開催日時
2024.
開催場所
1日目(9月7日)  
京都市立芸術大学
2日目(9月8日)  
キャンパスプラザ京都
主 催
全国大学コンソーシアム協議会
共 催
大学コンソーシアム京都 / 京都市立芸術大学
後 援
文部科学省 / 一般社団法人国立大学協会 / 一般社団法人公立大学協会 / 一般社団法人日本私立大学連盟 / 日本私立大学協会 / 全国公立短期大学協会 / 日本私立短期大学協会 / 全国知事会 / 朝日新聞社 / 毎日新聞社 / 読売新聞社 / 日本経済新聞社 / 一般社団法人共同通信社 / 京都府 / 京都市 / 京都新聞

大会趣旨

「2040 年に向けた高等教育のグランドデザイン」の推進やポストコロナ時代を見据えた教育及び施策の展開などにより、高等教育は新たなフェーズに移行しました。これからの高等教育には、我が国の成長・ 発展を牽引する役割が求められています。
さらに、地方創生・地域活性化の文脈からは、大学コンソーシアム等の取組に対して、地域や産業界との共創的な活動等の幅広い観点での貢献を期待する声が、これまで以上に高まっています。
このような中、今、京都においては、令和5(2023)年3月の文化庁移転、同年10月の京都市立芸術大学の京都駅東部エリアへの移転などを契機として、文化・芸術を基軸とした大学・地域・産業界との連携を促進する機運が高まっています。
今回のフォーラムでは、大学間連携組織として大学コンソーシアムが果たすべき役割について改めて考えるとともに、それぞれの地域や魅力を活かした、多様で柔軟な学びの取り組みについて意見を交換します。

スケジュール

プログラム

開会(13:00~13:15)
小原 克博
同志社大学学長(公益財団法人大学コンソーシアム京都理事長)
松井 孝治
京都市長
西脇 隆俊
京都府知事
基調講演①
(13:45~14:35)
テーマ
地域が持つ資源を活かした、
新たな時代の高等教育のあり方
~文化・芸術を基軸とした京都における交流・連携~

グローバル化の急速な進行に伴って、「地域特有」とされる文化や芸術の保全が困難になったといわれています。その要因のひとつとして、文化芸術に触れる機会が少なくなっていることが挙げられます。また、地域に根差した文化や芸術に対する住民の理解が反映されてこなかったことも指摘できます。そこで、地域の文化や芸術の資源の高等教育への活用、また有形、無形文化そのものの継承に焦点を当てたいと思います。この文化表象の継承、転用などによって、地域が内外との交流を深め、連携も図られます。本講演会で、地域住民によって文化が継承されていく仕組みを理解し、文化が共同体の遺産として認識され価値を付与されていき高等教育の現場で展開される重要性について、理解を深めましょう。


講演者
ウスビ・サコ京都精華大学 情報館長

マリ共和国生まれ。 1991年来日、1999年京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。専門は空間人類学。京都精華大学人文学部教員、学部長を経て2018年4月同大学学長に就任(~2022年3月)。京都精華大学大学院デザイン研究科教授。2025年日本国際博覧会協会副会長・理事・シニアアドバイザー兼任他。

基調講演②
(14:40~15:30)
テーマ
高等教育の動向を踏まえた、
これからの文化政策と大学間・地域間連携について

人口減少及び過疎化は、社会の弱体化を招くだけでなく、高等教育、文化財保護及び地域コミュニティのいずれにとっても死活に関わる重要な課題です。
現代を生きる我々の責務として、過去から受け継がれた大切な遺産を次の世代に受け渡すとともに、その次の世代もさらに次の世代に受け渡すように教育しなければなりません。その際、地域には歴史とストーリーがあり、高等教育には教育及び研究に関するリソースがあり、文化にはそれらを媒介して新たな価値を生み出せる手段と可能性があります。以上の点について、単体で行える範囲は限られている中、高等教育と文化政策と地域が連携してコミュニティの活性化に繋げられる方策を探っていきます。


