2018~2021年度

事業概要

「高大接続改革」が進む中、大学入学を目指す高校生を直接指導する高校教員に、高大連携への理解促進と高校の教育力向上に定期的にアプローチするプログラムとして、2018年度より「京都高校教員交流会」を開始しました。
各校が抱える課題の解決や教育改善に資するため、学校や設置者の別を超えて定期的に集い、教育上の工夫や悩みなどを共有し、解決に向けて交流する場を提供いたします。

京都高校教員交流会

対 象
主に高等学校教員
参加費
無料
主 催
京都高大連携研究協議会(京都府教育委員会/京都市教育委員会/京都府私立中学高等学校連合会/京都商工会議所/公益財団法人 大学コンソーシアム京都)

京都高校教員交流会
京都高校教員交流会

2018年度

第1回京都高校教員交流会
テーマ 学習評価
概 要 関心の高い「学習評価」をテーマに、新学習指導要領実施に向け、教科や総合的な探究の時間等の学習評価のあり方や課題等について、話し合う。
講 師 大西 俊弘 氏(龍谷大学 理工学部 准教授)
日 時 2018年10月18日(木)18:00~20:00

※第1回京都高校教員交流会の詳細は、こちら

第2回京都高校教員交流会
概 要 各自、ご関心のあるテーマ、本会で交流したいテーマに関するご自身・自校の実践、他校の先行例、また、課題と感じておられること等について持ち寄っていただき、それをもとにグループワーク形式で交流する。
講 師 長谷川 豊 氏(京都府立大学 公共政策学部 准教授)
日 時 2019年2月26日(火)18:00~20:00

※第2回京都高校教員交流会の詳細は、こちら

2019年度

第3回京都高校教員交流会
テーマ 大学入学者選抜改革
概 要 いま多くの高校教員が関心を持っている「大学入学者選抜改革」(2021年度入学者選抜に係る入試改革)に焦点をあて、昨年秋に文部科学省より通知された「平成33年度大学入学者選抜実施要綱の見直しに係る予告」を題材に、大学入学共通テスト導入や調査書の様式変更に向けた各校の取り組み状況等を話し合う。さらに大学教員も加わり情報交換・交流する。
講 師 大西 俊弘 氏(龍谷大学 理工学部 教授)
日 時 2019年9月12日(木)18:00~20:00

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第4回京都高校教員交流会
テーマ 理数探究の開講を想定した探究テーマ候補の交換会
概 要 理数探究の探究テーマを軸に授業づくりや教材開発、またそれらの評価等について、話し合い、交流する。
2020年の学習指導要領改訂では、「将来、学術研究を通じた知の創出をもたらすことのできる創造性豊かな人材育成」を目指し、「理数探求」の科目が新設された。この新たな科目を実施するにあたり、高校現場からは、探求テーマの選定や指導体制の整備などの課題に悩む声もあり、その対応が求められている。数理、特に数学の探求テーマの選定で悩む高校の多くは、何故それが難しいのか系統立てて整理できていないのではないか。また、探究の質を高める観点において、探求テーマ選定そのものを研究・評価するとともに一緒に検討できる教員仲間が不足している現状もある。すでに先行して施行された探究テーマの実践事例報告や、SSHをはじめとする探究活動の個人探求課題からもヒントが得られる可能性があるのではないか。
今回は、現状の課題を共有するとともに、高校教員と大学教員が協働し、これらの課題解決のヒントを探り、数学探究の意味を考える。
講 師 塩瀬 隆之 氏(京都大学 総合博物館 准教授)
京都大学理学研究科数学専攻大学院生
長瀬 睦裕 氏(京都府立嵯峨野高等学校 教諭)
日 時 2019年11月7日(木)18:00~20:00

