づくり」を目指す「茶論案庵(さろんあんあん)プロジェクト」の一環として、中京マチビトCaféとのコラボイベントが中京区の新風館で開催されました。

 中京のまちを愛し、何かしたい!と思っている「マチビト」と、商い人「アキナイビト」が入り交りあい、ほんもののカフェを会場に、紙ナプキンに京まちなかの商いの未来づくりに向けた思いを書きとめるという仕掛けの中で、熱く語り合う場となりました。 

京まちなかの商いの未来について、語り合うテーマを参加者のみなさまから募集。

それぞれのテーブルでは、熱の入った議論が交わされました。






参加者のみなさまが思いを書きとめました。

参加者のみなさまから飛び出したアイデアが、京まちなかの商いの未来を紡ぎだしていく糸となっていくような場づくりに向け、茶論案庵プロジェクトの更なる試行は続いていきます。








 

市営住宅での臨地調査を実施-
自由課題1「京都市郊外の市営住宅とその周辺住宅地における空間構成と変遷について」

 この調査・研究テーマでは、京都市すまいまちづくり課と連携し、市内に99団地もある市営住宅のうち郊外の市営住宅とその周辺地域の関係性について、①団地と接する建物の外観、②団地内のオープンスペースの使われかた、③敷地境界の状況から明らかにしようとしています。調査結果は今後の市営住宅の整備・再編の際に活かされることが想定されています。

 9月17日(水)、研究代表者である京都工芸繊維大学大学院博士課程の政木哲也さんが、山科区内の市営住宅での3回目の臨地調査を行いました。(過去2回は山科区と伏見区にて8月に実施)

植栽の高さや奥行まできちんと測ります。

植栽の高さや奥行まできちんと測ります。

左が研究代表者の政木さん、右が協力者の稲垣さん。

左が研究代表者の政木さん、右が協力者の稲垣さん。













 市営住宅とその周辺地域がどのような関係性をもつのかを明らかにするために、現地の市営住宅敷地と道路や臨地との境界の状況を写真に収め、寸法や隣接する道路幅まで丁寧に記録していきます。
敷地内のオープンスペースの様子や、敷地外への出入口の状況も確認していきます。

市営住宅と臨地との境界である、入口がどういう姿かも重要です。

市営住宅と臨地との境界である、入口がどういう姿かも重要です。

丁寧に図に落としていきます。

丁寧に図に落としていきます。














 複数の市営住宅でのこうした調査結果や市営住宅の変遷に関する資料を分析し、市営住宅周辺の地域環境にどのような特性がみられるかを読み解くことで、将来の市営住宅ストックの集約化などの検討に役立つものとなります。こういう調査結果は、実はこれまでにありそうなかったのですね。

 

未来づくりの実験は茶室から-
指定課題2「都心部地域での交流の場づくり」

 この調査・研究テーマでは、都心部に蓄積されてきた地域資源の魅力を活かした「交流の場づくり」を通して「地域の価値」の再発見と創造を推進する商業者・事業者と市民の育成及びネットワーク形成を図る実証研究を行います。

 8月27日(水)の夜、京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科の西村雅信先生の研究グループが京都市商業振興課と連携して行っている「交流の場づくりによる商業者・市民の育成とネットワーク形成にかかわる実証実験」で、まちなかの商業活性化に向けた新たな交流の場が設けられました。

ダンボールで茶室をつくっていきます。

ダンボールで茶室をつくっていきます。

語り合いの内容を共有しています。

語り合いの内容を共有しています。




 

いろいろなアイデアが飛び出しました。

いろいろなアイデアが飛び出しました。

 
 築100年を超える町家の中にダンボールで茶室をつくる驚きの仕掛けとともに行われた「フューチャーセッション」では、参加された地域の商業者など多彩な属性の皆様が、目を輝かせながらまちなかの未来づくりに必要なアイデアを出し合われました。

 これらを基に、商業者・事業者や市民、アーティストなどさまざまな主体がつながり、創造する『場』を生み出していくのだそうです。数年後には、まちなかが今とは全く違った姿になっているかもしれませんね。



未来の京都創造研究事業 2014年度の調査・研究テーマについて 詳細はこちらから



お問い合わせ

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 シンクタンク事業 担当
TEL 075-708-5803 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

京都の大学「学び」フォーラム2014 を開催しました!

