開催概要
京都FD執行部塾
未来を切り拓く力を持った人材輩出にむけて
~大学と高校が共に挑む次の20年~
※2014年度は財団の20周年記念講演会として開催いたしました
- 日 時
- 2014年11月22日(土)10:30~12:20
- 会 場
- キャンパスプラザ京都 第2講義室
- 対 象
- 教育機関関係者
- 主 催
- 公益財団法人 大学コンソーシアム京都
- 講 師
- 塩瀬 隆之 氏
前 経済産業省産業技術政策課課長補佐、京都大学総合博物館准教授(技術史担当)
1998年 京都大学大学院工学研究科精密工学専攻修了。神戸大学自然科学研究科助手、京都大学情報学研究科助教、京都大学総合博物館 准教授を歴任。2012年7月より経済産業省 産業技術政策課において、技術戦略担当の課長補佐に従事。2014年7月より京都大学 総合博物館 准教授として復職。小中高校におけるキャリア教育、企業におけるイノベータ―育成研修、熟練技能伝承に関する講演多数。 - 内 容
- 40年勤め上げることが当たり前でなくなった人材流動化の時代、人材に求められる力は大きく変化した。先人の知恵をただ記憶し、正確に再現するというだけの能力ではもはや通用しない。そもそも答えがわからない、すぐに価値と無価値の関係が不安定で変わりうるような、そんな社会においては、その「うかがいしれなさ」への態度こそが重要である。価値の変化に応じて自らの強みと弱みを見定め、学び直し続けられる人材こそが求められている。
高度経済成長期から成熟期へと転換しつつある我が国を支え続けるには、日米欧のわずか数ヵ国が牽引した時代とは明らかに異なり、文化や価値の多様な70億人社会の一国であるという位置づけをまず自覚しなければならない。その中で本当に必要な人材像、文化や価値の多様性を受容し、未踏の社会課題に向き合って多様な専門家の力を打開策へと転じられるような人材の輩出こそが、16歳から22歳という多感な7年間を預かる大学-高校連携の責務である。
実施報告
大学コンソーシアム京都では11/22(土)に「2014年度京都FD執行部塾」を実施いたしました。
なお、今回は当財団がその前身である「京都・大学センター」の発足から、2014年3月で20周年を迎えたことを受け、20周年記念講演として実施いたしました。
記念講演会は、講師として京都大学 塩瀬隆之氏を招き、『未来を切り拓く力をもった人材輩出にむけて~大学と高校が共に挑む次の20年~』をテーマとして記念講演が行われました。例年大学の執行部を対象として開催している「京都FD執行部塾」の対象者を拡大して開催し、当日は、大学執行部層をはじめ、大学関係者、高校関係者、自治体関係者、民間企業などから100名の参加がありました。
参加者からは、「わかりやすかった。」「切り口が斬新だった。」「未来志向に感銘を受けた。」などの感想が寄せられました。
お問い合わせ先
公益財団法人 大学コンソーシアム京都 FD事業 担当
TEL 075-353-9122 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
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