事業概要
大学コンソーシアム京都では、大学教職員のFDに対する意識を高め、大学教育の改善に資することを目的として、1995年から①FD活動の普及、②大学教育、授業改善に関する実践・研究報告、人的交流の場の提供、③京都におけるFD活動の情報発信をテーマに、毎年FDフォーラムを開催しています。全国から多数の大学教職員や教育関係者等に参加いただいている大規模FDイベントです。
開催概要
第27回FDフォーラム
- メインテーマ
- 大学教育の「場」を問い直す
- 日 時
- 2022年2月19日(土)・20日(日)・26日(土)・27日(日)
- 開催形式
- オンライン(Zoom)
- 主 催
- 公益財団法人 大学コンソーシアム京都
- 後 援
- 文部科学省・京都府・京都市
第27回FDフォーラムリーフレットはこちらからダウンロードいただけます
スケジュール
日程 | 時間 | 内容 |
---|---|---|
2月12日(土) | 10:00 | ポスターセッション特設WEBサイト公開 |
2月19日(土) | 9:30~12:00 | シンポジウム1(交流会有) |
14:00~17:00 | ポスターセッション オンライン発表 | |
2月20日(日) | 9:30~ | 第1分科会 |
14:00~ | 第2分科会 第3分科会(交流会有) 第4分科会(交流会有) |
|
2月26日(土) | 9:30~ | 第5分科会 第6分科会 |
14:00~ | 第7分科会 第8分科会 第9分科会(交流会有) |
|
2月27日(日) | 9:30~ | 第10分科会 第11分科会 第12分科会 |
13:30~16:00 | シンポジウム2 | |
16:30~18:00 | 情報交換会 |
シンポジウム
シンポジウムの詳細はこちらからご覧いただけます
シンポジウム1
2月19日(土)9:30~12:00( 交流会 12:00~12:30 )
|
大学教育の「場」を問い直す
-ポストコロナに向けて 定員 1,000名 (加盟校優先定員 600名)
|
新型コロナウイルスの感染拡大によって、社会のICT化が急速に進んでいる。大学教育も同期型・非同期型の遠隔授業や、対面と遠隔を組み合わせたハイブリッド授業などのノウハウを蓄積した。新型コロナウイルス終息後も、これらの授業形態は活用されうるだろう。「大学のキャンパスに来て、その道の専門家である教員による対面授業を受ける」という大学教育のアイデンティティの一部が失われ、大学教育の「場」が多様化している今、大学教育の在り方の再考が求められているのではないか。そこで、本シンポジウムでは、「対面+遠隔のハイブリッド授業」「同期型・非同期型の遠隔授業」「オフキャンパス」の3種類の教育の場で全学的な教育活動を展開されている先生方から話題提供していただき、ポストコロナの大学教育について考えてみたい。
|
シンポジウム2
2月27日(日)13:30~16:00
|
科目・教養・教員の未来
~コロナ禍を経たこれからの大学教育を展望する 定員 1,000名 (加盟校優先定員 600名)
|
「ないものを創る」ことと「あるものを活かす」ことは、決して相反する価値ではない。そうした中、大学教育にかかわって、「あるものを活かしつつ、ないものを創る」多彩な実践が展開されている。例えば、単位互換から連携開設へ、一般教養からリベラルアーツへ、FDからプレFDへ、こうした動きは大学の、地域連携の、そして教員の存在と役割を改めて問い直すものとして位置づけられる。本シンポジウムでは、3名の報告と参加者との対話により、大学教育の未来を構想・共創する。
|
分科会
全分科会の概要はこちらからご確認いただけます。
※複数の分科会にお申込みいただけますが、開催時間が重なっている分科会にはお申込みいただけません。
※下表に【交流会有】と記載している分科会では、終了後に、Zoomミーティングを使用し、参加者と登壇者が交流する時間を設けます。
日程 | 時間 | 分科会 | 分科会タイトル | 定員 (加盟校 優先定員) |
---|---|---|---|---|
2月20日(日) | 9:30~ 11:30 |
第1分科会 | 初年次教育が大学教育に果たす役割を考える | 60名 (36名) |
14:00~ 16:00 | 第2分科会 | オンライン授業における学びの成果をいかに 評価するか |
100名 (60名) |
|
14:00~ 16:00 | 第3分科会 【交流会有】 | 美術・隔たり・場 | 100名 (60名) |
|
14:00~ 16:30 | 第4分科会 【交流会有】 | これからの大学広報―― 《教・職・学・卒》が創発し合う場を育む |
270名 (160名) |
|
2月26日(土) | 9:30~ 11:30 |
第5分科会 | withコロナ時代の「留学」どうする? | 100名 (60名) |
9:30~ 12:00 |
第6分科会 | 健康・スポーツ・医療の現場で活躍できる 人材教育の「場」の再考 |
270名 (160名) |
|
14:00~16:00 | 第7分科会 | コロナ禍における保育士養成 -学外実習の学びの意義の再考- |
40名 (24名) |
|
14:00~ 16:30 | 第8分科会 | 初年次教育の「場」とは何か?: 3大学のコロナ以前・以後の事例を通して |
270名 (160名) |
|
14:00~ 17:00 | 第9分科会 【交流会有】 |
通信制大学と通学制大学の境界 | 270名 (160名) |
|
2月27日(日) | 9:30~11:30 | 第10分科会 | 学生支援の「場」を問い直す ~コロナ禍での現状と課題~ |
200名 (120名) |
