2024年度の京都FD交流会の第2回となる今回は、「大学生のメンタルヘルスと授業運営について考える‐教員の立場からできること‐」をテーマとします。
近年、精神障害や発達障害などにより、従来の授業運営では何らかの障害を感じる学生の在籍率は増加し、これらの学生が大学に求めるニーズも多様化しています。また、合理的配慮の義務化やオンライン授業への期待の広がりなど、現代の授業運営においては、これらの要因が複雑に絡み合い、場合によっては「何をどこまですればいいのか」とその対応に悩まれることもあるのではないでしょうか。学生から相談された後の事後的対応はもちろんのこと、さらに事前的に準備できることもあるかもしれません。
そこで、本研修では、これらの課題に対応するためのヒントとして、「障害の社会モデル」という考え方を軸に、授業運営の対応策ついて一緒に考える機会とします。まずは大学生のメンタルヘルスの基礎知識について学んでいただき、そのうえで「障害の社会モデル」の考え方について概観します。そして、授業運営の対応策として、「合理的配慮の7つの要素」「シラバスの果たす役割」「ルーブリックの活用」をキーワードに、事後的、事前的両面から先生方が「できること」「していただけること」を考え、また同時に「してはいけないこと」にも触れながら一緒に明日の授業運営について考える機会を持ちたいと思います。
「研修会」ではなく、「交流会」ですので、ぜひお気軽にご参加ください。
■ 日 程 2025年3月8日(土)14:00~16:40
■ 対 象 大学・短期大学教職員
■ 会 場 キャンパスプラザ京都 2階ホール
■ 参 加 費 無料
■ 定 員 30名程度
■ スケジュール
14:00~14:05 | 開会・趣旨説明 |
14:05~14:45 | 話題提供➀ 講師: 山本 敦也 氏(京都産業大学 障害学生教育支援センター専門主任(公認心理師/臨床心理士)) |
14:45~15:15 | グループワーク |
15:15~15:25 | 休憩 |
15:25~15:45 | 話題提供➁ 講師: 山本 敦也 氏(京都産業大学 障害学生教育支援センター専門主任(公認心理師/臨床心理士)) |
15:45~16:15 | グループワーク |
16:15~16:40 | 質疑応答・まとめ |
■申 込
お問い合わせ先
公益財団法人 大学コンソーシアム京都 FD事業 担当
TEL 075-353-9163 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※営業時間:火~土曜9:00~17:00