 京都の大学「学び」フォーラム2014 開催結果報告


10月26日(日)に、同志社大学 今出川キャンパス 良心館で、学びフォーラム2014を開催しました。京都にある29の大学・短期大学が、主に高校生や保護者の方を対象に、模擬講義や体験型講座、大学別ブースにおいて、京都の大学の「学びの魅力」を発信しました。当日は、天候にも恵まれ、高校生や保護者の方などを合わせ、1,985名の方にご来場いただきました。

実施概要

日   時 2014年10月26日(日)9:30~15:40
 (授業開始10:00~、1~4限)
会   場 同志社大学 今出川キャンパス 良心館
参加大学数  29大学・短期大学
 参 加 者 数  全体参加人数:1,985名
(高校生1,522名/保護者・教員374名/不明89名)
*京都北部地域からのバス参加者 513名含む(13校・バス13台)
主   催 京都高大連携研究協議会(京都府教育委員会・京都市教育委員会・京都府私立中学高等学校連合会・京都商工会議所・大学コンソーシアム京都)
後   援 文部科学省/全国高等学校進路指導協議会/日本私立中学高等学校連合会/公益財団法人 日本進路指導協会/京都府/京都市/兵庫県教育委員会/奈良県教育委員会/和歌山県教育委員会/滋賀県教育委員会/滋賀県私立中学高等学校連合会/大阪市教育委員会/大阪私立中学校高等学校連合会
協 賛 団 体   大学生協logo_yoko_c_moji      _共立ロゴ

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企画内容の様子

様々な分野の模擬講義(31講座)や体験型講座(13講座)、現役大学生と交流できる学生企画「キャンパストーク」などが行われました。大学別ブースでは、大学生活の小さな疑問から、具体的な入学方法までを相談する方々で賑わいました。

入口

来場風景模擬講義 原先生 模擬講座の様子

ルーセントプラザ

受付風景体験型 京都造形 体験型講座の様子

大学別ブース2

大学別ブースの様子キャンパストーク 大学生とキャンパストーク



  
         





  
          








◇その他の講座
保護者向け講座、文章表現UP講座、数学講座、高校生キャリア講座キャンパスライフ紹介・相談コーナー、高校教員向け講座が行われました。


         只今、来年度に向けて より充実した企画を検討中です。
         2015年の学びフォーラムへも、ぜひご参加ください!!


                                                     京都の大学「学び」フォーラム2014について
詳細はこちらから

お問い合わせ先


公益財団法人 大学コンソーシアム京都 学びフォーラム 担当
TEL: 075-353-9153 E-mail: manabiforum@consortium.or.jp
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

11月15日(土)インターンシップ・プログレスコースの成果報告会を開催しました


大学コンソーシアム京都の「インターンシップ・プログレスコース」では、6月中旬から11月下旬にかけて、受入れ先企業が提示するプロジェクトに取り組みました。活動報告とその成果について成果報告会で発表しました。
当日は、プロジェクトの関係者以外にも大学の教職員様、企業様、昨年度の修了生等もご来場いただき、学生の発表を見守っていただきました。
成果報告会を終えた後の修了式では、コーディネーターの教員よりプロジェクトごとに「修了証」が手渡され、今年度の「インターンシップ・プログレスコース」が終了となりました。

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実施概要

日   時 2014年11月15日(土)10:40~17:35
会   場 キャンパスプラザ京都 4階 第2講義室
プロジェクト参加企業・団体数
(成果報告発表順)
 9企業・団体
株式会社インテリジェンスオフィス株式会社ユメコム公益財団法人大学コンソーシアム京都株式会社インサイトハウスNPO法人木野環境株式会社ナスカ特定非営利活動法人子ども自立の郷 ウォームアップスクールここから京都府教育委員会四国アイランドリーグplus)
 受講学生数  65名 
(京都大学/京都教育大学/京都工芸繊維大学/京都府立大学/大谷大学/京都産業大学/京都女子大学/京都造形芸術大学/京都橘大学/京都文教大学/同志社大学/同志社女子大学/花園大学/立命館大学/龍谷大学)
コーディネーター
教員数
8名

  発表について

成果報告会は各プロジェクトに25分間が与えられ、進行と時間配分はプロジェクトで工夫して行いました。
以下に、各プロジェクトの発表内容について抜粋して掲載いたします。

