第23回FDフォーラム シンポジウム・分科会の概要について

2018年3月3日(土)、4日(日)に京都産業大学(京都市北区上賀茂)にて開催する第23回FDフォーラムのシンポジウムおよび各分科会の概要をご紹介します。

申込期間【2018年 1月5日(金)~1月31日(水)】
加盟校先行申込期間【2017年12月15日(金)~12月22日(金)】
先行申込期間中は優先定員までの受付となります。
※お申込みは先着順で受付し、定員になり次第受付終了いたします(キャンセル待ち受付は行っておりません)。

 

シンポジウム【3月3日(土)13:00~17:00】

FDのこれまでと、これから~多様な角度からFDについて考える~

2007年に大学設置基準によってFDが義務化されてから、10年がたつ。各大学はFD研修会や公開授業を実施し、授業アンケートを行うなどして義務化に対応し、教育力を高める努力をしてきた。この間、アクティブラーニングが加速度的に広まった他、授業アンケートに限らず広く教育学習関連情報を収集、分析し、教育改善に役立てる教学IR、3つのポリシーと質保証などもFDを考える上で重要なテーマとなり、FDそのものの概念も広がりを見せている。
そこで本シンポジウムでは、一度立ち止まり、「これまでのFD」によっていかなる成果が生まれたのか、何が課題として残されているのかを整理し、「これからのFD」をどのように展開し、いかなる大学教育を実現しようとするのかを考える契機としたい。そのために、4人のシンポジストを招き、全国的・政策的な視点、国際的な視点、現場の視点など、多様な角度から講演いただく。そして参加者同士の議論を通じて、さらに多様な角度から、これまでのFDとこれからのFDを考えていただきたい。

≪シンポジスト≫
 林  剛史氏(文部科学省 高等教育局大学振興課 課長補佐)
 梅本 裕氏(学校法人京都橘学園 理事長)
 森 朋子氏(関西大学 教育推進部 教授)
 佐藤 浩章氏(大阪大学 全学教育推進機構 教育学習支援部 准教授)
≪コーディネーター≫
 西野 毅朗氏(京都橘大学 教育開発支援センター 講師)

分科会(第1~12分科会)【3月4日(日)10:00~15:30】


1


学生ファシリテータ/スチューデント・アシスタント協働型の授業と学び場づくり
: 実践事例と将来像

定員100(優先定員60名)

大学授業の形態は、特定の学部・学科・学年の学生が集う学部専門授業や、複数の学部・学年の学生が混ざり合った環境のもとでの共通教育科目など、実に多種多様である。
本分科会では、①この多種多様な学び場に、同じ学年または上級の学部生がファシリテータあるいはスチューデント・アシスタントとして参画する2つの事例を共有し、それらの取り組みの背景やねらい、運営実態を見聞すること、②そのような取組みに対する高等教育の専門家からのコメントや助言・提言を共有し、意見やアイデアを交わすこと、そして③自身の所属大学等において、どのような取り組みが今後あり得るのかをワークショップ形式により登壇者と参加者が共に考え、言語化を試みること(アクションプランを策定すること)を目的とする。

≪報 告 者≫
 中井 歩氏(京都産業大学 法学部 教授)
 大谷 麻予氏(京都産業大学 教育支援研究開発センター コーディネータ)
 鈴木 陵氏(京都産業大学 教育支援研究開発センター コーディネータ)
≪指定討論者≫
 山田 剛史氏(京都大学 高等教育研究開発推進センター 准教授)
≪コーディネーター≫
 鬼塚 哲郎氏(京都産業大学 文化学部 教授)


2


どうしている?どうしていく?各実習の評価
―看護系実習,福祉系実習,教育系実習,資格系実習―

定員100(優先定員60名)

看護系、福祉系、教育系、(資格系)における実習の評価を大学としてどのように解釈し、評価していけばよいのかを改めて検討する。
実習では、大学側が評価の観点を示していたり、実習先が観点を用意していたり、評価方法にも様々な方法が見受けられる。本分科会では、実習先から返ってきた評価を、大学としてどのように扱い、どのように学生にフィードバックし、最終評価としていけば良いのかを考える。

≪報 告 者≫
 山川 正信氏(宝塚大学 学長)
 岡﨑 祐司氏(佛教大学 社会福祉学部 学部長/教授)
 谷塚 光典氏(信州大学 学術研究院教育学系 准教授)
≪コーディネーター≫
 平田 豊誠氏(佛教大学 教育学部 准教授)


3


リベラルアーツ教育の展望

定員100(優先定員60名)

本分科会では、今日の高等教育におけるリベラルアーツ教育が直面する課題と展望について、様々な視点から議論する。今日の高等教育におけるリベラルアーツは、その意味において変奏を重ね多義的なものとなっている。こうした現状に鑑みて、リベラルアーツ教育が直面する諸問題と、教育現場で起こっている様々な課題について幅広く議論し、リベラルアーツ教育のあり方を複眼的に模索することを本分科会の目的とする。

≪報 告 者≫
 毛利 勝彦氏(国際基督教大学 教養学部アーツ・サイエンス学科 教養学部長/教授)
 室田 真男氏(東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院 副研究教育院長/教授)
 白井 聡氏(京都精華大学 人文学部総合人文学科 講師)
≪コーディネーター≫
 大川 淳氏(京都ノートルダム女子大学 人間文化学部英語英文学科 講師)


4


サイエンスリテラシーを養う横断型プログラムのデザインと運用
-統計教育,融合型理科実験,実践交流サイトモデルを話題に-

定員100(優先定員60名)

前回FDフォーラム分科会で浮かび上がった「部局横断的STEM教育」や「授業のTIPS蓄積・交換」についてのデザイン・運用の報告と,フロアディスカッションを企画する。サイエンスリテラシーのベースである「統計学」教育のデザイン、体験型の数理教育である「融合型理科実験」を題材に横断的STEM教育を議論したい。また、STEM教育実践の交流サイトモデル提案を通じてTIPSの蓄積・共有を議論したい。

≪報 告 者≫
 斉藤 準氏(帯広畜産大学 講師)
 中村 教博氏(東北大学 高度教養教育・学生支援機構 教授)
 宿久 洋氏(同志社大学 文化情報学部 教授)
≪コーディネーター≫
 上野 嘉夫氏(京都薬科大学 基礎科学系 教授)


5


高次の能力を捉えるための評価
~どのような評価がどのような能力を捉えることに適しているのかを課題づくりも含めて考える~

定員70(優先定員40名)

