2011年度

開催概要

メインテーマ

テーマ_2011

2000年代も10年を過ぎ、21世紀の社会はどのようにイメージされ、形成されていくのか。その問いに一人ひとりが答えていこうとしていた矢先、東日本大震災が起こりました。いま日本は大地震と津波という未曽有の自然災害と、それが引き起こした原発事故という大きな試練に直面しています。あの3.11を境にして、社会の未来を見つめる私たちの眼差しは大きく変わらざるを得なくなったのです。
こうした中にあって大学や大学コンソーシアムにこれから求められる役割とは一体どのようなものでしょうか。従来のように高等教育や科学技術研究を持続的に推進し、発展させていくこと。加えて、人間の幸福をこれまで以上に増進する世界を実現するための共通善を模索していくことが大きな課題となると思われます。人類の未来に科学の進歩をいかに調和させていくか、あるいは、新たな思想や社会制度、社会技術をいかに開発・提案していくか。こうした問題は、いま大学が主体的に担う大きなミッションとなりつつあります。地域社会とそれを支える行政、企業、そして国を超えた市民との関わりを通して、大学は種々の課題に答えを見出していかなければなりません。
第8回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラムは、このような時代認識のもとに、「地域新時代における大学の社会貢献」をテーマとして開催いたします。大学と社会の新たな関係、また未来への展望・挑戦について語り学びあえる場を提供してまいります。

第8回 全国大学コンソーシアム研究交流フォーラム

日 時
2011年9月10日(土)11:00~19:10 基調講演・シンポジウム・分科会・ポスターセッション等
2011年9月10日(土)19:25~20:55 情報交換会
2011年9月11日(日)10:00~12:00 分科会
会 場
熊本学園大学
対 象
大学・短期大学の教職員
主 催
全国大学コンソーシアム協議会
共 催
高等教育コンソーシアム熊本
内 容

第8回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラム 概要 【詳細はこちらから】

 

<1日目>11:00~17:10

 
時間
内容
挨拶
13:00~13:20
主催者挨拶
八田 英二 氏(全国大学コンソーシアム協議会代表幹事、公益財団法人 大学コンソーシアム京都 理事長、同志社大学長)
開催地挨拶
谷口  功 氏(高等教育コンソーシアム熊本会長、熊本大学長)
岡本 悳也 氏(熊本学園大学長)
来賓挨拶
蒲島 郁夫 氏(熊本県知事)
基調講演
13:20~14:00
テーマ:大学発の地場企業として65年‐経緯と現状‐
講演者:船津 昭信 氏(一般財団法人 化学及血清療法研究所理事長)
シンポジウム
14:00~15:40
シンポジスト:幸山 政史 氏(熊本市長)
シンポジスト:潮谷 義子 氏(長崎国際大学長 前熊本県知事)
シンポジスト:船津 昭信 氏(一般財団法人化学及血清療法研究所理事長)
コーディネーター:谷口  功 氏(高等教育コンソーシアム熊本会長、熊本大学長)
高等教育報告
15:50~16:10
樋口 聰 氏(文部科学省 高等教育局 大学振興課 大学改革推進室長)
総会
16:10~16:25
全国大学コンソーシアム協議会運営委員会報告(決算報告、会費徴収など)
ポスターセッション
16:25~17:10
コアタイム
※ポスターセッションは、11:00~17:10にて実施

<1日目>17:10~19:10

 
【第1分科会プログラム】
地域を支える学生の力(高等教育コンソーシアム熊本) 
17:10~17:40 テーマ:学生運営を中心とした中小企業魅力発見と発信~学生の学生による学生のための中小企業魅力発信事業「リンカーンプロジェクト」~
報告者:難波 祐美 氏・リンカーンプロジェクト発表学生 (南大阪地域大学コンソーシアム)
17:40~18:10 テーマ:地域で活躍する留学生事例の報告
報告者:太神みどり 氏(大学コンソーシアムおおいた事務局長代理)
18:10~18:40 テーマ:コンソーシアム熊本の地域連携の取り組み
報告者:石原 義光 氏(高等教育コンソーシアム熊本、熊本保健科学大学事務局長)・発表学生
18:40~19:10 討論及びコーディネーターによるまとめ
コーディネーター 上野 眞也 氏(熊本大学学長特別補佐・教授、高等教育コンソーシアム熊本企画・運営委員長)
 
