事業概要
京都国際学生映画祭は、学生が主体となり運営を行なっている日本最大の国際学生映画祭です。日本国内はもちろん世界中の学生から映画・映像作品を募集・審査し、入選作品を上映するコンペティションプログラムを中心としており、その他にもさまざまな特別企画や連携企画を開催しております。映画のジャンルや国籍、年齢を超えた交流の場となることを目指しています。
開催概要
コンセプト「飛び出す映画祭」
1.国内・海外作家の互いの作品を通じた交流により、作品作りのプロセスや環境、視点などの違いを知り、作家同士が自分の作品や映像に対する知識を語り合う事で、今後の制作活動に刺激を与える場を創出します。そして、作家の才能を発掘、養成する事で国際的な映画人として活躍できる土台を築くことのできる映画祭を目指します。
2.実行委員が作家と観客の距離を近づけ、幅広い客層に向けた企画を提供し、学生が制作した映像の魅力を伝える場を創出することで、観客の皆様に、作品の面白さ・クオリティの高さを伝え、学生作家・作品に対する興味を深めてもらえる映画祭を目指します。
第17回京都国際学生映画祭
-Kyoto International Student Film & Video Festival 2014-
日 程
2014年11月22日(土)~11月28日(金)16:30~21:20
<第1部>16:30~18:30 <第2部>19:00~21:00(一部21:20)
会 場
京都シネマ(京都市下京区烏丸通四条下る西側 COCON烏丸3F)
料 金
1プログラム 500円
全日程フリーパス(前売り券)1,000円/(当日)1,500円
主 催
公益財団法人 大学コンソーシアム京都
企画運営
京都国際学生映画祭実行委員会
運営支援
京都国際学生映画祭企画検討委員会
特別協力
京都シネマ
助 成
芸術文化振興基金 / 一般財団法人ニッシャ印刷文化振興財団
連 携
日本学生映画祭 / 東京学生映画祭 / TOHOシネマズ学生映画祭 / 京丹後フィルムコミッション / カモシネマ10 / 田辺・弁慶映画祭 / MOOSIC LAB / 京都府高等学校芸術文化連盟放送専門部
協 賛
㈱AOI Pro. / ㈱ディレクターズ・ユニブ / ㈱おいかぜ / ㈱京都アニメーション / キョーワファシリティーズ㈱ / 京都府生活協同組合連合会 / ジュネス法律事務所 / 大学生協京滋・奈良ブロック / ㈱同志社エンタープライズ / ㈱VCC企画 / ㈱ミラノ工務店
開催プログラム
第17回京都国際学生映画祭
開催リーフレットはこちら
タイムテーブル
最終審査員
原 一男 氏 | 映画監督 大阪芸術大学映像学科教授 |
代表的な監督作品 「さようならCP(1972年)」 「ゆきゆきて、神軍(1987年)」 |
ドン・ブラウン 氏 | 映画翻訳家 | 代表的な翻訳作品 「セーラー服と機関銃(2012年)」 「好きっていいなよ。(2014年)」 |
中井 圭 氏 | 映画解説者 | レギュラー出演 「映画工房(WOWOW)」 「MY FIT MOVIES(J-WAVE)」 |
各プログラム上映作品
コンペティションプログラム
入選作品の上映および監督と実行委員によるトークショー
8プログラム全11作品(短編6作品、長編5作品/国内4作品、海外7作品)
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作品名・監督名・所属学校・国籍 |
部門 |
A |
『BERLIN TROIKA』Andrej Gontcharov (GermanFilmAndTelevisionAcademy|ドイツ) |
短編 |
『黄色い気球とばんの先生』幸 洋子(東京藝術大学大学院|日本) |
短編 |
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『小村は何故、真顔で涙を流したのか?』近藤啓介、永田 佳大、二宮 健(大阪芸術大学|日本) |
長編 |
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B |
『LOTHAR』Luca Zuberbühler(Zürcher Hochschule der Künste ZHdK Bachelor Of Arts in Film|スイス) |
短編 |
『セロリ』Pedro Collantes(Nederlandse Filmacademie|スペイン) |
短編 |
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『また明日、会いましょう』宗 俊宏(武蔵野美術大学|日本) |
長編 |
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C |
『Ketchup Kid』Patrick Vollrath(Filmacademy Vienna|オーストリア) |
