事業概要
高等教育の発展に資するべく、各大学コンソーシアムの取り組みや研究成果等の情報交換を実施しています。
開催概要
テーマ
大学コンソーシアムが紡ぐ持続可能な地域社会づくり
~アフターコロナ時代を見据えた新たな価値の創造を目指して~
大会趣旨
現在、大学をはじめとしたそれぞれの高等教育機関は、研究や若者の教育・人材の輩出に留まらず、イノベーションを創出する「知の拠点」や地域文化の担い手など様々な役割を果たしている。
一方、少子高齢社会、地球環境問題、新型コロナウィルス感染症、デジタル社会へのシフトなど、山積する課題に対応し、持続可能な社会をつくるには、高等教育機関単体のみならず、高等教育機関相互や行政・産業界など様々な主体と連携し、地域を巻き込んだ交流があって、初めて実現できるものと考えられる。
そこで今回のフォーラムは、今後の持続可能な地域社会づくりのため、大学コンソーシアムが関与してきた様々な連携の形を考察するとともに、アフターコロナ時代を見据え、新たな価値の創造を目指した今後の大学コンソーシアムの姿を展望することを目的として開催する。
日程
2023年9月2日(土)13:30〜19:30、9月3日(日)10:00〜12:00
会場
常葉大学 静岡草薙キャンパス
(静岡市駿河区弥生町6−1) ※JR 草薙駅北口から徒歩約4分
参加費
参 加 費(一般)4,000円 /(学生)無料
情報交換会(一般)4,000円 /(学生)2,000円
※報告集希望者は別途1,000円要
共催
全国大学コンソーシアム協議会、ふじのくに地域・大学コンソーシアム
後援
文部科学省、一般社団法人国立大学協会、一般社団法人公立大学協会、一般社団法人日本私立大学連盟、
日本私立大学協会、全国公立短期大学協会、日本私立短期大学協会、全国知事会、朝日新聞社、毎日新聞社、
読売新聞社、日本経済新聞社、一般社団法人共同通信社、静岡県、静岡市、静岡県市長会、静岡県町村会、
静岡新聞社・静岡放送、中日新聞東海本社
内容
1日目 <9月2日(土)>
基調講演、シンポジウム、文教行政報告、ポスターセッション、情報交換会など
2日目 <9月3日(日)>
分科会(全4分科会)など
◆詳細はこちらをご覧ください。
第20回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラム リーフレット
第20回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラム 特設サイト
スケジュール
<1日目:9月2日(土)2階 A201>
開会・挨拶 ⏰13:30-13:50 |
黒坂 光 氏(全国大学コンソーシアム協議会 代表幹事)
日詰 一幸 氏(静岡大学学長・ふじのくに地域・大学コンソーシアム理事長)
出野 勉 氏(静岡県副知事)
|
基調講演 ⏰13:50-14:50 |
日本の大地・静岡の大地 ~大規模自然災害と高等教育機関の危機管理~
尾池 和夫 氏(静岡県立大学学長・ふじのくに地域・大学コンソーシアム副理事長) <概要>
本年は1923 年 9 月 1 日に発生した関東大震災から 100 年の節目に当たります。 近い将来必ず起こると言われている「南海トラフ巨大地震」を始めとする大規模自然災害等に対しては、静岡県内だけではなく、全国の各高等教育機関においても、危機管理や防災対策が必要となります。講演では、主に地球科学や地震学の観点から、発生し得る自然災害等のリスクと、今後行っていくべき対策について考察します。さらに、人為的な災害も含めた 危機管理全般に対する、高等教育機関のガバナンスのあり方等についても、参加者の皆さんとともに考えてみたいと思います。 |
休憩 ⏰14:50-15:00 |
シンポジウム ⏰15:00-16:30 |
「持続可能な地域社会づくりに向けた大学コンソーシアムへの期待」
コーディネーター
ふじのくに地域・大学コンソーシアム 日詰一幸 理事長 (静岡大学学長) シンポジスト 出野 勉 氏 (静岡県副知事) 酒井 公夫 氏 (静岡鉄道株式会社 代表取締役会長) 池上 重弘 氏 (静岡県教育委員会教育長) <概 要> 本シンポジウムでは、ふじのくに地域・大学コンソーシアムの取り組み事例を踏まえつつ、大学コンソーシアムが紡ぐ持続可能な地域社会づくりについて、本県の産学官それぞれの視点から意見を述べ、討論を行います。 |
文教行政報告 ⏰17:15-17:45 |
高等教育政策の動向について
山田 研市 氏(文部科学省 高等教育局大学教育・入試課課長補佐)
|
閉会挨拶 ⏰17:45-17:50
|
黒坂 光 氏(全国大学コンソーシアム協議会 代表幹事)
|
<1日目:9月2日(土) 1階ナレッジスクエア>
ポスターセッション ⏰12:00-17:15 |