昨今、アクティブ・ラーニングの趨勢とともに、高次の(統合的な)能力の評価法に関する議論が多く行われている。しかし、例えばルーブリックなど評価基準への注目は集まっているが、当該の能力を可視化するための課題の作成やその良し悪しの検討といったことに関する議論はまだ発展の途上にある。そこで、日本の高等教育研究における教育評価の第一人者とともに、高次の能力を捉えるための評価と課題づくりに関して議論する。

≪報 告 者≫
 大塚 雄作氏(独立行政法人大学入試センター 副所長)
 松下 佳代氏(京都大学 高等教育研究開発推進センター 教授)
≪コーディネーター兼報告者≫
 斎藤 有吾氏(京都大学 高等教育研究開発推進センター 特定助教)


6


体験・実践型学習におけるフィールドワークを通じた効果と運営上の課題

定員70(優先定員40名)

近年、学生を地域社会等に連れ出して教育を行う体系である「体験・実践型学習」を行う大学が増えてきている。このような学習は、学生にとって社会での課題を身近に知ることに繋がり、その解決策を考えるのに役立つと言われている。そこで、本分科会では、「体験・実践型学習」によって成果をあげられている大学の事例を紹介して頂き、学生の理解度や意識が変わるにはどのように進めていけばいいかを参加者の方とともに検討する。

≪報 告 者≫
 木原 麻子氏(京都産業大学 現代社会学部 准教授)
 豊田 祐輔氏(立命館大学 政策科学部 准教授)
≪コーディネーター兼報告者≫
 葉山 勉氏(京都精華大学 デザイン学部建築学科 教授)
≪コーディネーター≫
 道和 孝治郎氏(京都学園大学 経済経営学部経済学科 准教授)                             


7


情報セキュリティ教育
―教養教育として、専門教育として―

定員70(優先定員40名)

教養教育としての情報セキュリティ教育について、15年前から「情報セキュリティと情報倫理」を開講されている京都工芸繊維大学からご報告いただき、その後、専門教育としての情報セキュリティ教育に関して立命館大学および京都産業大学からご報告いただく。また、社会が求める情報セキュリティ教育としてJNSAからご講演いただく。講演の後、分科会への参加者を交えて、情報セキュリティ教育の学習・教育到達目標に関して議論を行う。

≪報 告 者≫
 桝田 秀夫氏(京都工芸繊維大学 情報工学・人間科学系/情報科学センター 教授)
 上原 哲太郎氏(立命館大学 情報理工学部 教授)
 秋山 豊和氏(京都産業大学 コンピュータ理工学部 准教授)
 平山 敏弘氏(NPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)教育部会 部会長)
≪コーディネーター≫
 藤田 和弘氏(龍谷大学 理工学部 教授)


8


大学の「出口」とは何だろうか―教養・シチズンシップ・キャリア・人間教育

定員60(優先定員35名)

大学における教養教育、シチズンシップ教育、キャリア教育、人間教育など、それぞれが想定する大学の「出口」とは一体何だろうか。大学の先には何がある、もしくはあるべきだと考えられているのだろうか。様々な観点から高等教育の「出口」について検討し、現代社会における大学教育と教員の役割を再考したい。

≪報 告 者≫
 安彦 忠彦氏(神奈川大学 特別招聘教授(元中央教育審議会委員))
 児玉 英明氏(滋賀大学 高大接続・入試センター 特任准教授)
 山下 憲昭氏(大谷大学 文学部社会学科 教授)
≪協 力 者≫
 澤田 雄平氏(京都府立大学 生命環境学部 学生)
≪コーディネーター≫
 藤田 義孝氏(大谷大学 文学部国際文化学科 准教授)


9


PBLの組織的な運用・実践

定員60(優先定員35名)

大学においてPBL(Project based Learning)が実践されるようになってきている。その広がりによって、単体の授業だけではなく、組織的な設計、運営、実践が求められるようになっている。
そこで、本分科会では、組織的にPBLを運営している学部、大学から事例を紹介していただき、どのような形で進めていけばいいのか、ということについて議論し、情報を共有する。

≪報 告 者≫
 濵田 敏彦氏(広島経済大学 経済学部 教授/興動館科目創造センター長/教育学習支援センター長)
 伊吹 勇亮氏(京都産業大学 経営学部 准教授)
 伊與田 宗慶氏(大阪工業大学 工学部機械工学科 講師)
≪コーディネーター≫
 村上 正行氏(京都外国語大学 外国語学部 教授)


10


地域資格教育プログラムの運営と大学地域連携のこれから

定員60(優先定員35名)

京都府下の9大学による連携のもと、地域資格制度「初級地域公共政策士」を開発・運用している。
本分科会では、連携大学による地域資格教育プログラムのうち、とくにアクティブラーニング科目に関する事例を報告・共有し、地域資格教育プログラムが抱える課題や今後の方向性について議論する。さらに、地域の現場のニーズに対して本資格教育プログラムが果たしてきた成果をふまえながら、大学地域連携における大学の果たすべき役割について改めて議論してみたい。

≪報 告 者≫
 白石 克孝氏(龍谷大学 政策学部 教授/地域協働総合センター長)
 馬袋 真紀氏(朝来市市長公室あさご暮らし応援課 あさご人財創生係長)
 長光 太志氏(佛教大学 社会学部 チーフコーディネーター)
≪コーディネーター≫
 山本 真一氏(京都文教大学 総合社会学部 准教授)


11


学生のパフォーマンス評価を考える:工学教育と薬学教育を中心に

定員40(優先定員24名)

学生のパフォーマンス評価の中でも、とりわけコミュニケーションスキルや倫理性等の評価のあり方について検討する。具体的には、技術者養成の工学教育の視点からパフォーマンス評価のあり方を、なおかつ薬剤師養成の薬学教育の視点から評価の取り組みを報告いただく。2つの報告をふまえ、指定討論者より高等教育の文脈での倫理的な教育とその教育効果の測定等について、哲学の視点からのコメントをいただく。午後は、午前の議論に立脚しながら、パフォーマンス評価に関するワークショップを実施し、参加者とともに検討を深めていく。

≪報 告 者≫
 深堀 聰子氏(国立教育政策研究所 高等教育研究部 部長)
 蓮元 憲祐氏(立命館大学 薬学部 准教授)
≪指定討論者≫
 田中 一孝氏(桜美林大学 リベラルアーツ学群 講師)
≪コーディネーター兼報告者≫
 鳥居 朋子氏(立命館大学 教育開発推進機構 教授/大学評価室 副室長)


12


ビジネスと学部ゼミ活動

定員30(優先定員18名)

わが国において、いわゆる文系の大学生は、卒業と同時に企業に就職する場合が多い。そのため、学部教育においても、ビジネスの概要に触れたり、社会人基礎力を養う機会を提供したりすることも必要であろう。これらを通常の講義科目で行うには限界があり、ゼミ(演習)の指導内容に関連するものを、ゼミを通じて行うことが適切と考える。本分科会では実際のゼミ活動の取り組み事例を紹介しながら、その効果や可能性について考える。

≪報 告 者≫
 関 智宏氏(同志社大学 商学部 准教授)
 岡村 秀夫氏(関西学院大学 商学部 教授)
 秋吉 史夫氏(関西学院大学 経済学部 准教授)
≪コーディネーター兼報告者≫
 足立 光生氏(同志社大学 政策学部 教授)

 


<お問合せ>
公益財団法人 大学コンソーシアム京都 FDフォーラム事務局
TEL 075-353-9163   
Email fdf■consortium.or.jp(■を@に変更して送信ください) 
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

【加盟校教員対象】9月16日,17日に2017年度新任教員FD合同研修(プログラムA)を開催します!

