ブックタイトル学生のまち京都推進計画

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学生のまち京都推進計画

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学生のまち京都推進計画

公益財団法人 大学コンソーシアム京都 理事長 赤松 徹眞京都は,市内を中心に数多くの大学・短期大学が集積し,人口147万人の約1割に当たる14万人の学生が学ぶ「大学のまち・学生のまち」です。その都市特性をいかすため,京都市と大学を中心とした産学公の連携により,平成6(1994)年に全国で初めての大学間連携組織である「京都・大学センター」として発足しました。現在は20年が経過し,50の大学・短期大学に加え,地方自治体・経済団体も参画する全国最大のコンソーシアム組織に発展いたしました。高等教育の情勢では,18歳人口の長期的な減少や,グローバル化などを背景に知識基盤の形成に大学が果たすべき使命や大学の質向上,地域の核となる大学機能の構築が喫緊の課題となっており,大学を取り巻く環境は流動しております。一方,京都では,前計画の推進期5年間の状況をみても,大学生の総数については,横ばいであり,地元の入学者に比べて全国各地からの入学者数が相対的に多い状況です。また,留学生数も例年,増加傾向にあります。このことは,「大学のまち・学生のまち」京都が全国的・世界的に,注目されていることを示していると考えられます。また,大学コンソーシアム京都でも平成26(2014)年度より新ステージを迎え,①京都地域における大学間連携事業の推進,②加盟大学・短期大学の教育の質向上の追求支援,③「大学都市」京都,地域の発展と活性化への貢献をすべく,大学振興に取り組んでまいります。引き続き,この京都が「歴史」,「伝統」,「文化」,「芸術」,「ものづくり」,「観光」,「環境」などの観点とともに,大学の「知」や学生さんの「知性」,「情熱」を結集した「大学のまち・学生のまち」としても輝きを放ち続けるべく,京都市と本財団加盟大学・短期大学が一丸となり,産業界,地域が本当の意味でオール京都一体となって,「京都に,大学があってよかった」「京都に,学生さんがいてよかった」と言われるように取り組んでまいります。結びに,本計画策定に御尽力を賜りました「大学のまち京都・学生のまち京都推進会議」及び計画策定専門部会の委員の皆様をはじめ,関係団体の皆様,市民の皆様に心から厚く御礼申し上げます。平成26年3月