事業概要
京都国際学生映画祭は、京都を中心とする関西圏の大学生が主体となり企画・運営を行う日本最大の国際学生映画祭です。学生が制作した自主映画を世界各地より集め、実行委員が審査をし、上映する機会を学生が作り出し、未来の映画を担う人材・才能の発掘を目的としています。
京都は、歴史的に見ても日本映画黎明期の文化遺産を現在も継承する「映画のまち」であり、京都市の人口の1割を学生が占める「大学のまち・学生のまち」でもあります。本映画祭では、多くの可能性に満ちた世界の作品の中から映画に新たな領域を加え得る才能を発掘・紹介することで、国際交流や相互理解の場を創出し、京都の活性化をめざしています。
開催概要
第22回京都国際学生映画祭
- 日 程:
- 2020年2月21日(金)~2月23日(日) ※最終日に授賞式
- 共 催:
- 京都文化博物館
- 企画運営:
- 第22回京都国際学生映画祭実行委員会
- 運営支援:
- 京都国際学生映画祭企画検討委員会
- 助 成:
- 芸術文化振興基金、一般財団法人ニッシャ印刷文化振興財団
- 後 援:
- 文化庁、京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、国際交流基金、
NPO法人映像産業振興機構、シネアスト・オーガニゼーション大阪、
協同組合日本映画監督協会、公益財団法人ユニジャパン、朝日新聞京都総局、
京都新聞、NHK京都放送局、KBS京都、α-STATIONエフエム京都 - 協 賛:
- 京越株式会社、株式会社ディレクターズ・ユニブ、立命館大学大学院 映像研究科、
株式会社元気な事務所、J:COM 京都みやびじょん、株式会社おいかぜ、
日東薬品工業株式会社、株式会社ヤマコー、京都府生活協同組合連合会
開催プログラム
タイムテーブル
コンペティション入選作品(全16作品)
プログラムA
プログラムB
プログラムC
プログラムD
特別企画
企画① 「瀬々敬久監督上映企画」(2/22 上映)
ゲスト:瀬々敬久(監督)
『ギャングよ 向うは晴れているか』
1985年/日本/28分
監督:瀬々敬久
京都大学在学中に製作した16ミリの自主映画。東京で事件を起こし逃げてきた中年ヤクザ、右翼少年、母親の原風景である、一面が菜の花の河原を探している少女の逃避行を描く。
企画②「鈴木卓爾監督上映企画」(2/23上映)
ゲスト:鈴木卓爾(監督)、大西礼芳(女優)
『嵐電』
2019年/日本/HD/1:1.85/114分
監督:鈴木卓爾
配給:ミグラントバーズ、マジックアワー
京都を走る市街電車「嵐電」の街で、三組の男女が繰り広げる、恋愛と幻想の怪奇譚。
Copyright:(C)Migrant Birds/Omuro/Kyoto Univercity of Art and Design
最終審査員
大西礼芳 (女優) |
鈴木卓爾 (映画監督・俳優) |
瀬々敬久 (映画監督) |
チケット情報
ALL DAY パス | 1DAY パス | |
一般 | 3,000円 | 1,500円 |
学生(高校生以上) | 2,000円 | 1,000円 |
中学生以下 | 無料 | 無料 |
※京都文化博物館友の会会員は会員証の提示でプログラムA~Dは無料でご鑑賞いただけます。
ただし、特別企画については、それぞれ1,000円のチケット料金が必要となります。
※学生(高校生以上)の方は、学生証をご提示ください。
※チケットをご提示いただければ、2階・3階総合展示室の常設展も鑑賞できます。
作品応募受付結果
開催年度 | 国内 | 海外 | 計 |
2019年度 |
101作品 | 176作品 | 277作品 |
2018年度 |
98作品 | 490作品 | 588作品 |
2017年度 |
129作品 | 356作品 | 485作品 |
2016年度 |
168作品 | 371作品 | 539作品 |
2015年度 |
123作品 | 94作品 | 217作品 |
2014年度 |
163作品 | 187作品 | 350作品 |
実施報告
未来の映画界を担う若き才能を発掘する第22回京都国際学生映画祭。2020年2月21日(金)から2/23(日)の3日間にわたり京都文化博物館フィルムシアターにて開催しました。
今年度のコンペティションには、30の国と地域から277作品の応募があり、学生実行委員が厳選した16作品を上映いたしました。
最終日の2月23日(日)の授賞式には、入選監督と最終審査員の大西礼芳氏、鈴木卓爾氏、瀬々敬久氏をゲストとしてお招きし、グランプリと準グランプリ、各最終審査員賞を発表いたしました。
授賞式ではグランプリと準グランプリ2作品の上映を行った後、最終審査員から講評を頂き、映画を通じた国際交流や相互理解の場を創出することが出来ました。
受賞作品は以下のとおりです。若手監督の今後のご活躍を祈念いたします。
映画祭が無事、すべてのプログラムを終えましたこと、ご来場いただいた方、またご支援・ご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
コンペティション部門結果発表
『TILL THE END OF THE WORLD』Florence Bouvy
オランダ/2018年/27min/The Netherlands Film academy
≪あらすじ≫ 8才のマリーはお父さんが大好き。陽気な夢が、突如彼女が見たことのない死んだ魚の目に変わりうる世界の中で、マリーは自立しようとする。父親の無条件の愛情に立ち向かう少女の強さを描いた物語。
『She-Pack』Fanny Ovesen
ノルウェー/2018年/18min/The Norwegian Film School
≪あらすじ≫少女たちが、自身の強さと力の限界を超えたとき、アナーキーが公営プールに現れる。その日は公営プールで誕生日を祝うディスコパーティーが行われ、弱者のローニャはリーダー格の女の子に対し次のリーダーを巡るゲームに挑む。ゲームは次第にエスカレートし、支配力への渇望が増すにつれて、ローニャと女の子たちはコントロールを失っていく。