9月16日、17日の2日間、新任教員FD合同研修(プログラムA)を開催します。
プログラム名に“新任教員”を掲げてはいますが、あらゆるキャリアステージの教員に有用なプログラムであることから、常勤・非常勤の勤務形態、また勤務年数に制限を設けていません。
2日間のうち1日のみのご参加も大歓迎です。
京都地域の大学教員が交流する場としても是非ご活用ください。

【ご案内】
2018年度よりプログラムの実施形態(日程、プログラム構成、修了認定書の授与等)を大幅に変更する予定です。

2017年度新任教員FD合同研修(プログラムA)

日 程:2017年9月16日(土)13:00~17:30
    2017年9月17日(日)10:00~16:30

会 場:キャンパスプラザ京都【アクセス】

対 象:大学コンソーシアム京都加盟大学・短期大学に勤務する教員
    ※常勤・非常勤、勤務年数は問いません

参加費:¥1,000(参加日数にかかわらず一律)
    ※参加費は当日受付にてお支払いください

内 容:新任教員FD合同研修プログラムA チラシ【詳細はこちらから

   
1日目(9/16)
13:00~17:30  
1.学習支援・特別支援のための基礎知識・ワークショップ
  講師:村田 淳 氏(京都大学 障害学生支援ルーム)
2.授業デザインのための基礎知識・ワークショップ
  講師:浅田 瞳 氏(華頂短期大学)
     長谷川 紘子 氏(池坊短期大学)
2日目(9/17)
10:00~16:30
3.FD・大学教員のキャリア開発
  講師:松本 真治 氏(佛教大学)
4.学習者中心の授業運営のための基礎知識・ワークショップ
  講師:野崎 亜紀子(京都薬科大学)
     安岡 高志(立命館大学)

2017年度新任教員FD合同研修 詳細はこちらから

 申込方法:

<加盟校の非常勤教員の方>

メール申込・・・下記内容を記載のうえ、

fdrd■consortium.or.jp までお申込みください(■を@に変えてお送りください)

件名:新任教員研修A(非常勤)申込

本文:①氏名(ふりがな) ②勤務している大学名 ③担当授業分野 ④教員年数 

   ⑤e-mailアドレス ⑥参加希望日(例:2日とも、9/16のみ、9/17のみ)

 ※申込受付後にご案内のメールをお送りします。9月14日(木)までにメールが届かない場合は、お手数ですがfdrd■consortium.or.jp までお問い合わせください(■を@に変えてお送りください)。


<加盟校の常勤教員の方>

所属大学・短期大学の担当部署にお申込みください

申込締切:2017年9月11日(月)

 


お問い合わせ先:
公益財団法人 大学コンソーシアム京都 FD事業 担当
TEL 075-353-9163 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

 

第22回FDフォーラム報告集の公開について

2017年3月4日、5日に開催した第22回FDフォーラム「大学の教育力を発信する」の報告集を公開いたします。各項目をクリックするとPDFデータをご覧いただけます。
なお、次回第23回FDフォーラムは2018年3月3日、4日に開催いたします。
開催詳細は12月上旬をめどにホームページにてご案内いたします。

■1日目/2017年3月4日(土)

開会挨拶
シンポジウム 大学の教育力を発信する~教養教育改革と現代社会~


■2日目/2017年3月5日(日)

第1分科会 イマドキの大学教育と「よい学び」~共創ワークショップで
 みつける初年次教育・共通教育の課題と実践のヒント~
第2分科会 理系基礎教育のデザインをめぐって
第3分科会 教育の多様化の中での女子大学という選択
第4分科会 自大学の文脈を踏まえたFDの企画・運営
第5分科会 学部ゼミナールでいかに学習成果を高めるか
第6分科会 教学改革を担う「中間的リーダー層」教員のホンネと希望
~ミドル・マネジメントのありかた~
第7分科会 大学と劇場、博物館、美術館
第8分科会 健康医療系専門教育:学ぶ側の主体性、満足度、理解度を引き上げる
第9分科会 学生の学生による学生のためのラーニングコモンズ
第10分科会 教養教育としての自校教育
~「建学の精神・理念」の具現化に まつわる課題と展望~
第11分科会 学生の主体的な学びと自律性を育む教育の可視化を探究する
第12分科会 「アクティブ・ラーニング」から「インタラクティブ・ラー ニング」へ
~ 【教育アップデート】アクティブ・ラーニングの次の教育をさぐる~
第13分科会 授業とフィールドワーク~教室の中と外をどうつなぐか~
第14分科会 災害復興支援活動における現場の教育力
第15分科会 教養としてのライフスキル
ポスターセッション

 

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 FD事業 担当
TEL 075-353-9163 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

【教職員対象】2017年度教育IRフォーラム:7月30日(日)開催

≪定員満了とキャンセル待ち受付についてのご案内≫
定員数を当初予定の150名から200名に拡大して受付をしておりましたが、お申し込みが定員に達しましたので、募集を締め切らせていただきました。
お申し込みを検討いただいていた方におかれましては大変申し訳ございませんが、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

※なお、若干名ではございますが、キャンセル待ちを7月21日(金)まで受付しております。
※キャンセル待ちのご登録をして頂いたにも関わらず、お席をご用意できなかった方へはフォーラム終了後、当日配布資料をお送りいたします。


大学コンソーシアム京都は、株式会社リアセックとの共催で「教育IRフォーラム」を開催いたします。

今回のフォーラムでは、基調講演で早稲田大学入試開発オフィス長を務め、文部科学省高大接続改革のワーキンググループメンバーでもある沖清豪氏から、データによる大学教育の自己改善の重要性や入試政策についてお話いただくと共に、事例発表では、京都橘大学・東洋大学の2大学より、効果測定から見えてきた課題や、実際に授業や教育を変えるまでの教育改善の取組みについてご紹介いただきます。京都地域及び周辺大学の改革の加速化と、今後の大学における教育IRの更なる普及・定着に寄与する場となることを目指します。


