2013年度

開催概要

ワークショップとは「工房」のこと。「同業他社の仲間(他大学職員)」とワイワイガヤガヤと議論する中で、レクチャーでは得られない新たな発見、深い気づき、さらには、人的交流ネットワークまでもが生まれます!身軽な服装、気軽な心でお越しください!

SDワークショップ2013

会 場
キャンパスプラザ京都
主 催
公益財団法人 大学コンソーシアム京都
参加費用
大学コンソーシアム京都加盟大学:1,000円(1回あたり)
非加盟大学:2,000円(資料代、軽食飲物代として企画当日に申し受けます。)

産学協働教育 ~産と学が育てる未来の「人財」~

経済産業省では、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」である「社会人基礎力」の提唱をはじめ、学生が社会・産業界で活躍するために必要な学びを、産業界と大学等が協働して提供する取り組みの支援を行ってきました。
本ワークショップでは、各大学における課題や事例を共有しながら産学協働教育における学生支援や、社会・産業界から見た大学職員に期待するものについて考える機会にしたいと思います。

日 時
2013年7月6日(土)13:00 ~17:00
話題提供
児玉 桂子 氏(近畿経済産業局 地域経済部 産業人材政策課長)

職場活性化 ~世代間コミュニケーション~

様々な世代の職員が働く職場で、お互いの考えを伝えあうことの難しさは、いつの時代にも変わらないのかもしれません。しかし近年、勤務の効率化が優先されるあまり、世代間のコミュニケーションが希薄になっているのでは、と思われる事例が多いのではないでしょうか。
このワークショップでは、世代間コミュニケーション、立場の違う方とのコミュニケーションについて、各大学における課題と事例を共有し、個々の職員が生き生きと勤務できる職場環境作りについて考える機会にしたいと思います。

日 時
2013年7月20日(土)13:00 ~17:00
話題提供
川内 享 氏(京都大学 情報部長)

大学職員と高等教育政策 ~高等教育政策の読み方~

高等教育政策は、国(文部科学省)だけが作るものではなく、大学関係者からの意見はもとより、グローバル化の要請や産業界をはじめとする多様なニーズなど、様々な要素を踏まえて作り上げられるものです。その意味で、国の各種の高等教育政策は、各大学の将来を考える上でのヒントが詰まった宝箱とも言えるでしょう。
とは言え、宝箱に入っているのは、あくまでも「ヒント」に過ぎません。本ワークショップでは、大学職員が、高等教育政策に含意されている様々な「ヒント」を読み解き、それぞれの大学運営に生かしていくことができるよう、一緒に考えていきたいと思います。

日 時
2013年11月9日(土)13:00 ~17:00
話題提供
白井 俊 氏(文部科学省 高等教育局 大学振興課 課長補佐)

グローバル化と大学職員 ~大学の国際化と大学職員(事務)の語学力(英語を中心として)~

大学は、組織や政策の規模は異なるにせよ、国際化政策やその指標(例:派遣留学生数、受入留学生数、協定校数、国際交流プログラム、海外拠点など)を目標に国際化を推進しています。しかし、その重要な役割を果たす大学職員(事務)の語学力については、まだ十分に検討されているとは言えません。
大学は、グローバル化した社会に学生を送り出す教育機関として、学生が最も身近に接する社会人である大学職員(事務)の語学力について、その方針やマネジメントのあり方を検討する時期に来ています。
そこで、このワークショップでは、大学職員(事務)の語学力のレベルや、育成(採用、人事等)のあり方について意見交換を行い、大学の国際化を牽引し、学生のキャリアモデルとなるグローバルリーダーとしての大学職員(事務)像について考える機会とします。

日 時
2013年12月21日(土)13:00 ~17:00
話題提供
津守 淨子 氏(龍谷大学 国際部事務部長)

実施報告

産学協働教育 ~産と学が育てる未来の「人財」~

さる7月6日(土)、近畿経済産業局 地域経済部 産業人材政策課長  児玉 桂子氏を話題提供者にお迎えして、「大学コンソーシアム京都SDワークショップ2013」の第1回企画として「産学協働教育」ワークショップを開催し、様々な大学から合計11名の方にご参加いただきました。

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ワークショップでは、アイスブレイク(自己紹介)の後、『わが国産業界の課題と若者育成への期待』をテーマに、産業人材を取り巻く環境や、若者育成の現状と課題、経済産業省、近畿経済産業局の若者育成への取組等について話題提供していただきました。話題提供に引き続き、参加者全員で質疑応答や意見交換を行いました。その後、2つのグループに分かれてさらに議論を深めて、それぞれ発表を行いました。

