事業概要
教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組として、大学コンソーシアム京都では設立間もない1995年より加盟校と共に京都地域におけるFD活動を推進しています。
2019年度より、所属する大学の枠を越えて、FDに関する工夫や悩みなどを共有し、FDに関する様々なテーマについて大学の教職員が交流する場として、新たに「京都FD交流会」を立ち上げました。
2022年度の京都FD交流会は「ポストコロナ時代の大学教育の場」を統一テーマに、全3回実施いたします。
開催概要
- 対 象
- 大学・短期大学の教員・職員
※常勤・非常勤、また勤務年数は問いません
※加盟校、非加盟校に関わらずご参加いただけます - 参加費
- 無料
- 主 催
- 公益財団法人大学コンソーシアム京都
ポストコロナ時代の大学教育の場 第1回 「変化する受験生の志望動向と近年の入試トピックス」 |
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2022年度の京都FD交流会は「ポストコロナ時代の大学教育の場」を統一テーマに開催し、今回は第1回目の実施となります。
第1回となる今回は、「入試」という観点から大学教育について考えます。 他大学の教職員とともに、大学の枠を越えて「最新の入試情報を踏まえたこれからの大学教育」について考えてみませんか。 |
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日 程 | 2022年8月6日(土) 13:00~16:00 |
会 場 | キャンパスプラザ京都 2階ホール ※新型コロナウィルス感染症拡大の状況によっては、オンライン開催とさせていただく場合がございます。 |
定 員 | 30名程度 |
コーディネーター | 松本 真治 氏 (佛教大学 文学部 教授/大学コンソーシアム京都 FD企画研究委員会委員長) |
構 成 | 話題提供
「変化する受験生の志望動向と近年の入試トピックス」提供者:岡本 政治 氏
(河合塾グループ 株式会社KEIアドバンス 西日本営業部) グループワーク・休憩 話題提供者への質疑応答 全体討論・まとめ 閉会・アンケート回答 |
ポストコロナ時代の大学教育の場 第2回「大学英語授業のバージョンアップから考える教育DX: プロジェクト発信型英語プログラムの実践から」 |
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立命館大学4学部で展開しているプロジェクト発信型英語プログラムでは、BYOD+ICT活用をコアに据え、正課英語授業をプロジェクト型・アウトプット中心の教育へと転換し、学生の高い学習成果到達を実現しています。同プログラムでICT活用推進の中心を担う木村先生より、これまでのICT活用教育と教育のトランスフォーメーションについてご紹介いただくとともに、教員の働き方DX改革、今後のAI/VR活用の可能性、さらには探究型学習経験層の受け入れ対応へ向けた今後の展望をお話いただき、参加者間ディスカッションを喚起していただきます。 「研修会」ではなく、「交流会」ですので、ぜひお気軽にご参加ください。 |
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日 程 | 2022年9月17日(土)13:00~15:00 |
会 場 | オンライン(Zoomミーティング) |
定 員 | 制限なし |
話題提供者 | 木村 修平 氏 (立命館大学 生命科学部 准教授・教学部 副部長) |
コーディネーター | 中島 英博 氏 (立命館大学 教育開発推進機構 教授、 大学コンソーシアム京都FD企画研究委員会 副委員長) |
構 成 | 講義「大学英語授業のバージョンアップから考える教育DX:プロジェクト発信型英語プログラムの実践から」
質疑応答 交流会 全体討論・まとめ 閉会・アンケート記入 |
ポストコロナ時代の大学教育の場 第3回「ポストコロナにおけるアクティブラーニングを考える」 |
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コロナ禍による環境の変化のなかで、大学での教授方法は大きく変容せざるを得ませんでした。対面での授業ではアクティブラーニングを行うことに物理的・心理的な負担を強いられることは少なかったといえるでしょう。しかし、2020年以降からは遠隔用のオンラインソフトを用いたり、ソーシャルディスタンスを確保できる教室の確保に走ったり、できるだけ接触をしないアクティブラーニングを行うことを検討せざるを得ませんでした。 本交流会では皆さんの大学でのコロナ禍でのアクティブラーニングの実践について情報共有を行おうと考えています。ポストコロナであってもアクティブラーニング型の授業はますます求められてくるでしょう。 大学の枠を超えて、他大学の教職員とともに、「これからのアクティブラーニング」のあり方を考えてみませんか。 「研修会」ではなく、「交流会」ですので、ぜひお気軽にご参加ください。 |
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日 程 | 2022年10月8日(土)13:30~16:30 |
会 場 | キャンパスプラザ京都、もしくはオンライン(Zoomミーティング) |
定 員 | 対面20名程度、オンライン20名程度 |
話題提供・コーディネーター | 浅田 瞳 氏 (華頂短期大学 幼児教育学科 准教授/大学コンソーシアム京都FD企画研究委員会 副委員長) |
構 成 | 講義
ポストコロナにおけるアクティブラーニングを考える」
グループワーク |
実施報告
2022 年度の京都 FD 交流会は「ポストコロナの大学教育の場」を統一テーマに、計 3 回を対面とオンライン(Zoom ミーティング)で開催しました。
第 1 回は、「変化する受験生の志望動向と近年の入試トピックス」をテーマとし、コロナ禍の 3 年間で受験生が大学を選ぶ基準はどのように変化しているかについて考える機会として、対面で実施しました。岡本 政治 氏(河合塾グループ 株式会社 KEI アドバンス 西日本営業部 部長)より話題提供いただいた後、参加者はグループに分かれ、質問や意見をとりまとめ、ポストコロナだけではなく、高大接続改革が進む中での入試環境の変化、競争緩和が見込まれる状況の中での課題や疑問を挙げ、情報共有・意見交換を行いました。
第 2 回は、「大学英語授業のバージョンアップから考える教育 DX-プロジェクト発信型英語プログラムの実践から-」をテーマとし、コロナ禍でさらに話題とされることが増えた教育における DXについて考える機会として、オンラインで実施しました。木村 修平 氏(立命館大学 生命科学部 准教授/教学部 副部長)から立命館大学の英語授業におけるプロジェクト発信型英語プログラムの取組について、データに基づき事例報告いただいた後、参加者はグループに分かれ、「そもそも教育における DX とは何か」また「DX に必要な教員のバージョンアップとは何か」などについて所属する大学の枠を越えて、情報共有・意見交換を行いました。
第 3 回は、「ポストコロナにおけるアクティブラーニングについて考える」をテーマに、コロナ禍による環境の変化の中で、大きく変容せざるを得なかった大学での教授方法、できるだけ接触しないアクティブラーニングの実践について考える機会として、オンラインで実施しました。浅田 瞳 氏(華頂短期大学 幼児教育学科 准教授)から華頂短期大学の幼児教育学科でのアクティブラーニングの手法等について、事例報告いただいた後、授業の方法、使用しているツール(アプリ)とそれらのメリットやデメリットを踏まえた工夫について情報共有・意見交換を行いました。
参加者アンケートの満足度を問う設問では、全ての実施回において「満足」「やや満足」を合わせると 100%であり、この企画の趣旨やテーマに対して関心が高かったことがうかがえます。
次年度以降も参加者より寄せられたご意見等を踏まえ、さらに充実した交流会を目指し、企画検討を行います。
お問い合わせ先
公益財団法人 大学コンソーシアム京都 FD事業 担当
TEL 075-353-9163 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※営業時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)