短編 |
『Salvation』Mark Gerstorfer(Filmacademy Vienna|オーストリア) |
長編 |
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『Albert』Daniel Wawrzyniak(The Polish National Film, Television and Theatre School|ポーランド) |
長編 |
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D |
『生まれつき』EmmanuelOsei-Kuffour(New York University|アメリカ) |
短編 |
『沖縄/大和』比嘉賢多(和光大学|日本) |
長編 |
特別連携企画① 映画と僕らの交差点-高校生作品集-~センバツ!十代の才能~
「第7回春の高校放送フェスティバルin Kyoto」入賞作品の上映(全5作品)&監督舞台挨拶
作品名・監督名・学校名 |
『少年少女、本を読め!〜おいでませ図書室〜』荻野櫻華(京都府立東舞鶴高等学校) |
『骸の日』山口十夢(京都両洋高等学校) |
『扇町仮設住宅を訪ねて〜会津と福島県大熊町の人々〜』 中野円香(同志社国際高等学校) |
『みんなともだち』川那辺真希(京都府立桃山高等学校) |
『風吹かば吹け〜一休さんに学ぶ〜』尾松健吾(京都府立田辺高等学校) |
特別企画② 関西ある視点~飛び出せ!関西の巨匠たち~
関西の学生作家に焦点をあてた地域還元型企画
作品名・監督名 |
『今日と and today』平林禄(京都大学) |
『蟹人間、女子大生襲撃す!!』瓜生遼太郎(立命館大学) |
『ぷ』柿原朋哉(立命館大学) |
『涅槃大衆行進曲』津田翔志朗(神戸芸術工科大学) |
特別企画③ World Wide Collection -What’s a family?-ヨーロッパ編
「家族」をテーマにしたヨーロッパ作品を厳選して上映
作品名・監督名・国名 |
『FORTUNE FADED』Alexander Heringer(ドイツ) |
『Echo』Marcin Filipowicz(ポーランド) |
『Where we are』llker Catak(ドイツ) |
『WALTZING MATILDA』Sven Philipp Pohl(ドイツ) |
『Silence behind the Sound』Robert Windisch(ドイツ) |
特別企画④ World Wide Collection -What’s a family?-アジア編
「家族」をテーマにしたアジア作品を厳選して上映
作品名・監督名・国名 |
『Shackled』Wang, Chien Ming(台湾) |
『Birdman』Ana Caralina Baez / Noemi Veronika Szakonyi(中国) |
『On the Air』Hsu Chia Wen(台湾) |
プレ企画
プレ企画「京丹後フィルムコミッション連携企画」
概要
京丹後市民の方々や現地の高校生を対象にした上映&交流企画
日 程 | 2014年8月20日(水)・21日(木) |
会 場 | 京丹後市網野地域公民館、京都府立網野高等学校 |
料 金 | 無料 |
Webサイト | 京丹後フィルムコミッション |
開催レポート |
プレ企画「カモシネマ10連携企画」
概要
京都の鴨川で行われる映画の野外上映会。
本編上映前に第16回京都国際学生映画祭コンペティション部門入選作品を上映しました。
日 程 | 2014年8月23日(土)18:30~ |
会 場 | 賀茂大橋以南、鴨川西岸河川敷(今出川通り~荒神口通りの中間) |
料 金 | 無料 |
主 催 | カモシネマ実行委員会(立命館大学広告研究会) |
Webサイト | カモシネマ10 |
上映作品
あきちあそび
ゴヤリーナとサンゴ礁
作品名 | 監督名 所属 |
授賞 |
あきちあそび | 大城 良輔 東京芸術大学大学院 |
2013年度最終審査員賞 太田 米男賞 |
ゴヤリーナとサンゴ礁 | 大城 愛香 沖縄県立芸術大学大学院 |
2011年度最終審査員賞 松倉 友二賞 |
プレ企画「MOOSIC LAB2014連携企画」
概要
全国7都市で「音楽×映画」をテーマに若手映画監督とミュージシャンとのコラボ映画を上映するイベント。
今回は立誠シネマでの開催期間中に特別連携企画として、過去入選作品の中から「MOOSIC LAB 2014」参加監督の過去作品や、音楽が印象的な作品を選出・上映しました。
日 程 | 2014年10月8日(水)18:40~21:00 |
会 場 | 立誠シネマ(元・立誠小学校特設シアター) |
料 金 | 一般1,500円 学生1,000円 3回券1,000円 |
主 催 | 直井卓俊氏 (映画配給・宣伝・制作) |