主催者の不手際により、先に告知いたしました事例発表の京都橘大学の登壇者名に誤りがございました。
京都橘大学のご関係者並びに関係者各位には、深く御詫び申し上げます。
(2017.7.6)

 

2017年度 教育IRフォーラム

変革する大学!「学修成果の可視化」から教育・授業を変える
~教学データやIR分析に基づく改革の実践へ~


日 時:
 2017年7月30日(日) 14:00~17:30(開場13:30)

会 場:
 キャンパスプラザ京都 5階 第1講義室

定 員:
 150名200名(申込み先着順)※ご好評につき、定員を拡大いたしました。

参加費:
 無料

対象者:
 大学・短期大学・専門学校等の教職員
     ※特に、教学改革、FD・教育開発、IR・点検評価、キャリア教育、大学経営等に関わられる方

主 催:
 株式会社リアセック・公益財団法人 大学コンソーシアム京都

プログラム内容:


調

 高大接続改革の動向と、大学に期待される教育の質保証
 ~「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の
    検討状況と、学生調査データに基づく教育改善~
 早稲田大学 入試開発オフィス長/文学学術院 教授
 沖 清豪 氏

事例発表 東洋

 大学教育活性化への東洋大学の挑戦
 ~IRの全学的取組の結果、見えてきたもの~
 東洋大学 副学長/経済学部 教授 
 松原 聡 氏

京都橘

 基礎力を育む文学部教育の改革
 ~学修行動調査、アセスメント、学生インタビューの活用~
 京都橘大学 文学部 学部長・教授
 松浦 京子 氏
 ※主催者の不手際により、事前案内から登壇者変更となりました。

 

開催案内チラシ
PDF

 

申込方法(申込み先着順)

●WEB申込・・・申込専用サイト(外部リンク)からお申込ください
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●FAX申込・・・開催案内チラシの申込フォームでお申込ください

 

教育IRフォーラムに関するお問合せ先

株式会社リアセック
TEL 03-6823-6138

【加盟校教員対象】3月11日、12日に2016年度新任教員FD合同研修(プログラムB)を開催します!

3月11日、12日の2日間、新任教員FD合同研修(プログラムB)を開催します。
プログラム名に“新任教員”を掲げてはいますが、あらゆるキャリアステージの教員に有用なプログラムであることから、常勤・非常勤の勤務形態、また勤務年数に制限を設けていません。
2日間のうち1日のみのご参加も大歓迎です。
京都地域の大学の教員交流する場としても是非ご活用ください。

新任教員研修2016B

2016年度新任教員FD合同研修(プログラムB)

日 程:2017年3月11日(土)13:00~17:00
    2017年3月12日(日)9:30~17:00

会 場:キャンパスプラザ京都【アクセス】

対 象:大学コンソーシアム京都加盟大学・短期大学に勤務する教員
    ※常勤・非常勤、また勤務年数は問いません


参加費:¥1,000(参加日数にかかわらず一律)
    ※参加費は当日受付にてお支払いください

内 容:
案内パンフレット ちらし【詳細はこちらから

   
1日目(3/11)
13:00~17:00  
1.京都の大学・大学のまち京都
 講師:栗田 洋 氏
 (大学コンソーシアム京都 副事務局長)
2.成績評価のためのワークショップ
 講師:圓月 勝博 氏
 (同志社大学 副学長/文学部 教授)
2日目(3/12)
9:30~17:00
3.授業設計のためのワークショップ
4.授業実践ワークショップ
 講師:阿部 一晴 氏
 (京都光華女子大学 キャリア形成学部 教授)
2016年度新任教員FD合同研修 詳細はこちらから


申込方法:

<加盟校の非常勤教員の方>

メール申込・・・下記内容を記載のうえ、

fdrd■consortium.or.jp までお申込みください(■を@に変えてお送りください)

件名:新任教員研修B(非常勤)申込

本文:①氏名(ふりがな) ②勤務している大学名 ③担当授業分野 ④教員年数 

   ⑤e-mailアドレス ⑥参加希望日(例:2日とも、3/11のみ、3/12のみ)

 ※申込受付後にご案内のメールをお送りします。3月9日(木)までにメールが届かない場合は、お手数ですがfdrd■consortium.or.jp までお問い合わせください(■を@に変えてお送りください)。


<加盟校の常勤教員の方>

所属大学・短期大学の担当部署にお申込みください


申込締切:2017年3月6日(月)


お問い合わせ先:

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 FD事業 担当
TEL 075-353-9163 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

1月21日(土)京都FDer塾×大学教育パワーアップセミナー合同企画を開催します

2016年度は、京都FDer塾と大学教育パワーアップセミナーを合同企画として実施します。
皆様のご参加をお待ちしています。

2016年度京都FDer塾×大学教育パワーアップセミナー合同企画

教育の質保証について考える

高等教育の質保証に関する方策が重要視される中、多くの大学ではGPA制度の導入、学習成果の可視化などが実施され、IR機能の開発や部門設置が求められています。また、現場レベルではアクティブ・ラーニングや授業デザインなど、授業の創意工夫が日々求められています。このような背景を踏まえ、今年度は、京都FDer塾と大学教育パワーアップセミナーを合同で開催し、基調講演では教育の質保証とIRの関係について、3つの分科会では事例紹介と2つのワークショップを行い、マクロとミクロ両方の視点を取り入れた企画となっています。

日 時: 2017年1月21日(土) 13:00~17:00 (12:30開場)

会 場: キャンパスプラザ京都 5階 第1講義室及び第2~第4演習室

主 催: 公益財団法人大学コンソーシアム京都

対 象: FDに興味を持つ大学教員・職員、その他大学関係者等

参加費: 加盟校の方:無料
参加費: 非加盟校の方:¥1,000(当日受付でお支払いください)

プログラム:

 13:00-14:30
調

 定員:150名

「教育の質保証とIR」
山田 礼子氏(同志社大学 社会学部 教授)

 15:00-17:00  


 定員:110名 

≪事例紹介≫
①京都外国語大学 
「京都外国語大学における教育の質保証の取組と学修成果の可視化 」

早瀬 明氏( 総合企画室長 教授 )
村上 正行氏(マルチメディア教育研究センター 教授)

②愛知教育大学
「愛知教育大学における教員養成の質保証に向けた教学データ活用―4大学連携に基づくIRの可能性― 」
京免 徹雄氏(学校教育講座 講師)
※武 寛子氏(教員養成開発連携センター)、京免 徹雄氏(学校教育講座)、高綱 睦美氏(学校教育講座)、3名の連名報告