【第2分科会プログラム】
大学コンソーシアムサテライトキャンパスの活用(ネットワーク大学コンソーシアム岐阜) 
17:10~17:20 趣旨説明
17:20~17:50 テーマ:地域生涯学習拠点と大学コンソーシアムのあり方
報告者:木村 光伸 氏(大学コンソーシアムせと協議会長 、名古屋学院大学教授・リハビリテーション学部長)
17:50~18:20 テーマ:活動拠点カレッジプラザ及び秋田大学分校を活用した秋田県内大学等による教育資源提供活動の報告
報告者:藤井 和明 氏(大学コンソーシアムあきた事務局長、秋田大学地域創生課長)
18:20~18:40 テーマ:岐阜駅サテライト教室を活用した事業展開と課題
報告者:加藤 直樹 氏(ネットワーク大学コンソーシアム岐阜幹事長、岐阜大学教授)
18:40~19:10 意見交換及びコーディネーターによるまとめ
コーディネーター 加藤 直樹 氏(ネットワーク大学コンソーシアム岐阜幹事長、岐阜大学教授)
 
【第3分科会プログラム】
コンソーシアムの組織運営(大学コンソーシアム石川)
17:10~17:20 趣旨説明
17:20~17:50 テーマ:全国の大学コンソーシアム組織の現状と課題
報告者:田中 邦明 氏(キャンパス・コンソーシアム函館運営会議座長、北海道教育大学函館校教授)
17:50~18:20 テーマ:さがまちコンソーシアムの組織運営の現状と課題
報告者:古矢 鉄矢 氏(相模原・町田大学地域コンソーシアム理事、北里大学学長補佐)
18:30~19:10 討論・まとめ
コーディネーター 古畑 徹 氏(大学コンソーシアム石川教務学生専門部会長、金沢大学副共通教育機構長・ 教授)

<2日目>10:00~12:00

 
【第4分科会プログラム】
 大学間連携によって進めるFD・SDの実効化(教育ネットワーク中国)
10:00~10:30 テーマ:広島地域を中心としたFD/SD研修会の取り組み
報告者:矢田部順二 氏 (教育ネットワーク中国研修委員会委員、広島修道大学教授・教務部長 )
10:30~11:00 テーマ:夜間開催とテレビ会議システム活用による連携FD・SDの試み
報告者:青野 透 氏(金沢大学大学教育開発・支援センター教育支援システム研究部門教授 )
11:00~11:30 テーマ:九州地域におけるFD・SDを推進するネットワークづくり
報告者:田中 岳 氏(九州大学教育改革企画支援室准教授、九州地域大学教育改善FD・SDネットワーク(Q-Links) )
11:30~12:00 討論
コーディネーター 市川 太一 氏(教育ネットワーク中国代表理事、広島修道大学学長)
 
【第5分科会プログラム】
環境政策と地域貢献(学術・文化・産業ネットワーク多摩) 
10:00~10:10 趣旨説明
10:10~11:00 テーマ:「廃棄物の有価値化によるゴミの削減 」
報告者:鎌田 健司 氏((株)環境総合研究会代表取締役、環境等貢献部会部会長 )
11:05~11:55 テーマ:「自動販売機の新たな可能性について」
報告者:鎌田 健司 氏((株)環境総合研究会代表取締役、環境等貢献部会部会長 )
11:55~12:00 コーディネーターによるまとめ
コーディネーター 錦織 達也 氏((社)学術・文化・産業ネットワーク多摩事務局長・常務理事 )
 
【第6分科会プログラム】
eラーニングの可能性(大学コンソーシアム京都) 
10:00~10:05 趣旨説明
10:10~10:40 テーマ:全学的eラーニング展開 ―これまでの取り組みと今後の展開―(仮題)
報告者:宇佐川毅 氏(熊本大学大学院自然科学研究科教授・学長特別補佐(情報化担当))
10:40~11:10 テーマ:eラーニングシステムの共有化とコンソーシアム内での構築について(仮題)
報告者:阿部 一晴 氏(京都光華女子大学情報教育センター長・准教授 )
11:10~11:40 テーマ:学認を活用した地域連携に向けて
報告者:中村 素典 氏(国立情報学研究所学術ネットワーク研究開発センター )
11:40~12:00 まとめ
コーディネーター 渡邉 康晴 氏(明治国際医療大学 医療情報学講師)

実施報告

さて、2011年9月10日(土)から11日(日)にかけて、熊本学園大学にて開催いたしました第8回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラムは、全国から総勢366名のご参加をいただき無事終了することができました。

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本協議会設立の趣旨は、大学コンソーシアム相互の情報・研究の交流であり、皆様方の多くのご参加と活発な情報交換が大きな成功につながります。このたびは、各コンソーシアムから数多くのご参加とご協力をいただき、誠にありがとうございました。

お問い合わせ先

全国大学コンソーシアム協議会 事務局(大学コンソーシアム京都内)
TEL 075-353-9100 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)

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