株式会社 インテリジェンスオフィス ~ヒトマナビインターンシップ2014~

フリーペーパー「Hitomanabi」を発行するために活動しました。フリーペーパーは11月25日(火)の発行が決定し、京都の大学を始め他地区の大学等に設置させてもらいます。
費用の収入支出、営業件数、掲載企業を具体的に数字で紹介し、フリーペーパーの発行の流れを説明しました。
質疑応答で、「学生視点を生かせたことは?」という質問に、「大学生を対象にしているため、発行側でもあり受け手側でもある自分たちの意見を取り入れることが出来た」と答えました。

12月20日(土)きらっ都プラザ 京都産業会館で行うイベント『大学3回生の自由研究「働くリアル」』の宣伝活動も行っていきます。

プロジェクトのホームページへ

写真下)懇親会では、他プロジェクトの学生に協力を依頼し、全員でチラシを持った写真を撮りました。
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株式会社 ユメコム ~自分の老後と家族の介護の情報誌発行にかかわるプロセスを学ぶ~

受入れ先企業が発行する「LifeLike」という情報誌の編集制作のプロジェクト。

趣味の少ない高齢者に目標を持ってもらえるような記事をと思い、92歳からマラソンを始めた方へのインタビュー記事を企画し採用されました。
取材し、何を伝えたいかを考えながら原稿を作成、デザインは専門の方に任せるもののラフ案は自分で考え、取材者への確認を経て入稿し完成。
自分の記事が完成したら、実際の高齢者の方に読んでもらい意見を聞き、好感触を得ることが出来ました。
記事作りに大切なことは、好奇心・幅広い知識等もありますが、何より「熱い思い」が大切でした。

写真右)担当したページが掲載された情報誌を会場で配付しました。
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公益財団法人 大学コンソーシアム京都~「京都に留学!」海外学生受入れプログラムの企画~

京都市との協働事業で、京都への留学生数増加を目指す準備として、留学生の支援方法や交流の企画を考えました。
今、京都にいる留学生に、何が必要なのか意見をヒアリング。様々な要望を聞き、留学生の「生活サポート」と「文化理解」という2つの中身に分け「バディプログラム」と「情報」という2つの方法でアプローチしました。
交流企画としてBBQや鍋パーティーを提案するにあたり、実際に現地を下見し、考えているだけでは分からないことがあることに気が付きました。

写真右)Wifiや交通手段などの情報を掲載したガイドブックと地図を成果物として配布しました。
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株式会社 インサイトハウス ~きょうのやましなさん~

目標は、「やましなさん」を広めること。「やましなさん」の活動は京都市山科区の人の魅力を知ってもらい、山科のことを好きになってもらうことです。
そのために、やましなさんクスフェアの開催、新規メンバー集め、インタビュー活動、フリーペーパー作成に取り組みました。インタビューでは、地域の方と「つながる」「触れ合う」「声を聴く」ということを大切にし、記事をWebやフリーペーパーに掲載しました。新たなメンバーを集めるために山科区付近の大学にチラシの設置をお願いしました。
インタビュー活動をすすめるうちに、「『やましなさん』知っている」という方も増え、活動の成果が見えてきました。

活動フェイスブックの紹介

写真中・右)インタビュー記事で構成されたフリーペーパー「きょうのやましなさん」を配布。
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NPO法人 木野環境 ~環境経営支援プログラムの作成~

環境問題を身近に感じてもらうイベントの開催を企画。
いろいろな企画を考えましたが、経費・交通手段等の壁に当たり、何度も企画を練り直しました。

そんな中、11月2日(日)に京エコロジーセンターにて開催の『紙フェス』に参加するチャンスがあり、「しんぶんし」を用いたイベントを企画し、出展することが出来ました。
当日、たくさんの子どもで賑わったブースに、企画したやりがいを感じました。
また、日程が合わなかった別イベントの開催も決まりました。
企画はアイデアを考え実行することだと思っていましたが、考えた後に実現することが難しいということが分かりました。

写真右)お世話になった木野環境の方、コーディネーターの先生と共に発表しました。
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株式会社ナスカ ~ネイル投稿サイト運営(検索エンジン対策)~

ネイル投稿サイト「ネイルクルー」のユーザー数増加のためのプロジェクト。

最初は思うような結果が得られませんでした。そのため、伸び悩んだ時期にSEO対策を勉強し、誘導サイトを工夫することで目的を達成しようと考えました。
検索した時、サイトの内容が現れる最初の3行にどれだけインパクトを与えられるかを考えました。また1日1回の更新回数を13回まで増やしました。夏期でしたが記事は秋を意識し、季節を先取りする記事の掲載をしました。更に、旬な検索キーワードを取り入れる、twitterを利用する等、様々なアプローチをしました。
その結果、アクセス数について、設定された目標を大幅に更新することが出来ました。

