関西障がい学生支援担当者懇談会(KSSK)



事業概要

 大学コンソーシアム京都では、関西にある大学の障がい学生支援に携わる実務担当者の交流を目的とした「関西障がい学生支援担当者懇談会」(略称KSSK)を開催しています。
 KSSKは、「実務者目線」を基本的な理念として、2008年度に立ち上がりました。障がい学生支援に携わる実務担当者が「面と向かって」、理想的な支援や支援の成功例、失敗例、実際の現場での工夫や方法などを率直に、ざっくばらんに話し合うことが、この懇談会の特徴です。大学コンソーシアム京都では、この理念を引き継ぎ、2015年度からKSSKを主催しています。

 KSSKは、大学の現状や課題を知る話題提供と、テーマごとに少人数に分かれて実施する分科会で構成しています。特に分科会では、何らかの答えを得るというスタンスではなく、担当者が抱える様々な悩みや疑問、また、支援の方法を聞くことで障がい学生支援に関する気づきを得ることができます。さらに、関西圏にある同じ地域や大学の規模だからこそ共有できる情報を交換することで、現場の担当者がそれぞれのノウハウや問題意識を共有するとともに、大学間や担当者間のネットワークづくりに役立っています。

開催概要

第34回関西障がい学生支援担当者懇談会(KSSK)

第34回 関西障がい学生支援担当者懇談会(KSSK)の開催について(ご案内)

 「関西障がい学生支援担当者懇談会(KSSK)」は、実務者目線を基本理念に、障がい学生支援に関する様々なテーマで活発な議論、意見や情報の交換、ネットワークづくりを行うための実務担当者の懇談会です。

◆日時:
2025年3月6日(木)13:00~17:15
◆会場:
キャンパスプラザ京都 4階 第3講義室他
(京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939)
《アクセス》京都市営地下鉄烏丸線、JR各線、近鉄京都線「京都駅」から徒歩5分
◆対象:
関西圏の大学・短期大学で障がい学生支援に関わっている、または関心のある教職員
◆定員:
60名(申込先着順)
◆参加費:
無料
◆申込方法:
下記のURLからお申し込みください
【申込フォーム】https://forms.gle/MkU3LZk6nHG4sX3U6
◆申込期間:
2024年12月17日(火) ~ 2025年2月21日(金)まで(定員になり次第、締め切ります)
◆内容:
開催概要のPDFはコチラから
時間 内容
12:30 受付開始
13:00 開会挨拶
13:10 話題提供
『今大学で工夫している点(法律の変遷に従って)』

≪話者≫
鈴木 美佳子 氏
(大谷大学 学生支援部 学生支援課 障がい学生支援チーム

チームリーダー/コーディネーター)

寺尾 藍子 氏
(京都精華大学 学生グループ 学生支援チーム 障害学生支援室)
≪内容≫
2024年4月1日に改正障害者差別解消法が施行され、私立大学においても合理的配慮の提供が法的義務となったことを受け、各大学では体制の整備や拡充が進められています。また、『障害のある学生の修学支援に関する検討会第三次まとめ』では、障がいの社会モデルに関する理解や具体的な対応の必要性を全学的に共有し、障がい学生支援を大学の基盤的な機能として根付かせる必要があるとされています。
今回の話題提供では、小・中規模の私立大学における体制整備の事例を2校紹介します。本話題提供を通じて、各大学での支援充実に向け、他大学での取り組みを知る機会にしたいと考えています。

13:50 休憩・移動
14:00 分科会
A 社会的障壁・建設的対話について(レクチャー形式)

定員:20名
本分科会は、冒頭で社会的障壁の考え方と建設的対話のポイントをレクチャーし、その後、社会的障壁かどうか判断に迷った事例や建設的な対話が成立しなかった困難事例について、フロアの皆さんと意見を交えながら一緒に考える機会とします。参加される方には、事前にアンケートをいただきますので、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
B 管理職(マネジメント)が考える社会的障壁の除去

定員:10名
第3次まとめに明記されているように、障がいのない学生を前提として構築された大学等の仕組みや構造が、障がいのある学生にとって社会的障壁となっている可能性があります。そのため、障がい学生支援の現場に関わる教職員のみならず、大学等の構成員全てがこのことを理解し、学生の学ぶ権利を保障するために体制整備を進める必要があります。そこで、本分科会では、社会的障壁の除去を目指した障がい学生支援に関わるマネジメント全般について議論する機会とします。参加者には、自大学の支援体制等について簡単にご紹介いただく予定です。また、可能であれば、資料(学生配布用のリーフレット等)を13部ご用意いただきますよう、お願いいたします。
C コーディネーターの専門性(合理的配慮の判断、アセスメント、建設的対話)

定員:10名
合理的配慮の内容検討や判断には、対話を通じてアセスメントを行うため、知識やスキル等の専門性が必要となります。本分科会では、配慮の判断の迷いや建設的対話の難しさなど、日々の取り組みから生じる不安や戸惑いの課題を共有し、合理的配慮の内容検討・提供にあたって必要なコーディネーターの専門性とは何かについて整理・懇談する機会とします。
D 精神・発達障がいのある学生への対応(意思の表明、合理的配慮、保護者対応など)

定員:10名
精神・発達障がいのある学生の合理的配慮や対応の中で、学生本人の自己理解や意思表明の難しさ、配慮の妥当性、保護者との関係など、担当者として悩むことも少なくありません。本分科会では事前アンケートを行い、学生の自立支援を意識したアプローチをとりつつ、学生の意思を尊重した形で調整を行っていくにはどのような工夫ができるか、参加者のみなさんで話し合う機会とします。
E 障がいのある学生のキャリア支援

定員:10名
障がいのある学生の修学支援については徐々に取り組みが進みつつありますが、キャリア支援については多くの大学等において難しい課題となっています。本分科会では、早い時期からのアプローチや修学支援と並行することの難しさ、学外の支援機関等との連携の課題、学生本人の自己理解だけでなく保護者も含めた共通認識を形成することの課題などに対して、どのような課題や取り組みのヒントがあるのか、少人数での意見交換により考えていく機会にしたいと思います。
16:30 休憩・移動
16:40 まとめ
17:00 閉会

※希望者のみ17:30~情報交換・懇親会
(上記懇談会をお申込みされた方に、別途概要および出欠確認につきご連絡させていただきます。)

企画運営

関西障がい学生支援担当者懇談会は、以下の幹事校が企画・運営を担っています。

大学名
大阪大学 大阪公立大学
大谷大学 関西学院大学
京都大学 京都外国語大学・京都外国語短期大学
京都女子大学 京都精華大学
同志社大学 佛教大学
桃山学院大学

お問い合わせ

公益財団法人大学コンソーシアム京都 学生支援事業部
TEL:075-353-9189 FAX:075-353-9101
E-mail:kssk-jimukyoku-ml■consortium.or.jp(※■部分を@に変えて送信してください)
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜日9:00~17:00(12/28~1/4除く)

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