がくまちステーション
事業概要
京都市と(公財)大学コンソーシアム京都では、大学・学生と地域が『コラボ』して京都のまちづくりや地域の活性化に取り組む企画・事業に支援金を交付し、取組を支援する「大学地域連携創造・支援事業(愛称:学まちコラボ事業)」を実施しています。
大学にとっては実践的な教育・研究機会の確保による人材育成などを、地域にとっては大学の知や学生の活力による地域の課題解決や活性化を図ることを目的として、平成16年度から実施し、今年度で19年目となります。
対象事業
京都市内における地域の課題解決や活性化を目的として、令和4年度中(採択日から翌年(令和5年)3月末まで)に京都市内で実施される、次の要件に該当する事業を対象とします。
ただし、政治活動、宗教活動、特定の思想を普及する活動、暴力的・破壊的活動、営利事業等を目的とするものは除きます。
★新規事業については、将来的に地域との協働が期待できるものも可とします。
コロナ禍の中では、これまで行ってきた地域連携活動を行うことが難しく、地域との連携を深めることが困難になることも想定されるため、今回は、申請時に具体的な連携先が決定していない場合や、地域への提案に向けた事業(商店街のPRを行うためにお店の広報動画を作成する など)等についても対象とします。ただし、そのような場合においても、オンライン等を活用しながら、地域のニーズを把握していることが望ましいです。
【要件】
①団体・グループとして、大学・学生グループと地域(主に京都市域を対象に活動する住民組織や市民活動団体、事業者等※)とが連携・協働して取り組む事業で、特に、学生が主体的に活動を行うもの。
※行政機関を連携先に含めてもよいが、行政機関のみとの連携は不可。
例:保健・福祉、社会教育、まちづくり、学術・文化・芸術またはスポーツの振興、環境保全、
地域安全等の様々な分野における調査研究、市民講座、イベントなど
②学まちコラボ事業以外の京都市からの助成金・補助金を受給していないもの。
③学まちコラボ事業感染症対策ガイドラインを遵守するもの。
※1:ガイドラインの詳細については、「学まちコラボ事業感染症対策ガイドライン」をご確認ください。
(募集要項とガイドラインは、本ページ内のそれぞれの画像をクリックするとPDF版が表示されます。)
※2:新型コロナウイルス感染症の感染状況等によっては、活動の一時停止や中止等を要請する場合があります。
また、今後の活動の進め方に迷った場合などは、大学コンソーシアム京都までご相談ください。
対象団体
大学コンソーシアム京都加盟大学・短期大学の団体・グループ(※1)
又は
主に京都市域を対象に活動する地域団体(※2)
(※1) 大学部署、研究室、ゼミ、クラブ、学生サークル〈複数の大学の学生により構成されるサークルも可〉など
(※2)自治会や町内会などの住民組織、市民活動団体、事業者等で構成される団体・グループ(商店街など)など
支援金額・件数
最大30万円 / 10〜15件程度
※なお、令和5年3月に開催予定の事業報告会において、最も優秀であると認められた事業の実施団体(1団体)を表彰します(賞状、トロフィー、活動奨励金10万円を別途交付)。
申請について
募集期間
令和4年4月1日(金)~5月20日(金)午後5時
※書類の提出はデータのみで、紙媒体での提出は不要です。
令和4年度 事業募集説明会 ※オンライン開催
日時:①令和4年4月20日(水)午後6:00〜
②令和4年4月23日(土)午前10:30〜
申請書の書き方についてのご質問等も受け付けます。
※参加希望の方は、以下からお申し込みください。(お申し込みをクリックすると、申込フォームが開きます。)
お申し込み頂いた方にZoomミーティングルーム(予定)のURLを、メールにてお送りいたします。
※今年度の募集は終了いたしました。
申請方法:ステップ1 申請書を書き始める前に
活動を実施する行政区の基本計画を読むことをお勧めします!また、事業実施の背景や地域のニーズ等について、できる限り、地域の方や関係する行政機関等の意見を聴いてください。区基本計画や地域で活動する際の留意点などについて尋ねたいことがあれば、各区役所・支所の地域力推進室に相談することもできます。
目的や達成目標を再確認して共有するとともに、考えている事業内容が目的達成のために最善の方法なのか、今一度話し合って考えよう。また、継続事業については、これまでの取組をしっかりと総括し、改善点や新規性について、申請書に反映できるように整理してみよう。
申請方法:ステップ2 申請書を書こう!