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特定非営利活動法人子ども自立の郷 ウォームアップスクールここから
~真夏の夜の光祭り2014~

8月31日(日)に開催される夏祭りを成功させるための活動をしました。
祭りのコンセプトを「ここからつながる余呉の光」とし、「持続可能な祭り」となるよう企画しました。

途中、目標が分からなくなり、焦りや疲労から子どもとのかかわり方が難しくなりました。
失敗を生かし、休日には会議をして振り返る、子どもが声をかけやすいよう扉を開けて作業する等、工夫をしながら当日の準備を進めていきました。

昨年は台風が来たという経緯を生かして、雨天等のシミュレーションもしましたが、天気に恵まれ野外で灯りの綺麗なお祭りを開催出来ました。たくさんの地域の方の参加もあり、テーマであった「ここから」つながっていけるような実習になりました。

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京都府教育委員会 ~教員養成サポートセミナー~

8月から9月にかけて、希望する教科等に応じて、割り当てられた小中学校に赴き、実習を行いました。

小学校に行った実習生は、低学年・高学年で指導方法が変化することや、地図記号、計算、工場の工程について、興味を持ってもらえるような教え方を劇で再現しました。
中学校に行った実習生は、体育祭のこと、工夫した授業方法のこと、掲示物はどうすれば見てもらえるか、読書傾向等、それぞれの課題に沿って成果を発表しました。
それぞれの課題を小中学校の現場で実習するということは、貴重な経験になりました。

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四国アイランドリーグplus~2014年四国アイランドリーグ公式戦を運営しよう in 皇子山球場(滋賀)~

9月15日(月)皇子山球場にて行われたプロ野球独立リーグ「四国アイランドリーグplus」の公式戦“香川OG  vs  徳島IS”において、立命館大学スポーツ健康科学部の学生と共同で試合運営を行うプロジェクトに取り組み、営業・企画・広報の各部署に分かれて、赤字を出さないことを目標に活動しました。初めての試みとして、新聞等にも取り上げられました。

集客数・金額・twitter等のレスポンス数・営業件数の目標と実際の数値を公開し、達成出来なかった目標に対する反省を発表しました。企画、コミュニケーション能力、コスト意識、実行力が大切と分かっていてもできない。と、いうことに直面しました。しかし、社会に通じるコミュニケーション能力と描いていたコミュニケーションのギャップを学ぶなど、成長を得られるインターンシップでもありました。

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お問い合わせ先

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 インターンシップ事業推進室
TEL 075-353-9106 FAX 075-353-9121
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

第17回京都国際学生映画祭 グランプリ作品が発表されました![本祭開催のご報告]

開催報告

11月22日(土)より、7日間の日程で行われた第17回京都国際学生映画祭は、全てのプログラムを滞りなく実施し、無事閉幕致しました。
ご来場くださいました皆様、並びに本祭開催にあたり多方面にてご支援・ご協力くださいましたすべての皆様に御礼申し上げ、開催のご報告とさせて頂きます。
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開催概要 

日程 ■プログラム上映
2014年11月22日(土)~11月27日(木)16:30~21:00
(※月・木のみ~21:20)

■授賞式/グランプリ上映/トークショー
2014年11月28日(金)18:20~21:20
会場 京都シネマ
主催 公益財団法人 大学コンソーシアム京都
企画運営 京都国際学生映画祭実行委員会
運営支援 京都国際学生映画祭企画検討委員会

開催プログラム

↓クリックするとリーフレットをご覧いただけます。↓

タイムテーブル1030

【開催プログラム】詳しくはこちら

総来場者数

 512名 (実行委員会調べ)

参加スタッフ数

 学生実行委員   25名 /11大学1専修学校
 翻訳ボランティアスタッフ   16名/6大学1高等学校2一般
 合計  41名

 

コンペティション応募作品数

たくさんのご応募ありがとうございました!
募集期間:2014年3月10日(月)―5月16日(金)>

  国内 
JAPAN
海外 
OVERSEAS 
計  
Total
 短編 Short 79  137  216 
 長編 Feature 84 50 134
計 Total 163 187 350

