開催報告
未来の映画界を担う若き才能を発掘する京都国際学生映画祭は、11月26日(土)から京都シネマで開催し、12月2日(金)に閉幕を迎えました。
第19回の映画祭コンペティション(実写部門・アニメーション部門)には、本映画祭史上最高となる43の国と地域から539作品の応募があり、映画祭では学生実行委員が厳選した16作品を上映いたしました。
最終日の2日(金)の授賞式には、入選監督と最終審査員の坂本安美氏、土居伸彰氏、富岡邦彦氏をゲストとしてお招きし、実写部門とアニメーション部門のグランプリと最終審査員賞、観客賞を発表いたしました。
受賞作品は以下のとおりです。当映画祭を機に、若手監督が今後ますます活躍されることを期待しています。
映画祭が無事、すべてのプログラムを終えましたこと、ご来場いただいた方、またご支援・ご協力いただいた方に感謝するとともに改めて御礼申し上げます。
開催概要
日程 | ■プログラム上映 2016年11月26日(土)~12月1日(木)16:45~21:20 (※26日のみ~21:30) ■授賞式/グランプリ上映/トークショー 2016年12月2日(金)18:00~21:00 |
会場 | 京都シネマ(COCON烏丸 3F) |
主催 | 公益財団法人大学コンソーシアム京都 |
企画運営 | 第19回京都国際学生映画祭実行委員会 |
運営支援 | 京都国際学生映画祭企画検討委員会 |
開催プログラム
作品応募受付結果
43の国と地域から539作品の応募をいただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。
第19回京都国際学映画祭 コンペティション作品 応募要項はコチラ
国内 | 海外 | 計 | |
2016年度 | 167 | 372 | 539 |
2015年度 | 123 | 94 | 217 |
2014年度 | 163 | 187 | 350 |
2013年度 | 212 | 145 | 357 |
2012年度 | 235 | 127 | 362 |
コンペティション部門結果
実写部門グランプリ
Grand-Prix for Live-action Film
『Darling』
監督:Sebastian Schmidl
学校:Filmacademy Vienna
2015/42min/オーストリア
タマラが離婚を決意したことで、まわりの人々の生活も変わろうとしている。ハンスは家を手放し、タマラの愛する義父も老人ホームに移らなければならない。外の世界から離れて、彼らは感傷にまみれた最後の週末を一緒に過ごす。
アニメーション部門グランプリ
Grand-Prix for Animated Film
『EDMOND』
監督:Nina Gantz
学校:National Film and Television School
2015/9min/イギリス
エドモンドが他人を愛そうとする気持ちはおそらく強過ぎる。彼はひとり湖畔にたたずみ、それまでの人生を回想する。そして強烈な記憶を呼び起こし、自らの欲望の起源を探し求める。
最終審査員賞
坂本安美賞
The Final Judge, Abi Sakamoto Award
『トオリ雨』
監督:稲田眞幹
学校:大阪芸術大学
2015/61min/日本
漫画家を目指す青年は、家の壁に絵を描いている主婦と出逢う。青年は毎日絵を見にいくようになるが、彼女は完成したら絵を消してしまうつもりであった。長回しと即興演出で描いた、ふたりきりの物語。
最終審査員賞
土居伸彰賞
The Final Judge, Nobuaki Doi Award
『私には未来がある』
監督:大内りえ子
学校:北海道教育大学大学院
2016/15min/日本
「ぼく」の生活を描いた日常系アニメ。この作品は要素の寄せ集めでしかない。私自身もまた、要素の寄せ集めでしかない。
最終審査員賞
富岡邦彦賞
The Final Judge, Kunihiko Tomioka Award
『ALICE』
監督Satindar Singh Bedi
学校:Film and Television Institute of India, Pune
2015/15min/インド
80歳の老婆は馬を携えて井戸を掘っている。喉の渇きから幻覚を見るようになった時、ある少女が現れる。やがて深く掘り進めた井戸から水が噴き出し、砂漠に緑が萌え、馬の喉が潤される。
観客賞
Audience Award
実写部門グランプリ『Darling』が観客賞も受賞しました!
『Darling』
監督:Sebastian Schmidl
学校:Filmacademy Vienna
2015/42min/オーストリア
※観客賞は、本祭開催期間に作品をご覧になったお客様より、アンケート集計し、一作品が選ばれます。
・その他の入選作品
部門 | 作品名 | 監督 | 大学名 | 制作年・尺・国 |
実写 | 『America』 | Aleksandra Terpińska | University of Silesia – Krzysztof Kieslowski Faculty of Radio and Television | 2015/30min /ポーランド |
『Under the Sun』 | QIU Yang | Victorian College of the Arts, School of Film and Television | 2015/19min /オーストラリア |
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『The guilt, probably』 | Michael Labarca | The School of Audio-Visual Media, University of Los Andes | 2016/14min /ベネズエラ |
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『虎穴にイラズンバ』 | 竹中貞人 | 大阪芸術大学 | 2016/65min /日本 |
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『Sweeper’s Pride』 | Matthias Koßmehl | Hamburg Media School | 2015/7min /ドイツ |
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『The Road』 | Tsevelmaa Densmaa | Mongolian State University of Arts & Culture | 2016/13min /モンゴル |
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アニメーション | 『愛のかかと』 | 円香 | 東京藝術大学大学院 | 2016/10min /日本 |
『The Noise of Licking』 | Nadja Andrasev | Moholy-Nagy University of Art and Design | 2016/9min /ハンガリー |
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『FEED』 | 岡崎恵理 | 多摩美術大学 | 2016/7min /日本 |
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『Pokey Pokey』 | Junjie “Jake” Zhang | University of Southern California | 2015/6min /アメリカ |
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『物語たちへ』 | 山中澪 | 東京藝術大学大学院 | 2016/6min /日本 |
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お問い合わせ
第19回京都国際学生映画祭実行委員会
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下ル キャンパスプラザ京都6F
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