「FD合同研修プログラム・テーマ別研修」は新任教員、FDの基礎的な事項を学び直したいと考える教員、FDに関心のある教員、FD関連部署に勤務する職員を対象とし、授業設計・授業実践、授業運営におけるAIツールの利用、初年次教育、科研費の取り方、などのスキルや知識の獲得を目的とした少人数制の研修プログラムです。2024年度は全4回開催いたします。
今年度の第3回は「学生と教員の協働による初年次科目設計/運営体制と学生ファシリテータ制度」をテーマに、下記のとおり開催いたします。
第3回 学生と教員の協働による初年次科目設計/運営体制と学生ファシリテータ制度
京都産業大学では、初年次教育プログラムを、キャリア形成支援教育科目という位置付けからスタートし、「自らにどのような大学生活を過ごしていきたいか、問いかけ(続け)る姿勢をつくる」ことを主眼とした「自己発見と大学生活」を初年次春学期の選択科目(現在は導入・接続科目群に配置)として展開しています。受講生規模は、毎年1クラス66名を30クラス開講し、1,980名となります。この運営を支えているのが、80名にも及ぶ学生ファシリテータ(通称:学ファシ)と、学部教員を中心とした担当教員のチームからなる各クラスの運営チーム(学ファシ3名+教員1名の計4名体制)です。京都産業大学の学ファシ制度は、2006年度から形を変えながら維持されているもので、完全なボランティア(志願制、選抜なし、給与・単位付与もなし)である点が特徴です。当日は、学ファシがどのような参画意欲から、どのように科目に関わっているのか、また、彼/彼女らが、どのような研修プログラムによって育成されているのか、この制度の現段階における課題点について解説します。本研修は、上述を一例として提示した上で、ワークショップ形式による各大学の初年次教育科目の運営体制に関する最新情報や意見交換を中心とします。このため、カメラオンでのワークへの参加が必須となります。各グループの進行は学ファシが行い、一学生、一運営者の立場から意見交換にも参加します。各大学の初年次教育における困った景色、良い景色を本音ベース/実践者同士の立場でやりとりし、それぞれの現場に相対化した視点を持ち帰れるような場をつくる予定です。新任者の方も、ベテランの方も、入り混じって、異なる視点からの意見交換とできたらと考えます。
多くの皆様のお申し込みをお待ちしております。
●日 程 12月14日(土)13:30~15:30
●講 師 中澤 正江 氏(京都産業大学 共通教育推進機構 准教授)
●進 行 星 優也 氏(池坊短期大学 環境文化学科 専任講師)
赤岩 香苗 氏(京都産業大学 情報理工学部 准教授)
● 対 象 大学・短期大学教職員
※教員の方だけではなく、FDに関心のある職員の方も対象としています。
● 開催形式 オンライン(Zoomミーティング)
●参 加 費 大学コンソーシアム京都加盟大学・短期大学 教職員:無料
上記以外の方:1,000円(税込・事前振込制)
●定 員 30名程度
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今年度実施予定の全プログラムの詳細内容およびお申込み方法がご覧いただけます。
お問い合わせ先
公益財団法人 大学コンソーシアム京都 FD事業 担当
TEL 075-353-9163 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※営業時間:火~土曜9:00~17:00