 定員:20名

≪アクティブ・ラーニング×ワークショップ≫

「学び合いと成長を促すための様々な仕掛けを創り出す」
久保 秀雄氏(京都産業大学 法学部 准教授)




 定員:20名

≪AL型授業デザイン×ワークショップ≫

「『主体的・対話的で深い学び』を引き出す授業をデザインする」
山田 剛史氏(京都大学 高等教育研究開発推進センター 准教授)

京都FDer塾×大学教育パワーアップセミナー合同企画 詳細はこちらから
案内チラシPDFダウンロードはこちらをクリック

お申込み(先着順)

申込方法・・・メール申込

件名:「0121京都FD申込」

本文:

(1)氏名(ふりがな)
(2)所属(組織名・部署)
(3)教員、職員、その他、の別
(4)e-mailアドレス
(5)基調講演参加の有無・・・記入例:参加、不参加  
(6)希望分科会・・・記入例:分科会A、分科会B、分科会C、不参加   

上記の内容にて、
fdrd■consortium.or.jp (■を@に変えてください)までメールにてお申し込みください。
申込受付後に受付完了メールをお送りします。


申込締切
2017年1月14日(土)

お問合せ

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 FD事業 担当
TEL 075-353-9163 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

第22回FDフォーラム シンポジウム・分科会について

2017年3月4日(土)、5日(日)に開催する第22回FDフォーラムのシンポジウムおよび各分科会の概要をご紹介します。

第22回FDフォーラム申込期間は、2017年1月5日(木)~1月26日(木)です。
加盟校先行申込期間は、2016年12月16日(金)~12月23日(金)で、先行申込期間中は優先定員までの受付となります。
お申込みは先着順で受付け、定員になり次第終了となります。

第22回FDフォーラムその他詳細、お申込みはこちらから
詳細はこちらから

シンポジウム

大学の教育力を発信する
~教養教育改革と現代社会~

大学において、常に必要論と不要論の間を振り子のように揺れ動いてきた領域が教養教育である。2015年に話題となった「国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて」という文書も、社会的要請の高い分野への転換を求める文系不要論とも読めるものであった。このように、役に立つ教育が産業界から常に求められる一方で、なぜ教養教育はなくなりそうでなくならないのか。
昨今、中央教育審議会による答申が矢継ぎ早に出され、聞き慣れないカタカナの改革用語が次々と登場し、対応に戸惑うことも多い。政策誘導に向き合いながらも、教学改革を担うのは、あくまで個々の大学の主体的な行動である。学生の学力も意欲も多様化している中、教養教育カリキュラムにはどのような改善が必要なのか。大綱化後20年以上たった今、教養教育を担う全学組織はどのような課題に直面しているのか。「教養教育(全学共通教育)の改革姿勢を見れば、その大学の教育力は自ずと浮かび上がってくるのではないか」というのが本シンポジウムの問題意識である。

≪シンポジスト≫
 林  哲介氏(京都三大学教養教育研究・推進機構 特任教授/京都大学名誉教授)
 日比 嘉高氏(名古屋大学大学院文学研究科 准教授)
 鬼塚 哲郎氏(京都産業大学 F工房事業統括/文化学部 教授)
≪コーディネーター≫
 児玉 英明氏(京都三大学教養教育研究・推進機構 特任准教授)

分科会(第1~15分科会) 


1




 イマドキの大学教育と「よい学び」
~共創ワークショップでみつける初年次教育・共通教育の課題と実践のヒント~

定員160名/優先定員100名

表題のテーマ、特に「学生を動機づけ励まし、そして学生と共に学ぶこと」に焦点をあてた企画です。前半部では会場の全員が参加する共創ワークショップにより課題発掘をおこない、その結果を交わし合います。後半部では、登壇者からの事例報告と質疑応答・ディスカッションをおこない、参加者それぞれに新たな気づきや発想がうまれること、そして「変えてみよう/変えなければ」という気持ちが高まることを期待します。
≪報 告 者≫
居神 浩氏  (神戸国際大学 経済学部 教授)
松本 美奈氏(読売新聞 専門委員)
松尾 智晶氏(京都産業大学 共通教育推進機構 准教授)
久保 秀雄氏(京都産業大学 法学部 准教授)
≪コーディネーター≫
佐藤 賢一氏(京都産業大学 総合生命科学部 教授) 


2




 理系基礎教育のデザインをめぐって

定員120名/優先定員70名

理系の優れた教育実践報告には「素晴らしいが、うちに合うか?」のような声も仄聞する。しからば、「実践や設計に関するメタレベルの観点ならば、即効性はなくとも幅広く役立つのではないか」という発想で分科会を企画した。理系基礎カリキュラムの設計思想、組織的・体系的学習支援の設計・実装思想、数学コンピテンシー調査に基づく理系数学基礎教育の要点について3名にご講演頂き、その後にフロアも交えて討論したい。
≪報 告 者≫
青木 克比古氏(金沢工業大学 数理工教育研究センター顧問/教授)
小笠原 正明氏(一般社団法人大学教育学会 会長/北海道大学名誉教授) 
水町 龍一氏  (湘南工科大学 情報工学科 准教授)
≪コーディネーター≫
上野 嘉夫氏(京都薬科大学 基礎科学系 教授)


3




 教育の多様化の中での女子大学という選択

定員120名/優先定員70名

女子教育を歴史的にみれば、男子の教育を追いかける形で発展してきたといえよう。高等教育の量的拡大とともに女子学生は増加していったが、女子大学での専攻分野は社会のニーズに応えるべく限られたものであった。今、その使命を終えたとして、あるいは少子化のあおりで、共学に移行する大学が増えているが、女子学生にはライフコース、キャリアパスを設計する上で男子学生より乗り越えなければならない課題が多くあることは時代を超えた普遍的な事実である。女子大学には、働く女性のロールモデルとなりうる女性教職員の存在など女子教育の資源が豊富にあり、急速に変容する社会の中で、親世代とは異なる未知の生き方を模索することを迫られた女子学生の漂流する想いを受け止める場のひとつとして一定の役割があると考えられる。今こそ女子大学は、その存在意義を自ら語り、女子教育の流芯となる志を示していくべきではないだろうか。今回の分科会を女子大学のこれからのあり方について共に探り、語り合う機会としたい。
≪報 告 者≫
内田 樹氏(神戸女学院大学名誉教授/京都精華大学客員教授/昭和大学理事)
岩崎 れい氏(京都ノートルダム女子大学 人間文化学部 教授)
私市 佐代美氏(武庫川女子大学 情報システム室 室長)
≪コーディネーター≫
藤原 智子氏(京都ノートルダム女子大学 生活福祉文化学部 教授)