講演者
今泉 柔剛文化庁 審議官

東京大学卒業後、文部省に入省。以降、主に高等教育(大学設置、大学改革、国立大学支援等)、初等中等教育(教員制度改革、生徒指導、国際教育等)、スポーツ(ラグビーW杯、オリパラ大会等)に従事。
途中、海外(在トルコ日本国大使館、OECD代表部参事官)、地方(福岡県教育委員会高校教育課長)、独立行政法人(日本スポーツ振興センター理事)及び国立大学法人(東京大学理事)に出向。昨年8月より文化庁審議官に就任(現職)。

シンポジウム
(16:20~17:50)
テーマ
地域特性を活かした、大学コンソーシアムへの期待

京都がもつ地域の特性を活用した大学のあり方とまちの発展、高等教育及び大学コンソーシアムについて、それぞれの立場から意見交換及び討論を行い、それを全国の大学コンソーシアム活動へと展開します。


シンポジスト1
松原 洋子学校法人立命館 副総長

学校法人立命館理事・副総長、立命館大学副学長。1998年お茶の水女子大学大学院博士課程修了、博士(学術)。お茶の水女子大学文部教官助手、三菱化学生命科学研究所特別研究員を経て、2002年立命館大学産業社会学部教授に就任。2003年より立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。立命館大学人間科学研究所所長、立命館大学衣笠総合研究機構長を歴任後、2019年より現職。専門は科学史・生命倫理・科学技術社会論。

シンポジスト2
池坊 専好一般社団法人京都経済同友会 副代表幹事

華道家元池坊 次期家元
公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会 副会長・理事・シニアアドバイザー
京都経済同友会の「文化庁との共創特別委員会」委員長として、2023年3月の文化庁連携プラットフォームに対する「地域と共創する文化芸術立国の実現のために」の意見書、京都府・京都市への提言をとりまとめた。

シンポジスト3
三木 仁史ライフイズテック株式会社、元京都市大学政策部長

1987年大阪生まれ。2010年文部科学省入省。私学行政課、高等教育政策室、高校修学支援室などを経て、2021年7月から2023年3月まで京都市大学政策部長へ出向。出向時は、大学コンソーシアム京都と二人三脚で、学生のコロナワクチン接種機会の確保や学生の力を活かした京都ならではのまちづくりを進めた。文部科学省に帰任後、2024年4月に退職し、現在はライフイズテック株式会社で、イノベーション人材の育成に従事している。

コーディネーター
川野 祐二エリザベト音楽大学理事長・学長

1984年3月上智大学大学院博士前期課程修了(西洋中世史専攻)、同年4月よりエリザベト音楽大学で教鞭をとる。2010年4月より学長、2015年6月より理事長を兼務。2021年5月ベルギー王国より王冠勲章オフィシエ章受勲。

ポスターセッション
(12:00~16:30)
※コアタイム(15:30-16:20)

ポスターセッションでは、全国のコンソーシアム組織の先進的な事例や活動状況を紹介します。
実践的な取組みや色々な情報を収集いただく場として、ご活用ください。

情報交換会
(18:30~20:00)
場所 ホテルグランヴィア京都

立食形式で飲食しながら、全国から参加いただいたコンソーシアム関係者と情報交換ができます。
京都学生祭典オリジナル創作おどりをご覧いただくとともに、京都ならではのお食事で皆さまをおもてなししますので、ぜひご参加ください。

第1分科会 公益財団法人
大学コンソーシアム京都
テーマ
大学と世界遺産との連携による
PBL科目の開発とその運営

大学コンソーシアム京都の単位互換事業では、京都ならではの特色ある科目として、「京都世界遺産PBL科目」「京都ミュージアムPBL科目」が加盟大学から提供されています。今回、「京都世界遺産PBL科目」を取り上げ、科目の運営にご協力をいただいている教員や関係者の方々に科目開発の経緯や授業での取り組みなどについて紹介し、さらなる充実に必要な要素等について検討します。


