事業概要
京都国際学生映画祭は、京都を中心とする関西圏の大学生が主体となり企画・運営を行う日本最大の国際学生映画祭です。学生が制作した自主映画を世界各地より集め、実行委員が審査をし、上映する機会を学生が作り出し、未来の映画を担う人材・才能の発掘を目的としています。
京都は、歴史的に見ても日本映画黎明期の文化遺産を現在も継承する「映画のまち」であり、京都市の人口の1割を学生が占める「大学のまち・学生のまち」でもあります。本映画祭では、多くの可能性に満ちた世界の作品の中から映画に新たな領域を加え得る才能を発掘・紹介することで、国際交流や相互理解の場を創出し、京都の活性化をめざしています。
開催概要
第24回京都国際学生映画祭
- 日 程:
-
2022年2月11日(金)~2月13日(日) 京都文化博物館フィルムシアター
2022年2月18日(金)~2月25日(金) オンライン開催 - 共 催:
- 京都文化博物館
- 企画運営:
- 第24回京都国際学生映画祭実行委員会
- 運営支援:
- 京都国際学生映画祭企画検討委員会
- 助 成:
- 芸術文化振興基金、一般財団法人ニッシャ印刷文化振興財団
- 後 援:
-
京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、国際交流基金、
NPO法人映像産業振興機構、シネアスト・オーガニゼーション大阪、
協同組合日本映画監督協会、公益財団法人ユニジャパン、朝日新聞京都総局、
京都新聞、NHK京都放送局、KBS京都、α-STATIONエフエム京都 - 協 賛:
-
株式会社グランマーブル、株式会社シネマトゥデイ、株式会社スター・チャンネル、
株式会社ディレクターズ・ユニブ、NANLITE JAPAN、株式会社フェローズ、
立命館大学大学院 映像研究科、株式会社元気な事務所、DOKUSO映画館、
株式会社おいかぜ、株式会社ヤマコー、京都府生活協同組合連合会
開催プログラム
【タイムテーブル】
【オンライン開催 配信プログラム】
パッケージ1 ¥1,000 |
入選作品 | パッケージ2 ¥1,000 |
入選作品 | パッケージ1 + パッケージ2 ¥1,500 入選作品(16) |
『Final Deathtination』 | 『Migrants』 | |||
『難若者』 | 『Intermezzo』 | |||
『The Balloon Catcther』 | 『スケルツォ』 | |||
『魚の目』 | 『Sounds between the Crowns』 | |||
『La Source des Montagnes』 | 『ドーナツ・ホール』 | |||
『FRONTIER』 | 『One Elevaotr Apart』 | |||
『Jesus “Loving” Christ』 | 『COLZA』 | |||
『およげるネコ』 | 『獰猛』 | |||
特別企画作品 | 特別企画作品 | |||
『1+1=11』 | 『マリコ三十騎』 | |||
『GOGOまりこ』 | 『大童貞の大冒険』 |
【コンペティション入選作品(全18作品)】
【プログラムA】
『Final Deathtination』田村鞠果 アメリカ / 2021年 / 2min / アニメーション Ringling College of Art & Design |
『難若者』三代朋也 日本 / 2021年 / 109min / 実写 埼玉県立芸術総合高等学校 |
【プログラムB】
【プログラムC】
『The Balloon Catcher』金子勲矩 日本 / 2020年 / 6min / アニメーション 多摩美術大学大学院 |
『魚の目』板野侑衣子 ますだあやこ 日本 / 2021年 / 52min / 実写 同志社女子大学 |
『愛ちゃん物語♡』大野キャンディス真奈 日本 / 2021年 / 88min / 実写 東京藝術大学 |
【プログラムD】
『海底悲歌』堂ノ本敬太 日本 / 2021年 / 71min / 実写 大阪芸術大学 |
【プログラムE】
【プログラムF】
『Sounds between the Crowns』Filip Diviak チェコ / 2020年 / 15min / アニメーション Tomas Bata University in Zlín |