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第5回京都高校教員交流会
テーマ 課題発見スキルを身に付ける授業体験および意見交換の集い
概 要 探究学習や総合学習における課題発見力を身につけるための問いづくり授業体験と、参加者同士の交流をする。
学習者みずからが問いをもち、その問いを他者と学び合いながら掘り下げられる学び場を設計ならびに実践するためのスキルとマインドの獲得は、高校生と大学生にとって重要ではないか。また、わたしたち教員自身にとっても、課題発見のための新しい学び方を学び、理解し、そして活用できるようになることが重要ではないか。
そこで、グループワーク形式で交流しながら、探究学習や総合学習における課題発見力の涵養を目指す。
講 師 佐藤 賢一 氏(京都産業大学 生命科学部 教授/NPO法人ハテナソン共創ラボ 代表理事)
日 時 2020年2月1日(土)13:30~16:30

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2020年度

京都高校教員交流会 緊急特別企画(オンライン プレ企画)
テーマ 休校措置に伴う新入生のモチベーションと学習動機に関わるオンライン情報交換会
概 要 新型コロナウイルス感染症拡大防止のための休校措置に伴い、生徒の学習動機の低下が危惧される。特に新入生は、数回程度の登校後、休校またはオンライン授業への転換となり、友達や先輩との人間関係が構築できずモチベーション維持の困難が予想される。学力面や生活面など課題は数多くあるが、今回は、新入生に対する配慮が重要とし、モチベーション維持やメンタル面への対応について特化した交流の場とする。
また、Zoomミーティングの利用を通して、オンライン交流を体験する機会とする。
司 会 塩瀬 隆之 氏(京都大学 総合博物館 准教授)
講 師 杉浦  健 氏(近畿大学 教職教育部 教授)
山本 恵果 氏(米国CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ/システム・コーチ)
日 時 2020年5月14日(木)18:00~20:00

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第6回京都高校教員交流会
テーマ オンラインを活用したアクティブ・ラーニングの実践
概 要 新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い、オンライン授業を開始した学校もありますが、双方向型の遠隔授業を行っている学校は少ないだろう。新学習指導要領で導入を推奨しているアクティブ・ラーニング(以下、「AL」という。)をオンライン授業で実現するのは難しく、その手法の開発が望まれている。
そこで、限られたICT環境の中で、オンラインを活用して、知識を一方的に伝達するだけではなくALを実現する方法を共有する。さらに、オンラインのALだからこそ身につく学力と、対面のALだからこそ身につく学力の違いを整理し、目的に合わせてオンライン授業と対面授業を使い分けるヒントを探る。
コーディネーター 細尾 萌子 氏(立命館大学 文学部 准教授)
講 師 東 一郎 氏(京都市立銅駝美術工芸高等学校 主幹教諭)
日 時 2020年8月6日(木)18:00~20:00

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第7回京都高校教員交流会
テーマ 課題発見のスキルとマインドを身に付ける授業を体験し、自らの授業への活用を考える
概 要 生徒や学生にとって、みずから問いをもち、その問いを他者と学び合いながら掘り下げる学びを実践するスキルとマインドを獲得することは重要ではないか。わたしたち教員自身にとっても、課題発見のための新しい学び方を学び、理解し、そして活用できるようになることが重要ではないか。
そこで、体験ワークショップやレクチャー、そして個人及びグループワーク形式での各種ワークを通して、各教科や探究/総合学習などにおける課題発見力の涵養のあり方を掘り下げる。
コーディネーター 佐藤 賢一氏(京都産業大学 生命科学部 教授/NPO法人ハテナソン共創ラボ 代表理事)
日 時 2020年10月10日(土)13:00~16:00

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第8回京都高校教員交流会
テーマ 2020年度の教育実践の振り返り-よりよい高大連携・接続に向けて-
概 要 2020年度、このコロナ禍における1年間の総括として、高校現場で実践できたこと、実践できなかったことを、参加者間の交流・対話を通して、ともに振り返る。自らの教育実践の到達点や課題を振り返り、より多様な実践や考えに触れて、次年度へのモチベーションにつなげてもらう。様々な分野をテーマに据え、参加者には、希望するテーマの分科会(ブレイクアウトセッション)に分かれて交流いただく。
分科会 1.学習者主体の問いづくりと対話による教科・探究の学び
コーディネーター:佐藤 賢一 氏(京都産業大学 生命科学部 教授)

2.高校における3観点評価のあり方
コーディネーター:細尾 萌子 氏(立命館大学 文学部 准教授)

