事業概要
京都学生祭典は、学生の力で京都を盛り上げようと、2003年に始まった学生主体による一大イベントで、今年で15回を迎えます。この祭典は、京都の学生で組織する京都学生祭典実行委員会が中心となって企画・運営し、京都府や京都市、経済団体、大学、地域が「オール京都」体制でバックアップしていることに特徴を持つ全国でも珍しい取り組みです。
実行委員会は、10月に開催する京都学生祭典当日の企画・運営だけでなく、祭典から誕生したオリジナル創作おどり「京炎 そでふれ!」を用いたふれあい企画や地域でのイベント参加など、1年間を通じた交流活動も盛んに行っています。
15年目の節目となる2017年度は「文化」をキーワードに、多彩な文化事業とのタイアップのほか、学生自身が「文化」となり、京都の伝統を守り・継承しつつ、既存文化に学生らしさを加えた「学生文化」を自ら創出し、「大学のまち京都・学生のまち京都」の魅力をさらに広く発信していきます。
開催概要
- ■第15回京都学生祭典テーマ
- ■活動目標
2003年から始まった京都学生祭典が今年で15年目を無事終えることができました。今年は京都三大祭りと肩を並べるお祭りをつくるため、新たな文化である「『京都学生文化』の創出」というテーマの下、様々な文化に迫る活動に取り組んできました。
第15回京都学生祭典
第15回京都学生祭典では、「京都文化・国際文化の再発見」、「学生らしさと文化の融合」、「京都学生文化の魅力を広く発信」を活動目標に1年間取り組んできました。中でも今回は、記念事業として2回開催した「アニバーサリフェスタ」や毎月15日に世界で活躍する京都出身の文化人から文化を学び、学生の視点からアレンジを加えた「京都学生文化発信の日」、京都府・京都市が展開する京都文化力プロジェクトと連携した活動にも積極的に取り組むことができ、京都学生祭典にとってこれまでにない濃厚な1年間になりました。こうして連携先数の増加を達成しながら祭典独自の学生文化を創り上げ、ひいては、京都三大祭りに肩を並べた「京都四大祭り」により近づくことができたと考えます。
日 程 | 2017年10月8日(日) 11:00-19:00 |
会 場 | 平安神宮前・岡崎プロムナード一帯 (京都市左京区) |
主 催 | 京都学生祭典実行委員会 |
共 催 | 京都学生祭典組織委員会(京都府/京都市/京都商工会議所/一般社団法人京都経済同友会/公益財団法人 大学コンソーシアム京都) |
特別協力 | 平安神宮 |
実施企画
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本祭以外の通年活動
京都学生祭典は、地域に愛される、地域に根付いた「祭」を目指し、地域の皆様と共に年間を通じた日々の交流活動を行っています。
2017年度は、これまでの活動に加え、アニバーサリフェスタと題して大規模なプレイベントを実施し、京都学生祭典の活動趣旨の実現に向け、様々な挑戦を行いました。
♦記念事業
・2017年6月4日[15thアニバーサリーフェスタin.右京feat.地下鉄東西線20周年記念]
・2017年8月27日[15thアニバーサリーフェスタin京都駅ビル&ポルタ]
♦メインビジュアル公募
2016年度に引き続き、メインビジュアルの公募で、全国の学生からたくさんの応募を頂きました。大賞に選ばれた作品は、年間を通じ様々な広報媒体に掲載されました。
♦地域交流活動
- 地域の安全を守る夜間パトロール(月2回)京都岡崎・安寧地域
- 地域の美化を目指したクリーンアップ活動(月1回程度)京都岡崎・安寧・梅逕・三条地域・鴨川
- 地域の環境問題に取り組む打ち水活動(夏季)京都岡崎・安寧・伏見地域
- 地域の祭りへの参加(夏季)京都岡崎・安寧・梅逕・三条・紫竹地域
学生支援
学生の成長プログラム
大学コンソーシアム京都では、学生自身が「主体的につくり上げること」を基本に、学生の日々の活動をサポートしており、主体的な活動によって接する多種多様な人々との「交流」や「経験」が新たな「気づき」や「学び」となって学生の成長につながることを期待しています。
具体的には、学生の活動を一つのプロジェクトに見立て、部署ごとに一つの目標に向かい、成果を出すことに重点を置いたPDCAサイクルの手法を取り入れています。活動の円滑な遂行と事業の改善、事業の継続的発展を目標に掲げ、以下の支援方法を推進することで学生の成長を促す仕組みづくりに取り組んでいます。
京都学生祭典におけるPDCAサイクル
- 計画期(11~5月頃):スタート研修・企画立案・組織体制づくり