ポスターセッションでは、全国のコンソーシアム組織の先進的な事例や活動状況を紹介します。実践的な取組みや色々な情報を収集いただく場として、ご活用ください。 ・コアタイム…16:30-17:15 |
<1日目:9月2日(土) 1階グラン・テーブル>
情報交換会 ⏰18:00-19:30 |
情報交換会では、立食形式で飲食しながら、全国から参加いただいたコンソーシアム関係者と情報交換ができます。静岡の地域食材を利用したお食事で皆様をおもてなししたいと思いますので、ぜひご参加ください。 |
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
<2日目:9月3日(日)>
会場 | 分科会 ⏰10:00-12:00 |
2階A210 |
第1分科会 「障害学生支援と大学間連携」 障害のある学生に対する修学支援(合理的配慮等)は、各大学等で取り組むべき課題となっています。一方で、大学等の規模や取り組みの実績などによって、情報やノウハウ等の蓄積には濃淡があるため、大学間連携を通じて相互に補完していく取り組みを進めることには、大きな意義があるといえます。本分科会では、いくつかの地域における大学間連携の事例などを共有し、大学間連携を通じて障害学生支援を促進させるための取り組み等について検討したいと考えています。 |
3階A308 |
第2分科会 「『地方創生』に産官学連携はどのような役割が期待できるか」 地方創生は一言でいえば、現場を知らない霞ヶ関版まちづくり。案の定、補助金ばらまきで効果はありませんでした。国をあてにせず、自前の地方創生策をいち早く実行した自治体が実績をあげています。そのような自治体では、産官学連携がどう機能しているのか、またすべきなのかを議論します。 |
3階A309 |
第3分科会 「大学と多様な主体との連携による災害への取組を考える」 昨今、地球温暖化等の影響による自然災害が増加し、とりわけ南海トラフ地震とそれに伴う津波の発生が危惧されています。発災前の備え、発災後の「学びの継続」や「教育の質」の確保、復興に向けた取組などには、大学単独のみならず、他大学や行政、産業界、地域社会など多様な主体との情報共有や相互支援が必要となることから、本分科会ではこれらの事例を参照しつつ、大学コンソーシアムが紡ぐ今後の大学の防災対策について考察します。 |
3階A310 |
第4分科会 「ウィズ/アフターコロナ時代の学生ボランティア活動」 全国各地の大学コンソーシアムでは、地域やそのコンソーシアムの特色を生かしながら、学生の成長と学びの機会創出、また活動成果の還元のために様々なボランティア活動が進められています。 |
※一部登壇者が変更になりました。
第1日目(9/2)昼食のご案内
第1日目(9/2)の昼食として、事前にお申込みいただいた方にお弁当をご用意いたします。希望される場合は、フォーラムお申込時に同フォームから併せてお申込みをお願いいたします。
※代金(税込1,000円・お茶付き)は、フォーラムの代金とは別に、当日お支払いいただきます。
※会場の最寄り駅である草薙駅周辺には、あまり飲食店はございません。お弁当をご希望されない場合は、昼食は静岡駅周辺で済ませてからお越しください。
※当日は、会場内の食堂・コンビニエンスストアは営業しておりません。(食堂への飲食物の持ち込みは可能です。)
お申込みについて
第20回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラムに参加をご希望の方はこちらからお申し込みください。
2023年6月21日(水)10:00 ~ 8月10日(木)
※支払締切 8月18日(金)24:00まで※お申込み期間が延長になりました。
※お申込期間は終了いたしました。
ステップ1 WEBからお申し込み
上記「お申込み」ボタンからメールアドレスを登録してください。登録したメールアドレスに送信される「参加申込フォーム」URLにアクセスし、画面の案内に従い入力の上、「申込完了メール」を受信してください。
ステップ2 代金のお支払い
ステップ1 の申込手続き完了後、郵送にて登録情報宛に払込票(請求書)が届きます。コンビニエンスストアで参加費等の代金を期日内にお支払いください。
※お支払いいただく代金については、印刷費、Webシステム運営費、通信費等、諸準備に使用いたします。いかなる理由があっても返金等には応じられませんので、予めご了承ください。
※取扱可能なコンビニエンスストアは同封している払込票(請求書)の裏面をご覧ください。
※銀行・ゆうちょ銀行などの金融機関ではお支払いができません。
※ステップ1 の申込手続きと代金の支払いが完了していない方は参加できません。
代金のお支払い:8月18日(金)24:00まで
ステップ3 参加案内メールの受信
申込が完了したら(代金支払い完了後)、登録したメールアドレスに送信される「参加証」を受信してください。
