関西障がい学生支援担当者懇談会(KSSK)



事業概要

 大学コンソーシアム京都では、関西にある大学の障がい学生支援に携わる実務担当者の交流を目的とした「関西障がい学生支援担当者懇談会」(略称KSSK)を開催しています。
 KSSKは、「実務者目線」を基本的な理念として、2008年度に立ち上がりました。障がい学生支援に携わる実務担当者が「面と向かって」、理想的な支援や支援の成功例、失敗例、実際の現場での工夫や方法などを率直に、ざっくばらんに話し合うことが、この懇談会の特徴です。大学コンソーシアム京都では、この理念を引き継ぎ、2015年度からKSSKを主催しています。

 KSSKは、大学の現状や課題を知る話題提供と、テーマごとに少人数に分かれて実施する分科会で構成しています。特に分科会では、何らかの答えを得るというスタンスではなく、担当者が抱える様々な悩みや疑問、また、支援の方法を聞くことで障がい学生支援に関する気づきを得ることができます。さらに、関西圏にある同じ地域や大学の規模だからこそ共有できる情報を交換することで、現場の担当者がそれぞれのノウハウや問題意識を共有するとともに、大学間や担当者間のネットワークづくりに役立っています。

開催概要

第33回関西障がい学生支援担当者懇談会(KSSK)

第33回 関西障がい学生支援担当者懇談会(KSSK)の開催について(ご案内)

 「関西障がい学生支援担当者懇談会(KSSK)」は、実務者目線を基本理念に、障がい学生支援に関する様々なテーマで活発な議論、意見や情報の交換、ネットワークづくりを行うための実務担当者の懇談会です。

◆日時:
2024年9月4日(水)13:00~17:00
◆会場:
キャンパスプラザ京都 2階 ホール他
(京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939)
《アクセス》京都市営地下鉄烏丸線、JR各線、近鉄京都線「京都駅」から徒歩5分
◆対象:
関西圏の大学・短期大学で障がい学生支援に関わっている、または関心のある教職員
◆定員:
60名(申込先着順)
◆参加費:
無料
◆申込方法:
申込受付は終了しました。
◆申込期間:
2024年7月30日(火) ~ 2024年8月26日(月)まで(定員になり次第、締め切ります)
◆内容:
開催概要のPDFはコチラから
時間 内容
12:30 受付開始
13:00 開会挨拶
13:10 話題提供
『高等教育機関における合理的配慮と教育の質保証
~ テクニカルスタンダード?実習?資格取得? ~』

≪講師≫
舩越 高樹 氏
(筑波大学 ヒューマンエンパワーメント推進局(BHE) 准教授)
≪内容≫
大学等で提供される合理的配慮は、教育の本質や評価基準の変更を求めるものではない、ということは障害学生支援担当者の間で広く認識されている。しかし、教育の本質や評価基準を変えずに提供される合理的配慮とはどのように検討されるものなのか?と問われても、明確に答えることは困難である。これらについて特に議論を呼びやすい実験・実習場面や資格取得に関連した学部での考え方、そしてテクニカルスタンダードという考え方について話題提供しつつ、この課題について考える機会としたい。

13:40 休憩・移動
13:50 分科会
A 障害のある学生の修学支援に関する検討会報告(第三次まとめ)の解釈・疑問について(レクチャー形式)

定員:20名
2024年3月に文科省による第三次まとめがリリースされました。体制整備や学生対応の参考にされていることと思います。本分科会は、冒頭に概要やポイントをレクチャーし、その後、小グループでの討論、全体での討論や質疑を通じ、第三次まとめに関する疑問点の解消や理解の促進を目的とします。
B 支援体制・合理的配慮の周知、トラブル・紛争事例について

定員:10名
障がい学生支援は組織的な取り組みであり、支援コーディネートだけでなく、支援体制の整備や合理的配慮を提供するためのフローの周知や理解啓発が不可欠です。また、今後は改正障害者差別解消法の動向をうけて、紛争防止・解決の仕組みについても検討が必要です。
本分科会では、障がい学生支援に関するマネジメント全般について話し合う機会とします。参加者からは自大学の支援体制について、簡単にご紹介頂く予定です。可能であれば、資料(学生配付用のリーフレット等)を10部ご用意頂きますようにお願いいたします。
C コーディネーター業務 ~身体障がい学生支援と支援者養成~

定員:10名
身体(視覚、聴覚、肢体、内部)に障がいのある学生へ合理的配慮を提供するにあたり、配慮内容に迷ったケースや困難事例について、事前アンケートをもとに懇談し、コーディネーターの役割と対応を整理する機会とします。また、各大学で行っている効果的な支援者養成の時期や方法について情報交換します。
D 合理的配慮の決定プロセスと依頼方法について(サンプル提示)

定員:10名
本分科会では、合理的配慮の決定プロセス、及び合理的配慮依頼書の記載内容(具体的な様式や文言)について、情報・意見交換を行う機会とします。各大学の具体的状況を共有し、意見交換ができるように、参加される方には、自大学での合理的配慮依頼書をサンプルとして、ご提示いただく予定です。可能であれば、合理的配慮依頼書をサンプルとして15部ご用意いただくようにお願いいたします。
E 発達障がい、精神障がい者への実験・実習対応について

定員:10名
発達や精神障がいのある学生は実験や実習の場面で初めて困難さが顕在化する場合があります。教育の本質や障壁が見えにくい実験や実習、また資格に関する授業において、発達や精神障がいのある学生への合理的配慮の対応やテクニカルスタンダードの考え方について整理し、話題提供いただく舩越先生を交え、意見交換する機会とします。
16:20 休憩・移動
16:30 まとめ
17:00 閉会

企画運営

関西障がい学生支援担当者懇談会は、以下の幹事校が企画・運営を担っています。

大学名
大阪大学 大阪公立大学
大谷大学 関西学院大学
京都大学 京都外国語大学・京都外国語短期大学
京都女子大学 京都精華大学
同志社大学 佛教大学
桃山学院大学

お問い合わせ

公益財団法人大学コンソーシアム京都 学生支援事業部
TEL:075-353-9189 FAX:075-353-9101
E-mail:kssk-jimukyoku-ml■consortium.or.jp(※■部分を@に変えて送信してください)
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜日9:00~17:00(12/28~1/4除く)

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