参加者からは、「他大学の方や近経局の方とお会いする機会が今までなかったので、とても楽しくお話を聞くことができました」「講師の児玉様が積極的に意見交換に参加してくださり、参加者の意識がとても高かったので、大変意義深いワークショップになった」「活発な意見交換ができ、人数も適切であった」などの意見が寄せられました。

職場活性化 ~世代間コミュニケーション~

さる7月20日(土)、京都大学 情報部長 川内 享氏を話題提供者にお迎えして、「大学コンソーシアム京都SDワークショップ2013」の第2回企画として「職場活性化」ワークショップを開催し、様々な大学から合計7名の方にご参加いただきました。

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ワークショップでは、アイスブレイク(自己紹介)の後、『世代間コミュニケーション』をテーマに、各年代(若手、中堅、現在)でのコミュニティの変化や、京大の研修や評価制度について話題提供していただきました。話題提供に引き続き、参加者全員で質疑応答や意見交換を行いました。その後、3つのグループに分かれて、3回(20分ごとにお題とグループ変更)のワールドカフェを行いました。最後に参加者全員で円になって、『今日の気づき』を1人ずつ発表しました。

参加者からは、「人数が少ないかと思ったが、実際に始めてみると、沢山話すこと、聞くことができたし、ちょうど良い人数だったと思う」「コミュニケーションをとっても、様々な視点で多くの課題が見えてくるものだなと感じた」「自分の考えを整理でき、人の考えを知ることができた」などの意見が寄せられました。

大学職員と高等教育政策 ~高等教育政策の読み方~

さる11月9日(土)、昨年度に引き続き文部科学省 高等教育局 大学振興課 課長補佐 白井 俊 氏を話題提供者にお迎えして、「大学コンソーシアム京都SDワークショップ2013」の第3回企画として「大学職員と高等教育政策」ワークショップを開催し、様々な大学から20名の方にご参加いただきました。

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ワークショップでは、アイスブレイク(自己紹介)の後、『高等教育政策の読み方』をテーマに、昨年末政権交代後の教育についての変更点や最近の主な動き、文部科学省の取り組みについて話題提供していただきました。話題提供に引き続き、参加者全員で質疑応答や意見交換を行いました。その後3つのグループに分かれて、問題を抱えている架空の大学の再生プランについてグループワークを行い、それぞれ発表を行いました。更に、4つのミッションが追加され、グループワークの内容を深めて発表を行いました。グループごとに趣向がこらされた発表となりました。

参加者からは、「読み方はもちろんですが、今、どういう波がきているのか知れて良かったです。」「高等教育政策の動向が学べて良かった」「グループワークの時間が十分に確保されて、楽しく情報交換できました。」などの意見が寄せられました。

グローバル化と大学職員 ~大学の国際化と大学職員(事務)の語学力(英語を中心として)~

さる12月21日 龍谷大学国際部事務部長 津守 淨子氏を話題提供者にお迎えし、SDワークショップを開催し、加盟大学職員を中心に、7大学・団体より11名の参加がありました。

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参加者全員による課題認識の紹介(アイスブレイク)に続き、話題提供では、津守氏より経済産業省「国際化指標2010」の内容解説とヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR: Common European Framework of Reference for Languages )や日本英語検定協会CAN-DOリストなど、言語運用能力を「読む・書く・話す・聞く」の4技能にわけた客観的能力指標の紹介があり、大学職場での適用可能性や必要なレベル等について意見を交わしました。

続くグループディスカッションでは、「大学の国際化を全学的に浸透させるには」「日本語を第1言語とする職員に求められる英語運用能力とは」「どのような研修制度が必要か」などのテーマを選択し、3つのグループで意見交換を行いました。

さらに、個人ワークで、①大学の国際化政策、②国際人材マネジメント、③採用・育成・異動方針、研修制度、④国際化認知度向上に必要なこと、などについて考察し、各々から発表を行いました。

グループディスカッション、個人ワークの発表では、「研修には、組織全体の底上げと意識改革のための基礎的研修と専門的力量養成のための高度な研修の双方が必要」「語学能力だけでなく、留学生や外国人教員等の文化的背景や言葉によるコミュニケーションギャップに配慮した対応が求められる」「組織の国際化推進には、外国人の学生・教職員の受入れ増加が重要」「組織の意識改革のため大学トップ層自ら積極的に外国語で発信する文化を創る」「将来の国際業務専門組織の解体を狙って全部局に専門人材やその候補を配属させる」等々、現場の経験に根差したユニークな意見・アイデアが出され、参加者全員で大いに刺激を受けました。

このような情報交換をきっかけに、ぜひ今後とも、国際業務に携わる大学職員として、繋がりを大切にしていきたいとの声も複数聞かれ充実したワークショップとなりました。

お問い合わせ先

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 SD事業 担当
TEL 075-353-9163 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※営業時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

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