『ドーナツ・ホール』川崎たろう 日本 / 2021年 / 62min / 実写 東北芸術工科大学 |
【プログラムG】
『Jesus “Loving” Christ』Lam Cheuk Him 香港 / 2021年 / 30min / 実写 The Hong Kong Academy for Performing Arts |
『およげるネコ』黄夢璐 日本 / 2021年 / 50min / 実写 武蔵野美術大学 |
【プログラムH】
特別企画
企画①「矢崎仁司監督上映企画」(2/11 上映)
ゲスト:矢崎仁司 監督
『1+1=11(イチタスイチハイチイチ)』
日本 / 2001年 / 66min
企画②「過去受賞監督上映企画」(2/12 上映)
『大童貞の大冒険』二宮健 監督
日本 / 2012年 / 58min
第15回京都国際学生映画祭観客賞受賞作品
『GOGOまりこ』前野朋哉 監督
日本 / 2007年 / 20min
第11回京都国際学生映画祭準グランプリ受賞作品
『マリコ三十騎』真利子哲也 監督
日本 / 2004年 / 24min
第7回京都国際学生映画祭グランプリ受賞作品
企画③「行定勲監督上映企画」(2/13 上映)
ゲスト: 行定勲 監督
『うつくしいひと サバ?』
日本 / 2017年 / 45min
最終審査員
真利子哲也 (映画監督) |
矢崎仁司 (映画監督・脚本家) |
矢田部吉彦 (前東京国際映画祭ディレクター・ 映画祭プロデューサー) |
行定勲 (映画監督) |
チケット情報
ALL DAY パス | 1DAY パス | |
---|---|---|
一般 | 3,000円 | 1,500円 |
学生(高校生以上) | 2,000円 | 1,000円 |
中学生以下 | 無料 | 無料 |
※京都文化博物館友の会会員は会員証の提示でプログラムA~Hは無料でご鑑賞いただけます。
(ただし、特別企画については、それぞれ1,000円のチケット料金が必要となります)。
※学生(高校生以上)の方は学生証をご提示ください。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者手帳、戦傷病者手帳のご提示で、入場料が無料になります(等級・都道府県は問いません)。また、障害者1名につき介護者1名の入場料が無料になります。※チケットをご提示いただければ、会場2階・3階総合展示室の常設展も鑑賞できます。
※プログラムD(『海底悲歌』)は「R18+ 指定」になります。
作品応募受付結果
開催年度 | 国内 | 海外 | 計 |
2021年度 | 172作品 | 143作品 | 315作品 |
2020年度 | 100作品 | 272作品 | 372作品 |
2019年度 | 101作品 | 176作品 | 277作品 |
2018年度 | 98作品 | 490作品 | 588作品 |
2017年度 | 129作品 | 356作品 | 485作品 |
2016年度 | 168作品 | 371作品 | 539作品 |
2015年度 | 123作品 | 94作品 | 217作品 |
2014年度 | 163作品 | 187作品 | 350作品 |
実施報告
未来の映画界を担う若き才能を発掘する第24回京都国際学生映画祭。2022年2月11日(金)から2月13日(日)の3日間にわたり京都文化博物館フィルムシアターにて開催しました。また、2022年2月18日(金)から2月25日(金)の8日間にわたり動画共有サイト「Vimeo」で配信いたしました。
今年度のコンペティションには、世界中から315作品の応募があり、特に日本作品については過去10年で最多となりました。その中から学生実行委員が厳選した18作品を上映いたしました。
最終日の2月13日(日)の授賞式には、入選監督と最終審査員の真利子哲也氏、矢崎仁司氏、行定勲氏をゲストとしてお招きし、グランプリと準グランプリ、各最終審査員賞、実行委員賞を発表いたしました。
授賞式では最終審査員から講評を頂き、映画を通じた国際交流や相互理解の場を創出することができました。
受賞作品は以下のとおりです。若手監督の今後のご活躍を祈念いたします。
映画祭が無事、すべてのプログラムを終えましたこと、ご来場いただいた方、またご支援・ご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