応募作品の都道府県別・国別内訳はこちら⇒⇒【PDF】gazou1

コンペティション部門結果

medal短編部門グランプリ -Short Film Grand Prix-
7 『Ketchup Kid』 (19min)
Patrick Vollrath 
Filmacademy Vienna / Austria
 ケチャップという変わった好みをもつポールは、父を亡くしてふさぎこみ、小学校でも孤立していた。いじめに苦しむアレキサンダーが学校にナイフを持ち込んでいることを知る彼は、ある日そのいじめ現場を目撃する。 

 

medal
 長編部門グランプリ-Feature Film Grand Prix-
3 『小村は何故、真顔で涙を流したのか?』(63min)  
近藤啓介 / 永田佳大 / 二宮健  
大阪芸術大学/Japan
バイトリーダーの小村は、同棲中の彼女がいるのに、バイト先の可愛い後輩に恋をした。

 

medal 
最終審査員賞 -Jury Prize- 
 9 『Albert』  (24min)
Daniel Wawrzyniak  
Lodz Film School/Poland
アルバート、休息の時間です。深呼吸をしてください。                                  

 

medal観客賞 Audience Award
7 『Ketchup Kid』 (19min)
Patrick Vollrath 
Filmacademy Vienna / Austria
ケチャップという変わった好みをもつポールは、父を亡くしてふさぎこみ、小学校でも孤立していた。いじめに苦しむアレキサンダーが学校にナイフを持ち込んでいることを知る彼は、ある日そのいじめ現場を目撃する。 



■入選作品一覧

作品名 監督  所属/国名 
 『BERLIN TROIKA』 Andrej Gontcharov German Film and Television Academy/Germany 
 『黄色い気球とばんの先生』 幸 洋子 東京藝術大学大学院/Japan
 『LOTHAR』 Luca Zuberbühler Zurich University of the Arts/Switzerland   
 『セロリ』  Pedro Collantes   Netherlands Film Academy/Netherlands 
 『また明日、会いましょう』  宗 俊宏 武蔵野美術大学/Japan 
 『Salvation』 Mark Gerstorfer Filmacademy Vienna/Austria 
 『生まれつき』 Emmanuel Osei-Kuffour   New York University / USA
 『沖縄/大和』 比嘉 賢多  和光大学 /Japan


▼▼入選作品紹介ムービーはこちら!!▼▼ ムービーイラスト


 以下のサイトからも実行委員の活動やイベントの様子をご覧いただけます。

Facebookロゴ【https://www.facebook.com/KISFVF】Twitterロゴ【@kisfvf】



 

協力・連携・支援

特別協力 京都シネマ
助成 芸術文化振興基金 / 一般財団法人ニッシャ印刷文化振興財団
連携 日本学生映画祭 / 東京学生映画祭 / TOHOシネマズ学生映画祭 / 京丹後フィルムコミッション / カモシネマ10 / 田辺・弁慶映画祭 / MOOSIC LAB / 京都府高等学校芸術文化連盟放送専門部
協賛 ㈱AOI Pro. / ㈱ディレクターズ・ユニブ / ㈱おいかぜ / ㈱京都アニメーション / キョーワファシリティーズ㈱ 京都府生活協同組合連合会ジュネス法律事務所 / 大学生協京滋・奈良ブロック / ㈱同志社エンタープライズ ㈱VCC企画㈱ミラノ工務店 / ㈱ユーキャンパス



お問い合わせ

第17回京都国際学生映画祭実行委員会
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下ル  キャンパスプラザ京都6F
TEL:075-353-9430 FAX:075-353-9101
MAIL:info.2014アットkisfvf.com
twitter:@kisfvf
Web: http://www.kisfvf.com

京都府北部キャリア教育企画「まるっとーく in 久美浜」実施結果について

趣旨

京都府北部地域の高校生は、周りに大学が立地していないため、都市部の高校生よりも、大学について知る機会や現役の大学生と接する機会が少ないのが現状です。
また、地元の歴史や文化に触れたり地元で働く方々とじっくり話す機会も少なく、大人になって地元で働き生活するイメージが持てないまま高校を卒業し、高校卒業を機に都市部へ転出し、大学卒業後もそのまま他地域で社会人としてのキャリアをスタートさせる若者が多くなっています。

そこで、京都高大連携研究協議会では、京都府北部地域の高校生のキャリア形成と地域を支える人材の育成を目的として、京丹後市久美浜町において、高校生、大学生、地域の方によるワークショップ「まるっとーく in 久美浜」を実施いたしました。