<令和4年度 事業募集に関する書類のダウンロードはこちら>
● 令和4年度募集要項
● 令和4年度申請書式(Microsoft WORD)
● 申請書記入例
記入のポイント |
★審査基準をチェックしよう! ★何のために事業を実施するのか?目的と地域における必要性をしっかり書こう。 ★連携する(または連携予定の)相手は誰?それぞれの役割は何?具体的に書こう。 ★感染症対策は大丈夫?取組・イベント内容・関わる対象者等を考えて具体的に書こう。 |
申請書類の書き方などに困ったときは…
「やってみたいことはあるけど、コロナ禍の中で外に出るのは気が引ける…」、「高齢の方と関わるイベントだけど、感染症対策ってこれでいいのかな?」、「ネット環境を整えたいけど支援金って使えるの?」など、不安や疑問があるときは、大学コンソーシアム京都まで、お気軽にご相談ください。これまでの電話、メールでの相談に加えて、今回からオンラインでの相談も受け付けています。
申請方法:ステップ3 事業概要の登録
以下のフォームから、事業概要の登録を行ってください。
※今年度の募集は終了いたしました。
申請方法:ステップ4 申請書類の提出
募集期間内にこのページのステップ2でダウンロードした①申請書式(Microsoft WORD)にご記入のうえ、②(ある場合のみ)とともに、以下の提出フォームから提出してください。
①申請書類データ(Microsoft WORD)
②参考資料データ(A4にサイズに換算して10ページ程度まで。PDFでご提出ください。)※ある場合のみ
※①②ともに紙媒体での提出は不要です。
※今年度の募集は終了いたしました。
今後の主なスケジュール
1次審査:募集締切後~6月中旬
2次審査(公開プレゼンテーション審査):令和4年6月19日(日)※オンライン開催を予定。
支援事業決定、選定結果の通知:令和4年7月上旬
認 定 式:令和4年7月上旬~中旬 ※認定事業に対し、京都市から認定証を交付。
中間報告:令和4年10月中旬~下旬 ※書類提出
最終報告:令和5年3月 ※書類提出
報 告 会:令和5年3月中旬~下旬
2次審査(プレゼンテーション審査)の一般聴講者の募集について
今年度学まちコラボ事業の採択事業を決定するプレゼンテーション審査(2次審査)会を開催します。
※令和3年度に引き続き、令和4年度もオンラインにて行います。
審査会では1次選考の書類審査を通過した団体がそれぞれ趣向を凝らしたプレゼンテーションで、事業の効果や特性、取組にかける熱意などをアピールし、採択に向けて発表を行います。
大学・学生の地域と連携した取組をご覧いただける機会ですので、興味をお持ちの方など、皆さまのご参加をお待ちしています。
令和4年度「学まちコラボ事業」プレゼンテーション審査会
日時 |
2022年6月19日(日)10:00〜15:30(終了予定) |
会場 | オンライン(Zoomウェビナー) |
当日の流れ |
第二次選考会(プレゼンテーション審査会)スケジュール |
参加費 | 無料 |
★参加申込について
2022年6月14日(火)〜 6月18日(土)12:
参加をご希望の方は、下記よりお申し込みください。
(お申し込みをクリックすると、申込フォームが開きます。)
後日ZoomウェビナーのURLをお知らせいたします。
※受付は終了いたしました。
選考結果
第一次選考(書類審査)
第一次選考会通過事業 18事業
第二次選考(プレゼンテーション審査)
2022年6月19日に第二次選考会(プレゼンテーション審査会)を開催し、以下の通り、13事業を支援事業として認定しました。
<令和4年度 学まちコラボ事業 認定事業一覧(13事業)>(申請順)
事業名 | 団体名 【関連大学名】 活動行政区 |
事業概要 |
---|---|---|
他行政区隣接分団における消防団活動の連携 | 京都市消防団研究会 【関西大学、立命館大学】 活動行政区:北区 |
北消防団衣笠分団と右京消防団御室分団の管轄区域上の境界に位置する立命館大学衣笠キャンパスにおいて、学生への防火啓発を主たる目的とした合同での消防団活動を実施。また、他行政区の隣接分団の交流や連携を実現するための環境整備について検討することで、持続可能な地域連携や消防団活動の実現を目指す。 |
カモシネマ17 | カモシネマ17実行委員会 【立命館大学】 活動行政区:上京区 |
鴨川の環境保全、美化意識向上を促すことを目的として、毎年夏に鴨川河川敷で、近隣住民や若者を主なターゲットとし、昼間には清掃活動、子ども向けのアクティビティを実施。また、日没後には鴨川河川敷で、野外映画上映会を行う。 |