9:30~ 11:30 | 第11分科会 | 大学教育におけるつながりのリ・デザイン | 80名 (48名) |
|
9:30~ 12:00 | 第12分科会 | ハイブリッド授業が一般化する時代の 情報システムと教室デザイン |
270名 (160名) |
情報交換会
日程:2月27日(日)16:30~18:00
第27回FDフォーラムは、情報交換会についてもZoomミーティングを使用し、開催いたします。
オンラインでのコミュニケーションについて経験交流の機会とするとともに、同じ課題を抱えた参加者間で情報交換ができる場となるようFDフォーラム企画検討委員会一同で工夫を重ねました。
シンポジウム・分科会にお申込みいただいた方はどなたでもご参加いただけます。
事前のお申込みは不要です。是非お気軽にご参加ください。
ご参加いただくみなさまへのお願い |
---|
ご参加にあたり、Zoomアプリケーションのインストールを推奨します。 また、既にインストールされている方は、Zoomアプリケーションのバージョンを 最新版にアップデートをお願いいたします。 |
【注意事項】
●情報交換会のZoomミーティングへのご参加方法は、FDフォーラムのシンポジウム・分科会にお申込みいただいた方にのみご案内します。なお、情報交換会のみのご参加は受け付けておりません。予めご了承ください。●入室人数は300名までです。入室は先着順となりますので、混み合って入室できない場合は時間をずらして再度アクセスください。●多くの方にご参加いただけるよう、ご参加はおひとり1デバイスとしてください。
ポスターセッション
大学コンソーシアム京都加盟校の教職員・学生が実施する、特色ある教育に関する取り組みを発表します。
発表ポスターの概要はこちらからご確認いただけます。
■WEBサイトへのポスター掲載
第27回FDフォーラムポスターセッション特設WEBサイトに、ポスター及び説明動画を掲載します。
公開期間中はいつでも視聴・閲覧できます。
※特設WEBサイトはFDフォーラムのシンポジウム・分科会への申込者にのみご案内いたします。
公開期間:2月12日(土)10:00 ~ 2月28日(月)23:59
■オンライン発表
Zoomミーティングを使用し、オンラインでポスター発表を行います。
また、ブレイクアウトルーム機能を使用し、ポスターごとに分かれ、発表者への質問や参加者間交流ができる時間も設けます。
発表時間:2月19日(土)14:00 ~ 17:00 ※発表数に応じて時間が変更になる可能性があります。
※オンライン発表のスケジュール・Zoomミーティングへの参加方法は、特設WEBサイトにてご案内いたします。
※入室人数は300名までです。入室は先着順となりますので、混みあって入室できない場合は時間をずらして再度アクセスください。
実施報告
第27回FDフォーラム 報告集 【詳しくはこちらから】
2022年2月19日(土)、20日(日)、26日(土)、27日(日)の4日間、第27回FDフォーラム「大学教育の『場』を問い直す」をZoomを使用しオンライン開催しました。
大学コンソーシアム京都主催のFDフォーラムは、高等教育の質向上と、京都からのFD活動の情報発信を目的に1995年より開催し、今年度で27回目となります。
今回は、新型コロナウイルス感染症禍において、オンライン授業への対応等、大学教育の場が多様化していることを踏まえ、大学の「場」について、改めて考えるきっかけとなるよう、全体テーマを「大学教育の『場』を問い直す」としました。
1日目は、シンポジウム1・ポスターセッション、2~4日目は、12の多様なテーマの分科会、4日目午後には、シンポジウム2・情報交換会を開催しました。
全国から500名の大学教職員や教育関係者等が集い、教育改善の研究成果の報告や実践を共有し、活発な議論を展開しました。
シンポジウム1「大学教育の『場』を問い直す-ポストコロナに向けて」では、相川真佐夫氏(京都外国語大学・京都外国語短期大学 教務部長)、西野毅朗氏 (京都橘大学 教育開発・学習支援室/経営学部 専任講師)、大橋慎太郎氏(新潟大学 農学部 准教授)の3名にご登壇いただきました(コーディネーター:畑田彩氏(京都外国語大学・京都外国語短期大学 准教授))。
シンポジウム2「科目・教養・教員の未来〜コロナ禍を経たこれからの大学教育を展望する」では、清水一彦氏(山梨大学 理事・副学長(企画・評価・内部統制))、藤田潔氏(一般財団法人三菱みらい育成財団 常務理事)、瀬崎颯斗 氏(同志社大学 社会学部 教育文化学科 4年)の3名にご登壇いただきました(コーディネーター:山口洋典氏(立命館大学 共通教育推進機構 教授))。
また、初日に開催されたポスターセッションのオンライン発表では、大学コンソーシアム京都加盟校から計11件の教育実践事例の発表が行われました。83名が参加し、積極的な質問がなされるなど、活発に交流する場面が見られました。
2~4日目は、大学教育関係者の関心が高い多様なテーマを12設定して分科会を実施しました。
今年度は、2回目のオンライン開催となりましたが、いずれの企画においても、ZoomのQ&A機能やチャットを活用し、活発な議論が行われました。また、シンポジウム1および一部の分科会では終了後に30分間の交流会を実施し、登壇者・参加者間で自由な交流や情報交換が行われました。
お問い合わせ先
公益財団法人 大学コンソーシアム京都 FD事業 担当
E-mail:fdf■consortium.or.jp(■を@に変えてください)
TEL 075-353-9163 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)