実施概要

日程 2014年9月20日(土)11:00~16:00
場所 豪商稲葉本家・如意寺(京丹後市久美浜町)
主催 京都高大連携研究協議会(京都府教育委員会・京都市教育委員会・京都府私立中学高等学校連合会・京都商工会議所・大学コンソーシアム京都)
協力 一般社団法人京都府北部地域・大学連携機構
参加者 高校生 25名(京都府立久美浜高等学校1、2年生)
大学生 19名(京都精華大学、同志社大学、立命館大学、京都文教大学、龍谷大学、神戸大学、早稲田大学院 他)
社会人 8名(NPO法人わくわくする久美浜をつくる会、京丹後市久美浜市民局)
 
 

実施報告

大学生が前日から久美浜に入って現地を下見し、夜遅くまで念入りにリハーサルを行った甲斐もあり、当日は前日までの雨も止んで快晴に見舞われ、清々しい陽気の中本番を迎えることができました。
高校生は、大学生や地域の方とまち歩きやグループワークをする中で、徐々に打ち解け、リラックスした表情になっていきました。最初は恥ずかしがってうまく話せない生徒もいましたが、最後には自分の夢や進路に対する考えについて、自ら進んで発言している姿も見られました。対話の時間には、高校生の悩みについて、大学生と地域の方が親身になってアドバイスされている姿がとても印象的でした。

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このワークショップを通じて、高校生は、自分自身を見つめ直し自分の生き方について深く考えるとともに、久美浜の良いところを再認識する機会となり、大学生は、自分のキャリアを振り返り、他者に伝えることにより、自分自身について新たな気づきを得ることができました。地域の方からも「若者に地域の魅力を伝え、若者から地域への思いや将来への考えを聞いて、地元への新たな気づきや発見があった」との感想をいただき、高校生、大学生、地域の方それぞれにとって、意義のある取組みになりました。

また、今回の企画はロケーションに恵まれており、豪商稲葉本家は言うまでもなく建物もお庭も素晴らしく、久美浜湾のそばにある如意寺から見える海の景色は最高でした。和室という落ち着いた空間でワークに取り組めたことや、青い海に広い空、緑豊かなお庭など自然の中で対話できたことが、成功の一つの要因であると考えます。

今回の結果を参考にしながら、他地域でもこのような企画を実施していきたいと考えています。

当日タイムスケジュール

11:00-11:30  ◆企画スタート◆-オリエンテーション 豪商稲葉本家にて
11:30-11:55  まち歩き(NPOの方によるガイド)
11:55-12:10  如意寺到着-友松住職によるの地域のお話
12:10-13:00  昼食
13:00-13:15  大学生プレゼン(大学での挫折・出会いなど実体験について)
13:15-15:00  対話インタビュー(高校生×大学生×地域の方)如意寺付近にて
15:00-15:30  まとめ-タイムマシンレター作成(3年後の自分に宛てた手紙)-全体振り返り
16:00     ◆企画終了◆


お問い合わせ

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 高大社連携キャリア教育プログラム 担当
TEL 075-353-9153 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

台湾の高等教育国際合作基金会より表敬訪問がありました

 
 去る10月8日(水)、台湾の財団法人高等教育国際合作基金会(以下、FICHET)理事長 張 家宜氏(淡江大学学長)が、公益財団法人 大学コンソーシアム京都 理事長 赤松 徹眞氏(全国大学コンソーシアム協議会 代表幹事、龍谷大学学長)を表敬訪問されました。

 FICHETは2006年に台湾にて設立された台湾のコンソーシアム組織で、現在118校の会員校があり、台湾の高等教育分野において国際連携はじめ様々な活動を行っています。今回の訪問では、今後、全国大学コンソーシアム協議会と連携して、日本と台湾の国際教育の促進をはかるための話し合いが行なわれました。その中で、日本と台湾の相互の留学生誘致の広報協力において確認がなされました。

 また、今年12月に台湾で行われる京都市主催の留学フェアには、京都の大学や大学コンソーシアム京都からも参加予定であり、その際にも協力体制を取っていく合意がなされる等、おおいに懇談は盛り上がりました。


高等教育国際合作基金会(英語版) 詳細はこちらから


 

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お問い合わせ

全国大学コンソーシアム協議会 事務局(大学コンソーシアム京都内)
TEL 075-353-9100 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)