取組名称
復興大学(復興大学部会)
取組の概要
東日本大震災からの復興の学びや伝承教育、防災減災、地震のメカニズムなどを講座やワークショップを通じて学び、復興のリーダーとなる担い手育成のための「復興人材育成教育」、被災地の教育の復興を担う、現職教員向けの震災復興・防災教育に関わる研修会等により行う「防災教育人材育成事業(旧 教育復興支援)」、大学シーズを活用した地域づくり・地域産業支援・地場産業支援を行う「地域復興支援事業(旧 企業支援ワンストップサービス)」、復旧・復興の最前線で支援する学生ボランティアの拠点となる「災害ボランティアステーション」、以上4つの事業を柱に、多様な活動を展開しています。
取組の目的
東日本大震災後、復興の担い手となる青年に対して大学などの高等教育機関ができることを考え、行政と学術機関で連携し、東北の復興、地域活性化に寄与することを目指してきました。
震災復興期である10年を終えた今も、地域の課題は山積しており、復興教育や地域ボランティア活動等は継続支援の必要があります、この事業では引き続き、持続的な地域運営に資する人材育成と、学術活動により地域貢献を果たすことを目的としていきます。
実施成果
講座やワークショップ、各種ボランティアに多くの学生が参加し、震災復興につながる学びや活動を経験しました。被災地企業への訪問も積極的に行い、地域や企業課題について大学や行政、支援機関とのマッチングをはかってきました。ボランティアの協力体制も整備しハブステーションを設け、全国各地の大学からボランティアを受け入れました。
今後の展望
これまでの4事業をベースに、各事業を担ってきた大学で引き続き事業に取り組んでいきます。また、震災復興に資する活動だけでなく、地震災害や気候変動による自然災害、またコロナ禍による感染症の災害等、常に災害と向き合う社会環境に対応しながら、事業を展開していきます。