2016年障害者差別解消法の施行への対応として、各大学では支援コーディネーターの設置、ソフトやサービスの改善が急務の課題となっています。しかし、障がいのある学生の受け入れ経験が少ない大学では、支援体制を整備するにあたって暗中模索の中体制を構築せざるをえず、円滑な障がい学生支援の運営や支援実施までに多くの時間を要しています。下記の資料は、これらの課題を解消すべく2016年度に実施された財団指定調査課題(下記参照)にて提供された3大学(京都大学・京都産業大学・同志社大学)の資料です。
コーディネーターが蓄積してきた暗黙知を、資料の情報共有によって「見える化」し、支援担当者のスキル向上、各大学の障がい学生支援の質の底上げを期待し公開しております。
各大学の支援環境やポリシー等に沿って改良いただきご利用いただければ幸いです。
資料提供大学の対応要領・ガイドライン等
大学名 | 内容 |
京都大学 | 障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要領 |
京都産業大学 | 教職員対応ガイドライン |
障害などによる修学上の困りごとや悩みが生じたら | |
障害学生支援について | |
同志社大学 | 障がい学生支援に関する指針(ガイドライン) |
申請に関わるガイドライン | |
障がい学生支援制度 運用ルール |
各種資料及びフォーマット
大カテゴリー | 小カテゴリー | 内容 |
コーディネーター業務 | コーディネータ業務 スケジュール | コーディネーター業務(1週間) |
コーディネータ業務 スケジュール | コーディネーター業務(年間) | |
謝金関係 | 謝金関係 | 確認簿(コマ) 確認簿(時間) |
謝金関係 | 出勤簿 | |
障がいのある学生の相談対応 | 支援の流れ | 配慮・支援を受けるまでの流れについて |
面談関係 | 受付シート | |
配慮申請書 | 修学上の配慮・調整・調整 申込書 | |
配慮申請書 | 受講にあたってのお願い | |
配慮申請書 | 障がいのある学生の履修および試験に際してのお願い | |
配慮申請書 | サポート依頼カード | |
配慮申請書 | 定期試験配慮願 | |
配慮申請書 | 申請書 | |
配慮申請書 | 要望書【施設・設備関係】 | |
配慮申請書 | 要望書【授業関係】 | |
配慮申請書 | 要望書【人的支援、授業を除く学生生活等】 | |
配慮申請書 | 利用学生登録書 | |
学生スタッフの派遣 | サポート学生 情報共有 | 講義カルテ |
サポート学生 調整関係 | 活動不可日程連絡表 | |
サポート学生 調整関係 | 定期サポート欠勤申請受付票 | |
サポート学生 調整関係 | 派遣票(月毎) | |
サポート学生 調整関係 | スタッフ登録情報一覧表 | |
サポート学生募集 | 学生サポーター募集(横) 学生サポーター募集(縦) |
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サポート学生募集 | 学生サポーター募集 | |
サポート学生登録 | サポーター登録用紙 | |
サポート学生登録 | サポーター登録カード | |
サポート学生登録 | サポートスタッフ登録書 | |
スタッフスキルアップ | ポイントテイクトレーニングチェックシート(1) ポイントテイクトレーニングチェックシート(2) |
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スタッフスキルアップ | 勉強会個人カルテ(1) 勉強会個人カルテ(2) |
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講座・勉強会関係 | ランチタイム手話案内チラシ | |
講座・勉強会関係 | フォローアップ勉強会チラシ | |
講座・勉強会関係 | チャレンジドキャンプ案内チラシ | |
講座・勉強会関係 | フォローアップ勉強会 代筆講座 | |
講座・勉強会関係 | フォローアップ勉強会 ガイドヘルプ・授業補助・対面朗読 | |
講座・勉強会関係 | 勉強会 ノートテイク+ポイントテイク講座 | |
講座・勉強会関係 | 勉強会 PC通訳講座 | |
講座・勉強会関係 | 車椅子・ブラインド体験 | |
講座・勉強会関係 | 障がい体験講座 | |
支援スタッフ マニュアル | 試験時のノートテイク対応と連絡メモ | |
支援スタッフ マニュアル | PCテイカー必携マニュアル | |
支援スタッフ マニュアル | 代筆について | |
支援スタッフ マニュアル | 障がい体験・介助サポート時の留意点 | |
支援スタッフ マニュアル | サポートするにあたり ノートテイク/PC通訳 | |
関係部署との連携 | 関係部署との連携 | 他部署への依頼文書 |
機器管理 | 機器管理 | 機器備品一覧管理表 |
機器管理 | 備品借用願 | |
機器管理 | PCセット一覧 | |
機器管理 | 機器備品一覧管理表 |
※資料は各大学にてカスタマイズできるよう提供元の大学名は記載しておりません。
※同一大学の資料を閲覧したい方は大学を色ごとに分けておりますので参考にしてください。
※上記資料は各大学の一事例です。資料の活用については各大学の責任のもとご利用ください。
※個別の資料に関する細かな質問についてはお答えできないこともありますのでご了承ください。
上記の資料をダウンロードするにはID・パスワードが必要です。
ご希望の方は、以下のアドレスにメールをお送りいただください。
担当よりID・パスワードをお送りいたします。
◆申込方法:メールにて、タイトルを「障がい学生支援フォーマット閲覧希望」とし、以下の項目を記載した上で、事務局【 gk-ml■consortium.or.jp 】 (※■部分を@に変えて送信してください)へ送信してください。
※頂戴いたしました個人情報は財団の障がい学生支援事業の運営にかかわる目的及び当該研究者との情報共有にのみ使用させていただきます。
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① 所属大学名
② 担 当 者
③ 部署・職名
④ 学 生 数
⑤障がい支援室の有無
⑥閲覧したいデータ
⑦公開を希望する情報・フォーマット
※ご希望があれば記載してください
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【参考】2016年度指定調査課題
テーマ | 大学での障害者差別解消へ向けたアクセシビリティと合理的配慮のDBの構築 障害学生支援室連携組織の設立へ向けて |
研究代表者 | 吉田 哲(京都大学大学院工学研究科・准教授) |
研究の背景と目的 | 2016年障害者差別解消法の施行への対応として、各大学では、障害学生支援コーディネーターの設置に始まり、学内の物理的環境の把握・改善、教育・研究を支援するソフトやサービス環境の改善が急務の課題となっている。また、障害のある学生への合理的配慮等の支援の態様は千差万別であり、その対応を行った担当職員の個別知識やノウハウは共有されず、職員の雇用形態によっては埋もれたままとなり、学内外で共有されていない。 各大学での取組の知見を網羅するDBの構築により、大学での障害者差別解消に向けた取組の進捗度を2016年度の「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」施行を契機に大幅に上昇させ、UD先進国並みもしくはそれを超えるものとし、さらに障害者差別解消に向けた新しい取組を生むこと、これに絡めて、大学コンソーシアム京都を主体とした事業の可能性を提示すること目的とする。特に、各大学の障害学生支援コーディネーターが実務の中で蓄積した、関係教員との建設的対話及び合意形成のノウハウや啓発・情報発信の方法等、担当教職員のもつ暗黙知や技術を「見える化」し、学内に障害学生支援組織を十分に整備できていない大学の職員にも共有できるガイドラインの提示も目的である。 |
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