- 試行期(5~9月頃):プレ企画(本祭を模した中規模企画)の実施
- 検証期(6~8月頃):中間振り返り会実施
- 実行期(10月):本祭企画の実施
- 成果発信(10~11月頃):事後振り返り会、成果報告会の実施
・計画期「スタート研修」
日程 | 2017年3月9日(木)18:30-21:00 |
場所 | キャンパスプラザ京都 |
講師 | 森 正美氏(京都文教大学 総合社会学部 教授) |
参加人数 | 実行委員38名 |
内容 | 京都学生祭典を運営するにあたり、一人ひとりがどのように祭典に対して働きかけ、活動目標に向かっていくのかを理解する。また、組織全体での情報共有、同じ目標に向かって取り組む姿勢を取得した。 |
・検証期「中間振り返り会」
日程 | 2017年6月9日(金)18:30-21:00 |
場所 | キャンパスプラザ京都 |
講師 | 森 正美氏(京都文教大学 総合社会学部 教授) |
参加人数 | 実行委員66名 |
内容 | プレイベントの第1弾を終えての振り返り、さらには第2弾と10月の本祭に向け、各部署内・外や全体を通して改善点や情報共有、進捗状況を確認し、自分の目標やその方向性を見失っていないか、今一度顧みる場をつくり、グループワーク・発表を行い、組織全体で再認識する機会をした。 |
・成果発信「事後振り返り会」
日程 | 2017年10月12日(木)18:30-21:20 |
場所 | キャンパスプラザ京都 |
講師 | 森 正美氏(京都文教大学 総合社会学部 教授) |
参加人数 | 実行委員84名 |
内容 | 本祭を終え、実行委員それぞれに対し、京都学生祭典での活動や成果が何を意味していたのか、そこから何を学び、次なるステージにどう活かすのか、個人・グループワークなどを通じて言語化して振り返り、自分の活動を今後の自信につなげる機会した。 |
・成果発信「成果報告会」
日程 | 2017年11月14日(火)16:30-17:30 |
場所 | みやこめっせ |
内容 | 京都学生祭典のすべての関係者を対象に、年間活動概要、ならびに京都学生祭典の組織としての成果を報告し、将来を見据えた課題や展望を発表。 ※報告ポイント:コンセプト・目標・概要・成果・学んだこと(京都学生祭典の活動趣旨を踏まえて) |
実施報告
京都学生祭典は今年、15回目の節目を迎える。『「京都学生文化」の創出』をテーマにこの日々、活動に励んできました。そして、『京都学生祭典のキセキを感じる日』を本祭のテーマに、ファッションや音楽、食等のそれぞれのフィールドで活動している学生がここ、「京都」に集結し、学生ならではの祭典を1日を創り上げる「奇跡」と、これまで歩んできた15年分の京都学生祭典の「軌跡」を10月8日(日)開催することができました。
圧倒されるおどり「京炎 そでふれ!」をはじめ、音楽やファッションのコンテスト、京都の食文化を堪能できる縁日企画のほか、小さなお子様まで楽しむことができる子ども企画等と京都中を巻き込みました。
京都学生祭典組織委員会の一翼を担う当財団では、祭典に向けての支援に加え、1年間の活動を学生の成長の機会として捉え、年間を通じた支援体制の整備を行っています。特に本年は、記念すべき15回目の年でもあり、アニバーサリフェスタをはじめ、多くの記念事業に取り組むなどプレ大規模な活動となりました。来場者アンケートにおいては、これらの年間を通しての取組みが直接的な集客につながらなかった部分も見受けられました。しかし、1年間の活動経験が、学生の自信や学びにつながったことと実感しております。節目を終え16回目を迎えるにあたり、20周年、30周年と続いていくよう実行委員会(特に執行部を務める学生)の力量や可能性を見極め、実行委員会を支援する体制を引き続き整備していきます。ご来場くださいました皆様、並びに本事業開催にあたり多方面にてご支援くださいましたすべての皆様に深くお礼申し上げます。
第15回京都学生祭典本祭実績
■総来場者数
136,000人(※実行委員調べ)
■参加学生数
実行委員 |
235名(22大学、1短期大学) |
短期ボランティアスタッフ | 201名(34大学、1短期大学、1専修学校) |
学生MC | 13名 |
おどり手 | 1,153名(16大学) |
留学生実行委員 | 3名(中国1名、韓国1名、香港1名) |
合計 | 1,605名 |
お問い合わせ先
公益財団法人 大学コンソーシアム京都 京都学生祭典 担当
TEL 075-353-9189 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)