京都学生祭典実行委員の成長に関する調査・報告

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学生の成長プログラム

京都学生祭典実行委員への支援を行っている大学コンソーシアム京都では、学生実行委員自身が「主体的に事業を行うこと」を基本に学生の日々の活動をサポートしています。インターカレッジにて活動する学生実行委員が、主体的な活動によって接する多種多様な人々との「交流」や「経験」が新たな「気づき」や「学び」となって学生の成長につながることを期待しています。
具体的には、実行委員会の活動を一つのプロジェクトに見立て、チームで一つの目標に向かい、チームで成果を出すことに重点を置いたPDCAサイクルの手法を取り入れています。活動の円滑な遂行と事業の改善、事業の継続的発展を目標に掲げ、以下の支援方法を推進することで学生の成長を促す仕組みづくりに取り組んでいます。

京都学生祭典におけるPDCAサイクル

計画期（11～5月頃）：情報収集・気付きを与える・企画立案・スタート研修（目標設定）
試行期（5～9月頃）：プレ企画（本祭を模した中規模企画）の実施
検証期（6～8月頃）：中間振り返り会の実施
実行期（10月）：本企画の実施
成果発信（10～11月頃）：事後振り返り会、成果報告会の実施

京都学生祭典実行委員の成長

2015年度、2016年度に実施した「実行委員を対象とした成長実感調査」から、学生祭典実行委員の学生は「協働力」が顕著に伸びていることが確認されました。京都学生祭典実行委員会の活動の特長である大学の枠を越えた学生同士による「チームでの活動の多さ」や行政、経済団体、地域の人々など「多様な他者との出会い」の影響を受けていると考えられます。
さらに、学生祭典実行委員の学生たちのPROGテスト（※1）から得られた数値は「親和力」「協働力」「実践力」の項目において、モデル社会人（※2）の数値と比較しても遜色のないものであることが確認されました。また、これは通常のPBL（※3）を経験した学生の数値と比較しても高い数値といえ、京都学生祭典の活動が学生たちの成長に寄与していることを示しています。

※1　PROGテスト…河合塾と株式会社リアセックが共同開発したジェネリックスキルの成長を支援する
　　　　　　　　　アセスメントプログラム。
　　　　　　　　　http://www.riasec.co.jp/progtest/index.html
※2　モデル社会人…実社会で活躍する若手リーダー層のデータを収集し、彼らがテストの各質問項目にお
　　　　　　　　　いて、どのような行動特性・判断基準を持つかをデータベース化（モデル化）したもの。
　　（30代前半までに、役職についているか、または実質管理しているメンバーが複数いるビジネスパーソン）
※3　PBL…課題発見・解決型学習（Project Based Learning）

＜参考＞実行委員を対象とした学生の成長実感調査　2015年度実施

2015年度、京都学生祭典の実行委員会活動における実行委員の成長実感調査を行いました。実行委員会の活動はインターカレッジで社会と連携して行う正課外活動という点に独自性があります。この活動によりどのように成長するのかを、以下の3つの手法によって調査し、定量的・定性的、主観的・客観的に分析しました。
■手法
　①客観的にジェネリックスキルを測定できるPROGテスト
　②独自の能力指標をレベル別に確認できるルーブリック形式のアンケート
　③20名を超える実行委員のインタビュー調査
■結果
　■□調査報告はこちら□■

＜参考＞実行委員を対象とした学生の成長実感調査Ⅱ　2016年度実施

2016年度、京都学生祭典の実行委員会活動における実行委員の成長実感調査の継続調査を行いました。この活動によりどのように成長するのかを、以下の3つの手法によって調査し、定量的・定性的、主観的・客観的に分析しました。
■手法
　①客観的にジェネリックスキルを測定できるPROGテスト
　②独自の能力指標をレベル別に確認できるルーブリック形式のアンケート
　③20名を超える実行委員のインタビュー調査
　④連携団体ヘのインタビュー調査
■結果
　■□調査報告はこちら□■