報告者
森 清顕 北法相宗宗務長 清水寺 執事 教学部長
宗本 晋作 立命館大学理工学部建築都市デザイン学科 教授
豊島 拓 明日の京都 文化遺産プラットフォーム 事務局
コーディネーター
河合 孝一郎 大学コンソーシアム京都 教育事業部 副事務局長
第2分科会 一般社団法人
高等教育コンソーシアム宮崎
テーマ
これからの高校・大学の学びと成長の共創
―コンソーシアムで越える、新しい高大連携の探究―

本分科会では、大学コンソーシアムが、高大連携にどのように取り組んでいくとよいか探究することを目的とします。そのために、高校の探究学習における高大連携の取り組みや、高校で身につけた力を大学でさらに伸ばしていこうとする挑戦事例を報告してもらい、ヒントを得ます。高大連携を充実させるために取り組むべき課題を明らかにした上で、大学コンソーシアムができる、これからの時代に求められる高大連携は何か検討します。


報告者
猪股 秀一 宮崎県立宮崎大宮高等学校 主幹教諭
中村 怜詞 島根大学 大学教育センター 准教授
大野 真理子 東北大学高度教養教育・学生支援機構 講師
コーディネーター
中山 隆 宮崎大学 学び・学生支援機構 共創人材育成部門 副部門長
第3分科会 特定非営利活動法人
大学コンソーシアム大阪
テーマ
大学コンソーシアムによる広域単位互換の展開
―地域の特色を生かした質の高い学びの実現に向けて―

大学コンソーシアムでは、大学等が連携しながら、地域の特色を活かした教育プログラム等を提供することで高等教育の多様化に貢献していますが、従来の大学間連携をさらに発展させた「大学コンソーシアムの連携による単位互換」においては、各地域の教育資源を有効活用・共有し、学生に質の高い学びの機会を提供しています。
本分科会では、各コンソーシアムの取組を踏まえながら、新たな単位互換の在り方について参加者とともに考えます。


報告者
長内 克郎 キャンパス・コンソーシアム函館 事務局次長
山本 知成 公益社団法人ふじのくに地域・大学コンソーシアム 事務局長
長坂 康史 一般社団法人教育ネットワーク中国 代表理事、
広島工業大学 学長

西本 聡子 特定非営利活動法人大学コンソーシアム大阪 事務局長
※報告者が一部変更になりました。
コーディネーター
安孫子 勇一 近畿大学 経済学部 教授、
大学コンソーシアム大阪 大学間連携部会推進委員会 委員長
第4分科会 特定非営利活動法人
大学コンソーシアム大阪
テーマ
学生が描く学生ボランティアの未来図
―持続可能なボランティア活動を考える―

学生のボランティア活動は、地域社会との連携や学生の成長促進など、様々な面で重要な役割を果たしています。一方で活動の継続性や学生のモチベーションの維持等といった課題も存在します。本分科会は、ワールドカフェ形式による参加者間の対話を通じて、各コンソーシアムで活動する学生が抱える課題等を共有しながら、持続可能なボランティア活動の実現に向けて模索します。
※本分科会は、ボランティア学生による進行により行います。


司会
大学コンソーシアム大阪 学生ボランティアチームACT 学生メンバー

申込のご案内

申込期間

お申込みの受付は終了いたしました。
2024年6月25日(火)10:00 ~ 8月9日(金)24:00
※支払締切 8月16日(金)24:00まで

参加費

申込区分 参加費 情報交換会費 報告集 合計
参加のみ 一般 5,000円 5,000円
学生 0円 0円
参加
+情報交換会
一般 5,000円 4,000円 9,000円
学生 0円 2,000円 2,000円
参加+報告集 一般 5,000円 1,000円 6,000円
学生 0円 1,000円 1,000円
参加+情報交換会
+報告集
一般 5,000円 4,000円 1,000円 10,000円
学生 0円 2,000円 1,000円 3,000円

