取組名称
大学コンソーシアム八王子学生発表会
取組の概要
年1回開催される卒業研究、ゼミにおける取組み等の研究成果等を発表する場です。口頭・ポスター・展示発表のいずれかの形式で、人文・社会・理工・芸術系等の幅広い分野の成果が個人またはグループで発表されています。加えて、行政(八王子市長)、地域産業(業界団体等)に、成果等を活した地域活性化を提案する部門もあります。要旨集は、ISSN-L 2435-8215に登録され、学びの成果を地域内外に広く公開しています。
取組の目的
大学コンソーシアム八王子に加盟する大学・短大・高専で学ぶ学生が一堂に会し、自らの学びの成果(研究成果)を論理的に説明し、日頃の学びを深めることにあります。さらに、本発表会を通じて、学びの成果を市民・企業・行政をはじめ、内外に広く公開することで、八王子市や周辺エリア及び大学コンソーシアム八王子加盟団体の発展に寄与することにあります。
実施成果
2001年に前身団体により22件の発表で開始され、2023年度は300件を超えました。学術団体・協会等の学術集会とは異なり、幅広い学問領域の発表が行われるだけではなく、聴講者からのコメントの発表者へのフィードバック、発表者相互による質問の実施など、異分野の発表に理解を深める取組みを実施してきました。また、地域活性化を提案する部門の成果の一部は、本組織の助成金制度または、行政により実現化しています。
今後の展望
「学生のコミュニケーションとプレゼンテーション能力の向上」と「大学等と産業界・地域との更なる交流を図る産学公民連携の機会」としての評価を行い、市民や企業の参画を促す方策の実施を想定しています。グローバル化に対応した英語による発表機会の創設など、発表件数の増加と発表レベル向上を図ることで、研究・調査レベルの向上を図り、「高等教育の充実」と「まるごとキャンパス八王子」の実現を目指します。