第17回京都国際学生映画祭 入選作品紹介

第17回京都国際学生映画祭コンペティション部門


第17回京都国際学生映画祭コンペティション部門で上映する11本の入選作品は、全27か国350本の応募作品の中から学生実行委員の厳選なる審査によって選出されました。国内の作品だけに限らず海外の作品も多く、入選作品のジャンルは様々です。ここではコンペティションに入選した11作品をご紹介いたします。


世界27か国350本の応募作品の中から頂点に立つのはどの作品か?!

”その才能に、誰よりも早く気付け。”京都国際学生映画祭_トップページスライダー画像

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コンペティション部門 プログラム紹介

 プログラムA ①11月22日(土)16:30~18:30
②11月25日(火)16:30~18:00
 『BERLIN TROIKA』 /Andrej Gontcharov/German Film and Television Academy/Germany     
 1 若い通訳士であるコンラッド・ゲルプは、対立した二人の大国代表の間で板挟みにされ、精神的に追い詰められていた。人類の命運を握っているという重圧が彼の肩にのしかかってくる。 
彼はその部屋を満たすお互いの大きすぎるエゴを、釣り合うように操らなければならない。(10min)
 『黄色い気球とばんの先生』/幸 洋子/東京藝術大学大学院/Japan
 2  隣のクラスの担任のばんの先生が、ある日突然頭をそってきた。生徒たちにハゲと冷やかされるばんの先生。そんなばんの先生がある日気球に乗り飛んでいってしまう。その後のことは誰も知らない。(4min)

『小村は何故、真顔で涙を流したのか?』  / 近藤啓介 / 永田佳大 / 二宮健  /大阪芸術大学/Japan
3
バイトリーダーの小村は、同棲中の彼女がいるのに、バイト先の可愛い後輩に恋をした。(63min)

 

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 プログラムB ①11月22日(土)19:00~21:00
②11月26日(水)16:30~18:30
 『LOTHAR』/ Luca Zuberbühler /Zurich University of the Arts/Switzerland 
 4
くしゃみで物を粉々にしてしまうローターは世界に危険を与えないために隔離された地下で閉じこもっていた。細心の注意を払っていたが、ある日彼は昔母親から貰った大切なトースターを壊してしまう。外に出ざるを得なくなったローターは・・・。(13min)
 『セロリ』  / Pedro Collantes /Netherlands Film Academy/Netherlands
 5  
もしも永遠の失恋をしてしまったら ? もしも失恋したことが一度もなかったら ? 初めて何かをする時には、ほんの小さなきっかけが大きな救いになることもある。例えば野菜とか。(15min)
『また明日、会いましょう』  /宗 俊宏/武蔵野美術大学/Japan
6
日が沈まなくなった。街ではデモの行列が絶えず不満を訴え続けている。天変地異も人々の適応力を前に力無い。定年退職を迎えた正浩の家庭は崩壊していた。妻の知子の蒸発に加え娘の沙織とは絶縁状態、唯一同居している息子の俊宏ともギスギスした暮らしを送っている。“家族” のかたちを取り戻す為、正浩は動き出す。その時、また日は沈むのか̶真実と虚構、願望とのせめぎ合いを経て描き求める歪な家族再生映画。(49min) 

 

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 プログラムC ①11月23日(日)16:30~18:30
②11月26日(水)19:00~21:00
 『Ketchup Kid』 / Patrick Vollrath / Filmacademy Vienna / Austria
 7 ケチャップという変わった好みをもつポールは、父を亡くしてふさぎこみ、小学校でも孤立していた。いじめに苦しむアレキサンダーが学校にナイフを持ち込んでいることを知る彼は、ある日そのいじめ現場を目撃する。 (19min)
 『Salvation』 Austria / Mark Gerstorfer / Filmacademy Vienna
 8 ナンセンスとディスコと自殺への好奇心の中を転げ回る3人の男女のモラトリアムを主観的なカメラを通して描く。正真正銘の、生々しい、破滅の物語。(30min)
『Albert』  / Daniel Wawrzyniak  / Lodz Film School/Poland
9 アルバート、休息の時間です。深呼吸をしてください。(24min)

 

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 プログラムD ①11月24日(月・祝)19:00~21:20
②11月27日(木)19:00~21:20
『生まれつき』 / Emmanuel Osei-Kuffour /  New York University / USA
 10 日本の小さな町に移り住んで初めての学校の日、黒人の父親と日本人の母親とのハーフである男の子は、自分の黒い肌が病気ではないということをクラスメイト達に証明しようとする。(17min)

『沖縄/大和』 / 比嘉 賢多 / 和光大学 /Japan
 11 沖縄に生まれ育った人々は「沖縄以外の日本」に対して「内地、大和、本土」と、そこに暮らす人々を「ナイチャー、ヤマトゥンチュ、本土の人」と呼ぶ。そういった呼称一つからも見える「沖縄」と「大和」の間にある心的ラインを探すドキュメンタリー。沖縄に生まれながらも内地に暮らす制作者比嘉のキャメラは「個人と社会」を、「当事者と非当事者」を、「対立するイデオロギー」を「虚構と現実を」往還し、「ライン」を浮き彫りにする。(98min)

 

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