3.大学入試改革への対応
コーディネーター:長谷川 豊 氏(京都府立大学 公共政策学部 准教授)
         山本以和子 氏(京都工芸繊維大学 工芸科学部 教授)

4.生徒・学生主体の高大連携のあり方
コーディネーター:鮫島 輝美 氏(京都光華女子大学 健康科学部 准教授)
         杉岡 秀紀 氏(福知山公立大学 地域経営学部 准教授)

司会進行 玉井 鉄宗 氏(龍谷大学 農学部 講師)
日 時 2021年2月3日(水)18:00~20:00

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2021年度

第9回京都高校教員交流会
テーマ 第10回・第11回京都高校教員交流会の企画を考える
概 要 京都高校教員交流会は、今年で4年目を迎える。高大連携として「発展期」を迎えるいま、高校と大学の輪を広げるため、高校・大学が共に考え、つながり、企画を創出していきたい。
そこで、今年度本交流会の企画について高校教員と大学教員によるざっくばらんな交流・意見交換を通して、高校教員に企画立案にコミットしてもらう。
コーディネーター 佐藤 賢一 氏(京都産業大学 生命科学部 教授)
オブザーバー 滋野 哲秀 氏(龍谷大学 文学部 教授)
細尾 萌子 氏(立命館大学 文学部 准教授)
日 時 2021年5月29日(土)14:00~16:00

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第10回京都高校教員交流会
テーマ 学習者主体の問いづくりを組み込んだ学習プログラムの設計と実践
概 要 昨今よりよい学びのあり方を求めて、アクティブ・ラーニング、主体的・対話的で深い学び、そして探究や総合といった用語、概念が提示され、その具体的なあり方が模索されている。
今回は、学習者主体の問いづくり基礎編として、QFT(Question Formulation Technique)などの問いづくりメソッド体験ワークショップを通して、「よりよい学びのあり方」について、参加者同士による問いづくりと対話の機会とする。QFTの各プロセスやファシリテーションがもつ学習効果についてのメタ分析などを行い、自校の組織開発や授業実践に利活用するための具体的イメージやアクションプランを手に入れてほしい。
講 師 佐藤 賢一 氏(京都産業大学 生命科学部 教授/NPO法人ハテナソン共創ラボ代表理事)
日 時 2021年8月29日(日)13:30~16:00

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第11回京都高校教員交流会
テーマ 総合的な探究の時間を軸にした「高校魅力化」とは
-総合的な探究の時間のカリキュラムをどのようにつくればよいのか―
概 要 動き出した「総合的な探究の時間」を高等学校の3年間でどのようにデザインすればよいのか。「総合的な探究の時間」の取り組みの事例報告をもとに、新たなものを生み出したい、作り直したいなど、さまざまな悩みを抱える教員同士で課題を共有し、「総合的な探究の時間」「高校の魅力化」「学校が学習する組織になるためには」などについて意見交換・交流する。
コーディネーター 滋野 哲秀 氏(龍谷大学 文学部 教授)
事例報告者 阪本 和則 氏(京都府立桃山高等学校 教諭)
日 時 2021年10月16日(土)13:30~16:30

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第12回京都高校教員交流会
テーマ 2021年度の教育実践の振り返り
~よりよい高大連携・接続に向けて~
概 要 1年間の教育現場での実践を振り返り、自身・自校の到達点・課題から、いま何を求めているのか、他者・他校と何を共有したいのか、本交流会への問いは何か。
今後の自身・自校への教育実践の改善に向けて期待していることを共有し、意見交換・交流を通して、次年度へのモチベーションにつなげる。
コーディネーター 佐藤 賢一 氏(京都産業大学 生命科学部 教授)
滋野 哲秀 氏(龍谷大学 文学部 教授)
日 時 2022年2月1日(火)18:00~20:00

※第12回京都高校教員交流会は、こちら

お問い合わせ先

公益財団法人大学コンソーシアム京都 教育開発事業部 高大連携事業担当
電話:075-353-9153 FAX:075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜 9:00~17:00(年末年始を除く)

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