みんなの〇〇したいを叶える!地域で代行家族 | 学生団体FamiRy 【立命館大学】 活動行政区:右京区 |
子どもの親のワークライフバランスを見直す機会づくりを目的として、NPO法人えがおの家と立命館大学の学生が協力し、子どもの見守り活動を行う。地域に密着した活動で、子ども・大学生・地域・地域住民という多方面にメリットのある活動を目指す。 |
都ライト’22 | 都ライト実行委員会 【同志社女子大学、龍谷大学、同志社大学、立命館大学、京都大学、京都工芸繊維大学、京都女子大学、花園大学、横浜国立大学、京都府立大学】 活動行政区:上京区 |
町家の保全や現地の方々との交流を目的とし、「暮らしの灯り」をテーマに掲げ、町家のライトアップを実施する。また、並行してオンラインコンテンツを活用した事業を実施し、更なる地域の魅力の発信を図る。 |
醍醐味eets | 醍醐味eets会 【京都橘大学】 活動行政区:伏見区 |
伏見区醍醐地域および近隣地域の学生や生徒を中心としたステージイベントを展開。学生・生徒・児童による演目を通じて、醍醐地域に潜在する文化を発信するとともに、それぞれが交流・連携することで、より豊かな文化の創出、新たな地域の魅力へとつなげる。 |
京北宇津ふれあい学びあい | 京都精華大学京北宇津宝さがし会 【京都精華大学】 活動行政区:右京区 |
京北宇津地域の自然、文化、歴史、まちなみ、生活、住民、子どもたち、全てを「宝」ととらえ、宇津自治会、いっぷく家宇津などの協力のもと、地域の将来を担う子どもたちを対象としたワークショップ等を開催。地域の宝を再発見し、育て、広く発信することで地域の活性化を図る。 |
We see the flower!梅小路・花屋町通を花で結びたい! | 梅小路・花屋町通花結びプロジェクト 【京都産業大学】 活動行政区:下京区 |
「花で結ぶ」をテーマに、嶋原商店街を中心とした「花屋町通」でイベントを開催。海外の事例を参考にし、花を用いた地域の結びつきによって、花屋町通をクリエイティブな通りにすることを目指す。学生と地域が一体となりフラワーカーペットやフラワーアートを作成し、花屋町通に活気を生み出す。 |
アートフェスティバルBORDER!2022 | BORDER!実行委員会 【京都精華大学、京都市立芸術大学、成安造形大学、嵯峨美術大学】 活動行政区:下京区 |
市民がアートに触れるきっかけ作りや若手アーティストの育成を目的に、梅小路公園において、マルシェやライブイベント、ステージパフォーマンスを実施。芸術の多様性への理解やアートに触れる機会が少ない幼少年層からの関心に繋げる。 |
中川学区の暮らし再発見—お茶によるビールプロジェクト | And House 【大谷大学】 活動行政区:北区 |
中川で親しまれてきた貴重なお茶である「まんま茶」を地域の方が育成し、大谷大学の学生が収穫し、自閉症の方とともにクラフトビールを作る団体と協働して、「まんま茶」を使ったクラフトビールの開発、製造、販売を実施。このクラフトビールの宣伝・販売活動を通じ、中川の魅力の情報発信を行う。 |
京北盆踊り保存学生プロジェクト | 学生団体 K-Bond 【龍谷大学、京都女子大学】 活動行政区:右京区 |
右京区京北地域の盆踊りの魅力発信や盆踊りの保存活動の促進を目的に、若者世代を対象にした盆踊りの体験会を開催。また、京北地域の方へのインタビューの実施や地域イベントへの盆踊り紹介ブースの出店、ワークショプ等を開催し、盆踊りの新たな可能性を探る。 |
京都学生演劇祭2022 | 京都学生演劇祭実行委員会 【京都大学、立命館大学、京都芸術大学、京都産業大学、京都女子大学、神戸大学、関西大学】 活動行政区:左京区 |
左京区養正学区の地域住民等が継続的にまちづくり活動に参画し、高齢化が進む養正学区に新たなにぎわいを生み出すことを目的に、養正児童公園「希望の広場」に野外特設舞台を建て、演劇祭を開催。学生による演劇上演に加え、地域住民や他ジャンルの学生等にも野外特設舞台を活用いただき、広くアートを体験・経験できる場を提供する。 |
科学・ものづくり教育普及プロジェクト“ぽっけ” | 科学・ものづくり教育普及プロジェクト“ぽっけ” 【京都工芸繊維大学】 活動行政区:西京区 |
創造的な人材を育成することを目的に、オリジナル教材の開発及び児童生徒を対象としたものづくり教室の企画運営を行う。大学生が大学での学びを還元すると同時に、児童生徒が学びを実践する場を提供し、京都の大学生発の教育的まちづくりに貢献する。 |