コンペティション部門結果発表
『Intermezzo』Kim Lêa Sakkal
ドイツ / 2021年 / 49min / 実写 / Academy of Media Art Cologne
≪あらすじ≫日常生活から切り離された双子のレベッカとカルロ。ふたりは共同生活を送ることを余儀なくされ、若い人生の1ページに終止符を打つことになる。
『スケルツォ』塩川孝良 戸松幹太
日本 / 2020年 / 94min / 実写 / 日本大学
≪あらすじ≫ヒゲを剃り忘れ続けている晃司は、一日経つと全てを忘れてしまう。
彼にとって確かなものは、壁に書かれた文字、写真、テープに残された映像=記録しかなかった。ある日、彼と同じ問題を抱えた女性、日菜子と出会う。
『Migrants』
Hugo Caby、Antoine Dupriez、Aubin Kubiak、Lucas Lermytte、Zoé Devise
フランス / 2020年 / 8min / アニメーション / Pôle 3D
≪あらすじ≫地球温暖化の影響で放浪を余儀なくされた2頭のホッキョクグマ。その道中でヒグマの群れと出会い、彼らは共生を試みることになる。
最終審査員賞
真利子哲也賞 The Final Judge, Tetsuya Mariko Award
『およげるネコ』黄夢璐
日本 / 2021年 / 50min / 実写 / 武蔵野美術大学
≪あらすじ≫主人公の祐香里は、三十歳誕生日の前に彼氏の涼太と別れ、またリストラされて、気分転換のため、週末に実家に帰ることにした。しかし、実家での生活は思ったほどリラックスできず、意見のズレで相変わらず母の静恵と喧嘩してしまう。祐香里は大人として、わがままを言いたくないので、喧嘩してもすぐ静恵と仲直りをするが、二人の間にある問題はずっと解けることがない…。
矢崎仁司賞 The Final Judge, Hitoshi Yazaki Award
『獰猛』渡邉安悟
日本 / 2020年 / 70min / 実写 / 東京藝術大学大学院
≪あらすじ≫余命宣告を受けるも、変わらぬ日々を送る前科者の元プロレスラー鋼太郎。
しかし同僚の近藤と隣人の高校生・亮平と時間を共にするようになる。背負った罪と迫り来る死の両方から、鋼太郎は二人と距離を置き始め…。
矢田部吉彦賞 The Final Judge, Yoshihiko Yatabe Award
『難若者』三代朋也
日本 / 2021年 / 109min / 実写 / 埼玉県立芸術総合高等学校
≪あらすじ≫六月、HR。クラスの人気者だった少女、松井里奈が事件に巻き込まれ学校に来られなくなったことを、担任の先生から知らされる。誰のせいなのか、誰が悪いのか。若さに振り回される少年少女の青春群像劇。
行定勲賞 The Final Judge, Isao Yukisada Award
『魚の目』板野侑衣子 ますだあやこ
日本 / 2021年 / 52min / 実写 / 同志社女子大学
≪あらすじ≫“魚の目に水見えず人の目に空見えず”そこにあるがゆえに、目の前のものは見えない。優等生の殻をかぶり自分の本心を出せない怜奈。先生と逢瀬を重ねる自由奔放な海。振り向かない幼馴染にシャッターを向け続ける楽人。密やかに愛する人の幸せを願う理。焦げつく恋の視線をぶつけるあかり。弱さを抱え、狭い水槽の中でもがき生きる彼女たちの青春群像劇。私たちはまだ、弱さを上手く愛せないでいる。
実行委員賞 KISFVF Executive Committee Award
『FRONTIER』服部正和
日本 / 2020年 / 99min / 実写 / 立教大学
≪あらすじ≫宇宙ベンチャー企業OSIが謎の小型ロケットを探知する。打ち上げ地点に向かうとそこには古風な家があり、一人の男が暮らしていた。彼は、まだこの世に存在しない技術によって発明された家庭用アンドロイドだった。
『Sounds between the Crowns』Filip Diviak
チェコ / 2020年 / 15min / アニメーション / Tomas Bata University in Zlín
≪あらすじ≫音楽家でホームレスの主人公は、国の女王に傷だらけの顔を見られて怖がられ、大事な楽器を衛兵に壊されてしまう。しかし彼は楽器を修理する意欲を失わなかった。
作品名 | 監督 | 作品情報 |