最終審査員賞
大西礼芳賞 The Final Judge, Ayaka Onishi Award
『The Shepherd』Brwa Vahabpour
ノルウェー/2018 年/17min/The Norwegian Film School
≪あらすじ≫ ノルウェーに難民として逃れてきたクルド人一家。親族の結婚式に向かう道中、野生動物を轢いてしまう。一面真っ白の雪景色の中で、交錯する家族の想いと葛藤が浮かび上がってくる。
鈴木卓爾賞 The Final Judge, Takuji Suzuki Award
『ひとひら』 吉田 奈津美 町田 梨華
日本/2018 年/30min/早稲田大学
≪あらすじ≫ いずみと陽一、幼馴染のふたりには、誰にも言えない秘密の遊びがあった。中学三年生の秋、ふたりはコスモス畑を探す旅に出る。いずみは、大人になることを汚れることだと思っており、また、いつかは自分もそうなることを恐れている。はたして何も失わず、「きれいなまま」で大人になることは可能なのだろうか。また、彼女の思う汚れとは何なのか。「女になりたくない女の子」いずみのお話。
瀬々敬久賞 The Final Judge, Takahisa Zeze Award
『No Gravity』Charline Parisot, Jérémy Cissé,Fioretta Caterina Cosmidis,FloreAllier-Estrada,
Maud Lemaître-Blanchart,Ludovic Abraham
フランス/2018 年/8min/Supinfocom Rubika
≪あらすじ≫ ある宇宙飛行士が地球に帰還し、再び地球での生活に適応していこうとする物語。
その他の入選作品
作品名 | 監督 | 作品情報 |
『リベンジ!』 | 河谷忍 | 京都造形芸術大学 日本/2019年/74min |
『AFTER THE RAIN』 | Valérian DESTERNE, Rebecca BLACK, Céline COLLIN, Juan Olarte, Juan Pablo DE LA ROSA ZALAMEA, Carlos Osmar SALAZAR TORNERO, Lucile PALOMINO |
MoPA フランス/2018年/8min |
『TERROR』 | Yonatan Shehoah |
The Maaleh School of Film & Television |
『中村屋酒店の兄弟』 | 白磯大知 | 目白大学 日本/2019年/45min |
『Just in Time』 | Colin Huang | 國立台北藝術大學 台湾/2019年/29min |
『The Stained Club』 | Mélanie Lopez, Simon Boucly, Marie Ciesielski, Alice Jaunet, Chan Stéphie Peang, Béatrice Viguier |
Supinfocom Rubika フランス/2018年/7min |
『羊と蜜柑と日曜日』 | 竹中貞人 | 東京藝術大学大学院 日本/2019年/49min |
『Untamed』 | François et Vincent Lluelles | ESRA フランス/2018年/25min |
『One Way Ticket』 | LEUNG Wing Ho | Hong Kong Academy for Performing Arts 香港/2018年/28min |
『捨てられた種』 | 呂逸飛 | 上海交通大学 中国・日本/2019年/5min |
『Kippah』 | Lukas Nathrath | Germany/Hamburg Media School ドイツ/2019年/25min |
プレイベント・連携企画
プレイベント
京都国際学生映画祭プレイベントinマンガミュージアム 12月14日(土)
京都国際学生映画祭プレイベントinマンガミュージアムを開催しました。本映画祭第21回グランプリ作品、中野量太監督作品『湯を沸かすほどの熱い愛』の上映とトークセッションを行い、中野監督の学生時代の映画制作のことや自身の作品に対する思いをお話いただきました。また、短いストーリー映像の1コマ1コマにiPadとタッチペンを使って好きな絵を描き足し、1つの映像をみんなで作り上げるワークショップも開催しました。
連携企画
実行委員会
京都国際映画祭映画祭実行委員会は映画祭を盛り上げてくれる学生を募集しています。
映画祭では、国内・海外問わず様々な作品が寄せられます。そして、実行委員会は作品の募集から審査、映画祭の運営まで学生主体で行っています。広報活動や協賛依頼といった一連の活動から、映画祭運営のノウハウを学ぶことができます。
実行委員会には学年問わず色々な大学や学部の学生が参加していますので交友関係も広がります。初心者でも先輩実行委員や大学コンソーシアム京都職員が活動をサポートしますのでお気軽にお問い合わせください。
活動場所 | キャンパスプラザ京都(6階事務室、5階共同研究室) |
活動頻度 | 毎週1回程度の全体ミーティング部署会議、作品鑑賞、研修等(月による) |
参加大学 (実績) |
京都大学、京都工芸繊維大学、京都外国語大学、京都看護大学、嵯峨美術大学、 京都産業大学、京都女子大学、京都情報大学院大学、京都造形芸術大学、 京都薬科大学、成安造形大学、同志社女子大学、同志社大学、佛教大学、 立命館大学、龍谷大学、神戸大学、関西大学 等 |
主 催 | 公益財団法人 大学コンソーシアム京都 |
お問い合わせ
第22回京都国際学生映画祭実行委員会
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下ル キャンパスプラザ京都内
TEL:075-353-9189(月曜休) FAX:075-353-9101
E-MAIL:info-kisfvf-ml■consortium.or.jp(■を@に変えてお送りください)
HP:http://www.kisfvf.com/