Webサイト | 立誠シネマ公式Webサイト(MOOSIC LAB 2014ページ) MOOSIC LAB 2014公式Webサイト |
プログラム |
上映作品
海外志向
ぽんぽん
作品名 | 監督名 所属 |
授賞 |
ぽんぽん | 中村 祐太郎 多摩美術大学 |
第16回最終審査員賞 |
海外志向 | 太田 達成 日本大学 |
第15回長編グランプリ |
翼よごらんあれが恋の灯だ | 山口 淳太 近畿大学 |
第15回コンペティション入選作品 |
Before Summer Rain | Chen Hong Ren National Taiwan University of Arts |
第16回長編グランプリ |
プレ企画「Internathional Movie Day」
概要
日 程 | 2014年10月23日(木)14:55~16:25 |
会 場 | 同志社大学 今出川キャンパス |
料 金 | 無料 |
主 催 | 同志社大学商学部 上田ゼミ |
上映作品
さよなら、さよなら、さよなら
The Scrapman
作品名 | 監督名 所属 |
授賞 |
The Scrapman | Fabian Driehorst Academy of Media Arts |
2013年度 短編部門グランプリ作品 |
さよなら、さよなら、さよなら | 片岡大樹 京都造形芸術大学 |
2013年度 長編部門入選作品 |
プレ企画「第8回田辺・弁慶映画祭連携企画」
概要
新人監督を対象としたコンペティション中心の映画祭。映画有識者による審査はもちろん、2012年からは市民審査賞が設けられ、市民を交えたコンペティションも行われています。
今回初めて京都国際学生映画祭との連携企画「京都国際学生映画祭アニメ傑作選」が行われ、過去に当映画祭で入選を果たした珠玉のアニメ5作品を上映しました。
日 程 | 2014年11月8日(土)18:30~19:00 |
会 場 | 紀南文化会館 小ホール |
料 金 | 無料 |
主 催 | 和歌山県田辺市 |
Webサイト | 田辺・弁慶映画祭 |
上映作品
くつした
いないいないばあば
作品名 | 監督名 所属 |
授賞 |
あきちあそび | 大城良輔 東京藝術大学大学院 |
2013年度最終審査員賞 太田米男賞 |
いないいないばあば | 白石慶子 東京藝術大学大学院 |
2012年度コンペティション入選 |
くつした | 加藤郁夫 アート・アニメーション小さな学校 |
2012年度最終審査員賞 水江未来賞 |
ゴヤリーナとサンゴ礁 | 大城愛香 沖縄県立芸術大学 |
2011年度最終審査員賞 松倉友二賞 |
婆ちゃの金魚 | 岩瀬夏緒里 東京芸術大学大学院 |
2013年度コンペティション入選 |
プレ企画「第4回日本学生映画祭in京都」
概要
日本に存在する3つの学生映画祭(東京学生映画祭、TOHOシネマズ映画祭、京都国際学生映画祭)のグランプリ計6作品(3団体×2部門)を一挙に上映する企画を今年度は京都文化博物館にて開催しました。
日程 | 2014年11月9日(日)13:30~16:00 |
会場 | 京都文化博物館 フィルムシアター |
料金 | 京都文化博物館総合展示入場料(一般500円 大学生400円 高校生以下無料) |
協力 | 東京学生映画祭、TOHOシネマズ学生映画祭、京都文化博物館 |
Webサイト | 当日プログラム 日本学生映画祭(外部サイト) |
上映作品
ぼっち
Decorations
コップの中の子牛
ふざけるんじゃねえよ
作品名 | 監督名 所属 |
授賞 |
Decorations | 宮澤真理 東京藝術大学大学院 |
第8回TOHOシネマズ学生映画祭 ショートアニメーション部門グランプリ |
ぼっち | 登り山智志 映画美学校 |
第8回TOHOシネマズ学生映画祭 ショートフィルム部門グランプリ |
コップの中の子牛 | 朱彦潼 東京藝術大学大学院 |
第26回東京学生映画祭 アニメーション部門グランプリ |
ふざけるんじゃねえよ | 清水俊平 多摩美術大学 |
第26回東京学生映画祭 実写部門グランプリ |
The Scrapman | Fabian Driehorst Academy of Media Arts |
第16回京都国際学生映画祭 短編部門グランプリ |
Before Summer Rain | CHEN Hong-Ren National Taiwan University of Arts |
第16回京都国際学生映画祭 長編部門グランプリ |
プレ企画「京都国際学生映画祭プレイベントin立命館大学」
概要
日程 | 2014年11月14日(金)18:15~20:30 |
会場 | 立命館大学 衣笠キャンパス |
料金 | 無料 |
主催 | 立命館大学「シチズンシップ・スタディーズ 京都シネマプロジェクト」 |
上映作品
婆ちゃの金魚
Before Summer Rain