4




自大学の文脈を踏まえたFDの企画・運営 

定員80名/優先定員45名

大学でFDを進める上において、自分の大学にあったFD研修を企画・運営していくことが重要となる。そのためには、大学の中にある情報の共有、問題の確認、教員と職員との連携・相互理解などが必要となる。
本分科会では、報告者による大学のFD研修の事例を紹介した上で、ワークを通して自分の所属する大学の文脈を考慮したFD研修の企画を行い、運営について考える。
≪報 告 者≫
高森 智嗣氏(福島大学 総合教育研究センター 准教授)
岩﨑 千晶氏(関西大学 教育推進部 准教授)
物部 剛氏(京都産業大学 教育支援研究開発センター事務室 事務長)
≪コーディネーター≫
村上 正行氏(京都外国語大学 マルチメディア教育研究センター 教授)


5




学部ゼミナールでいかに学習成果を高めるか

定員80名/優先定員45名

近年、アクティブラーニングの導入や促進が叫ばれるが、教員と学生同士の緊密な対話によって学習成果をもたらす「ゼミナール教育」への言及は必ずしも十分とはいえず、その実践もブラックボックス化している。本分科会では、人文・社会科学領域の豊かなゼミナール教育実践報告を基礎としたパネルディスカッションと参加者同士のグループディスカッションを通じて、より良い学部ゼミナール教育の在り方を模索する。
≪報 告 者≫
高杉 直氏(同志社大学 法学部 教授)
安達 太郎氏(京都橘大学 文学部 教授)
矢野 修一氏(高崎経済大学 経済学部 教授)
≪コーディネーター≫
西野 毅朗氏(京都橘大学 教育開発支援センター 専任講師)


6




教学改革を担う「中間的リーダー層」教員のホンネと希望
~ミドル・マネジメントのありかた~

定員60名/優先定員35名

教学運営や教育改革では教学部長、〇〇機構長、〇〇センター長、〇〇室長など「中間的リーダー層」が大きな役割を担っている。職員と協働し、会議や調整のために時間が割かれ負担は大きいが、教育や研究をおろそかにしたくない、そんな「中間的リーダー層」教員の悩み、やりがいなどホンネと希望、ミドル・マネジメントのあり方をグループワークも交えて考えたい。中堅・若手教員や職員など様々な方の参加を募る。 
≪報 告 者≫
並松 信久氏(京都産業大学 経済学部長)
山本 啓一氏(北陸大学 未来創造学部 教授/学長補佐)
山崎 その氏(京都外国語大学・京都外国語短期大学 総合企画室次長)
≪コーディネーター≫
岡﨑 祐司氏(佛教大学 社会福祉学部 教授/教育推進機構長)


7




大学と劇場、博物館、美術館

定員60名/優先定員35名

プロジェクト科目等の設置により、大学は地域に貢献する機会を持つようになった。しかし実際の町おこしなどの結果に結びつく活動はわずかであったように思える。そして文化資源、特に、劇場や博物館、美術館などの公共施設と大学との連携はあまりはかられてないのが現状だ。大学と文化資源との関係を再考し、学生の学びの場をキャンパス外にも求めることができないだろうか。このような問題意識を共有できる場にしたい。
≪報 告 者≫
鋤柄 俊夫氏(同志社大学 文化情報学部 教授)
宮崎 刀史紀氏(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団 ロームシアター京都 管理課長)
井上 由佳氏(文教大学 国際学部 専任講師)
≪コーディネーター≫
川島 健氏(同志社大学 文学部 教授)


8




健康医療系専門教育:学ぶ側の主体性、満足度、理解度を引き上げる

定員60名/優先定員35名

医療系大学の学科に於ける若手教員のFDを推進する方法について学習する。特に、習得が困難と思われる、実習指導能力の向上をいかに身につけていくかについて考えていきたい。医療系学生は国家試験のみを意識するのではなく、将来の自分のキャリアに役立つ膨大な医学・看護学の知識を理解し短期間で吸収しなければならない。そのための効率の良い教育の方法について考えたい。その一方で、専門学校ではなく“大学で学ぶ”という、専門知識のみでなく一般教養の習得についても考えたい。
まず、屋宜譜美子先生には「学生の主体性を育てる教員の力~実習指導を中心に~」と題したご講演をいただく。次に、西井重超先生には、「専門知識→医療分野: ~医療分野の教育実績より~」と題したご講演、谷口有子先生には、ライフワークである「健康・スポーツ系学科における健康運動指導者育成の実践的取り組み」を学生に対する実践的教育の場としてもとらえるようにされていることについて、それぞれ、ご発表いただく。その後、看護教育(実習を含む)、医療系大学での教育のあり方(座学)、運動による健康維持という実践でのテーマについて、各分野に分かれて、討論したい。
≪報 告 者≫
屋宜 譜美子氏(天理医療大学 看護学科 学科長)
西井 重超氏(産業医科大学 精神医学教室 平成26・27年度教育医長)
谷口 有子氏(京都学園大学 健康医療学部健康スポーツ学科 教授)
≪コーディネーター≫
古倉 聡氏(京都学園大学 健康医療学部 教授)


9




学生の学生による学生のためのラーニングコモンズ

定員60名/優先定員35名

現在、名称や形態は様々だが、いわゆる「ラーニングコモンズ」が、多くの大学で設置されている。しかしながら、学修環境として教職学協働で有機的に運用している大学がどれほどあるだろうか。大学側の開設の意図が学生にうまく伝わらず、結果、禁止事項を増やさざるを得なくなったり、「こういうふうにも利用したい」という学生の積極的な要望に応えることができなかったり、課題を抱える大学や現場の担当者は少なくないと思う。アクセルを踏もうとする学生に、ブレーキをかけるのではなく、走りやすい「学び」の環境をどのように整備したらよいのか。本分科会では、コモンズの運用やコモンズを拠点とする活動について、学生を主体に展開している大学の事例をもとに、「学生の学生による学生のためのラーニングコモンズ」のあり方を考えてみたい。
≪報 告 者≫
巳波 弘佳氏(関西学院大学 学長補佐/理工学部 教授)
伊藤 守弘氏(中部大学 学生教育推進機構コモンズセンター長/生命健康科学部 准教授)
≪コーディネーター兼報告者≫
長谷川 岳史氏(龍谷大学 学修支援・教育開発センター長/経営学部 教授)

