2020年度・2021年度 財団指定調査課題
2020年度は2件、2021年度は1件の指定調査課題を設定し、調査研究を実施しました。
(1)留学生誘致における京都ブランドの新展開
~大学コンソーシアム京都を基軸にしたモデルケースの開発~【2020年度課題】
研究代表者 | 橋本 規孝(立命館大学 総務部秘書課) |
調査研究概要 | 本調査は、留学生の受入れを切り口として、京都地域における大学の国際化を一層推進することを目的としています。アンケート調査とヒアリング調査によって大学コンソーシアム京都加盟大学の現状と課題を整理し、先行事例を調査しました。これらをもとに、各大学の取組みと大学間連携組織の取組みがシナジーとなり、留学生誘致の拡大に寄与しうるモデルケースを提案します。 |
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(2)大学コンソーシアム京都加盟大学が地域ネットワークの中で果たす役割構造の
社会ネットワーク分析 【2020年度課題】
研究代表者 | 金光 淳(京都産業大学 現代社会学部 教授) |
調査研究概要 | 本調査では、大学コンソーシアム京都の組織データ、京都府の産業連関表、加盟大学への質問表調査、京都地域ブランドの「京都府民大学ブランド調査」によって収集した社会関係資本、産業関係資本、人的資本、知的資本、文化資本に関する豊富なデータのネットワーク分析/統計分析によって、大学コンソーシアム京都およびその加盟大学が京都の地域産業、地域の文化的資源の生産と維持にどのように貢献しているのかを多角的に明らかにしました。 |
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(3)大学のまち・京都のコア・バリューの再探究:単位互換の未来が拓かれるために 【2021年度課題】
研究代表者 | 山口 洋典(立命館大学 共通教育推進機構 教授) |
調査研究概要 | 少子高齢化社会及びグローバル化の進展の中、大学等連携推進法人制度の導入など、高等教育機関において個々の改革と共に大学間連携の本質を問い直す動きが見られる状況にあります。 本調査は、大学コンソーシアム京都の単位互換事業が、大学のまち・京都の地域特性・優位性が反映した学びの制度として行われてきた点を踏まえ、単位互換制度の今後のあり方について提言します。 |
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研究報告会
今年は、コロナ禍の影響で研究期間を1年間延長した2020年度の調査研究2件と、2021年度の調査研究1件を合わせた3件の調査研究が進められ、その研究報告会を3月1日に開催しました。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、来場とオンライン(Zoomウェビナー)を併用した形式での開催でしたが、全国から52名の方々にご参加いただきました。
報告会では、3つの研究テーマごとに大学コンソーシアム京都の果たすべき役割や今後のあり方、そして、各種事業の新たな展開の可能性などについて提案がなされた後、質疑応答で理解を深めました。
参加者アンケートの満足度を問う設問では、「満足」「やや満足」の合計が100%と高い評価がされ、また、参加者からは「自分の経験のない知見を発見できた」「京都の他大学の状況がよくわかった」「大学コンソーシアム京都で取り組むべき提言が興味深かった」といった感想も寄せられました。
今回ご報告いただきました3件の調査研究は、5月末頃に調査研究報告書として当財団ホームページで公開する予定ですので、是非ご覧ください。
お問合せ先
公益財団法人 大学コンソーシアム京都 調査・広報事業部 担当
TEL:075-353-9130
E-mail:shitei_kadai-ml■consortium.or.jp
(■を@に変えてお送りください)
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