駅ナカアートプロジェクト2022 | 駅ナカアートプロジェクト実行委員会 【京都精華大学、京都工芸繊維大学、京都芸術大学、京都市立芸術大学、嵯峨美術大学、大谷大学】 活動行政区:北区、左京区、中京区、東山区、右京区 |
京都市内の芸術系大学が中心となり、大学生のアート作品で地下鉄駅構内などを装飾し、明るく活性化する取組を実施。市民にとっても愛される公共の場所として認識してもらえるよう、展示を通じて駅とまちのつながりを感じ、まちの起点として、駅の存在を改めて認識してもらえるような取組とする。 |
実施報告
令和4年度 プレゼンテーション審査会(第二次選考会)※オンライン開催
2022年6月19日(日)、令和4年度 学まちコラボ事業 第二次選考会(プレゼンテーション審査会)が開催されました。昨年に引き続き、今年度のプレゼンテーション審査もオンラインで開催。申請団体はオンラインで発表を行い、審査員はキャンパスプラザ京都から審査しました。発表団体18団体、一般聴講者は50名の申込みがあり、大勢の視聴の中で、各団体それぞれ事業内容や地域との連携をどう進めるかなど、熱い思いが伝えられました。
学生たちの思いを受け、審査員の先生方からは、時に厳しく、しかし期待をこめた質問が投げかけられていました。
令和4年度 事業認定式
2022年7月12日(火)、キャンパスプラザ京都において令和4年度学まちコラボ事業の認定式が行われ、今年度採択された13団体に京都市岡田副市長から認定証が交付されました。
認定証を受け取った各団体の代表は、力強い決意表明を述べました。
認定式後の選考委員からの講評では、「今年の申請は、新規団体も多く幅広いテーマでの応募があり非常に嬉しい。そこから横のつながりが広がると面白いと思う」「京都ならではの地域との連携の中で、現場で一緒に考え学ぶということを大事に、楽しんで活動に取り組んでほしい」ということなどが伝えられました。
これから、各団体の活動が本格的にスタートします。
大学コンソーシアム京都のWEBサイトや大学・地域連携ポータルサイト「GAKUMACHI STATION」、facebookでのレポートにご注目ください!!
成果報告会
《報告会》
令和5年3月19日(日)、令和4年度採択団体12団体(1団体欠席)の活動報告をキャンパスプラザ京都で開催いたしました。4年ぶりの対面開催となり、採択団体や一般聴講者など約55名が参加しました。
各団体の発表は、8分間の持ち時間の中で今年度活動してきた成果について、写真や動画を交えながらプレゼンテーションを行い、地域との連携や成果をアピールしつつも、活動を通しての課題点についても報告され、他団体からは参考になったという意見も多く有意義な発表となりました。
審査員からの様々な意見や質問にも、各団体、真摯に応対していました。
《意見交換会・交流会》
事務局進行のもと、ざっくばらんに語り合う場として、意見交換会・交流会を開催しました。各団体、活動期間中の印象深かったことや大変だったことなど、エピソードを交えながら3分ほど発表していただき、その後、質問や意見交換を行いました。
他団体のリアルな活動状況を聞ける貴重な場であり、逆に他団体からアドバイスをもらえる場でもあるため、参加者にとって実りある時間となりました。
《表彰式・講評》
例年、最も優秀な成果をあげた事業団体を表彰し、活動奨励金として10万円を贈呈しています。審査の結果、左京区養正児童公園に野外の特設舞台を設営し、そこで演劇祭を開催した「京都学生演劇祭実行委員会(京都大学・立命館大学等)」が、今年度の最優秀団体として選ばれました。
養正学区での開催はまだ2回目であるにも関わらず、地域に入り込んで演劇祭開催を受け入れてもらっている点や、公園の風景も借景として活用するなど、創意工夫を凝らしたイベントを実施している点が評価されての受賞となりました。
学まちNEWS!
学まちコラボ事業で採択された事業の取組を随時紹介しています。
・令和4年度学まちコラボ事業 学まちNEWS!
お問合せ先
公益財団法人 大学コンソーシアム京都 学まちコラボ事業 担当
TEL :075-353-9130 FAX: 075-353-9101
MAIL:gakumachi-admin-ml■consortium.or.jp
(■を@に変更して送信してください)
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
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