申 込

  • 申込URLから「メールアドレス確認フォーム」にアクセスし、メールアドレスを登録する。
  • 登録したメールアドレスに「参加申込フォーム」のURLが届く。
  • メールに記載されているURLにアクセスし、申込み手続きをする。
  • 申込完了後、「申込み完了メール」が届く。

※お使いのブラウザのcookieを「有効」に設定していない場合、お申込みできない場合があります。
※申込み完了メールが届かない場合は、協議会事務局までお問い合わせください。
※申込み完了後の変更は、一切受け付けられません。
※基調講演者、シンポジスト、コーディネーター、分科会報告者の方は申込み不要です。

参加費の支払

  • 申込み手続き完了後、支払い方法についてのメールが届く。
  • クレジットカードまたは最寄りのコンビニエンスストアで参加費を支払う。
    ※銀行・ゆうちょ銀行などの金融機関ではお支払いができませんのでご注意ください。

<参加費支払期限> 2024年8月16日(金)24:00まで
※申込み手続き・参加費支払いが完了していない方は参加できませんのでご注意ください。
※お支払いいただく参加費につきましては、印刷費、WEBシステム運営費、通信費など、諸準備に使用いたしますので、いかなる理由があっても返金等には応じられません。ご了承ください。報告集の代金をお支払いいただいている場合は、欠席された方にも後日送付いたします。

参加証の受領

参加費の支払いが完了したら、参加証がメールで届く。
※8月23日(金)になっても参加証(メール)が届かない場合は、協議会事務局までお問い合わせください。

当 日

参加証(メールまたはプリントアウト)を持参し、受付にて提示する。
※代理の方が参加される場合は、参加証(メール)を持参して、当日の受付にてお申し出ください。

【学生の方へ】9月8日(日)第4分科会のお申込みについて

ご参加を希望される方は、お手数ですが8月9日(金)までに下記の事務局までお問い合わせください。
※お申込みの受付は終了いたしました。
なお、基調講演等その他の参加申込については、お申込みボタンからお申込みください。

会場へのアクセス

京都市立芸術大学
地下鉄烏丸線・JR各線・近鉄京都線「京都」駅下車 徒歩6分
キャンパスプラザ京都
地下鉄烏丸線・JR各線・近鉄京都線「京都」駅下車 徒歩5分

連絡事項

ご参加にあたっての注意事項

<1日目・2日目共通>
・ご来場の際には、公共交通機関でお越しいただきますようお願いいたします。
・講演会場、分科会会場では、携帯電話・スマートフォン等の電源をお切りになるかマナーモードにするなど、音が出ないようにご配慮をお願いいたします。
・ゴミは各自でお持ち帰りいただきますようご協力の程よろしくお願いいたします。

<1日目 会場:京都市立芸術大学>
・ホール内での飲食はご遠慮ください。
・大学内に食堂、コンビニはございません。
・講演会場(堀場信吉記念ホール)は施設の性質上、電波が入りにくくなっておりますのであらかじめご了承ください。

宿泊場所の確保について

京都駅周辺は、宿泊場所の確保が困難な可能性があります。
京都駅からアクセスがよい場所での宿泊場所もお探しください。
例:四条駅(地下鉄京都駅より約3分)、山科駅(JR京都駅より約5分)、大津駅(JR京都駅より約10分)など

クールビズについて

本フォーラムでは、地球温暖化防止、省エネルギー対策等の一環として、クールビズ(ノージャケット、ノーネクタイ、半袖の着用など)を奨励しています。ご参加の際は、軽装でお越しいただければと存じます。
なお、冷房下に長時間座っていただく場合もございますので、その点には十分にご配慮くださいませ。 また、フォーラムスタッフもクールビズに取り組みますので、ご理解の程、お願い申し上げます。

お問い合わせ

全国大学コンソーシアム協議会
事務局

〒600-8216  京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
受付:火曜~土曜 9:00~17:00(年末年始を除く)

TEL 075-353-9100
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