8月29日(火)を過ぎてもメールが届かない場合は、協議会事務局までお問い合わせ下さい。
ステップ4 フォーラム当日
フォーラム当日、「参加証」(印刷したもの、または携帯電話の受信画面)を受付で提示してください。
注意事項
※お使いのブラウザのcookieを「有効」に設定していない場合、お申込みできない場合があります。
※「参加申込フォーム」通知メールが届かない場合は、メールアドレスの誤入力等の可能性がございます。お手数ですが「メールアドレス確認フォーム」にて、再入力・再送信してください。
※申込手続き完了後は分科会の変更ができませんのでご注意ください。
※申込手続が完了していない方は参加できません。
※基調講演者、シンポジスト、コーディネーター、分科会報告者の方は申込不要です。
実施報告
全国大学コンソーシアム研究交流フォーラムは、高等教育の発展に資するべく、各大学コンソーシアムの取り組みや研究成果等の情報交換を目的とし、今年で20回目を迎えました。
記念すべき第20回フォーラムは、公益社団法人ふじのくに地域・大学コンソーシアムと共催で「大学コンソーシアムが紡ぐ持続可能な地域社会づくり~アフターコロナ時代を見据えた新たな価値の創造を目指して~」をメインテーマに常葉大学静岡草薙キャンパスで開催され、初めての静岡県での実施となりました。
全国から234名の大学教職員や教育関係者等が参加し、基調講演やシンポジウム、分科会における事例報告や意見交換を通じて、あらためて「各大学コンソーシアム」の在り方について考究する情報交換の場となりました。
▼ 常葉大学 静岡草薙キャンパス | |
【9月2日(土)】
▼ 全国大学コンソーシアム協議会 黒坂 光 代表幹事の挨拶 |
▼静岡大学学長、 |
▼静岡県副知事 出野 勉 氏の挨拶 |
▼会場の様子 |
基調講演では、「日本の大地・静岡の大地 ~大規模自然災害と高等教育機関の危機管理~」をテーマに、静岡県立大学学長であり、ふじのくに地域・大学コンソーシアム副理事長の尾池 和夫 氏をお迎えし、ご講演いただきました。
▼ 基調講演者 尾池 和夫 氏 | ▼ 基調講演の様子 |
シンポジウムでは、産官学の立場から、「持続可能な地域社会づくりに向けた大学コンソーシアムへの期待」をテーマに登壇者が発表を行い、その後のディスカッションでは活発な議論が繰り広げられました。
≪コーディネーター≫
日詰 一幸 氏(静岡大学学長、ふじのくに地域・大学コンソーシアム理事長)
≪シンポジスト
出野 勉 氏 (静岡県副知事)
酒井 公夫 氏 (静岡鉄道株式会社 代表取締役会長)
池上 重弘 氏 (静岡県教育委員会教育長)
▼ シンポジウムの様子 | |
文教行政報告では、文部科学省 高等教育局大学教育・入試課課長補佐の山田 研市 氏をお迎えし、「高等教育政策の動向について」ご報告いただきました。
▼ 文教行政報告者 山田 研市 氏 |
全国のコンソーシアム、行政、企業から18団体が集まったポスターセッションでは、それぞれの取り組みについて参加者から多くの質問や感想が出され、出展者と参加者とが積極的に交流する場面が見られました。
情報交換会では、コロナ禍を経て4年ぶりに飲食を交えての交流が行われ、参加者からは対面開催ならではのコミュニケーションを取ることができたとの声が聞かれました。
▼ 情報交換会の様子 | |
【9月3日(日)】
フォーラム2日目の分科会では、大学やコンソーシアムをめぐる様々なテーマを扱った4分科会を実施し、実践事例報告や参加者との意見交換等を展開しました。
▼ 第1分科会 (大学コンソーシアム京都) |
▼ 第2分科会 (学術・文化・産業ネットワーク多摩) |
▼ 第3分科会 (ふじのくに地域・大学コンソーシアム) |
▼ 第4分科会 (大学コンソーシアム大阪) |
本協議会設立の趣旨は、大学コンソーシアム相互の情報・研究の交流であり、皆様方の多くのご参加と活発な情報交換が大きな成功につながります。
このたびは、教職員の方はもちろん、各コンソーシアムから数多くのご参加とご協力をいただき、誠にありがとうございました。
なお、次回第21回のフォーラムは、大学コンソーシアム京都と共催で、2024年9月に京都市内にて開催予定です。
詳細は決定次第、大学コンソーシアム京都のホームページにてご案内予定です。
ぜひともご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
お問い合わせ先
全国大学コンソーシアム協議会事務局(大学コンソーシアム京都内)
TEL 075-353-9100 FAX 075-353-9101
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※受付時間:火~土曜 9:00~17:00(年末年始を除く)