---|---|---|
『愛ちゃん物語♡』 | 大野キャンディス真奈 | 東京藝術大学 日本 / 2021年 / 88min |
『海底悲歌』 | 堂ノ本敬太 | 大阪芸術大学 日本 / 2021年 / 71min |
『ドーナツ・ホール』 | 川崎たろう | 東北芸術工科大学 日本 / 2021 年 / 62min |
『The Balloon Catcher』 | 金子勲矩 | 多摩美術大学大学院 日本 / 2020年 / 6min |
『Final Deathtination』 | 田村鞠果 | Ringling College of Art & Design アメリカ / 2021年 / 2min |
『Jesus “Loving” Christ』 | Lam Cheuk Him | The Hong Kong Academy for Performing Arts 香港 / 2021年 / 30min |
『One Elevator Apart』 | Chris Zahariev | National Academy For Theatre and Film Arts “Krastyo Sarafov” ブルガリア / 2021年 / 27min |
『COLZA』 | Victor CHAGNIOT、 Camille BROUTIN、 Matthieu DAURES、 Victoria DE MILLO GREGORY、 Maxime JOUNIOT、 Jade KHOO |
Gobelins Manufactory フランス / 2020年 / 5min |
『La Source des Montagnes』 | Adrien COMMUNIER、 Camille DI DIO、 Benjamin FRANCOIS、 Pierre GORICHON、 Briag MALLAT、Marianne MOISY |
ESMA フランス / 2020年 / 7min |
プレイベント・連携企画
【プレイベント】
バリアフリー上映会 11月28日(日)
京都国際学生映画祭プレイベントとしてバリアフリー上映会を開催しました。バリアフリー上映を含めた過去入選8作品の上映、京都大学の木下千花教授をお招きしたトークショーを実施し、本映画祭初となるバリアフリー上映では、過去に出品していただいた作品に対して音声ガイド、バリアフリー字幕を制作し、より多くの方にお楽しみいただきました。
【連携企画】
特設サイト
@kisfvf | official website |
実行委員会
京都国際映画祭映画祭実行委員会は映画祭を盛り上げてくれる学生を募集しています。
本映画祭では、国内・海外問わず様々な作品が寄せられます。そして、実行委員会は作品の募集から審査、映画祭の運営まで学生主体で行っています。広報活動や協賛依頼といった一連の活動から、映画祭運営のノウハウを学ぶことができます。
実行委員会には学年問わず色々な大学や学部の学生が参加していますので交友関係も広がります。初心者でも先輩実行委員や大学コンソーシアム京都職員が活動をサポートしますのでお気軽にお問い合わせください。
活動場所 | キャンパスプラザ京都(6階事務室、5階共同研究室、オンライン) |
活動頻度 | 毎週1回程度の全体ミーティング部署会議、作品鑑賞、研修等(月による) |
参加大学 (実績) |
京都大学、京都工芸繊維大学、京都外国語大学、京都看護大学、嵯峨美術大学、 京都産業大学、京都女子大学、京都情報大学院大学、京都造形芸術大学、 京都薬科大学、成安造形大学、同志社女子大学、同志社大学、佛教大学、 立命館大学、龍谷大学、大阪大学、大阪音楽大学、大阪商業大学、神戸大学、関西大学、 群馬大学、長野県立大学、学習院大学、東京大学大学院 等 |
主 催 | 公益財団法人 大学コンソーシアム京都 |
お問い合わせ
第24回京都国際学生映画祭実行委員会
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下ル キャンパスプラザ京都内
TEL:075-353-9189(火曜~土曜 9:00~17:00) FAX:075-353-9101
E-MAIL:info-kisfvf-ml■consortium.or.jp(■を@に変えてお送りください)
HP:http://www.kisfvf.com/