10



教養教育としての自校教育
~「建学の精神・理念」の具現化にまつわる課題と展望~

定員60名/優先定員35名

高等教育の質保証が問われる昨今、「自校教育」の関連科目においても当然厳格な成績評価基準が求められる。自校教育科目における「評価」とは何なのか。また、どうすればそれが大学の理念や「建学の精神」の具現化に結び付くのか。私立大学のみならず国公立大学においても重視されつつある自校教育について、その位置付けや具現化の実例などを紹介し、現代社会における自校教育の意義・課題・展望について広く意見交換を行いたい。
≪報 告 者≫
大川 一毅氏(岩手大学 評価室 教授)
葛城 浩一氏(香川大学 大学教育基盤センター 准教授)
小﨑 眞氏(同志社女子大学 宗教部長/生活科学部 教授)
≪コーディネーター≫
林 雅清氏(京都文教大学 臨床心理学部 専任講師)


11



 

学生の主体的な学びと自律性を育む教育の可視化を探究する

定員60名/優先定員35名

各大学では教育の可視化(3ポリシー、カリキュラムマップ、ルーブリック、ポートフォリオ、IRなど)が改革の中心となっている。果たして学生の主体的な学び(学習)や自律性(発達)は促されているのか。AP事業の採択校として既に教育の可視化に取り組んでいる識者を迎え、各大学における事例紹介に加え、この問いを参加者と共有しながら、学生の主体的な学びと自律性を育む教育の可視化の在り方を探究する。
≪報 告 者≫
大森 昭生氏(共愛学園前橋国際大学 学長/教授)
阿部 一晴氏(京都光華女子大学 キャリア形成学部 教授)
森 朋子氏(関西大学 教育推進部 教授)
≪コーディネーター≫
山田 剛史氏(京都大学 高等教育研究開発推進センター 准教授)


12



 

「アクティブ・ラーニング」から「インタラクティブ・ラーニング」へ
~【教育アップデート】アクティブ・ラーニングの次の教育をさぐる~

定員40名/優先定員24名

午前の部は、カードゲーム(カタルタ)を使用したコミュニケーションの研究報告と、新たに開発したカードゲームアプリを使用したワークショップを行う。アプリを活用したインタラクティブ・ラーニングの可能性をさぐる。
午後の部は、大学や企業など、色々な現場で活用されるインタラクティブ・ラーニングの事例を紹介する。様々な視点からアクティブ・ラーニングの次の教育をさぐる。
≪報 告 者≫
熊野 森人氏(株式会社エレダイ2 代表取締役)
倉成 英俊氏(電通総研アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所 所長)
≪協 力 者≫
福元 和人氏(メドラボ代表)
熊野 陽人氏(東海大学 体育学部 非常勤講師/博士(体育学))
≪コーディネーター≫
森原 規行氏(京都精華大学 デザイン学部 教授/教務部長)


13



 

授業とフィールドワーク
~教室の中と外をどうつなぐか~
 

定員40名/優先定員24名

文学部など、必ずしも研究にフィールドワークが含まれない分野で、教室外での学びを教育に取り入れることは有効だろうか。有効だとすれば、どのような活動を設定し、教室での授業とどう連携すべきだろうか。
資料講読等を中心とした従来型の授業に飽き足らず、かといって教室外活動にも踏み出せないでいる教員のために、様々な実践例を持ち寄り、新しい授業のアイデアが得られるようなワークショップを目指したい。
≪報 告 者≫
橋爪 孝夫氏(山形大学 教育開発連携支援センター 講師)
成瀬 尚志氏(京都光華女子大学短期大学部 講師)
大原 ゆい氏(大谷大学 文学部 講師)
≪コーディネーター≫
藤田 義孝氏(大谷大学 文学部  准教授)


14



 

災害復興支援活動における現場の教育力

定員40名/優先定員24名

東日本大震災から約半月が経過した4月1日、文部科学副大臣は「ボランティア活動のための修学上の配慮」を求める通知を発表した。また、平成28年熊本地震から2週間ほどが経った4月27日、再び文部科学省は高等教育局長により同種の配慮を求める通知を発表した。いわゆる15回授業などを強く指導する方針が貫かれる中で、大規模災害の発生時には、なぜこのように弾力的な運用が是とされるのか。改めて阪神・淡路大震災以降の学生ボランティアの動きに焦点を当て、非常時においてフィールドで経験する実践的な学びの意味と、日常的にデスクとフィールドを往復する学びの意義を比較し、アクティブラーニング時代の学びのシステムとスタイルを検討する。 
≪報 告 者≫
松田 曜子氏(長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻 准教授)
石原 凌河氏(龍谷大学 政策学部 講師)
≪コメンテーター≫
木村 充氏(東京大学 大学総合教育研究センター 特任研究員)
≪コーディネーター≫
山口 洋典氏(立命館大学 共通教育推進機構 准教授)


15




教養としてのライフスキル

定員30名/優先定員18名

現代を生きる私たちに必要なライフスキル、生きるための能力は何か。世界保健機関(WHO)は「日常の様々な要求に対し、より建設的かつ効果的に対処するために必要な能力」と定義している。
ここでは、大学教育、生活のなかで多様な問題をかかえている今の学生にとって、重要なライフスキルは何か。大学での実践報告、ワークショップを通して語り合う機会としたい。                   
≪報 告 者≫
北山 敏和氏(ライフスキル講師(フリーランス))
関口 久志氏(京都教育大学 教育支援センター長/教授)
≪コーディネーター≫
安江 勉氏(京都教育大学 教育学部 准教授)

第22回FDフォーラムその他詳細、お申込みはこちらから 
詳細はこちらから

≪加盟校対象≫第22回FDフォーラム ポスターセッションの発表者募集について

FDフォーラムでは、大学コンソーシアム京都加盟大学・短期大学の教育に関する取り組みを広く発信する場として、ポスターセッションを実施しています。
大学コンソーシアム京都加盟校の教員、職員、学生の発表者を募集いたします。皆さまのご応募をお待ちしています。

第22回FDフォーラム ポスターセッション発表者募集について

  実施日時  
2017年3月5日(日)11:00-15:30(コアタイム 12:00-13:30)
※ポスター出展者の受付は10:00から開始します。11:00のポスター掲示開始に間に合うように掲示作業を行ってください。
※コアタイムには必ずご自身の発表資料の前にいてください。

   実施場所  
教養教育共同化施設「稲盛記念会館」(京都府立大学下鴨キャンパス内)1階及び2階の廊下

   応募対象者  
大学教育に関する取り組みについて発表を希望する大学コンソーシアム京都加盟校の教職員、学生
※加盟校と連携して事業をしている取り組みでの非加盟校・一般企業等の発表につきましては、事務局までご相談ください。

   発表テーマ  
所属大学の特色ある教育に関する取り組み事例について
※加盟校単独の取り組みだけでなく、大学間連携に関する取り組み(連携先は加盟校・非加盟校を問いません)や、地域連携、産官連携の取り組みもOKです。
※過年度に発表された取り組みでも、情報が更新されていれば再応募可能です。

