2015年度

事業概要

高等教育の発展に資するべく、各大学コンソーシアムの取り組みや研究成果等の情報交換を実施しています。

開催概要

テーマ
大学に求められる役割と大学コンソーシアムの新たな展開
コミュニティ形成と地方創生時代における大学コンソーシアム
日 程
2015年9月12日(土)13:00~20:00(ポスターセッションは12:00~18:00)
2015年9月13日(日)9:30~11:30
会 場
金沢工業大学 扇が丘キャンパス
共 催
全国大学コンソーシアム協議会
一般社団法人大学コンソーシアム石川
内 容
第12回 全国大学コンソーシアム研究交流フォーラム リーフレット 【詳細はこちらから】

基調講演:「地方創生と大学の果たす役割」
     増田 寛也氏(東京大学公共政策大学院 客員教授)
シンポジウム:「大学に求められる役割と大学コンソーシアムの新たな展開
        コミュニティ形成と地方創生時代における大学コンソーシアム」
     山野 之義氏(金沢市 市長)
     今井 光規氏(摂南大学 学長)
     富野 暉一郎氏(一般社団法人京都府北部地域・大学連携機構 代表理事)
     林  勇二郎氏(北陸先端科学技術大学院大学 監事)
     柴田 正良氏(金沢大学 理事(教育担当) 副学長)

<1日目>

時間 内容
13:00~13:20 挨拶
13:20~14:20 基調講演
15:30~18:00 シンポジウム
18:00~18:15 会場移動および情報交換会受付
18:15~20:00 情報交換会
ポスターセッションは12:00~18:00

<2日目>

時間 内容
9:30~11:30 分科会(第1分科会~第6分科会)
大会趣旨
 人間は、自然と共生しながら集団で生活する社会を形成し、公共と文化を育んでいます。知的好奇心とモノづくりの欲求は、科学で得られた知見の技術への応用を定型化し、大学等の高等教育にあっては、このような科学・技術の推進と人材の育成を重要な使命としています。しかし、人類は今や、自然環境と社会環境の両面において、また、グローバル化に伴う様々な問題に直面しています。国内的には、少子高齢化や人口減少、企業の海外移転が生じており、地域格差の拡大による地方の限界問題は深刻です。
 このような状況にあって、我が国は人類や国家が直面する課題に対応しつつ、持続的な発展に向けた科学技術の革新と有為な人材を育成、さらには地域のコミュニティの再生が喫緊です。大学における人材育成の教育、知を創生する研究、および社会貢献の使命は不易ではあるが、グローバル人材の育成、研究における持続可能性の追求、地域の拠点である、COC、COIは時代の流行と言えます。
 平成16年に始まる国公私大の法人化の流れは、競争と協調を進めることで自らの存在理由を確認し、“社会のための大学”に応えています。大学コンソーシアムは協調の一環にあるが、大学のあり方が大きく変化する中で、コンソーシアムにも新たな展開が求められています。
 その転換の一つの大きなポイントは、大学が地域との協働教育を通してコミュニティ形成に一定程度以上の役割を果たすことであろう。少子高齢化と地域の過疎化が劇的に進行しつつあるわが国において、地域コミュニティの崩壊を防ぎ、若者の流出を食い止める有効な手立ての一つは、もちろん、大学群が主体となる高等教育機関の地域での「踏ん張り」に求められます。今回、「コミュニティ形成」と「地方創生」を副題に入れさせて頂いた所以です。
 回を重ね、再びこの北陸の地で開催されることになった、今回の全国大学コンソーシアム研究交流フォーラムにおいて、大学コンソーシアムの新たな発展につながる道をみなさんと模索したい。

実施報告

 去る9月12日(土)、13日(日)の2日間にわたり、金沢工業大学(石川県野々市市)において、「大学に求められる役割と大学コンソーシアムの新たな展開」をメインテーマとし、第12回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラムを開催いたしました。

 大学のあり方が大きく変化する中で大学コンソーシアムにも新たな展開が求められているなか、大学が地域との協働教育を通してコミュニティ形成に果たす役割や、地域コミュニティの崩壊を防ぐための高等教育機関の地方創生の活動に着目し、コンソーシアムの新たな発展につながる道を考察しようと、全国各地の高等教育機関・行政等から310名の方々にご参加いただきました。

 1日目の基調講演では、「地方創生と大学の果たす役割」をテーマに、東京大学公共政策大学院 客員教授の増田寛也氏をお迎えし、様々な視点から、地域で大きな役割を果たす大学が今後どのような地方創生を行っていくべきかを講演いただきました。

▽基調講演者 増田寛也氏
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▽基調講演の様子
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また、シンポジウムでは、行政、大学教員、地域・大学連携機構の立場から、「地域創生と地域コミュニティの役割」「地域連携のなかで大学に求められる役割」「京都における大学共同教育推進事業の推進と今後の展開」「地域型社会と大学」という4つの話題を提供いただき、その後ディスカッションを行い、活発な議論が繰り広げられました。
 並行して行われたポスターセッションは大盛況で、各コンソーシアム組織の取り組みについて参加者から多くの質問や感想が出され、出展者と参加者とが積極的に交流する場面が見られました。

▽シンポジウムディスカッションの様子
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▽ポスターセッション(出展21団体)
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2日目の分科会では、「地域活性や地域サービスの担い手となる人材の育成」や「自治体や地域と連携した留学生受入れ環境整備にむけて」等、大学やコンソーシアムをめぐる様々なテーマを扱った6分科会を実施し、実践事例報告や参加者との意見交換等を展開しました。

▽分科会(全6分科会)
 ワークショップの様子
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▽事例報告の様子
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 なお、次回第13回のフォーラムは2016年9月に広島にて開催予定です。詳細は決定次第、大学コンソーシアム京都のホームページにてご案内予定です。
ぜひご参加いただきますよう、ご検討ください。

「第12回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラム」【リーフレットはこちらから】

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