作品名 | 監督名 所属 |
授賞 |
あきちあそび | 大城良輔 東京芸術大学大学院 |
第16回最終審査員賞 |
藍と赤 | 高木清香 日本大学 |
第16回コンペティション入選 |
婆ちゃの金魚 | 岩瀬夏織里 東京芸術大学大学院 |
第16回コンペティション入選 |
Before Summer Rain | Chen Hong-Ren National Taiwan University of Arts |
第16回長編部門グランプリ |
実施報告
総括
2014年11月22日(土)~11月28日(金)、京都シネマにて第17回京都国際学生映画祭が開催されました。会期中は、全13プログラム28作品の上映が行われ、延べ約520名ものお客様にご来場いただきました。各プログラムでは、学生作家が手掛けた作品上映のほか、実行委員と学生作家によるトークショーも行われ、制作にまつわる裏話など、作品を鑑賞するだけではわからない秘話も繰り広げられ、興行映画とは一味違う、学生ならではの目線による作品の面白さも話題になりました。
また、国内のみならず海外作家も多数来日し、実行委員との交流の場も設けられ、実行委員と作家がともに創り上げる日本最大級の学生映画祭は盛況の内に閉幕いたしました。会場へお越しくださいました皆様、また、本映画祭へ作品をご応募くださいました学生作家の皆様、そして、本祭開催にあたり多方面にてご支援くださいましたすべての皆様の感謝申し上げ、開催のご報告とさせていただきます。
実績など
コンペティション部門結果
短編部門グランプリ -Short Film Grand Prix- | |
『Ketchup Kid』 (19min) Patrick Vollrath Filmacademy Vienna / Austria |
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ケチャップという変わった好みをもつポールは、父を亡くしてふさぎこみ、小学校でも孤立していた。いじめに苦しむアレキサンダーが学校にナイフを持ち込んでいることを知る彼は、ある日そのいじめ現場を目撃する。 |
長編部門グランプリ-Feature Film Grand Prix- |
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『小村は何故、真顔で涙を流したのか?』(63min) 近藤啓介 / 永田佳大 / 二宮健 大阪芸術大学/Japan |
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バイトリーダーの小村は、同棲中の彼女がいるのに、バイト先の可愛い後輩に恋をした。 |
最終審査員賞 -Jury Prize- |
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『Albert』 (24min) Daniel Wawrzyniak Lodz Film School/Poland |
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アルバート、休息の時間です。深呼吸をしてください。 |
観客賞 –Audience Award– | |
『Ketchup Kid』 (19min) Patrick Vollrath Filmacademy Vienna / Austria |
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ケチャップという変わった好みをもつポールは、父を亡くしてふさぎこみ、小学校でも孤立していた。いじめに苦しむアレキサンダーが学校にナイフを持ち込んでいることを知る彼は、ある日そのいじめ現場を目撃する。 |
※グランプリ:最終審査員と学生実行委員により選定
※最終審査員賞:最終審査員が入選作品の中から選定
※観客賞:会期中、上映された入選作品の中から観客の投票により選定
来場者数
512名(2014年11月22日(土)~11月28日(金))※実行委員会調べ
コンペティション応募作品数
国内 JAPAN |
海外 OVERSEAS |
計 Total |
|
短編 Short | 79 | 137 | 216 |
長編 Feature | 84 | 50 | 134 |
計 Total | 163 | 187 | 350 |
応募作品の都道府県別・国別内訳はこちら⇒⇒【PDF】
お問い合わせ
第17回京都国際学生映画祭実行委員会
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下ル キャンパスプラザ京都6F
TEL:075-353-9430 FAX:075-353-9101
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