  発表資料について  

  • 発表資料の形式には制限はありませんが、後述の発表スペースに収まるようにしてください。
  • 発表資料は、発表者自身で印刷の上、当日ご持参ください。
  • 1m離れても判読できる程度の文字の大きさで印刷してください。
  • 発表資料は発表者ご自身で掲出していただきます。
  • パネルの前に机を設置し、発表大学のFD関連資料を設置できるものとします。ただし、資料の事前搬入はできません。当日ご持参ください。

  発表のスペースについて  
横90cm×縦180cmパネル:/掲出可能スペース横85cm×縦120cm(A0ポスター掲出可能、セロテープ使用、画鋲使用不可)。パネルの前に関連資料設置用の机を設けます。

  FDフォーラム予稿集及び報告集への掲載について  
FDフォーラムの予稿集にポスターのタイトル概要と発表者の所属・氏名を、報告集には、それに加え、発表の概要(ポスターデータ含む)と当日発表の様子(写真)を掲載させていただきます。
ご希望の方には、発表当日に予稿集(冊子)、6月下旬に報告集(CD-ROM版)を1発表につき、1部お渡しいたします。希望される場合は、発表申込用紙の所定の欄にご記入ください。

  その他注意事項  

  • 発表者には、謝礼金・交通費・宿泊費はお支払いしませんのであらかじめご了承ください。
  • 発表者がポスターセッション以外のFDフォーラムの他企画(シンポジウム・分科会)に参加をご希望の場合は、一般の参加者同様にWebにて事前参加申込をしていただく必要があります。
    ※ポスターセッションのみのご参加の場合は、Web申込の必要はありません。
  • 応募者多数の場合、パネル設置可能数の関係上、採用を見送らせていただく場合がございます。また、複数のパネル発表をする大学には、1大学あたりのパネル数を制限させていただく場合があります。
  • 駐車場はご用意できませんので、公共交通機関でお越し下さい。


お申込み

  申込締切  

2016年12月26日(月)

  申込方法  
「第22回FDフォーラムポスターセッション発表申込用紙」をダウンロードして必要事項を記入し、
fdf■consortium.or.jp までメール添付にてお申込み下さい。(■を@に変えてください)

  発表内容の審査について  
ご提出の「ポスターセッション発表申込用紙」をFDフォーラム企画検討委員会にて審査の上、発表の可否を2017年1月20日(金)までに申込者に連絡いたします。

 

**ご参考**
当財団ホームページにて、第21回FDフォーラムの報告集を公開しております。
昨年度のポスターセッションの概要およびポスターが掲載されていますので、ご参照ください。
第21回FDフォーラム報告集(ポスターセッション)はこちらから

お問い合わせ先

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 FDフォーラム事務局
TEL:075-353-9163  FAX:075-353-9101  
E-mail: fdf■consortium.or.jp(■を@に変えてください)
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

第21回FDフォーラム報告集の公開について

2015年度に「大学教育を再考する~イマドキから見えるカタチ~」をテーマに開催いたしました「第21回FDフォーラム」の報告集データをPDFファイルで公開しております。

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■1日目/2016年3月5日(土)
開会挨拶
シンポジウム 大学教育を再考する~イマドキから見えるカタチ~

■2日目/2016年3月6日(日)
第1分科会 地域貢献アウトキャンパス活動がもたらす学生の成長:その現状と可能性について
第2分科会 持続可能な初年次教育のあり方をさぐる
第3分科会 学ぶきっかけをつかめない学生にどう向き合うか?~教養教育の挑戦~
第4分科会 高大接続改革の動向から紐解く学生理解~「接続」の意味するもの~
第5分科会 大学における英語・日本語リメディアル教育
第6分科会 小規模大学が地域で活きるアクティブ・ラーニング
第7分科会 大学改革とFD~批判と提言~
第8分科会 「教育から学習へ」のパラダイム・チェンジとFD~<Unlearning>を焦点に~
第9分科会 授業の場における「ことば」の交換~対話的コミュニケーションと学生の主体性~
第10分科会 大学におけるライティングセンターの役割
第11分科会 障がい学生への大学図書館支援
第12分科会 教職員が直面している大学のいま~悩みの共有と解決~
第13分科会 学外特設キャンパスでの学び~地域連携と教育効果~
ポスターセッション

 

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 FD事業担当
TEL 075-353-9163 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

7月30日(土)2016年度 教育IRフォーラム開催します!

大学コンソーシアム京都は、昨年度に引き続き今年度も株式会社リアセックとの共催で「教育IRフォーラム」を開催いたします。

今回のフォーラムでは、基調講演でリクルート進学総研所長より、高大接続システム改革における“大学教育改革”の重要性と方策をお話いただくと共に、事例発表では筑波大学・立命館大学の2大学より、効果測定から見えてきた課題や、実際に授業や教育を変えるまでの教育改善の取組についてご紹介いただきます。京都地域及び周辺大学の改革の加速化と、今後の大学における教育IRの更なる普及・定着に寄与する場となることを目指します。

2016年度 教育IRフォーラム

変革する大学!「学修成果の可視化」から教育・授業を変える
~「高大接続改革」で大学に求められる教育改革の取組と実践例~


日 時:
 2016年7月30日(土) 13:00~17:00(開場12:30)

会 場:
 キャンパスプラザ京都 5階 第1講義室

定 員:
 150名(申込み先着順)

参加費:
 無料

対象者:
 大学・短期大学・専門学校等の教職員
     ※特に、教学改革、FD・教育開発、IR・点検評価、キャリア教育、大学経営等に関わられる方

主 催:
 株式会社リアセック・公益財団法人 大学コンソーシアム京都

プログラム内容:


調

 高大接続システム改革における“大学教育改革”の重要性と方策
 -大学の生き残り戦略-
 リクルート進学総研所長/リクルート「カレッジマネジメント」編集長
 小林 浩 氏

事例発表


 学修成果の可視化に基づく授業改善の実践事例
 -学生の対人基礎力を育む-
 筑波大学情報学群 知識情報・図書館学類講師
 大庭 一郎 氏





 学部改革に向けた教育開発部門の役割と実践
 -学修行動調査や学生インタビュー調査-
 立命館大学 教育開発推進機構 准教授
 川那部 隆司 氏

 

開催案内チラシ
PDF

 

申込方法(申込み先着順)

●WEB申込・・・申込専用サイト(外部リンク)からお申込ください
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※受付終了しました

●FAX申込・・・開催案内チラシの申込フォームでお申込ください

教育IRフォーラムに関するお問合せ先

株式会社リアセック
TEL 03-6823-6138